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魔法少女たちと光のキセキ。

 ( リレー・合作小説 投稿城 )
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ルナ @miharu10 ★3DS=ftl9YyBnZZ

魔法少女、それは、魔法界に住む、魔女のタマゴ。
魔法界の平和を護り、人間界を護る義務ももつ、敢えていえば、「セイギのミカタ」だ。
この物語は、そんな魔法少女たちが、愛や友情を深め、魔法界のナゾを解き明かし、悪いやつらから魔法界と人間界を護るために奮闘する物語である。

〜本編〜
「今日は平和だねー。」
ホウキで、星が煌めく魔法界の空を飛びながら、魔法少女のひとりのルナは、隣のスズに話しかけていた。
「まぁ、今日はまだ何も起こっていないわね…。平和なのはいいことだけれど、こうしてボーッとしていると、平和ボケしてしまいそうね。…ん?」
スズが、下の方にある街を見つめ、動きを止めた。
「どうしたの?」
ルナも一緒になって止まる。

4年前 No.0
メモ2014/05/24 12:09 : ルナ @miharu10★WiiU-Bw3qs2ggIB

☆魔法少女たちと光のキセキ☆只今のキャラ設定


☆魔法少女たち

・ルナ

・スズ

・ミナミ

&#183;モノクローム

☆敵キャラ

・隼人(はやと)

・ダンテ

・マカ

・ジン


☆その他

・黒猫 動物なのになぜかしゃべる。

・メメ 謎の人物。影で魔法少女たちをサポートしてくれる立場らしい。

・ルヴィ ミナミの使い魔の一匹の、小型のケルベロス(頭が三つある、犬の姿の地獄の番犬)。主であるミナミをあまり敬う口調ではない

・フィノン モノクロームの使い魔。グリムである。(まだ会いはしない)


キャラクター増えてきたら、好きに項目とかキャラクターの名前とか書いていっちゃってくださいね!

ただいま参加者募集中です^^

切替: メイン記事(28) サブ記事 (78) ページ: 1


 
 

ワタル ★FwpDTCn0CE_EP8

これから始まる物語は、今より少し前の話。

魔法少女たちが魔法少女になる前の話。・・・普通の少女には戻れなくなる話。

ー学校にてー

眠い・・・。

脳が全く機能せず、睡魔の猛攻撃が始まる。下手するとこのまま意識を手放せばいいんじゃないかって思う。

よくアニメや漫画にある自分の中の天使と悪魔が言い争いをしているのがちらほら聞こえる。

「ルナっ、あともう少しだから・・・っ!」

無理。

口で言う前に頭の中にその言葉が浮かぶ。

親友のスズの頼みを聞かないのは、たぶん、このことだけだと思う。

「−先生がくるまで、あと3分あるから、その間に英語のプリントを終わらせるのよっ!」

そう、

勉強をやれという頼みだ。

「勉強なんて大嫌いー」

自分でも驚くような情けない声が出る。

「駄目っ、英語の先生はよくルナをあてるんだから。」

・・・残念だけど、否定できないな。

 英語の先生は私の席が前だろうが後ろだろうが、あてない日はない&英語の先生は校内イチ厳しい先生って言われてる。

泣く生徒もいたっけな。私は怖くないんだけど。

で、その先生が生徒に毎日のようにやらせる英語の予習プリント、私はエプってよんでるんだけど。

・・・それをやるのを私は今日忘れちゃったんだよおおおっ!

「うわっ!・・・もうルナ急に大声出さないでよ。」

あ。やばっ。声に出してたか。

「ごめんって〜。ね?」

本来ならほかの子のを写せばいいんだけど・・・、

そうしようとしたところをこの鬼教師スズに捕まったわけである。

スズにジト目で見られたけど、見なかったことにしよう。うん。

スズは鬼教師って思ったことがわかってたけど、それにはあえて触れず、代わりにこういった。

「だって、そうしないとルナの力にならないじゃない。」

そりゃ、そうだよ?分かってるけどさ・・・。今日だけだし、やらなかったのは・・。

「つべこべいわずにやるっ!」

「へーい・・・。」

その後、私は先生が教室に入ってくる数秒前にエプを終わらせたのだった。・・・もうちょっとスズの言うことを聞いてあげればよかったな。ありがとね、スズ。

私は口で言わず隣を規則的なリズムであるくスズを見た。考え事しているスズはいつも周りが見えなくなる。まあ・・・目が合っても恥ずかしかっただけだからいっか。

ー図書室にてー

この学校の図書室兼図書館は日本一本が多いらしい。スズに言わせるといいものだらけだけど、毎日本を読んでも読みきれないくらいの量だから、ちょっと残念だそうだ。

私はスズが読むようなジャンルも読むけど、冒険シリーズのほうがよく読んでる。

こう・・・、力がなかった人が物語の主人公になって世界を救うって言う物語。憧れる。

ありえない話だけど。サンタがいないってことや自分が超能力者じゃないってことは分かりきってるけど、どこかで魔法少女みたいになるのを期待している私がいる。

クラスメートにいったら笑われる話かもしれないけど。でも、いいんだ。スズはそういった私のこと、馬鹿にしなかったから。

借りる本が今貸し出し中ということを知った私は少し歩くのを早めてスズに帰ろうと声をかけた。

スズが「もうちょっと。」と本を読みながら言った。

・・・珍しいな、スズがそういうふうに言うなんて。

借りればいいじゃんっと言おうとしたとき、題名が書いているところの下に赤いシールが貼ってあるのが見えた。

貸し出し禁止の本の印だ。

何をスズは読んでるんだろう?横から覗き込んだ。書いてあったのはー

4年前 No.1

ルナ @miharu10 ★Wii=sZEAf2AMEA

スズが読んでいた本には、「魔法少女の歴史」と書いてあった。
題名だけ見ると、実に胡散臭いように思えるけれど、外観は深緑のカッコいいデザインのカバーに包まれ、何やら本物のような気がした。
それにしても、珍しいなぁ。スズが、こういうジャンルの本を読むなんて。
いや、スズは読書家だから、いろんなジャンルの本を平等に読んでいるんだけどね。広く浅くって感じかな?
すごい分厚い哲学書から、様々な難しさの小説、ラノベ、漫画の単行本…特に面白くなさそうな百科事典まで読んでる。本の虫である。
「スズ、それは何なの?」
「これ?これはね、魔法少女の歴史っていう本。フィクションだけどね、巷では最近流行っているらしくて。気になったから」
「ふーん…見ていい?」
「ええ、いいわよ。それにしても、ルナが読書に勤しむなんてね。天変地異の前触れかしら」
「むぅ…っ、スズ酷いよぉ!私だって本くらい読むもん!」
そう言い、ペラペラと本のページを捲るスズを、私は見つめていた。
と。いきなり、ページを捲るスズの手が止まった。
視線は、ページの一点に留まっている。
不思議に思い、身を乗り出して本を覗き込むと、銀色にエメラルドの宝石がはめられた鍵が、貼り付けられていた。

4年前 No.2

みなは ★iPhone=4LMMLLOthq

「これなあに?」
私は質問した。
「さぁ?」
そう言いながらスズは退出した。

私はスズが気になった。

そして私はスズを追いかけた。だがスズは消えた。

私はスズを探した。だが見つからない


探してから20分後、公園にて男の悲鳴が聞こえた。

4年前 No.3

ルナ @miharu10 ★3DS=ftl9YyBnZZ

「!!!」
スズを探して学校から飛び出し、外を徘徊していて、ここまで探しても見当たらないということから、何か不吉な考えが頭に浮かんだ矢先の出来事だったため、やはりスズの身に何かあったのかと思い、後ろに通り過ぎた公園のほうへ走り出した。

「…はぁっ、はぁっ」
息を切らしながら公園に飛び込んでくると、入口から入ってすぐに、倒れている男性を発見した。
血まみれだったり、目立つ傷などはなかったが、体中が泥とアザだらけで、服の裾のあちこちが破れていた。
私はとても驚き、ほぼ反射的に、彼のもとへ駆け寄った。
「ど、どうしたんですか!?」
その男性は、消え入るような微かな声で、言った。
「…ヤ、ヤツに、襲われた…」
「ヤツって…一体誰ですか!?」
「化け物のようなものが……僕を、僕を…『犯した』。」
「『犯した』…?でも、犯したということは、…このこととは違う気が…」
「…うぁ…、…ごめんね、…僕、もう…」
言いながら、彼は動かなくなった。
死んだわけではなさそうだけど、気絶したようだった。

4年前 No.4

ワタル ★FwpDTCn0CE_EP8

「良かった・・・。」

私は地面にぺたんと座り込んでしまった。

でも。

私はこの男性をどこかへ運べるだろうか・・・。

携帯は持ってない。

公園から見える普通の一軒家が見えた。

よし、あそこにいって事情を説明して電話を借りるんだ・・・!

私はまだ震えている手を握りながら、足を無理やり動かした。

その後、男性は救急車で運ばれた。

病院から近い地域だったらしく電話して5分くらいできた。

なんでも男性のような状況にあっている被害者がほかにいるらしい。

何が・・・おこってるの・・・?

答えは返ってこない。

自分で言う答えも返ってこない。

無理やり答えたとしても「分からない。」という答えしか返ってこない。

スズ

私は今まで考えなきゃいけないことを考えるのを止めていた。

スズ、

私の友達

それ以上の言葉では言い表せないような存在

走らなきゃ・・・・!

私はスズがどこに行ったのかも分からなかったけど、私もスズといったことがある場所を手当たり次第に探す。

そうすれば、きっと、どこかに。

不思議と震えはいつの間にかとまっていた。長く走ったはずなのに苦しくない。

40分くらい走った。

スズは家に帰ってきてないという。

すぐ近くの学校に行った。

忘れ物をしたと嘘をついて。

いなかった。

昔、初めていった個人店の雑貨屋も。

本屋も。

ショッピングモールも。

そこには

スズはいなかった。

クラスメートにあったが挨拶するきになれなかった。クラスメートが私の姿に目を丸くして驚いていた。

そんなの明日でも何とかなる。

でもスズは物騒な話、今日じゃないといけないきがする。

ココで言うのもなんだけど私の勘は9割がた当たる。

私はさっきの公園の目の前に立っていた。

立ち入り禁止とかかれたテープが張り巡らされている。

パトカーを止めて警察の人が話している。

人が20人以上も狭い道に集まっていた。

携帯で写真を撮っている。

「この現場にいたら面白いことになっていたのに。」

誰かがつぶやいた。

笑いが起こった。

何で・・・

何で笑ってるの・・・

私は人から駆け足で逃げた。

別の生き物としか思えなかった。

なんで?

何が面白いの・・・

私は疲れたので仕方なく足を止めた。

いつの間にかあたりが暗くなっていた。

部活ももう終わった時間だと思う。

私の影が伸びた。

ゆらゆらと

「・・・どうすればいいの?私は。」

誰かがきいていてほしいと思いながら私はつぶやいた。

少し時間がたって私の影が急に大きくなった。

誰かが上から見下ろしているのではないかと馬鹿みたいな話だけど思った。

ーいた。

ニコニコと楽しそうに笑う少年が。

私のことを見下ろしていた。

・・電線の上に立って。

私はありえないという言葉を飲み込んで近寄った。この人なら何か知っているかもしれない。

「君は図書館に行ったかい?」

親しげな少年の声が響く。

私は振り返った。さっき電線の上にいた人だ。いつのまに・・・。

「おっと、おどろいているね?僕の名前は伏せておくよ、いずれ知ることになるから。」

にこっと笑った。

私は思わず「どうしたらいいんですか!?」といいながら少年に近寄った。

少年は顔色を変えずにこういった。

「君は初めのことばをきいてなかったのか・・・、

 学校の図書館にいったのかい?君たちにとっては図書室かもしれないけど。あの図書館は・・今の時間が7時30分だから、あと2時間くらいはやってるよ。」

そうだ・・・学校にいったけど図書館にはいってない。

「ありがとう」

私がみたところにはー

すでに少年はいなかった。でも、かわりに

「いい結果を楽しみにしているよ。」という声がした。

 学校の図書館が見えた。

息が苦しい。水がほしい・・・。

学校はしまっていてもあの図書館には入り口が2つある。

なぜかスズと一緒に図書館で勉強したことを思い出していた。

スズ、

・・・無事でいてね。

4年前 No.5

ルナ @miharu10 ★3DS=ftl9YyBnZZ

走る、走る。日が沈んだ、暗い夜道を私は走る。
ここは、学校に続く、あるコンクリートの道路である。
昼間、あんなことがあったからか、ほぼ人通りはない。多分、各自で家に避難しているのだろう。
「…痛ッ」
足の裏に鈍い痛みを感じ、片足を上げて、履いていたローファーを手に持つ。
長く走り続けていたからだろう。
ローファーの茶色い生地は破れ、すり切れていた。足の裏からは、血が滲み出ている。
私は、それに少し驚いたが、ちょうど鞄に入っていた絆創膏を取り出し、血の出ているところに貼り、また走り出した。

懐中電灯の灯りだけが頼りの夜道の中、私は向こうのほうに見覚えのある門を発見した。
私たちが通う高等学校、「星宮高等学校」の校門だった。
幸い、軽く門は開いている。誰かが閉め忘れたのだろうか。
少し泥棒のような気分になったが、兎に角今はスズを助けなければ!その一心で、私は図書館の裏口へ向かった。

大きな木製のドアは、大きい「ギイィィィ…」という音を経て、開いた。
この音で、学校にいる先生などにバレないか心配だったが、私は図書館になんとか忍び込んだ。
図書館の様子は、昼間とは全く違っていた。
机や椅子、沢山の本などが散乱し、足の踏み場もないくらいだった。
その図書館の中心に、『彼女』はいた。
しかし、それは『彼女』とは信じがたいものだった。
そこにいたのは、角や、悪魔のような羽、大きな槍を持った、紅い髪を2つに纏めた、赤い瞳の少女だった。そう、これは悪魔そのものだろう。…でも、何処か『彼女』、スズの面影は残っていた。
「……あの」
私は、一度うつ向くと、もう一回顔を上げ、その悪魔に声をかけた。
「…貴女は、『スズ』ですか?」
もう既に、確定していることだった。彼女は、スズそのものだ。

4年前 No.6

ワタル ★FwpDTCn0CE_EP8

「・・・・。」

無言。私の問いに彼女は答えない。

「ねえ、スズ。私、心配したんだよ?」

私は一歩一歩スズに近づく。

「良かった、無事で・・・。」

スズは、さっきから私を見ている。燃えているような紅い目で。

「スズ・・・?」

私はまた一歩踏み出したとき、本につまづいて転んでしまった。

・・・痛い。

目に見えるたくさんの本が輪郭を持たなくなる。ゆらゆらと陽炎のようにゆれている。私をあざ笑っているかのようだ。

かっこ悪いと思って我慢しても涙が止まらない・・・。

スズ

目の前にいるのは確かなのに。

いつものスズだったら私が泣いてたら

「ちょっ!?何で泣いてるの・・・何かあったのルナ?」

っていってくれるはずだ。

それで、私を優しく、まるでお母さんのように抱きしめてくれる。

でも・・・今のスズは私のことを命など持たない精巧な人形のような目で見つめ返してくるだけだった。

今のスズに見える私の姿は滑稽なのかな。

醜いのかな・・・。

昔、本で読んだことがある。人間は喜怒哀楽をもつ優れた生き物だけど、感情を自ら放棄してしまったら、

人形のようになると。自分より下だと思っている人間の声は聞こえないと、聞こえても体が動かないって。

私がいくら呼びかけても相手をしてもらえないのは一目瞭然だった。

「はは・・ははは・・・・。」

私は自然に自分を自分で嗤っていた。私はお化け屋敷のお化けのようなあしどりでスズの目の前に立った。

スズはさっきから1度も動いていなかった。今も動かない。

コレは性質の悪い夢だ。

この夢が覚めたら・・・私は現実じみた夢だったなといってすべてが終わるんだ。

私はスズに手を差し伸べた。

「一緒に・・・かえろ?」

スズの首がゆっくりと動いた。

私の手を見つめている。

スズは私の手を見た後、確かに私を見た。

「うんっ、かえろ。ルナ。」

スズがいつもの表情で私の名前をよんだかと思うと

ー私のことを突き飛ばした。

嘲笑いながら。

私はスズを見つめながらゆっくりとおちていく。

そんな高さではないはずなのにいつまでも私はおちていく。

・・・人間、驚きすぎると感覚まで失うのか・・・。

私はおちていく中、自分の後ろを見る。

床が湾曲し底なし沼のように見える。

様々な種類の本が浮遊している。

私はスズに向かって手を伸ばす。スズが私から遠のいていくスピードが速まる。

偶然、落ちてきた本と私の指があたる。本は私の手からすりぬけた。本に手を伸ばそうとしてもつかめなかった。

さっきまでなかった割れた鏡がわたしをうつしていた。

私と誰か分からない泣いている女の子がうつっていた。

「助けて・・・。」

私と女の子は同時にその言の葉をつぶやいた。でも、誰かに届くはずがなかった。

その女の子は叫びながらまるで消しゴムで消されているかのように消えていく。

「全く君には呆れたよ。」

私の意識が急に鈍器で殴られたかのように覚醒した。

少しめまいがする。

「大丈夫かい?」

私は誰かに抱っこされているということを今更気づいた。見上げると、そこにはー

電線の上にのっていた少年がいた。

猫のような目が私を見ていた。半ば、苛立っているかのようだ。

「よいしょっと」

少年は私を立たせようとした。床がないと思った私は立つことを拒んだ。少年が「よく見てごらん。」と溜め息混じりにいった。

床が存在していた。床にはぶちまかれた本が散乱している。ということは、ここはー

さっきの図書館だ・・・。


4年前 No.7

スズ ★iPhone=4LMMLLOthq

その図書館には妙な殺気が感じた。
「これは一体・・・?」

「殺人事件があったのだよ」

「へっ!?」

あまりにも急展開で目眩がした。そして遺体の場所まで案内された。
見知らぬ男性の遺体だった。

「誰が犯人なんだろう?」

「スズが犯人だ」

少年はあっさりと答えた。
私は信じられなかった。あんな優しいスズが犯人なはずがない。

「公園で男性が襲わた事件も覚えてるよね?」

「ええ」

「あれも彼女の仕業だ」

「嘘だ」

「嘘じゃない。あの男性は『化け物の仕業』と言ってたよね?」

たしかに少年の発言に矛盾がなかった。スズには妖怪変化という特殊魔法がクラメートの中で唯一使えたから。

「なんでスズがそんなことを?」

「禁断魔法だ。おそらく彼女は禁断魔法を狙ってるのだろう」

禁断魔法。私にとって聞いたことない名刺だった。

「禁断魔法とは何でしょうか?」

少年は私の質問を無視して

「次に僕の命を狙ってくるだろう、そして最終的に君の命を・・・」

私は竦み上がった。少年から地図が渡された。

「◯×△大学に行け。そこにはキミの力になってくれる魔法少女がいる。」

彼はそういいながら去っていった。


ー翌朝ー

あるアパートの前で騒ついてた。そこには立ち入り禁止とかかれたテープが張り巡らされている。

まさか!?

「何があったのですか?」
私は警察に聞いてみた。

「殺人事件だよ。可哀想に若い少年が亡くなったのだよ。」

「まさか、その少年って?」

「この子だよ。」

写真を呈示してくれた。あの少年だった・・・・

スズ、なんでそんなことを。いや、スズがそんなことするはずない。絶対に・・・

4年前 No.8

ワタル ★FwpDTCn0CE_EP8

私は何か言いかけていた警察の人の声を無視して、走り出した。

警察の人がそんな私に目を丸くしているのが、ふりかえらなくても手に取るかのように分かる。

・・・走らなきゃ。

私はまだ痛む足を、いつもよりはやく動かした。

足の痛みが踏み出したときに増えるたび、私の感情までも踏み潰されているような気がした。

・・・ああ、言葉が見つからない。

背中にナイフが当てられていたらこんなかんじなのかな。

よく物語の主人公が仲間の危機を救うため超能力を発揮する場面があるけど

私には何もできそうになかった。

超能力すら手元にない。

そうだよね、

その設定はすべて嘘なんだから。

でも

・・・少年のためにも、私が助かるためにも

スズを助ける、助けるためには。

○△×大学へ行くんだ。魔法少女に頼むんだ。「たすけて」って。

不思議と涙は出なかった。私は冷酷な生き物だ。でも・・・

私はこの世界で息をしているのが苦しくなってきた。

私はこんなに怖いのに、周りの人は何であんなにも平気なかおをしているのだろう。

笑わないでよ・・・

ねえ、何で人があんなにも楽しそうに見えるの

ねえ、

何でその幸せを崩したいと思うの

私はこんなに苦しいのに、居場所もないのに・・・、

「・・・楽しそうなかおしないでよッ!」

私は叫んだ。

周りの人が私を見世物を見るかのような目で見る。

子連れの親は、「あのお姉ちゃんは頭がおかしいのよ。」と早口で子供に言い聞かせて私がいる場所を駆け足で通り抜けた。

私を親の敵を見るような目でにらみながら。

・・・そうだった。

人間そんなもんだった。ナニを思い描いていたのだろう。

いじめを黙秘するのも、やるのも、やられるのも、

すべて同じ人間だ。全く変わらない生き物だ。

非常識が連鎖するのが・・・、この世界だ。

ー○△×大学の中にてー

ここに魔法少女がいる。

大学にいるだけで、その魔法少女は大学生ではなく私の年に近いらしい。避難してきたのだろうか?

先輩か

その言葉の響きだけ懐かしく愛おしくさえも思えた。

学校でのことが、思い出そうとはしなくても次々と思い出される。

私は、その思い出を振り切るために頭を軽く殴った。

少年に渡されていた写真に写る魔法少女は苦労せずともすぐに見つかった。

美術科にいて、髪やかおのところどころに絵の具がついていた。

「あ・・・あの。」

私と同じくらいの年に見える少女は私を軽く見てから、また、キャンバスに向かいこういった。

「ミナミ。」

凛とした声だった。

初め、少女が何を言ったのかわからなかった私はしばらく黙っていた。

私がその言葉の意味を理解したとき少女がまたいった。

「私の名前はミナミ。」

私の名前は・・・といいかけたときに、急に私は、このミナミという人が私が探していた人で、私を魔法少女だと分かっているのかが心配になった。・・・でも、

今はこの人しか私を助けてくれるような人はいないんだっ!

「私の名前はルナですっ!よろしくおねがいします。」

自己紹介のような口調になってしまった。今更後悔しても遅い。

少女が一瞬面食らったようなかおをしていたが、私を見て苦笑した。

「敬語じゃなくていいよ。私のことはミナミってよんで。

 宜しくね、ルナ。」

一応、いっとく。

私たちのほかにも人はいた。

周りの人が「ミナミが喋ったっ!」というようなことをいいながらどよめいていた。

良かった・・・。興味をもってくれたのは確かだ。

4年前 No.9

スズ ★iPhone=4LMMLLOthq

私はミナミと暫くお話をした。そして今までのことを話した・・・

「ふーん。スズさんが犯人かどうかわからないわ。」

何も有力な情報を聞くことができなかった。しかし・・・

「あなた命狙われてるのでしょ?この薬飲んでみない?」

薬と説明書を渡された。

「この薬を飲むと、ある魔法が使えるようになるの」

「ある魔法って?」

「さぁ?私も分からないわ。でもあなたにとって有益なのは確実だわ」

私はためらった。なぜなら"禁断魔法"かもしれなかったから。何も分からないのに飲むのは良くない。私はミナミを信じれなかった。

私は家に帰った。なんだろう?この不安堵さは・・・

4年前 No.10

ルナ @miharu10 ★3DS=ftl9YyBnZZ

とりあえず、家に戻った私は、自分の部屋の机の上に、錠剤の薬の入った小瓶と説明書を置き、頭の中を整理し直すことにした。
えっと、まず図書館でスズと本読んでて、そのあと急にスズがいなくなって。
それで、公園で傷だらけの男性を発見して。
謎の少年に出会って。図書館で、妖怪変化というか、悪魔化したスズを見付けて。
謎の殺人事件が連発して。○△×大学で、ミナミという、一人の魔法少女に出会って。
………それで、この薬をもらってきたんだ。
私は、再びその薬を目の前にして、ごくりと唾を飲み込んだ。
この薬を飲んで魔法の力を手に入れれば、あの化け物と化したスズを助けることが出来るかもしれない。
…飲まなきゃ。なんだか信じられないけど、この薬を飲まなきゃ。
私は、そっと薬に手を伸ばそうとする。
しかし。手が止まる。

4年前 No.11

スズ ★iPhone=4LMMLLOthq

躊躇している間に、誰かが入って来た。私は恐る恐る玄関に向かった。

ウサギの人形を抱えてる小学校低学年ぐらいの女の子だった。まるでフランス人形のような可愛らしい女の子で怪しさが感じない。

しかし、どうやって私の家に?マスターキーがない限り私の家に入れはず。

「ど・・・どうやって私の家に!?」
女の子は目を尖らせて無邪気そうな声で
「あちしが管理人を殺してマスターキーを奪ったの」

私は腰を抜かした。

「あちしマカ!例の連続殺人事件の犯人だよ!」

顔が真っ青になった。絶対に私の命を狙ってる。今日が私の命日になってしまうかもしれない。

マカは笑いながら
「大丈夫よ、今はキミの命を奪う気はないわ。
ただし・・・」



4年前 No.12

ルナ @miharu10 ★3DS=ftl9YyBnZZ

「その、小瓶の薬をあちしにくれたらね」
もう一度、マカは悪戯に笑った。
「ど、どうしてこれを!?」
「クククッ、その薬は、正体はまだ誰も知らないけれど、膨大な力を手に入れることが出来る、そんな魔法の薬なの。あちしは知ってて当然なのよ」
「膨大な力…?」
それは何、と言いかける前に、マカの後ろからまた人が現れた。
「ダメですよ、マカ。そんなに詳しく説明をしてしまっては、この小娘は更に私たちに薬を渡すのを拒んでしまいますよ」
「…はっ、ついうっかり!それにしても、アナタもここに侵入してたとはね…」
「ふふ、マカが管理人を殺しておいてくれて助かりました。そのおかげで私はこうして楽に侵入出来ましたからね」
マカと親しげに話しているのは、銀色の長い髪に白衣のようなものを着た、メガネの青年だった。
「…おっと、自己紹介が遅れてしまいましたね。私はジン。マカのお仲間…とだけ言っておきましょうか」
相変わらず目を細めながら、ジンと名乗った男は言った。
「それでですね、とりあえず本題に入りますね。多分、了解してくださらないでしょうが、その薬を私たちに譲ってくれませんか?」
「…え」
「ふふふ、怖がらなくてもいいのです。貴女がその薬を私たちに渡してくれたら、貴女は殺しません。でも、もし断ったら…どうなるか想像はつきますね?」
ジンはもう一度、ふふふと笑って、メガネの位置をずらした。
「…さあ、どうしますか?勿論、いただけますよね?」
「い……嫌です!」
私は、反射的にそう言った。なんだか、この人たちに渡したら、大変なことになってしまいそうだったから。
「おやおや。さっき貴女はその薬を服用しようとしてたけれど、情緒していましたよね。それなら、本当はいらないのではないのですか?」
「ど、どうしてそれを…」
「千里眼です。貴女の行動は、全て私には筒抜けなのですよ」
ジンはまた、くすりと笑い、私に歩み寄った。
「まあ、本題に戻りましょう。…いやはや、本当にストレートにものを言う小娘ですね。私は貴女のような人間は大嫌いなのですよ。見るだけで蕁麻疹(じんましん)が出ちゃいます。…渡したくないと。しょうがないですね」
そう言いながら、ジンはマカに自分のほうに来るよう合図をし、言った。
「女性に対して手荒な真似はしたくないですが…こうするしかありません」
ジンはそう言って、腕を横に大きく広げた。…と、その瞬間、辺りを強風が包んだ。
「話し合いで解決出来ないのなら、力ずくで奪うまでです。…風魔導師、ジン!」
「ククッ、あの大人しいジンが本気を見せるとはね。私もするっきゃないか。…覚悟してね」
マカはそう言って、小脇に抱えていたうさぎのぬいぐるみを天に掲げた。その直後、大きな水の玉のようなものがマカの身体全体を包んだ。
「…手加減しないんだからね。水魔導師、マカ!」
もう一度マカは悪戯そうに笑って言った。
「…バトル!?私は、戦うのは好みません…」
「ククク。変身の仕方もしらないとは…魔法少女とはいえ、まだひよっこのようね。これじゃ戦う気も起きないなぁ」
「…くぅ、どうしよう…」
私が、どうするべきか悩んでいると、頭の中に声が聞こえた。
『諦めちゃダメ!!ボクが変身のやり方を教えてあげるから!』
「き、君は?」
『ボクはメメ。とにかく、まずは自分の中指にはめてある指輪にかるくキスをして?』
私は、メメの指示通り、指輪に口付けをした。
すると、壮大な音楽が聴こえてきた。
私は、なんとなくゆっくりと目を閉じる。
リズムに合わせて、自分の服装が変わっていくのがわかった。
「正々堂々相手してあげます!魔法少女、ルナ!」
私は自分でもよくわからなかったが、そう言っていた。
「ふふ、やる気になったようですね。それでは、終わりを始めましょうか」
ジンは、そう静かに言った。

【長くてすみません;】

4年前 No.13

スズ ★iPhone=4LMMLLOthq

「喰らえ!!」
魔法少女に変身した私は、ジンに目掛けて魔法を放った。なんとジンは石化した!!

驚いた、私にこんなチカラがあるとは・・・

「よくもジンを!」
マカは魔法を放ったが、私の魔法でかき消すことができた。

「くっ!今日は見逃してあげる。だが次は本気でいかせてもらうからな。」
マカは石化したジンを連れて帰っていった。

その後、私自身も変身が解けた。ほっとして気を失った。

ー病院にてー
目を覚ましたら病院にいた。

「よかった。大丈夫?」

ミナミの声だった。

4年前 No.14

ルナ @miharu10 ★3DS=ftl9YyBnZZ

「ミナミ…、それに、私は何故ここに?」
「大丈夫なようだね。…それより、あいつらも敏感だね。もう、あの薬の場所を突き止めちゃうなんてね」
「ミナミさんがくれたあの薬…一体何なのですか?」
「マカから聞いたと思うけれど、あれは正体不明だけど、何やらすごい力を使えるようになる魔法を身に付けることが出来るものだよ。私がある人物からもらったんだ」
「すごい力…ミナミさんも知らないんですか?」
「うん。やっぱり胡散臭くてね」
「はぁ…ミナミさんは、あの人たちのことは知っているんですか?」
「勿論だよ。私があの薬をもらった頃から、ことあるごとに絡まれてきてね。…でも、ルナちゃんの場所も突き止めちゃうなんて、どんな魔法を持っているんだろうね…」
ミナミさんは、うーむと考えるような仕草をした。
「…と、話を変えようか。ルナちゃんもわけがわからないようだしね。…それより、ルナちゃんもすごいね。初めての変身をあんな簡単にこなしちゃうなんて」
「いえ、あれは私の力じゃない…って、え!?なんで、それを!?」
「実は、私は影からそのやり取りを見てたんだよ。ごめんね、助けなくて」
「助けてくださいよ!本当に怖かったんですよ!?」
「えへへ、ごめんごめん。それより、あれは私の力じゃないってどういうことかな?」
ミナミさんは、ベッドの縁のところから身を乗り出すようにして、訊いてきた。
「実は、頭の中に、メメと名乗る人の声が聞こえてきて、変身のやり方を教えてくれたんですよ」
「ああ、メメくんか。私のときにもいろいろお世話になったね。最近見かけないと思っていたら、そんなところにいたのか」
「あの…メメさんって一体何なんですか?」
「メメはね、魔法界にある『魔法少女応援協会』の最高責任者なんだよ」
「『魔法少女応援協会』?」
「うん。その名の通り、人間界と魔法界の2つを護る存在の魔法少女たちをサポートする団体なんだ」
「…はあ、魔法界、ですか。…あれ?ということは?」
「お、いいところに気付いたね。そうだよ。根本ルナ、君は魔法少女としてこの世界を護る義務が与えられている人の一人なんだよ」
ミナミさんは、相変わらず気楽そうな顔をしながら言った。

4年前 No.15

ワタル ★FwpDTCn0CE_EP8

「ええっ!」

私は驚いて大きな声を出した。ミナミが大袈裟に耳を塞ぐしぐさをして、苦笑いをした。

「驚くも無理ないけど、今度、大きな声出したら看護婦さんに注意されちゃうよ。」

スズがいなくなって

少年が殺されて


私がいきなり魔法少女になって、

もうわけが分からないよ・・・。

私は布団をぎゅっと握り締めた。布団の感触さえも偽りのような気がしている。

「・・・そうだな、ルナは魔法が使えた理由が分からないんだろ?」

いきなりきりだしたミナミの言葉に私はこくりと頷いた。

ミナミがベッドにいる私の目を近くでじっと食い入るように見つめる。

恥ずかしくなってしまうくらいに。

「ルナ、君には素質がある。」

「へ?」

「魔法は普通の一般の人々にも知られているくらい知名度が高い。が、使える人はほとんどいない。どんなに望んだってかなわないんだよ。ルナには、守りたいものが、変えたい未来があったんじゃないかな。性格からして。」

能力は「願い」と、ともに手に入れるんだ。その代わりに魔法少女にならなくきゃいけないけど・・・。私の目の前にいるルナは何を今後手に入れるんだろうか

破滅か

不幸か

幸福か

希望か


このことは、ルナには黙っておこう。さすがにこの言葉は口に出しちゃいけないと思う。

「まっ、メメは君の味方であり私達のなかまだ。安心していいよ、保証する。それと・・・、

 敵の事態の収拾が思ったより早かった。私達は敵を見くびっていた。だから、今後は私がー

 ルナと一緒に行動するよ。」

私は能力とか魔法少女について教えなきゃいけないしねと付け足した。

4年前 No.16

ルナ @miharu10 ★3DS=ftl9YyBnZZ

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4年前 No.17

スズ ★iPhone=4LMMLLOthq

「そうは問屋が降ろさないぜ!」

謎の声が響いた。マジックホールも閉ざされてしまった。

「やはりダメだったか。」
ミナミとルビィは肩を落とした。

【短くてすいません】

4年前 No.18

ルナ @miharu10 ★Wii=sZEAf2AMEA

「…ふ、その口調はやっぱり俺がここにいることを知ってたみてえだな?…魔法少女サマよッ!」
そのあとに、またあの声が響いたかと思うと、周りは蒼い不思議な光に包まれ、一人の少年が上から降りてきた。
着地すると同時に、床に亀裂が走った。
彼が首に巻いている長くて赤いマフラーが、強風に靡く。
「あ、貴方は!?」
私は思わず声を張り、叫ぶように訊く。
「くくっ、気が早い嬢ちゃんだぜ。…人に名前を訊くときは、訊いた者が先に名乗るのが礼儀だろ?」
彼は、崩れかけた瓦礫の上で仁王立ちのまま、悪戯そうに笑う。
「わ、私はルナ!」
「…ほう、ルナか。風のウワサで聞いてるぜ?あのマカとジンに戦いを挑んだっていう命知らずだっけな」
彼は、もう一度、くくくと笑うと、瓦礫から私の前に着地した。
…こいつ、私よりも年下な見た目してるくせに、なんて生意気なんだろ。
「……くく、お前の思ってること、手にとるように伝わってくるぜ。年下のくせに生意気だ?…くっ、笑っちまうぜ。こう見えて、俺はお前よりも年上だったりするんだよ」
…な、なんで?なんで私の思っていることが?
「あー、面倒くせ。さっさと薬をいただいて帰ろうと思ったのによ……。ま、俺も名乗らねえわけにはいかねーか」
彼は、またニヤリと笑った。
すると、彼の身体の周りを蒼い稲妻が走った。
次の瞬間、彼の服装は雷をイメージしたコスチュームに変わっていた。
「…隼人。雷魔導師の、隼人だ。マカとジンはすぐにやられちまったようだが、俺はそうはいかねえぜ?覚悟しとけよ、音魔導師ルナ!」
隼人は、雷のロッドを持ち直し、言った。

4年前 No.19

MSG ★qqpjQ8D0Zz_XaU

「裁きの雷(ライトニングパニッッシャー)!」

超高密度のエネルギー派が、ルナの眼前に迫った。 だが、ルナは恐れなかった。

先ほどの様に、ただ手をかざせば攻撃は無力化し、相手は石化するのだから。

しかし、手をかざしても、何も起こらない。 さっきは発動できたのに、どうして?!

自分は魔法少女のはずではなかったのか。

「っく!」

ミナミはルナの前に出て、防御魔法を唱えた。

「三面殺籠(トリスイルシオン)!」

電撃は、突如現れた3つの仮面に阻まれた。 それぞれが、般若の面のような不気味な顔をしている。

「てめえか そのガキにドーピングさせたのは?!」

宿敵でもあるかのように、隼人はミナミの顔を睨みつけた。

「・・・・何のことかしら?」

「ミナミ、何の話?」

「それより敵をよく見なさい。 相手の言葉に惑わされちゃダメ。」

そうか。あの男は適当なことを言って、私の隙を突く気か。

「おい、ルナとやら。 お前、その女に騙されてんだぜ?」

騙す・・・・? 何を言っているのだろう。

「その女はなあ、・・・・」

その瞬間、隼人の言葉を遮って、ミナミが大声を上げた。

「ルナ! あの薬を飲んで! そうすれば、失った魔力が回復する。さっきのように魔法が発動できるの!」

魔力・・・・そうか。あれは、魔力を回復する薬なのか。ポケットにしまっていた薬の瓶を手に取った。


「馬鹿が! その薬は毒だ! 狂暴化して、最後には自滅するぜ」

・・・・え? きょう、ぼうか・・・・? どく?

脳裏に、悪夢で見た、変わり果てたスズの姿が浮かぶ

角や、悪魔のような羽、大きな槍を持った、紅い髪を2つに纏めた、赤い瞳・・・・!

「黙りなさい、この悪党! ルナ、 私を信じて!」

ミナミはあたしの腕を強く握りしめて言った。 腕が痛い。

「俺たちはな、その薬を回収しにきたんだ。マカもジンも、お前たちの社会でいう『警察』なんだよ(ちょっと、というかかなり違うが)」

ならば、なぜ次々と人を手にかけたのだろう。

「ウソ・・・・警察が、人を殺すはず、ないじゃない」

「あのなあ、例の事件のどのケースでも、あいつらから先に襲ってきたんだぜ? しかも、その薬で狂暴化して、最後には勝手に自滅しやがった」

ミナミの、あたしのうでを握りしめる力が強くなった。

「ルナ! その悪魔の声に耳を貸すな! 私を信じなさい!」

地の底から響くような太い声。その瞳には、さっきまでの人当たりの良さは微塵も宿っていなかった。

「ルナ! お前には才がある! 言ったろう?! 才だよ! だからその薬を飲め! そして魔力を手に入れ、思うがまま力を使いなさい!」

私に・・・・才能が・・・・

私は何も取り柄が無く、何をやってもいつも空回りしていた。 何にも興味がない振りをしてごまかしていたけど、本当は、惨めさに心が張り裂けそうだった。 そんな私にも、才能があるのなら・・・・

私は薬の瓶に手を伸ばし、そして・・・・

「逃げるのか? ルナ。 努力を投げ出し、目の前の事から。」

隼人のその言葉に、延びかかっていた手が止まった。 私が、逃げる・・・・?

「お前につけられた指輪は、珍しい道具でね。使用者の生命力と引き換えに、仮初の魔術を与える。だがな、それは与えられた力だ。自分の力じゃない。 お前がやりたいことを、お前の努力で勝ち取ってみせろ。 それが本当の才能だと知れ。」

4年前 No.20

安息香酸ナトリウム ★qqpjQ8D0Zz_gS5

「・・・・それができたら苦労しないよ。何が悪いの?! 差し伸べられた手を掴んでいけない?」

何故、それが逃げることになるのだろう? 意味が分からない。 人は平等ではない。 ならば、目の前にあるチャンスは貪欲に掴んでいかなければならないはずではないか。

「違う! お前が信じるべきはお前自身なんだ! その隣の女じゃねえ! 自分を信じることが才能なんだよ!」

「だからそれができないと言ってるの! 私は結果によって自分を信じてみせる!そのためにはきっかけが・・・・この薬が必要なんだよ!」

「お前がやりたいことは本当に魔法少女なのか? なってどうする? 興味のない道に進んで、それで心から喜べるのか? 」

「そんなの欺瞞だよ。 恵まれた者の、上から目線の綺麗事。 あたしみたいな人間が生きるためには、貪欲さが必要なんだよ! 目の前のチャンスは掴むんだ! あたしは・・・・幸せになるんだッ!」

私はミナミに渡されていた液状の薬を、一気に飲み干した。 ・・・・甘い。

「・・・・フ! フフフフ・・・・ ガハハハハはハハ!」

ミナミの不気味な笑い声が響いた。ルナの額を片手で掴み、宙に掲げる。

「ミナミさん・・・・っ?!」

「お前はもう逃げられない・・・・! 下界と彼の世界、月と太陽の鏡映によって交わりしとき 我 古の門より人身を明け渡す 今 ここに顕現せよ 機兵ブラバドール!」

しかし、何も起こらない。

「・・・・何故 発動しないィ・・・・!??」

4年前 No.21

ルナ @miharu10 ★sZEAf2AMEA_OcG

豹変したミナミが、召喚魔法を使おうとしている。
しかし、魔法は発動しなかった。
第三者は、不思議に思うだろう。
そう思ったのは、私、ルナも同じだった。
今までに体験したことのない痛みが身体を走る。
私は、消え入りつつある意識の中で、その現場を見た。

別人のように変わった表情をしているミナミが恨めしそうに睨み付けているのは、青白い結界を、何とか保つ隼人の姿だった。
何の魔法かは分からないけれど、対象の相手の魔法を無効化するものなのだろう。
見てわかるように。
「…くそ、もう手遅れか…」
そう呟く、隼人の声が頭の中に響く。
私には、何も出来なかった。それどころか、ミナミの策略に飲み込まれ、自分を失ってしまった。
______馬鹿だよね、私ってば。
もっと、皆の役に、立ちたかったなあ…
「ルナぁああっ!!」
隼人の叫ぶ声が、私の頭の中に聞こえてくる。
ごめんね、…役立たずで。
私は、そう思いながらも、ゆっくりと気を失っていった。

4年前 No.22

亜樹 ★Ij6eM6HEYp_HfP

私は目覚めた。
翌日。
買い物のため王族がいる王族町に行こうとした時、敵たちが一気にやってきた。見たことない敵だった。
敵「俺達は、{魔強完全征服軍団}だ。お前は軽くても潰せるな」
私は、怒るとヤンキー性が出てくるようになった。
私「うっせぇな。じゃあやってみろよ」
続く

3年前 No.23

嵐の中で輝いて ★BuyPbOyDpV_Oqu

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3年前 No.24

ルナ @miharu10 ★3DS=iVlz5Xo6la

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3年前 No.25

片岡優希 ★Tablet=Joe6vjA0u3

まよいーここであってるかーー

3年前 No.26

ルナ(まよい) @miharu10 ★3DS=iVlz5Xo6la

(サ、サブ記事によろしく…)

3年前 No.27

削除済み ★PSVita=SwStKEA3J6

【記事主より削除】 ( 2014/05/24 12:37 )

3年前 No.28
切替: メイン記事(28) サブ記事 (78) ページ: 1

 
 
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