緋桜 ★3HtgOFS1jz2_WP 一緒にいる時間が長ければ長いほど 2010/08/11 11:39 No.0
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緋桜 ★3HtgOFS1jz2_WP 一緒にいる時間が長ければ長いほど 2010/08/11 11:39 No.0
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閑 ★iPad=serbxjOh45
溢れてしまう
滲んでしまう
この思いが
この願いが
狂わされそうになる
この質量を持った感情に
締め付けられる胸
鷲掴みにされたままの心
心臓は早鐘を打って
ポンプとしての役目を果さない
壊れてしまいそうになる
この想いに
この気持ちに
「大好きだよ……」
誰もいない教室で一人そう呟いてみたところで
答えなんて返って来なくて
誰もいない教室
君の声が響く
ねえ誰を想っているの
私を想ってくれますか
上を見上げれば
ひんやり冷たい雨が
両頬を濡らし
ひんやり冷たい涙が
瞳の奥を濡らす
小さく前進した日の帰り道
君への片想い
いつか結ばれますように
閑 ★iPad=serbxjOh45
帰り道
俺は見つけたんだ
いや見つけてしまったんだ
傘でどれだけ覆い隠そうとしても出来なくて
君の後ろ姿から目も離せなくて
どうしようもなく
恋い焦がれた
これはきっと神様の悪戯
最初で最後のチャンス
だから言います
俺は君に近づいて
そして後ろから抱きしめて
嫌われたって構わない
「大好きだよ」
帰り道
雨にまみれて
何もかもを洗い流されて
ひたすら願っていた
叶わないことを願っていた
誰かに後ろから抱き締められた時も
これが君だったら良いのにな、なんて
他人事のように考えていた
だって、
どうしたって、
そんなこと 叶うはずないでしょう?
そうやっていつだって自分を慰めてきた
それなのに。
それなのに。
どうして。
どうして?
どうして君が抱き締めてくれるの?
「大好きだよ」と
どうして私の一番欲しい言葉をくれるの?
夢でもいい
どうか覚めないで
醒めないで
冷めないで
褪めないで
どうか 消えないで
少し躊躇うように
それでも確かに強い感触で
君は私を抱き締める
あ〜あ
ふふ
まったくもう。
好きって先に言われちゃったね。
「私も大好き」
「片想い」で幸せなんて嘘でした
君と「両想い」で私は幸せです
閑 ★iPad=serbxjOh45
抱きしめるとする甘い香りが
現実なんだと教えてくれる
柔らかく暖かいその感覚が
最もほしかった物がこの手にあるのだと告げた
それは
《俺だけを見ていて欲しい》という独占欲で
それは
《俺で頭がいっぱいになればいい》という支配欲
それは
それは……
お伽話のハジマリ
運命の出会いから展開されていくストーリー
お伽話のハジマリを語ろうか
昔々、ある国にそれはそれは美しい姫君がいました
誰からも愛される彼女には
恋人がいたそうです
しかし
姫君の美しさを恨んだ魔女は
姫君の恋人に呪いをかけました
恋人は姫君との思い出を失いました
それは忘却の呪いでした
今はもう、
姫君が愛した恋人の姿は
どこにもありません
閑 ★iPad=serbxjOh45
君はだれ?
それはとても綺麗なお姫様
出会ってしまったのは
甘い運命か悲劇か
君はだれなの?
わからない
思い出せない
思い出せない?
ううん知らない
僕は君を知らない
僕の心の欠片が見えますか?
カミサマ、あなたになら見えるよね
この願いが
この祈りが
僕の祈りが聞こえますか?
たった一つだけ、僕の失った物を返してください
もうわからない
もう戻れない
失ったかどうかもわからない
運命の輪はメビウスリング
表と裏は無い
真実にたどり着くのはいつか
いっそのこと私を呪い殺してくだされば良かったのに
私は恐い
堪らなく恐い
貴方の記憶から消えてしまうことが一番恐いのです
貴方に忘れ去られてしまうことが何より辛いのです
私を忘れた貴方が
私を知らない顔で
私の分からない場所で
私ではない誰かを愛してしまうことが
本当に恐い
私は何も忘れていないのに
忘れられる訳がないのに
貴方を失うくらいなら
いっそ私を殺してください
閑 ★iPad=serbxjOh45
君はだあれ?
なんで悲しそうな顔で僕を見るの?
君はだあれ?
僕にはわからないよ
頭が痛い
心が何かを伝えたげに胸を締め付けるけど
頭には何も浮かばない
"僕の記憶を返してください"
ずっと脳裏で誰かが叫び続ける
君はだあれ?
あなたはだあれ?
その誰かは今度はハッキリとこう言ったんだ
"もしも記憶が戻ら無いならせめて……"
"この記憶も世界も粉々に壊してよ"
何がいけなかったのか
誰がいけなかったのか
どこから間違えてしまったのか
神様、答えは分かっているのです
強いて言うなら、ほとんどが間違いだらけの人生でした
私は何も分かっていなくて
分からないから幸せでした
誰からも愛されて
恋人もいて
幸せな日常で
馬鹿なものですわ
そんなもの、幻想でしかなかったのに
願うことすら無駄ならば
幻想だとしても
それでも望むのは
せめて愛しいあの人に笑っていてほしい
幸せでいてほしいのです
彼が望むのなら
記憶でも
世界でも
粉々に壊してしまえばいい
こんなのは虚勢です
でも仕方ないですね
私は何度でもあなたを愛します
また一から初めましょうか
でも本当は昔のあなたに逢いたいわ
閑@earlymoon ★RReC10eKAt_UqW
きっと何度だって君に恋をする
それは予感
ずーっと胸の内にくすぶる予感
君ってだれ?
俺はだれ?
もう一度君を愛したい
でもその大切な君を間違えてしまったら?
聞いてみても予感は答えない
何も言わない
俺はどうすればいいんだ?
ねえ 覚えていますか
暖かな陽だまりの中で
あなたと私が出逢った日のこと
生い茂る草花は夏の匂いがしました
吹き付ける風は心地好くて
静かに私の髪を揺らし
それがちょっぴりくすぐったかったのです
美しい夏の日でした
私はあなたとその日に出逢ったのですよ
あなたが忘れてしまっても
あの日の記憶は鮮やかで
なのに少しだけ
色褪せてしまったように感じます
例えば
あなたが私以外の誰かを選んだとしても
その誰かには
あなたと私が出逢った日の記憶を
汚すことなどできません
だから
だから
だから愛しい人
あなたを幸せにしてくれる人を選んでね
私は
あなたとの思い出を胸に
生きていきます
「さようなら」
閑 ★iPad=serbxjOh45
"さようなら"
そう言ったのは誰なのか分からないけど
もう間違えちゃいけないきがした
離れて行くその人に手を伸ばして
必死に掴んで抱き寄せた
顔が香りが、不意に漏らす声が
眠っていた記憶を引き摺り出した
そう、あれは夏の日の
甘酸っぱい思い出……
愛してる、あいしてる、アイシテル
分かった、君が《君》なんだ
言いたい事はたくさんあって
話したい事も一杯あるだろうに
口からは好きと愛してるしか出てこない
ようやく口をついて出た言葉は
「もう一生離さない」
その一言だけ
君の腕に引き寄せられる
戻りたかったこの場所に
どうしてもどうしても戻りたかった
戻ることができた
幸せだよ
君が微笑むと周りが明るくなる
君を愛してる
別れの瞬間
大切な君に微笑んでみせたあの笑顔
これからなしにしていこうね
君を送り出したこの手を
しばらく見つめていた
本当のことなんて知りたくない
分からないままでいたい
気付きたくなんてない
君は僕を置いていってしまったんだね
ああやっと気付いたよ
きっと君の別れ際の笑顔を見た瞬間から
予感していたのだろうけれど
サヨナラです
もう会えません
今までアリガトウ・・・
「幸せだったよ」なんて言ってやるものか
言わない
絶対に言わない
むしろ今の気分は最悪だよ、ああああああ
なあ、
もう見えない君の背中に向かって呟く
また、絶対逢おうな
別れは出逢いの始まりなのだから
これで最後になんかしてやんないよ
皆さん、明けましておめでとうございます。最近投稿してなくてすみません・・・。今年もよろしくお願いします★
緋桜より
怖くて
赦せなくて泣いてしまったあの夜
震える両手
体を抱き寄せて、と君にせがむ
消えそうな
儚い夢
伸ばしても、この手は宙に浮く
君を想い
君のために泣き
君だけが私の夢のすべてだった
赦せないこの気持ちの意味さえ
私は何も知らなかったの
ねえ、お願い
離れていってしまわないで
私を一人にしないで
あず ★AU=OxM59UhHog
*
君をすきだと気づいたのは
君が遠い存在になってからで
もう少し早く、なんて
そんな都合のいいことは
考えてないけれど
後悔ばかりで胸が潰れそうだよ
書き逃げすいません。
**
優しい人
私の心配なんかしてないで
もっと自分を大切にすればいいのに
貪欲になればいいのに
欲しいものは欲しがればいいのに
そうしたら、あなたは何を望むのかしら
私の望み?
私は...。
(そして雨は降りしきる)
あなたの、そういう上手くやれないとこ、
大好きだったわ
ありがとう
お世話になりました
ねえ、最後に望んでもいい?
(これが最後の望みです)
「キスしてください」
閑 ★iPad=serbxjOh45
貪欲になって
落ちるところまで堕ちようか
(本当は優しくなんかない)
何度も何度も
甘い甘い口付けを
(窒息してしまえばいい)
強く強く抱きしめて
痣が残るくらい
(本当は壊したいくらい愛してた)
君を壊してしまう前に……
(さよなら、バイバイ)
緋桜さん
お久しぶりです。
上の詩をもとに書いてしまいましたがいかがでしょう?
まだまだそんなんじゃ足りない
(もっともっと)
堕ちるところまで私も堕ちるから
(いや、一人にしないで)
ねえ、あなたはそれで満足なの
(どうか気づいてよ)
深い口づけは愛おしいけれど
あなたの瞳は見られない
本当は引き止めて欲しいのに
あなたが好き
(骨の髄から髄まで)
あなたが好き
(その笑顔も声も)
あなたが好き
(あなたの全部を私に頂戴)
どうか貪欲になってね
あなたに私の全部をあげるから
閑さん、お久しぶりです。久しぶりに閑さんの詩が読めて、感激でした!激しくて切ない感じが好きです!男の子って感じ(笑)
私は何だか調子がでないようで、下手な詩になってしまい申し訳ないです。
閑 ★iPad=serbxjOh45
深く深く
お互いの求めるままに
何度でも激しい口付けを
まぶたに
額に
頬に
髪に
優しくキスを落とす
何度でも
求めるままに愛してあげる
次は何が欲しい?
さあ言って?
お望みの物を
私は何のために生まれてきたのだろう
愛しい人は、今日私の元を離れていく
別れの挨拶はまだ言えていない
だって何を言えばいい?
様々な想いが螺旋のように繋がっていくのに
私はそれを表現する術を持たないから
俯くことしかできなくて
君はどんな顔をしているのだろうか
頭に浮かぶのは、人間が誰しも抱くような
単純で
果てのない問い
「私はきっと君に逢うため、生まれてきた」
呟いた答えは
ただ虚しく響いた
閑@earlymoon ★RReC10eKAt_UqW
お別れの言葉は”さようなら”だけじゃないんだって
気がついた
大好きな人が目の前を去る
もう何回
同じ悲劇を繰り返しただろう?
愛してる人が目の前を去る
なんて辛くて苦しいんだろう?
でもね、一つだけ気がついたんだ
涙で滲んで顔が見えなくなるよりも
サイッコーの笑顔で
「またね!」って言えたほうが良いんだなって
その時私は決意を決めて、
「君が後悔するくらい、いい女になるからね!」
って心の中で叫んで見せた。
――――――――――――
緋桜さんに
返詩です
未練がましい言い訳は
君への罪悪感から来るものだった
何を想い
何に傷付き
何を思い出しながら
君は私の話を聞いていたのだろうか
他人事のようにぽつんと思った
それは現実から目を背けたいが故の
私の逃げだったのだろうが
君が口を開いたのはその時だった
「またね!」
勢いよく
明るい調子で放たれた言葉は
無邪気さを装っているのが
ばればれで
君の精一杯の強がりだったと分かった
直後にちょっと挑むように見つめてきたのも
余計に愛しく思えてきて
だからかな
不意打ちだったよ
目頭が急に熱くなった
私には君を抱きしめる資格はない
それでも。
それでも。
それでも!
君が好きだ
君が好きだ
君に逢えてよかった。
またね、の言葉は
思いがけず切なかったが
私が惚れ込んだ
君らしい言葉だと思った
閑@earlymoon ★RReC10eKAt_UqW
カチン
カチンッ
少し前から聞こえてた
不穏な金属音
ほんとうは別れたくなかったのなんて
きっと君には見えすいてるよね?
あの幸せな一瞬間に私の一生が終わればいいと
どれほどまでに願ったか
それでも少し理解してたの
歯車がくるっていくのは、私にも君にも止められなかった
カチンッ
カチンッ
時間って、残酷だね?
運命って、冷酷だね?
歯車が狂う音が聞こえる
それは終焉と崩壊の音
ガチッ
精巧で緻密な歯車は
壊れたが最後
もう二度と元には戻れない
ずれて止まってしまった歯車も
もう元には戻らない
神で、さえ
わかってたよ
いつか来る瞬間
最後の声
最後の姿
思い出すたび後悔する
手を引いて
走って走って
伝えてしまえばよかったものを
恥ずかしさが邪魔をして伝えられなかった
ありがとう
好きだよ
さよなら
元気でね
また会いたいよ
どうしても騙せなかった
自分のこの気持ちに
嘘なんてつけなかった
いつだって目に浮かぶのは
別れ際の君の後ろ姿
泣きながら見送った
君の背中はぐちゃぐちゃだった
振り向かないで
振り向いて
どうして欲しいのか分からない
ー嫌い、大っ嫌い、あんたなんて
いつも私ばかりが振り回される
私だけが一喜一憂させられる
くやしい、くやしい、くやしい
あほ、ばーか、どこへでも行っちまえ
でも自分に嘘はつけないよ
・・・待ってる ずっと待ってる
大好きだから
早く帰ってきてよね、ばか
涙にまみれ、頬に張り付く横髪が少し鬱陶しい
誰にも気付かれないように
一人校舎の裏で泣いた7月17日
足元に咲く青い花が
風に吹かれて微かに揺れる
それをぼんやり見て
また涙が溢れてきた
私は忘れない、今日の日のことを
そう強く誓ったあの日
君は私の時間を連れて去っていったのだ
今も私の時は止まったまま
君の笑顔が忘れられない
出逢いが幾つも積み重なり
その度に増えていく誰かとの想い出
形に見えない絆は
いつだって少し不安だった
誰かが私の元を去ることもあれば
私が離れていくこともあった
置いていかれる淋しさも
置いていく切なさも
別れと共に訪れ
いつしか薄れていくのだろう
人は順応していく生き物だ
そう想いたい
涙が絶えず溢れる今を
堪えていけたなら
いつの日にか笑い合いたい
その痛みを知る誰かと
想い出を語りながら
林檎飴☆lPomGu8DIX0/ ★P3qtDqJgy0_KMC
行かないで
それを叫べなかったのは
おかしなプライド
貴方のことを想うことで
私のプライドが傷つけられることなんてないのにね
どうして
それを問いかけられなかったのは
狂った優しさ
貴方がどうして離れていくかなんて
痛いくらいわかってる
さようなら
それを口に出せなかったのは
私の弱さ
昨日まで私のモノだった貴方を
急に"過去"にすることなんてできないから
いつかまた
それをつい呟いてしまったのは
どうしようもないちっぽけな自分
そんな私に貴方は
何も言わずに笑ってくれた
だから私は
せめてこの想いを
ひとつの言葉に
(ありがとう)
君はクラスのムードメーカー
君の周りはいつも笑顔が絶えなくて
集まる人の輪の中心には
いつも君がいた
そんな君が私は少し苦手だった
面白いことも言えない地味な私には
きっと一生縁のない人だと思っていたから
そんな君が
転校することになって
クラスメートや先生まで泣き出す始末
私は一人その熱を感じられずにいる
君が一人一人に声を掛けていき
最後に私の元にやって来た
私は小さく俯く
君は黙って手を差し出す
躊躇いながら握った君の手は
予想通り温かくて
淋しくなるな、と
初めて鼻の奥がつんとした
涙を止める方法があるならば
私に教えてください
この胸の痛みを抑える方法があるならば
私に教えてください
君の温もりが残る右肩を抱いて
とめどなく溢れる滴が煌めく
どうか、誰か
私に
私にこの恋を諦めさせてください
just be friends
って呟いた。
英語だったのきっと歌の影響
英語なら日本語ほどさみしくないはずだから
just be friends
こうなるよりほか仕方がなかったんだよ
友達に戻りましょう?
気丈にふるまって笑ってみたけど
私が一番哀しいんだ
――――――――――――――
おひさしぶりです
涙は止まりようないんで。
思いっきり泣いちゃって下さい。
そしたらきっとすっきりして綺麗に笑えますよ。
以上、緋桜さんへ
君と廊下ですれ違う度に
体の半分に全神経が集中して
自分ではどうしても止められない
こんな窮屈な想い、早く捨ててしまいたいのに
昨日まで当たり前のように傍らにいた存在を
今日からは「友達」だなんて
はっきり線引きなんてできっこない
上手にやれたなら良かったのにね
私は馬鹿みたいに不器用だ
この涙を止める方法はないみたい
それなら今日はたくさん泣こう
泣けるだけ泣いてみよう
笑えなくてもいいや
「just be friend」
大丈夫
きっとまた君と笑い合える
呪文のように唱えたら
少しだけ気が紛れる気がした
閑さん》
お久しぶりです。
お優しい言葉に、本当に救われる思いがしました。どうもありがとうございます☆
まだ上手く笑えないけれど、泣いてもいいんだと許してもらった気がして
とても気が楽になりました。
また頑張りたいと思います。
明日が今日に変わる瞬間
君の最後の言葉が頭を過ぎる
後悔ばかりで泣いた思い出は昨日のこと
遠ざかっていく君との日々
今日からはもう、
逢えないんだね
そう思うと
かなり泣けた
私は、私が嫌いだった
人と関わることが苦手で
笑うたびに頬が固まり
どうして上手くやれないんだろうって
いつだってずっと思ってた
そんな私の中に
君は何度でも飛び込んできてくれた
君が私の名前を呼ぶ度
君が私に笑いかける度
なんだかいつも泣きそうな気持ちになるから
大好きだよ、君のこと
でも、君は私一人だけのものではなくて
その笑顔が他の誰かに向けられる度
心が暗く、吐き気を催すようなドロドロしたものに、包まれていった
どうして 私には君しかいないのに
私から君を奪わないで
だけど君が私に笑いかけるから
単純な私はそれだけで幸せ
君を私の腕の中だけに
閉じ込めていられたらいい
君の笑顔は曇るだろうか
それでも、それでも私は
君さえいれば、それで・・・
hage ★f721PDPSvB_LE4
君の中に宿る小さな子猫
僕はいつもそれを見ていた
甘えだと分かっていても
勘違いしないでくれ
僕の中に宿る優しい犬
君はいつもそれを馬鹿にしてた
厳しさだと分かっていても
傷つけあう悲しさをどこかで感じていた
僕らの中に宿る大きな鳥
僕らはそれを知っていた
それを絆というのなら
扉を開けて飛び立つまでだ
熊の鼓動を聞く前に
僕らはずっと今を生きていかないか
歳を重ねていく度に
一つずつ大事なものが増えていく
やがて
それは見えないまま この胸に留まり
一つ、また一つと
かつての大事なものが
指の隙間から零れ落ちていくのだろう
その瞬間目を逸らしても
胸に広がる喪失感で
現実を避けられないことを知る
だからせめて、その時まで
少しでも淋しくないように
この両手いっぱい 大事なものを抱えて
私は歩いていこう
年が明けるのはうれしいけど
歳をとるのは嬉しくない
まあそんなモンか
その境地まで行けてやしないけど
また一つ一つと
広がって行く喪失感は
得たものが増えて
夢中で生きてきた証なんだと
そう信じて
傷を忘れることではなくすべてを抱えて生きようか
いつか零れ落ちた砂で、大きな砂の城を築こう
決して壊れてしまわない城を
》174へ
ああ、もう大晦日かになるのかあ
君はいつも私の事を
「ピエロ」と言っては笑ってた
寒いとすぐに赤くなる私の鼻を見て
「ピエロみたいで可愛い」と言っていた
「可愛い」
君が私を馬鹿にするときに使う言葉
どうせ君は私の事
友達としか思ってないんでしょう?
知ってるよ 君が
いつもあの子のことを見ていること
あの子を見つめる君を見て
泣きそうになった私に
「また赤くなってるよ」と
君は悪戯っぽく笑う
「あの子の事好きなんだね」
不意につぶやいた私に
君は頬を赤くして笑った
もう終わりにしよう
もうこの思いに別れを告げよう
そう思って突き放そうとするけど
君が赤くなった私の鼻をつついて「可愛い」と笑うたびに
私は君に踊らされて
・・・・・・あぁ、どうしようもなくピエロだなぁ
ほかけ ★xd5Zi6vjtT_EP8
おはよう、ついに時間が来ちゃったようだから、
>四文字も、いけない人も、bye-bye- !!
知ってた? そう言うことしちゃ、いけないんだよ、あなた本当に文書く人??
わたしはそうは思わない。残念だけどね。上手い下手以前の問題だから…
*
今まで本当にありがとう、もう、何処にも行かないから、此処にこうして記しておくよ。
それしか出来ないからね、もう出来ることが本当に無くなった。
逢える日を楽しみにしています。
ほかけ拝
両手で掬った水を大事に抱え
一歩踏み出そうとして気付く
歩み始めれば、この水は零れてしまう
指の隙間から滴る水を
必死で繋ぎとめようとするけれど
努力は虚しく
空っぽになった両手
名残の冷たさだけが手の平に纏わり付く
震える喉元に悲鳴を押し殺しながら
私は初めて気付くのだ
大切な人を失ったのだと
君と別れる瞬間
目の奥が温かくなったこと
私は今でも覚えてる
小学校の頃からの同級生で
まさか高校まで一緒になるとは思わなかったけど
どちらかというと明るい、私の苦手なタイプで
あまり接点も無かった
だからあの日、帰り道が一緒になったとき、
正直どう接していいかわからなかった
そんな態度の私に
君は優しく話しかけてくれて
「今まであんまり喋ったこと無かったね」って笑った
それを見て思った
「苦手」だったんじゃない
「好き」だったんだ
私は君に感謝してるの
この気持ちを思い出させてくれてありがとう
そう、思った時
目の端に、突っ込んでくるトラックが見えた
私は君を・・・突き飛ばした気がする
一瞬、記憶が飛ぶ
次の瞬間には、もう私はうまく息ができなくなっていた
痛む体中に零れ落ちる、・・・君の、涙?
どうして泣いているの?と訊こうとしても、
笑っちゃうな、もう声も出ない
君は私の顔を見ながら、「お前馬鹿じゃないの」と叫んでいた
馬鹿でごめんね、馬鹿だから、君の事苦手だって一方的に避けて
私は君の頬に右手を伸ばす
「ありがとう」ってちゃんと、伝わったかな
君と別れる瞬間
目の奥が温かくなったこと
私は今でも覚えてる
目の端に、突っ込んでくるトラックが見えた
君が俺を・・・突き飛ばす
呆然と立ち尽くす俺の前で君の体は宙を舞う
スローモーションみたいにはっきり見えるのに
どうして、凍りついた俺の体は動かない?
その時、地面に倒れた君の唇がかすかに動き
気付けば俺は君に駆け寄っていた
頬に熱いものが伝い
君の額に落ちる
「お前、馬鹿じゃないの」叫んだってどうしようもないのに喉に迫りくる衝動は止まらない
お願いだ、頼むから
神様、一生のお願いだから
どうしてこんなに胸が苦しいのか
俺は最初から、多分分かっていたんだ
君が俺の頬に手を伸ばす
その瞬間心に浮かぶ言葉
「ありがとう」
それは君の精一杯の愛情なんだね?
それなら俺も
精一杯応えよう
「俺の方こそ、ありがとう
ずっと俺は、君が好きでした」
君と別れる瞬間
目の奥が温かくなったこと
俺は今でも覚えてる