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不思議な能力学園 パート8

 ( 学園ごっこ )
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鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI


ピカーッ
ゴロゴロ


荒れた空模様
目の前にそびえたつ大きな、不気味な学園。


「何者だ」


学園に見とれていると、気が付かぬうちに人がいた。

茶に白が混ざった髪の少年だ。
目付きはまるで猛禽類のように鋭い。


「...お前、能力者か。
...じゃあ、辿り着いたんだな、此処に。

なら、俺達は仲間も同然だ。

この書類に必要事項を記入してくれや」


名前
読み
性別
学年
クラス
性格
役割
容姿
能力
その他


「学年は中等部〜年。
高等部〜年。
言うまでもなく1〜3年。
クラスはA〜D。
能力は弱点を書け。
未記入は何一つ認めない。

俺の、これだ」


名前 闇之 鷲樹
読み ヤミノ シュウキ
性別 男
学年 中等部三年
クラス D
性格 クールと言うよりは冷めている。歯を見せて笑うことがない。サディスト。
役割 生徒会長
容姿 茶髪に白が混ざった短髪。金色の目。目付きは悪い。やせ形だが身長は高い。色白。左手の甲と胸元に闇之の刻印がある。
能力 普通より大きな鷲になれる(ただし長時間なることはできない上に普通の鷲より大きいので偵察の際は気付かれないよう注意が必要)
その他 闇之兄弟の末弟。兄たちは嫌いではないが、前会長の姉は嫌い。兄に鍛えられて剣道は達人級。



「かけたな。
これでアンタは学園の生徒だ。

...ドーゾ、宜しく」


差し出された少年の手を____。



【当スレは、パート7から十五年後の設定です。
前のスレからお越しの方、ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します】

1年前 No.0
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@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「自分を大切しないのは何にも発展しないと思うけどね。自分を大切にしないで破滅に向かった人を、僕は何度も見てきたよ」
 玄翁がずらされた、そして放たれた両足踵蹴りは数多の顔に直撃した。脳みそが揺れる感覚が生じ、視界が揺れた。多重になった視界を元に戻すために、脳みそを強く叩くとキッと見据えた。
「殺せるって言うなら、別にこのガワでいる必要もないかな……だけど、君の能力は魅力的だ」
 彼はグッと力を込めると、金髪の男に様変わりした。金髪の男は逞しい肉体を触ると、肩を回しポキポキと鳴らした。
「ガワだけ変えた。おそらく、能力だけは健在だろうね。知らないけど」
 彼はすぅっと息を吸った。表面的な呼吸ではなく、腹から吸う力強い呼吸である。得た酸素を血液に行き渡らせると共に筋力が限りなく強化された。
「振り絞るぜ」
 チョロQのように力一杯拳を引き絞った。擬人心臓を作り出し、血液の波を早める。その上に、身体強化率50倍を再び敷いた。
「熱い!熱いのは嫌いだが、蛇の毒よりかはマシだ」
 柄にもなく汗を浮かべニヤリと微笑むと、渾身の一撃を桜花に放った。
>桜花

1ヶ月前 No.1769

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>数多



「ああ、知ってるさ。発展なんて微塵もしないことくらい。破滅に向かう一本道であることくらい、誰にでも、それこそ幼子にもわかることだ」
そんなこと、あの鬼たちを見れば、一目瞭然だろう_____と、桜花は拳を構えた。
クリーンヒットした両足踵蹴りを喰らった数多は、確実にダメージを受けていた。
なのに、怯むこと泣く金髪の筋肉逞しい男性に変身を遂げる。
「だが俺は、今強くなりたいのさ。明日がどうとか、昨日がどうとか、そんなこと知ったことじゃねえ。
強い敵を思い切りぶったたき思い切りぶった倒す。そんだけだ。

他に何も必要ないッッッ!!!明日のために生きるなんてことはとうの昔に捨てたッッッ!!!破滅するならそれでいいッッッ!!!それは俺が弱かった証左だッッッ!!!」
どうやら、先の変身の外側だけ変えたようだ。
振り抜かれた拳を、桜花は右肘で受けた。

1ヶ月前 No.1770

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

 秘めた渾身の一撃が意図も容易く受けられてしまったことに驚いたが、驚いたところで勝負に勝てる訳では無い。
 数多は元の姿に近づいた事で、失っていた人格が再形成されていた。それにより、目の前にいる暴走機関車たる彼を止めなくてはならないと、悪神と呼ばれた彼は思ったのだ。
 左手を横に出し、何かを呼び寄せようとしたが途中で思い留まり拳を手を振った。

「戯けるな!お前は僕のように焦りで全てを台無しにしてしまうぞ!」

 相手の真剣さを見て、自分が手加減しようとしたことを恥じ彼はルーン文字の書かれた槍を手元に召喚した。

「強くなりたいのはわかる。しかし、焦燥はちっぽけな悪意に変わる。悪意があればどれほど、強くても失敗してしまう。死ぬことさえできないかもしれない!」

 その槍、世間ではグングニルなどと呼ばれる決して外れることの無い勝利の槍。彼はグッと強く握ると投擲する為に片足でギュッと体を支え腕を引いた。

「死ねなければ、その先にあるのは堕落だ。君は強さと掛け離れた廃人になるかもしれない!生死だけが人の終わりだと思うな!現に僕が死ねないように!」

 グングニルを強化をせずに自身の膂力だけで桜花に向けてぶん投げた。
>桜花

1ヶ月前 No.1771

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>数多


いきなり槍が現れ、数多はそれを投げた。世に言う、グングニル。桜花はそのグングニルに反応しきれず、その刃で腹を刺し貫かれた。
おびただしい量の血が吹き出て、冷たい刃は内臓を傷付ける。
「ごふっ………」

その勢いたるや、桜花を刺してなおも止まらず、壁に桜花を叩きつけて縫い付けた。

「………馬鹿にしてんのか、てめえ」
口から、血がほとばしる。
腹を貫かれたのは1度や2度じゃないが、この槍は特別だ。
以前ならば、この時点で、このダメージで倒れていた。だが、今は違う。
多くの強敵と凌ぎを削り、その肉体は進化の限界を迎えつつあったが、それでもこのダメージで彼の意識を繋ぎ止めるだけの鎖はあった。
「死ねないのは、俺もおんなじだぜ………あの金髪女のせいで、あの哀れな愚弟のせいで、な」
グングニルを腹から抜く。腹に空いた風穴は、その反対側の血濡れた壁を鮮明に写していた。
走馬灯だろうか、桜花の脳裏にはノーチェと蓮花が浮かんでいた。

あの鬼たちに騙され、利用されていた、哀れな弟と、それに恋した女。

桜花には恋愛が理解できない。自分の闘争には、微塵も必要ないから。
だからと言って、ノーチェの愛を否定するわけではない。『必要ならそうすればいい』。それだけだ。

ゆっくり立ち上がりながら、桜花はグングニルを右手に持つ。
「悪意………?悪意だって………?何を今更………。
強さに正しさなんか、ありゃしねえ。
勝ったやつが正義を決めるのさ。勝ったやつだけが正しさを謳えるのさ。
廃人になるのが怖くて闘争なんかやれるかよ、死ねない事が不幸かのように決めつけるなよ」
桜花が床にグングニルを叩きつけると、そのまま踏み折った。
反動で跳ね上がった穂先を数多目掛けて蹴り飛ばすと、手元にあった数個のダンベルも投げ振るった。
ダンベルを投げる度に、思い出す。
兄たちや姉たちや弟たちや妹たちの姿。ありし日の、その笑顔。
紅花、仙花、白花、麗花、竜花。そして、母。

そしてそれらは全て、自分で壊した。
全て、自分が壊した。
そうしなければ、自分はここまで強くなれなかった。

弱いやつが堕落するのだ。強いやつは堕落などしない。

「強くなるしか、生きる方法が、ねえんだよッッッ!!!」
最後の15キロのダンベルを、桜花は思い切り投げた。

1ヶ月前 No.1772

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

 目の前にいる男の気迫に数多は戦きながらも、数多は自信が投げたグングニルを信じ切っていた。彼が放つ言葉を受け止めながら、彼が倒れる姿を見守るつもりでいた。しかし、現実はそう簡単に行かない。
 目の前の男はグングニルを折ったのだ。それにより彼の中に恐怖が生じた。蹴り飛ばされたグングニルの穂先と折れたグングニルが手に収まると拳を握り消し去った。
「強くなるしか道がないか、ならば、君は」
 投げられたダンベルを弾いて桜花の元に歩んでいくが、一番最後に投げられたダンベルだけ弾くことが出来なかった。額に着弾すると頭蓋骨をグチャグチャに踏み荒らした。
「ならば、君は弱い奴に師事してもらってみろ」
 数多は倒れると共に金髪、桜花と段階を経て白髪のいつもの姿に戻った。体がどろりと溶けると無表情を浮かべる首だけを残した。
「何やってんだが僕、柄でもない」
 そう呟くと共に床に染みた黒い液体が数多の顔を貫く針山とかした。その針山は連鎖的に顕現していき、桜花の元に迫っていく。
>桜花

1ヶ月前 No.1773

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>桜花


迫り来る針山に対し、桜花には為す術がないと思われた。
しかし、ひとつだけ、たったひとつだけあった。

「こんなのは………どうよ?」

桜花の全身の筋肉が膨張し、桜花が一回り大きくなる。
知る人ぞ知る桜花の秘策、『形態変化』。そしてこれは、パワーとガードにステータスを割り振った、『ストロング形態』。
それの、100倍状態。

パワーだけなら、あの六仙藤花と互角に張れた『ストライカー形態』の上半身部分だ。

そして親父たる六仙を思わせるほど巨大な手は、300キロにもなるバーベルを片端で掴んでいた。
それを両手で掴み、ハンマーの要領で、床面へ振り下ろした。

あまりのパワーに、床が弾け飛んだ。
あまりのパワーに、バーベルが爆散した。

地面そのものが攻撃になるなら、『地面そのものを破壊すれば良い』という桜花の発想。
その効果や如何に。

1ヶ月前 No.1774

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「僕よ覚悟を決めろ」
 地面の針山が粉々に砕けるさまを見て、数多は自分に対してそう言った。針に刺さっていた数多の頭部も同様に地面に落ちると、砕けた針山をドロドロに溶かすと体を形成した。
「桜花くん、お見苦しいところを見せちゃったね。ぽよぽよ」
 そう言うとピースをして指をクイクイと曲げた。
「で?どうするの?戦う?」
 あっけらかんとした無表情で彼に質問した。
>桜花

1ヶ月前 No.1775

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>数多


「是非もない」
通常形態に戻った桜花は、腹部の激痛を感じつつも数多に近寄っていった。
1度戦いを始めたら、死んでも勝つまで戦い続ける。
それが桜花のモットーだ。
「今、良い技を思い付いた………」
歩み寄るうちに、互いの攻撃範囲に突入する。
その瞬間。
わずか一瞬、もはや網膜に一瞬の残像すら残さず、五発の打撃が数多の両肘と両膝、首の根本に叩き込まれた。

1ヶ月前 No.1776

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「よもや、痛くはない」
 体に打撃を受けても尚、表情を変えることは無かった。しかし、立ったまま体を動かすことは無い。もっと言えば体がフラフラと動いていた。
「しかしながら、流石に体には堪える。ぽよぽよ」
 フラつきの幅が広くなると、数多は地面に倒れ込んだ。顔だけ上げて、桜花を見つめる。
 体を動かそうとしたが、疲れにより指先一本として動かない。
「死ななくても疲労は感じるし、痛みを感じなくてもダメージは貯蓄される。キャパシティオーバーしたようだな。どうする?殺すか?僕は死なないぽよ」
 起き上がらない体で桜花を見つめ、煽るような口調で問うた。
>桜花

1ヶ月前 No.1777

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>数多、all



『勝者とは、決着の際に頭をより高きに置いた者のこと』。

それ以上に明確な勝利の定義は存在しない。

目の前の明影数多は、外見こそまあまあ無事だが肉体の許容を超えたダメージにより、戦闘不能を余儀なくされている。

ここが戦場ならば、止めを刺すべきなのだろうが………。


「もう、良い」


相手より、自分が強い。
それがわかった以上、相手が決定的に対立する敵でない限り殺生はしない。
それに。
「死なないなら、止めは刺せん」

奴ならば、少しすればすぐに回復するだろう。


桜花はそのまま、なにも告げることなく訓練場を後にした。

1ヶ月前 No.1778

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「少し待てって!」
 力を振り絞り体の下にキャタピラを作った。変な音をたてながら地面を這って歩くと桜花を追いかけて行った。
「話聞いてましたぁ?弱い奴に師事して貰わないか?って言ってるのですぅ」
 キュルキュルと動きながら、うつ伏せで桜花の周りを回った。
「おそらくこの学園で現状、最も弱い男。闇光零先生に会ってみない?」
>桜花

1ヶ月前 No.1779

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>数多


「………闇光零?」

腹部からの出血は激しく、既に桜花の意識を半ば奪いかけていたが、その男の名を聞いた途端復活した。

「お前、元気だな」
負けたそばからそんな動き回れるやつ、初めて見たぜ_______ふふっと笑ってから、数多の首根っこをつかむ。
「どこにいるんだ、そいつは」

弱いやつに興味がない、なんてことは一言も言ってない。むしろ興味がある。
自分の位置を、そこで測りたいというのもあるし第一__―――どんな人間なのか、興味があった。

闇光零といえば、この学園の教師である。
教師とはこの学園では、そこそこ強い部類の連中。しかし、生徒からも明確すぎるほどに「弱い」と断言されるその存在に、興味が湧かないはずがない。

1ヶ月前 No.1780

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

 首根っこを掴まれた数多は嫌そうにキャタピラで距離を取った。『どこにいるんだ、そいつは』と尋ねられて、数多は首を傾げた。
「幅増を教えている筈だから、いつも通りならグラウンド付近に居るんだが、今日はわからないな。取り敢えずは」
 数多の首がポロリと落ちた。どうにか転がっていき、桜花の足元に転がった。
「僕の体をその穴に埋めてくれ。彼はめんどくさい人間だ。そう言う綻びから門前払いを喰らうかもしれない。取り敢えずは穴を埋めて僕を連れてけ」
>桜花

1ヶ月前 No.1781

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_Pr0



>>幅増


ゆっくりと振り返る。朗らかな微笑みで私はこう返す。


那岐「ここの植物が、元気ないような感じがしたんです。だから、癒してました。私、一応植物を元気にする能力を持ってますから。」


そういってどろだらけの足をくるって回しながら、少し薄汚れたワンピースで笑う。
お父様は新しいものをたくさんくれたけど、私には、こっちのがあってるから。


そして、疑問に思ったことを聞く。


那岐「どちら様ですか……? と、こっちから聞くのも野暮でしたね。私は工藤那岐と申します。再度聞きますが、どちら様でしょうか……? 」


お嬢様なのに、お嬢様らしくない少女はゆっくり微笑んで、風の祝福を受けながら。優しく微笑んだ。



>>数多、こまさん


瀬奈「数多さんって言うんですね。確かに白……い? 」


そう言ってうねうねしたタコの触角をつんつんと触る。海鮮系統はそこまで食したことがない私にとって、その感触は不思議なものであった。こまさんも、あまりこの扉には触れないでほしいなあ……。なんて。思ったりして。

そして、闇さんの知り合いだというので、私は呼び瀬を一枚取り出して、ふっと息をかけた。手紙に姿形が変わる。たまに、継受として、手紙を神様や天使から受け取ることがある。それが召喚の代償でもあるし、彼女たちをしるすべになるからだ。


瀬奈「これ。闇さんに渡してあげてくれませんか? 私は面識がありませんし。彼には会う気はないんです。……貴方の愛した人の、最後の言葉です、ってだけ口添えお願いします。」


そう。これは、神様があの夢の時に残した唯一の手紙。少しすり切れた紙に綺麗な文字でつづられたその手紙には「側にいられなくてごめん。いろいろと破壊して、壊してしまって御免。ずっと、好きでした。俺は、天界にいるから。いつか。いつか。会いに来てね」とそれだけ書かれていた。勿論、疾風は会いたい気持ちが大きいが、神という立場。もう、関わってはいけないと思っているのだろう。仕方ないのだ。これが、運命。別れた二人は、会うことはきっと。きっと。出来ないだろうけれど。くみ取ってあげてほしい。

1ヶ月前 No.1782

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

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1ヶ月前 No.1783

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「あぁ、そうか、オレには植物の顔色はわからないんだ。君が言うならそうなのだろうよ」
 与吉は答えを理解しようとしたがいまいちピンと来なく、爽やかな顔でそう言った。
 彼女から自己紹介を与えられる。
「あぁ、ボクは幅増与吉だ。発明家をやっている」
 彼はそう言うとさわやかに微笑んで見せた。
>那岐

 タコの触手を触られ、数多はすこし心地悪い感情を覚え元に戻した。手紙を受け取りながら、首を傾げた。
「面識はあるけど何処にいるかは分からないんだよな、それこそ旧知の友となれば分かるんだろうけど」
>瀬奈

1ヶ月前 No.1784

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>鷲樹


「楽しむ、か………」

天春が、迫り来る鷲樹を見据えて面白そうに呟く。
鷲樹の金色の瞳は、まさにあのときあの戦いの時と同じだった。

「この俺を相手に、楽しむ、か………」

あの戦いは。
双方ともに大きなダメージを受け、結果だけ見れば天春を仕留めきれなかった鷲樹は戦略的に敗北し、鷲樹の撃破に失敗し撤退を余儀なくされた天春は戦術的に敗北した。
言うなれば、相討ち。もしくは、痛み分け。

しかし。
再び生を受け、しかも相当に強化された天春は、今なら闇之鷲樹を、そして七城桜花を、そしてあろうことか、生きているならば六仙藤花をも倒すことができると思っていた。


「楽しめると、良いなァ?」
天春は迎え撃つことを決め、敢えて何の構えもなしに、それどころか両手を開いて腕を広げ、飛び込んでくる鷲樹をまるで旧友をハグで迎える欧米人のように笑った。




>>数多


言われた通りに数多の体を、先程自分が空けた穴に放り込むと、数多の首を抱えてグラウンドに行こうとした。

しかし。

「ぐっ………」

さすがに土手っ腹に穴が空き、あまつさえ貫かれている桜花は、出血多量で倒れた。
一応、半分死ななくなっているとはいえ、行動不能状態には陥る。
「やべえ」
数多の首をほっぽりだして、しばらくそのまま休むことにした。

1ヶ月前 No.1785

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_Pr0


>>鷲樹


顔色一つ変える事のない悠久を生きる少女は、彼の言葉を人間的語学にて正確に分析する。彼の声は何処か疲れているようにも感じるし、鈴凪姉様、夕凪様と、私と話している時とは全く違うであろう。と推測で来た。観測を始める。


那岐「それがどうかしたのですか? 当たり前の事ではないですか。全て元に戻ったところで、貴方は満足なのですか? 」


顔色一つ変えず、表情も変えない。変わらない日々などなく、それはどのレベルであろうが観測可能なレベル。それを彼は何故改めて言うのだろうか? 不思議で仕方がない。私だって、日々変わっていく世界を見続ける。飽きてはいるが、お父様が拾ってくださったこの命を無残に捨てるわけにはいかない。その思いで生きている。この青年は贅沢だ。本当に。この青年にとって、ここにいるのが当たり前のように聞こえた。だから私は聞く。


那岐「万物提唱。貴方は、ここに居たいのですか? いるのが当たり前だと申すのであれば、聞き方を変えますが。」


彼女にとって、一つの理に縛られる世界の人間を幾度となく見てきた。屍として生き返る蘇生術。その蘇生された心には欠陥があることも。故人を完璧に蘇生させる事等、出来るはずがない事も。この世の「始まり」と「終わり」は一貫している事。彼の未来を占うにしろ何にしろ。私が生んだ「罪」は生産しなければならない。無論。お父様の罪も。

彼女の周りにはいつも不思議な風が吹いている。冷めてしまった心を突き動かすような何かと、彼女の何処かうすっぺたい人間性、薄れてしまった過去。私が私らしくあるために、してきた所業。それは故疾風よりも、ここにいる誰よりも残虐な事。それらは何千人と殺してきた、私の所業。この青年がもし私の首を落としたとしても。私は死ねない。血すら、流れない。そういう「理」なのだ。


那岐「貴方についての情報が欠落しているため、私には判断出来かねますが、話すら聞けない。というのは、故当主様の躾不足と受け付けますが。貴方の答えは陰惨無礼で、とても人に対して答える答えではありません。私は人、という存在からは外れてますのであっていますが。ここの体育教師の人の義手や出血多量で死亡寸前、寝たきり、魔性の鬼、親子喧嘩。全て過去の事しか、答えておりません。ここを、どうしたい。ああしたい。という感情が見受けられません。故当主様には失礼かと思いますが、一言。何処を見て生きているのですか? 終わりゆく〜を楽しみたいのであれば、そこの席、私が頂きたいぐらいです。贅沢はほどほどにしたらいかがですか? ここの元生徒会長様がどんな方かは会うことができませんので存じ上げる事も出来ませんけど、私にとってはほとほと元生徒会長様がこうなることを望んでいるようには、見えませんけどね。」


そういって、一つ息を吐く。風がまた吹く。彼女の周りを怪し気に揺蕩う風は、いつの日も、何処か未来も過去も呆れているように見つめている。



>>豹羅


冷めたその目を一瞬感じた。そして、何処かこの人間にとって、私との決定的違いを見つけることができたが、それを押し付けるのもめんどくさい。私にとって彼は、正直いわば他人でしかない。彼に私の思いを告げたところで、って感じだ。だし、こちらの無礼を謝ったのにも関わらず、なんだこの人間。と若干腹立つものもあるが、絡みたくないのならさっさとここから出て行っても構わないのだとは思った。私、怒りたくないのですけど。

少し機嫌を損ねただけで自然がざわめきはじめ、少し心配そうに花弁が落ちる。そこで私は怒りを覚えているのだと知り、その感情を収めた。何処か諦めたような感じのある人間。そして、挨拶もないとは何事か―! というツッコミを、どうしたらいいのやら。


那岐「挨拶もなしに失礼とは思いましたが、貴方もそこそこに無礼ですね。私は貴方に名を名乗りましたが、貴方は知ってるなら名乗らなくてもよいと思ってらっしゃるご様子で。簡略化は大事ですが、初対面で失礼をかました身ではありますが、そこそこに失礼です。」


そういって少し手に植物を咲かせ息を吹きかけ、その蜜を一滴の球体に落とし、千本桜の樹に落とした。私がここに居る分の少しの駄賃と、貴方への挨拶代わりに。


那岐「限界が見えている、というのなら問いますが……。これから、どうするおつもりなのですか? ここの学園が無くなったら。貴方がたはどうするのですか? 鈴凪様の言葉を借りますが「悠久ありても未来はある。過去にしがみつくその様は、きっとそのものが望んだ形ではない」という言葉を私に頂きました。私は永遠に生きる、人の範疇を超えた生物だと認定されました。」


ひと呼吸おいて。


那岐「故当主様の文ですが、貴方宛てのはありませんでした。会ったのは、豹那という女性宛てでした。その女性が、この学園の命だというのなら。私は故当主様の文通りに。ここを保つことをお約束します。朽ち果てる前に。悠久の命を私に差し替えれば、いいのだと思います。工藤家に入った時、お父様から杯は頂きました。工藤家の血を飲んだ私は、工藤家の人間です。今。故当主様が、豹那……という女性にしたかったことを、私がするべきだと。私は申し上げます。私は、彼女の寿命を生き返らせることは出来ません。消費したものを補填することは出来ますが、直接会わなければ出来ませんし。

貴方が選択するか、貴方の周りで相談してください。この学園をどうするのか。自分勝手に生きるのであれば、私の力など、必要もありませんもの。それでは。」


そういって、ふんわりと裸足で歩き出す。腹が立った、というよりも。ここの世界には、ロジック的な何かが存在していると思っている。私は、それを探しに行こう。そう思いながら。幼き日に会った、悠斗お嬢様の記憶を浮かべる。私は、あの方の側付きに近かったものですから。あの方が私を覚えていなくても。それでいい。

ただ、貴方の愛した人とは会話してきましたよと。そう思ったまでだった。


【長いので分けます】

1ヶ月前 No.1786

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_Pr0


>>幅増

那岐「そう、ですか。発明家さんですか……。あまり、触れ合ったことのないタイプの人ですね」


そう、少し顔を近づけて言う。外はねの髪はぴょんとはねて彼に近づいた。



那岐「例えば、材料を渡せば、何か発明してくれるとかあるのですか?」

こんな感じで緩やかに聞いてみた。



>>数多、こまさん


瀬奈「渡せる時で、いいと思うのです。私には、神様のご継受だとしか聞いてませんし。」

そういって笑う。そしてそれた話を元に戻した。


瀬奈「えっと、数多さん、こまさん、ここのお部屋、どうやったら開けられるのでしょうか……? 私の力では、開けられそうにないみたいなんですけど……。」


そう、袖を揺らしていった。何処か、幼い面影のある少女だ。

1ヶ月前 No.1787

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「おっと、バスケットボール数多くんになっちゃう」
 ボンボンとバウンドして数多の頭が遠くに飛んでいった。桜花が倒れているのを見ながら転がっていくと、数多の目の前に光が走りその光の足が数多に当たると頭は遠く彼方へと飛んでいった。
 光は足を止めると、曇ったバイザーを上げて周りを見回す。
「何か、蹴った気がする」
 そう言いまた周りを見回すと、幅増は倒れる桜花を見つけた。腹に穴の空いた青年を揺さぶるが、返事を聞く前に(動けないのか)と判断すると走っていった。
「遅い」
 零はストップウォッチを止めると、冷たい声でそう告げた。パソコンにメモを取ると、幅増の顔を見た。
「前よりも1分も……なるほど、今のはカウントしないようにしておこう」
 メモを範囲指定し消した。
「場所を移そうか」
 彼はそう言うと校舎の中に入っていき旧情報部室を解錠した。与吉はソファに桜花を寝せる。
「喋れるか?」
>桜花

「なるほど、車……か。車……どうなってるかな」
 ベコベコに凹んだ車を零は思い浮かべた。狼華の顔をじっと見つめた。
「確かに、この辺りに居ても何にもならないな。戻ってみようか」
 車は無いものの車にはカバンがある好機と捉えた零は、そう言って狼華の手を引くと歩き出した。
>狼華

「まぁ、発明家自体が少ないからね。仕方ない」
 近付いてきた相手の顔を恥ずかしがることも無く見つめる。少女の言葉に耳を傾ける。
 少女の質問に首を傾げる。
「まぁ出来るだろうな。コンセプトとか伝えてくれればもっと想像しやすい創造もしやすい」
 彼は自分の発明過程を思い浮かべながらそう言った。
「何かご要望があればなんでも作るぜ?」
>那岐

「なるほどいつか、会ったら渡しとくよ。いつ渡せるかはわからないけど」
 ほぼほぼ無表情でそう言った。
 小町は横でポケーっとした顔で二人を見つめていた。
「血って言いましたし、ここを作った人の血とか血族の血とかかけたらあくのではないでしょうか」
 小町が体をシャカシャカと動かしながらそう言った。数多はポケーっとしながら、周りを見回す。
 フラフラと体を左右に動かしながら歩いていくと幼い面影のある少女の前に立った。
「血をくれない?君」
>瀬名

29日前 No.1788

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_iNp



>>幅増

那岐「私の人生では”自称”の方が多かったのですが、本物の方と出会えてなんだか不思議な気分です。」


そういって、うんうんとうなずく。なんだか正直少女らしくてかわいらしいしぐさに見えた。


那岐「これ、作れるとですか? 」


そういって、手帳から取り出して、イラストを見せる。
それは、疾風が作った、あの球体。
天使の羽根、時の一族の血液、傀儡の糸、そして、生命樹の樹液から作られたあの球体。
これが作れれば、この世界も、安定するかもしれないから。


>>数多、こまさん

瀬奈「分かりました。神様がどう思われるかは、わかりませんが。いつかの時にでも。」

そう言って笑う。そのほほえみはいい。
こまさんと数多さんの声を聴いて。びっくりしたように反応してこういった。


瀬奈「私の血で良ければ……。えっと、何処に出せばいいですか?」


そういって困ったように眉をゆがめた

28日前 No.1789

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「これねぇ、何に使うものなのかな?」
 イラストをマジマジと見つめる。その球体の使用用途を推察しようとするが、彼が思うものはミラーボールであったり新手の爆弾だったりしていた。
「使用用途が分からないと、別のものになってしまうかもしれないし。それに、これは一体何でできてるんだい?」
 素朴な質問を彼女にぶつけた。
>那岐

「どこに出せばいいねぇ」
 彼はそう呟きながら、扉を舐めるように見つめた。
「分からないから、適当にそこら辺にドバーって」
 横から小町が大きな声で「わー!わー!」と言い声をかき消した。数多の肩をつかもうとするも、盲目により手が掠めた。
「ダメです!危ないですよ!」
 そう言うと目の奥に潜む祟り神が『危なくねぇだろ』と呟いた。脳に響く声に対して圧力をかけるために、自分の太ももを抓った。
>瀬奈

28日前 No.1790

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>与吉、数多


「誰だ………?」
誰かに呼び掛けられて目を開けると、そこには与吉がいた。しかし、桜花は彼の事を知らない。
「喋れるっちゃ喋れるが」

おかしな事に、桜花の腹の穴はいつの間にか塞がりかけている。しかし、血が足りないのか意識は混濁したままだ。とはいえ、あれほど大量に出血しておきながら意識の混濁だけで済んでしまう時点で、やはり異常すぎた。

自分が寝かされていることに気づいた桜花は、自分が目の前の数多ではない男によってソファーにいることを察した。

28日前 No.1791

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「異常なまでの回復力だな」
 塞がりかけている傷を見て零は感慨深そうに呟いた。
 顎に手を当てて彼は目の前にいる桜花の能力が如何なるものか考えた。しかしながら、考えようにも状況証拠が少ない。
 彼は学園のコンピューターをハックするなりして盗み見ようかと考えたが、書類の信頼性が薄いと見てその考えを捨てた。
 彼はある程度答えを固めると彼に答え合わせを願おうと思い質問を投げた。
「順当に考えれば回復能力者だ。しかしながら、回復能力者が体に穴が空くような熾烈な戦いに臨むとは考えられない。よって、俺は細胞増殖促進と考えた。どうかね?」
 彼は一度息を吸った。情報部室に置かれた型落ちしているパソコンを立ち上げると、彼の顔を見つめた。
「片手間だったから詳しくはないが君と数多が戦闘をしたことは知っている。それについてはどのような切っ掛けで戦闘が起きたのだ?」
 パソコンに彼が投げかけた質問を書き連ねると、キーボードに指を置き相手の反応を見た。
>桜花

28日前 No.1792

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_iNp



>>幅増


那岐「あ、えっと。願いを一個叶えるとされる、時の一族が使う球体だとされます。私には、作り方が分からない物ですので……。
   使用用途は単純で、永久の命を千本桜に与えたいんです。そしたら、この空間は壊れる事はないでしょうから……。」


そういって、しょぼんとした後、のちの質問に答える。


那岐「天使の羽根、魔力の高い傀儡師が作った傀儡の糸、生命樹の樹液。だと表記されています。……作れますか? 」


そう一度聞いてみて。



>>こまさん、数多

適当にどばーって、どうやろう……と思ってたらこまさんが声をかき消した。


瀬奈「え。っと。じゃあ。何かの容器に入れればいいとか……? ですかね? 」


なんて二人の事を見つめながらそう言った。

27日前 No.1793

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「願望器か、作れるかどうか怪しいな。俺がこれまで作ってきたのは既知の科学技術で再現可能だったりするものだからな」
 その聞きなれない材料を聞いて首を傾げた。
「聞き慣れないな。その材料で作るとなると、それは呪術師の類だな。もしかしたらお力添え出来ないかもしれない。やってみないと分からないが」
 彼はそう続けると、目の前の少女に対して一度頭を下げた。>那岐

「沢山抜いたら危ないですよ」
 小町は弱々しくそう言った。彼女は煙管に葉っぱをつめ火をつけた、口にそれを満たすと白い煙を外に吐き出した。大まかではあるが把握出来た周囲を彼女は脳内で、扉をくまなく探しだす。
「どこか、ないですかね……見つかりさえすれば量が分かるのだけれど」
>瀬奈

27日前 No.1794

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>与吉


能力は胞増殖促進か、と言われると、桜花は首を斜めに振った。
「どうかね、とか言われてもなぁ………わからねえとしか言えねえし。原理知らねえし………細胞がどうとか言われても、なんとも言えねえよ」
そう、桜花は自分の能力が『身体能力を上げる』であることは知ってこそいたが、その原理は全く知らないらしい。
しかし、それ以外の事は知っている。
「………回復力が高いのは、半不死だからってのと………多分元が人間じゃねえから、てのもあるかもなァ………」

「切っ掛け?切っ掛けなんてあるかよ、ただ単に挑んでみたかったのさ、不死身の生物にな。
結果はどう見ても引き分けだったが」

27日前 No.1795

@ganma24 ★Android=vN4FlsE806

「なるほどな、なぜ半不死なのかとか非人間とはとか疑問が尽きないが、一番は能力が何かだ。この質問を先に帰結したい」
 メモを取る片手間にスマートフォンを弄り、彼が提出したと思われる書類を盗み取った。それをパラッと流し見ると、彼は予想外というような表情を浮かべる。
「君のメインと言える能力は身体強化なのか、興味深い」
 彼はそう言うと桜花の目の前にしゃがんだ。
「名乗り忘れていた俺は闇光零、教員をやっている。そしてこいつは幅増与吉、成り行きでトレーニングの練習を付き合ってやってる男だ」
 彼は簡単に自己紹介をすると、「桜花くん」と名乗られてない筈の名前を呼んだ。
「切っ掛けは無く。ただ単純にあいつと戦ってみたかったって言うわけか。君はただの戦闘狂には見えないな。」
 桜花の瞳を真っ直ぐに見つめる。
「何か目的があったように思える。それこそ、成り行きで戦ったのかも知れないが、戦うと思考が行き着くまでの過程に……察するに強くなりたいとかだろ?」

>桜花

27日前 No.1796

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_iNp


>>幅増

那岐「書物によると……えっと、故当主、工藤疾風が創作したもので、廬と呼ばれる天使の少女の羽根と、お父様の傀儡の糸、そして、奏葉様が見つけられた生命樹の樹液で作られたとされているので、お父様の糸を貰う事は、私なら出来ると思うんですが、天使の羽根……は依り代である瀬奈様に呼び出してもらって貰うしかない……ですね。生命樹は、私が場所を知っていますが……樹液を取ることが、すっごく難しいんです。」

ひと呼吸おいて。


那岐「生命樹は自我を持つ妖の一種だといわれており、気に入った人間にしか樹液を渡さないんです。なので……協力を、お願いしたいんです。発明家さんなら、生命樹の出す’問’にこたえられるかもしれません。私には……発想力があまりないので、解けなかったんですけどね……。」


そういって頭を下げた彼をあわあわしながら手を振ってそんなと言いたげにしている。



>>こまさん、数多


瀬奈は思いついた。呼び瀬を使う時に血を使うから、呼び瀬に血を浸せばいいんじゃ!?と。


瀬奈「私、式神や神様を召喚するときに呼び瀬と呼ばれる、呼び府のようなものを使うのですが、そこにありったけ血を含ませたらどうでしょうか?」


そう聞いてみる。二人の考え次第では、故当主の記録がみれるかもしれない。私の、神様の。

26日前 No.1797

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>与吉、零


「強くなる事に理由はない_______強いて挙げるなら、倒したいヤツがいる」

本当に倒したかったヤツは、もう死んでいるが、とも付け加える。


桜花の腹の傷は、もうほとんど塞がっている。しかし、結構な深手には違いない。
ここのところ、戦闘が目立つが、ここまで大きく負傷したのは親子喧嘩以来だ。数多の実力が相当なものであると認めざるを得ない。
しかし、親子喧嘩のときのような絶望感は感じなかったのは、なぜだろうか。

闇光零、という男は、先に首だけになった数多の口から、『弱き者』という触れ込みでその名を聞いた。それが今、目の前にいる男であるという。
確かに、強そうな何かは感じられない。しかし、それとは別のなにかを感じて、桜花は興味を抱いた。

23日前 No.1798

@ganma24 ★Android=wOGenN7ziO

「なるほど、倒したい人が居るというわけか」
 零はカツカツと指で机を引っ掻いた。零は本棚からファイルを取ると、人間の構造の書かれたページを取り出した。
「面白いな。人を倒したいから特訓する。俺が学生時代に思いつかなかった発想だ」
 零は小気味悪い笑みを浮かべた。その笑みは次第に声に出るような笑いに変わり、最後には大きめの笑い声に変わった。
 笑い終えると高い声で息を吐く。
「すまない、君をバカにしたわけじゃないんだ。これは知識欲による笑いだ。そうだな、擽られた時の笑いと同じだと思ってくれ」
 言い訳を重ねると途端に冷静な瞳になった。鋭い淀んだ瞳で桜花を視界の真ん中に置く。
「君の特訓を手伝わせてくれないか?」
>桜花

「なるほど、生命樹とやらに答えることくらいは手伝えるかもしれないな」
 彼は彼女が言う神話のような話に唾を飲んだ。彼は能力という非現実な要素をしっかりと理解しているものの、一応は理解していないとはいえ科学の信徒であった。
 この学園である程度の日数をすごして、科学で片付けられないものもあるというのは分かっている。それ故に彼女が語るものに対して興味を抱いたのだ。
 珍しく善意ではなく好奇心が勝った回答を導き出したあと、彼は「答えがあっているとは限らないけどな」とつけ加えた。
>那岐

 数多は瀬奈の提案を聞いて「なるほどねぇ」と首を縦に振った。
「確かにいいんじゃないかな。これと君のそれは関連付いてるようにも見えるしね」
 賛同する数多の横で、小町は見えないながら体を左右に揺らしていた。
「私もそれで解決するならいいと思いますが、出しすぎないでくださいね」
>瀬奈

23日前 No.1799

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>零


特訓に付き合わせてくれ、と言った零。桜花は一瞬、反応に困って頭を掻く。
「………特訓、ねぇ。
これ以上肉体を磨いたとて、この身体は既に進化するには限界に達しつつある。これ以上、どこを鍛えろと?

それとも、何か面白い事をしてくれるのか?と付け加えると、立ち上がって零に迫った。
その目は、零とは対照的に好奇心に満ち溢れている。
「獣に勝つ技なんてものがあるなら、喜んで乗るが」

23日前 No.1800

@ganma24 ★Android=wOGenN7ziO

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23日前 No.1801

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>零



長々しく能力について語られたものの、桜花はその半分ほども理解していない。
どうやら、頭のキレはあってもそれは戦闘においてのみで、それ以外は全く駄目らしい。無理もない、千花を飛び出す前も特に勉学に励むことはなく、飛び出して学園に来て以降もほとんど勉学に向き合わない。机に向かうことすら稀だ。頭が良くなるはずもない。
しかし、とりあえずまだ自分には成長する余地がある、と言いたいのは察した桜花は、話半分から真剣に聞き始めた。

目の前に立った零が、手を出してそれを自分が掴んだら、30秒間だけ身体強化を掛けろという。
わかった、と頷いてから、多くの傷痕が刻み込まれた太い右手を、平手を上にして差し出した。まるで、なにかを求めるような手だった。

21日前 No.1802

@ganma24 ★Android=wOGenN7ziO

 桜花の手を握り、通常の状態を調べた。太さなど事細かに、計測すると彼に能力を使うように促した。再び計測を始め、パソコンに事細かく記載した。

「なるほど、力が漲っているのは分かるな」

 彼は血管に手を触れると、違和感を感じた。血流が馬鹿みたいに加速していることに気がついた。彼は棚の上に積まれた箱から血圧計測器を取り出しパソコンに繋いだ。ボタンを押し計測を始めるとあっという間に常人の血圧の数値を越した。
 それを見た零は能力の全容を確信すると共に、額に汗を流した。昂る感情からつい笑みが漏れてしまう。

「君の能力は血流の加速だろうな。血液を加速させることにより、筋肉に対する栄養の循環とかうんぬんかんぬんで強くするというものだと察する事が出来る」

 置かれたファイルを捲り血管が書かれたページを開いた。

「君はこの能力を筋肉にしか使ってないように思えるが、脳の活性から始まり視力の強化、嗅覚の強化など体の五感どころか全てを強化することが出来るぞ」

 彼は溢れ出た唾を飲み込み、思考を張り巡らせると直ぐに零の中で彼の特訓方法を編み出した。しかしながら、特訓が出来なければ意味がないと思い、彼は膝を地に着けた。手を目の前に揃え頭を地につける。綺麗な土下座である。

「桜花くん、君の特訓を本当に手伝わせて欲しい。君を確実に強くするって保証する。出来なかったら俺はこの学園から去ることを約束しよう、だから俺に師事を付けさせてくれ」

>桜花

21日前 No.1803

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_oYX



>>幅増


那岐「手伝っていただけるのなら、案内します。車を読んだ後に、森林を歩くことになりますが、体は大丈夫ですか? 」


そう聞いてみる。一応、あの人の問いは摩訶不思議で気分を害する者も多いからだ。


那岐「答えにあっているもくそもありません。あの方が言うのは、人によって変わるのです。」


そういって、車を呼び、そこに来るように指示を魔力伝いで渡す。


那岐「車がもうすぐで来るみたいです。準備するものがあったらいってください。」

そういって、笑った


>>こまさん、数多


瀬奈「血を含んだそれを、上手く容器に収めるようにしてみます……。」


呼び瀬を取り出し、手を思いっきり噛む。血が出てきたところに呼び瀬にべったりと血を付け続ける。しみこむのに、一分はかかっただろうか。


瀬奈「血の入った容器に。」


と小さく言うと、小さな小瓶に入った、瀬奈の血が手に現れ、呼び瀬が消えた。
こまさんにも話しかける


瀬奈「これで、血は集まりましたし、私は無茶してないですよ。安心してください。」

そう言って、笑うもののの、少し血が足りなくなったのは事実なので、後で補給しに食べ物を食べようと思った瀬奈であった。

20日前 No.1804

@ganma24 ★Android=wOGenN7ziO

「準備するものねぇ……」
 彼はそう言って思考するものの、家に帰った所で何も持ってくるものはなかった。一番必要なスーツも自分の腕輪の中にある。
「特にはないな。すぐに行ける」
 彼はそう言うと、準備体操をする為に伸びをした。
>那岐

 数多がその小瓶を取りあげると、目の前に翳した。
「で、これをどうするんだろうね」
 数多が取り上げたのを見て、小町は取り返そうとするが身長が届かず、猫じゃらしにじゃれつく猫のようにぴょんぴょんと飛び跳ねた。
「ここに置けば食ってくれるとかないかな」
 彼はそう言って扉の前にちょこんと置いた。
>瀬奈

20日前 No.1805

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_oYX



>>幅増


那岐「それでは向かいましょう。この地の果て。奈落の山荘とも呼ばれた……我が、故郷に。」

そう言って、私は乗り込んだ。所謂高級車と呼ばれるものだった。

先に車に乗り込み、車の運転手に指示を飛ばす。その通りに車の運転手は車を準備し始めたが、少々時間がかかるとの事だった。
ここからはかなり離れているものだから、無理はない。
辺境の地であることには変わりがないものだからだ。

私は幅増に声をかける。優しく丁寧に。

那岐「乗ってください。一時間ほどかかりますが、飛ばしていきますので。」


そういって、車の中にもぐりこんだ。



>>こまさん、数多


扉は何も反応しなかった。だから私は少しむかっと来たので扉を少し蹴り飛ばした。
再度音声が流れる。


『ここは工藤家当主、疾風の私室だぞ? なんのようだ。』


「疾風、俺だ。開けろ。」


後ろから男性の太い声が聞こえた。工藤臥緑。現在の工藤家当主。
白い髪にひょろっとした体だが、強い魔力を感じる。


『お前か。好きに入れ。』


ガチャン、とドアが開く。
血は、必要なかったようだ。と臥緑は瀬奈に投げて返し部屋のドアを開けた。

その世界は、数年前から時が止まってしまったかのようだった。
彼女の私服もさもながらだが、彼女の記録とされた、日記まで残っている。
埃一つないその部屋の、一つに足を踏み入れる。

私は、神様が使っていた私室に入っているのだ。仕方ない。


瀬奈「当主様。ご協力感謝しますが、何故ここに。」


臥緑「その後ろの二人も入れ。んで、ここにある資料は少し貰っていくが、鷲樹とやらに、これ、豹羅かそのほかのメンツにこれ渡してくれ。今も繋がってる、日記だ。あいつが今どうして生きているか知ることが出来る。もしかしたらだが。豹那の命は、永久になるかもしれない。分からない。俺はそこまで、禁忌に触れたくないのでな。」


瀬奈「当主、さ、ま。」


臥緑「那岐の世話を頼んだ。鈴凪と夕凪のところに行くのでな。この場はまかせたぞ。」


瀬奈「仰せのままに……。」


そういって、臥緑は一瞬で消えた。
そして、振り返って、数多やこまさんに話しかける。


瀬奈「この部屋、探しましょう。きっと。未来を歩む糸口があるはずです。我が神よ。申し訳ございません。」


そういいながら、一つロッカーを開ける。そこには、異世界を繋ぐワープルートがあった。
ロッカーのネームプレートには監獄への近道へと書いてある。
その隣のロッカーを開ける。ネームプレートには「悠斗姉の墓地」と書いてあった。異次元へつながっている事は分かるが、嫌なにおいが立ち込めたワープルートだ。
またその隣のロッカーを開ける。ネームプレートには「天国と地獄への近道」と書いてある。私は勢いよく閉めた。そこには、味わったことのない恐怖等が感じられたからだ。

ロッカーは三つしかない。
部屋の真ん中に置いてある机には天井まで積んである書類の束が四つと、座っていたであろうと思われる高級そうなソファー。そして、引き出しには、鍵がたくさんある。どれがどの鍵かは、ネームプレートで管理されている様だ。

また、そのうちの一つに「上げた部屋」と書かれた鍵があったがなんだろう、これ。

探せば探すほど何かありそうだ。

17日前 No.1806

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>零



「………よくわからねえが、つまり俺はあんたを師と仰げば強くなれるんだな?」
そう聞けば桜花の判断は早い。まさに疾風迅雷の如く、桜花の思考が巡り、ある言葉をポンと言わせた。
「頼むわ」
珍しく頭を下げる桜花は、謎の高揚と期待が混じった気分であった。
それは恐らく………自分が遂に、あの獣に対抗する力を持てるかもしれない、という期待とその時の光景を想像しての高揚だった。

14日前 No.1807

風俥 @ganma24 ★Android=8UQZW1ztOq

「探索ゲームみたいだな」
 中に入った数多が、現れた男に興味を示さずそう呟いた。一方で小町は初めて入る土地を恐れ、数多の袖を引っ張っている。そして、唐突に放たれた声に驚いたのか情けない声を上げた。
 数多は鍵を見ると隅々まで観察し、指一つ一つを変化させ再現した。
「で、どこ回るよ。このテーマパーク」
>瀬奈

「一時間か。なるほど」
 彼はそう呟くと車に乗り込んだ。シートベルトを占めると、那岐の顔を見つめる。
「わかった、出発してくれ。準備はOKだ」
>那岐

11日前 No.1808

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_oYX


>>こまさん、数多


瀬奈「まあ、探索ゲーみたいですね……って、指が……!? 」


振り返ってそう答えるや否や無限に広がるパラレルワールド。
墓地やそれよりも危なさそうな地域、天国のような空間、監獄、実験室……なんだこれは。

墓地は夕凪様に関係があるであろうから、私は立ち入らない方がよさそうだ。
天国のような空間が、もしかしてイリオール様と関係がある場所なのだろうか。
こまさんに申し訳ないなあと思いながら、私は天国のような空間を指さして言った。


瀬奈「安全そうな場所から行きましょう……。イリオール様……私が召喚できる、天使様がいらっしゃるかもしれません。」


そういって、天国のような空間はさっきロッカーにもあった。
ロッカーを開け、そこに足を一歩入れる。吸い込まれるような光に包まれて、私は飛んだ。


純白の世界に。空前の雲の上に。穢れなき、その聖域に。


(ここからの描写、勝手に書いてもよきですか)



>>幅増


那岐「ここで、一つ昔話をしましょう。私の、少し昔の過去です。今はもう、何処にいるかもわからぬ。世界の事を。」


そういって、木の芽を一個空気に投げる。映像が流れ始める。特殊な生物の樹液と混合させたものなので、植物でこそないものの、効力はあったようだ。

そこの世界は、約300年前の物を映しているように見える。綺麗な現代の画像になっているが、建物が古いのだ。そこで、エルフと永久族の戦争、エルフが勝利し、永久族が散り散りになった事、そして「奈落の山荘」と呼ばれし、我が家。その映像がたんたんと流れている。私はもう見ても何も思わない。私は戦争に参加していないし、どうでもいい。

もう少しで、つくってところで映像がやんだ。そして、森独特の匂いと、すたれたような雰囲気を醸し出す森が、目の前に広がっていた。


那岐「つきましたよ。ここが奈落の山荘と呼ばれし我が故郷。名を、サラヴァルンティと言いました。ここを少し歩くとつきますので……どうか。周りの獣たちに気が付かれぬよう、お気を付けください。エルフがまだいますので。」


そういって、静かに歩き出す。物音立てず。過去の古の場所へ。

11日前 No.1809

風俥 @ganma24 ★Android=8UQZW1ztOq

「あぁ、今日はこれで解散だ。君に会えてよかったよ桜花くん」
 彼は地から頭を離すと立ち上がり、広げた荷物を整理した。ファイルをあった棚に戻すと、零は部室の扉を開く。
「明日の放課後、トレーニングルームに来てくれ。特訓に必要な機材を持っていく」
 彼はそう言うと幅増と共に外に出た。幅増の顔を見ると零は「作って欲しいものがある」と言い、スマホを取り出した。

 翌日、いつも以上に不健康そうな顔の零と、眠たそうに欠伸をする幅増は何も無い白い部屋の外、窓の近くに立っていた。横に置かれたガスマスクとヘッドホンの様な装置を零は持ち上げた。
「よく作ったな一日で」
 幅増はクマを蓄えた目で零をみつめる。
「発明だけが取り柄ですから」
 彼はそう言って、トレーニングルームの中を見つめていた。
 二人は桜花が到着するのを待つ。
>桜花

11日前 No.1810

風俥 @ganma24 ★Android=8UQZW1ztOq

「凄いだろう?」
 彼が自慢げにそういうが、小町は何がなんだか分からず首を傾げた。
 彼女について行くと純白の世界にたどり着いた。白いが故に、数多は背景に完全に溶け込んでいる。
>瀬奈
(大丈夫ですよ)

 流れ始めた映像を掴もうとするがからぶってしまう。幅増は首を傾げた。
「ホログラムか?ホログラムにしては鮮明だな」
 彼は思考を辞め内容に注目すると、終わると共に腕を組んだ。目線を下にずらし何かを考える。
「よく分からないが、エルフは危ないってことだろ?」
 森が現れるのを見ると那岐が降りたタイミングでおり、大きなからだを縮こませながら、あいだを縫うようにゆっくりと歩き出す。
>那岐

11日前 No.1811

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>零、与吉


朝起きると、桜花はパンツ一丁のままで準備運動を始めた。
普通に動ける辺り、昨日数多から受けた傷は完全に回復したようだ。
そして、着替えるととある場所へ向かって走った。


林の中に、開けた場所があった。その中心に、こんもりと盛り上がった土と、そこに細長い石が突き刺さっている。
その石には、『六仙藤花』と彫り抜かれていた。
………墓標である。

この盛り土も、あの六仙の巨体を埋める穴を用意できなかったために、土を被せただけ。
地上最強の称号を持つ男の墓にも関わらず、粗末なものである。
しかし、そこに六仙が眠っていることに違いはない。

その盛り土の目の前に立った桜花は、手を合わせることもしない。まるであの喧嘩の時のように、まるでそこに六仙が立っているかのように、攻撃的で殺意を込めた視線を送っていた。

いや、桜花は、そこに六仙だけの姿を見たのではない。
正確には、六仙やそれを凌駕する鉄閣、間違いなく自分より遥かに格上だった呑河や自分の右目を潰した黒弩、そして闇之豹那らの、今の自分より圧倒的に格上の強敵たちの姿を見ていた。

付け加えると、その多くは、今やこの世にはいない。

大戦の時、桜花は弟ともに馬鹿躍りに興じ、事件の切っ掛けを作った。
そして再起不能になってからしばらくして、満身創痍にしてようやく目覚めたと思いきや、目の前は阿鼻叫喚の戦場となっていた。
そしてそれらのほとんどは、かつて桜花に鎧袖一触で勝利し、そして現在桜花を突き動かす原動力となる存在によって生まれたものだった。

闇之豹那と鉄閣の戦闘は、とても桜花にはついていけなかった。見えないほど速く動く敵と、戦えるわけがないからだ。
パワーも、スピードも、タフネスも、桁違いだった。
豹那を圧倒し、更に破壊獣までも追い詰めるほどの実力を見せた鉄閣は、終盤で豹那の劇的な変身により完全に逆転された。完全に攻守交代、とまではいかなかったが、それでも豹那に追い込まれ、再生が追い付かなくなってついに倒れた。
そしてその間、桜花は二人の激闘に、何の寄与すら出来なかった。
割り込んだとしても豹那の邪魔になるし、鉄閣は特に容赦なく割り込んだ自分を殺しにかかる。そして自分は間違いなく殺される。そう直感した桜花は、途端に戦意を失いかけた。
しかし、自分の強さを再確認するために、香月や香陽などと共に、雑魚敵の掃討に興じた。

要は、怖じけて命を掛けなかったのだ。

そんなケチを神に見透かされ、その罰が当たったのか、桜花は黒弩の氷で右目を失った。
香月と共同で、なんとか倒せたような敵だった。単独で戦えば、桜花は驚異的な回復力を見せる間もなくそのまま殺されただろう。

ましてや、呑河。ノーチェが蓮花に掛けた術のお陰で、蓮花と記憶を一部共有しているから、呑河と豹那の戦闘のことを桜花は知っている。
呑河はまさに、命を『捨てていた』。自爆攻撃を繰り出した時点で一目瞭然だ。彼は、本気で豹那を倒そうとしていた。
気概もさることながら、『気』を駆使した攻撃は、桜花との能力の相性が悪い上に、地力ですらも雲泥の差があった。それを、ポテンシャルのみで撃破した豹那とは、地力のみでも絶望的な力の差があると感じた。

だからこそ、強くならねばならない。
今度こそ正面切って六仙やそのレベルの猛者を倒せるように、闇之豹那と互角に渡り合い、そして勝つために。

「地獄の底で指咥えて待ってやがれ。お前らを捻り倒せるくらいには強くなってやるさ」
拾った石を粉状に握り潰し、盛り土にぶちまけると、桜花は背を向けてその場を去った。



ドアを蹴り飛ばして、トレーニングルームに入ってきた桜花は、またもやタンクトップに短パンという軽装であった。

「来たぜ。早速、始めようかい………」

11日前 No.1812

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_oYX


>>こまさん、数多


その白い光しかない世界の中。少し進もうと歩を出すと、声が聞こえた。あの、録音された……工藤疾風と同じ声。
『こちらにおいで。この世界にまで来てしまうなんて。私の私室の部屋のロッカーを開けたな……? 全く、プライバシーも何もないものだよ。金色の線に沿って、こちらへおいで。尖兵共に見つかっても面倒だろうからね。』

私は、いつもよりもかなり早く鼓動する心臓と止まらぬ足に驚きながらも、金色に光るその細い線を通って歩いていく。走れないのに、疲れもしないこの空間の不思議さを謳いながら。数多やこまさんたちに私についてきてください、と叫んで、止まらぬ歩みを続ける。

そして、数分歩くと、一個の扉の前にたどり着いた。高級マンションの入り口のような、ドアノブが無いタイプのドアだ。私はそっと手を触れる。そこには。あの私室と同じような部屋が広がっており、奥のソファーに、一人の女性……いや、神様が居た。あの時に話した。美しき神。故工藤疾風。その人だった。


疾風「ああ、初めましての客人もいるのかな? 迎えに行った方がよかったのだろうか。まあ、座りたまえ。我が命。」


そういってほほ笑む彼女はふわりと浮き上がり、戸を開け、数多やこまさんを探しに行くとだけ伝えていった。美しき、その瞳と黒髪、私の本当になる姿。とても美しくて。とても魅力的だった。

_________________________


私は直ぐに追いつく。数多と呼ばれる真っ白な男と、こまさんと呼んでいた和装の少女を。神を宿している様だが、この空間に来て大丈夫なのだろうか。綺麗な黒のドレスに手袋、黒の長い髪を揺らし、金色の瞳で彼らを補足しふわりと止まる。彼らの近くに舞い降りる事が出来たのだろうか。


疾風「初めまして。俺は工藤疾風って言うんだ。洋名? もあったけど忘れちった。君らは、我が魂のお連れかな? ご案内しよう。」


そう、綺麗な鈴のような声で言う。彼らを導くようにしてルート……昔で言う橋みたいなものをかけた。全て、彼女の右手によって生成された物。そして、彼らの返答を待った。


【好き勝手かいてあれですが、12の門とかもこの後出そうかは迷い中です……イベなら出すんですけどね……。】


>>幅増


那岐「エルフは、強靭な肉体と魔力が高い事で有名で、弓矢を扱うことを得意とするほど、知識力もある種族です。……今はこの地にいるようですが、エルフも淘汰され、少なくなったと聞いています。」


と木々の隙間を縫い、歩いていく。どんどん自然が濃く、暗くなっていき、少しすると沼がある。沼に向かって一言、那岐は声をかけた。


那岐「問いを答えましょう。大樹・エルヴン。」


そういうと、沼の周りが一気に明るくなり、木が輝き始めた。そして、どこからともなく、声が聞こえた。


『わしがエルヴン。さあ。なぞかけに答えるのは坊やかね? お嬢ちゃんかね? 』


そうこだまする声で言われ、私は口をつぐんだ。お願いします。

11日前 No.1813

風俥 @ganma24 ★Android=8UQZW1ztOq

「はじめましてか、僕ははじめましてじゃないね。久しぶり、疾風さん」
 自分を殺しかけられた目の前の女性にそう返した。小町はキョロキョロと辺りを見回していると、見えもしないのにキョロキョロと見回しているとどこからともなく聞こえた声に恐怖を抱き、裾を握る力を強めた。
「僕は明影数多だ。この子は」
 数多の言葉が止まるとすかさず「芸妓舎小町です。よろしくお願いします」と頭を下げた。
「多分、お連れです!案内してくれるんですか?ありがとうございます!」
 小町はそう言って首を縦に振った。
>疾風

「エルフねぇ。童話の生き物と思ってた」
「いや、そりゃあ。神も何もいるのだから、きっと、エルフもいるのだろうけどな。」
 縮こまりながら歩いていくと沼の前に立った。何やら少女が声をかけると、沼地が明るくなり声が聞こえた。
「ボクだ。ボクが答える」
 問いかける声に向かって彼はそう言った。
>幅増

10日前 No.1814

風俥 @ganma24 ★Android=8UQZW1ztOq

 軽装で入ってきた桜花を見て「元気そうだな」と呟いた。ヘッドホンとガスマスクを手に取り桜花を白い部屋の中に誘うと、二つを与吉に押付けた。
「よく来たな。さて、初めに特訓の説明をさせてもらおう」
 彼はそう言うとガスマスクを取り上げた。
「君の肺活量の増加と、無駄のない動きの完成がこの特訓を終えた時に君が手に入れるものだ。何故、この二つが必要かは追って説明をする」
 ガスマスクを桜花の前に提示すると、胸に押付けた。
「このガスマスクは君の大呼吸でしか息をすることが出来ない。そう抑制することにより君の通常呼吸が大呼吸に変わり、より多く息を吸うことが出来る」
 次に与吉からヘッドホンを取り上げると、ヘッドホンを桜花に押し付けた。
「このヘッドホンは人の脳波に直接作用することにより、目の前に映像を投影する。その映像は目の前に障害物が表示されるというもの、もし万が一障害物が当たれば相応の罰が与えられる」

「前者は呼吸量を多くすることにより脳みそに多く酸素を供給し、視覚や聴覚などあらゆる機関を強化する。そして後者はそのまま、無駄のない動きを体に染み込ませるということだ」
 零は三つ目の特訓方法を言わずに説明を終わらせた。
「さあ、ガスマスクとヘッドホンをつけてくれ」
>桜花

10日前 No.1815

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>零、与吉



長々しい説明を聞いてこそいたが、桜花にはほとんど理解が追い付かない。
とても分かりやすく解説してくれているのだろうが、彼のちんけな脳みそではそれがなんなのかを全く理解出来ていない。
「………えーとつまり、息をたくさん吸って血の巡りを良くするトレーニングっつうことか?」
一連の説明を聞いて、なんとか結論を出す。やはり桜花は頭が悪い。
「とりあえず、これ付けりゃいいんだろ………?」と、ガスマスクとイヤホンをつける。
途端に、桜花は息が出来ないことに気付いた。
「ぐっ!?おッ!?」
桜花がガスマスクを外そうとするが、その瞬間に「大呼吸でしか息をすることができない」という言葉を思い出し、大きく息を吸った。
「す〜〜〜〜………ふう〜〜〜……」
さながら深呼吸だが、それであれば息ができるようだ。
「で、どうするんだって?」
なんとか適応したらしい桜花は二人に問い掛けた。

9日前 No.1816

風俥 @ganma24 ★Android=8UQZW1ztOq

「おぉ、もう適応したか。明日からはフィルターを追加しようか」
 彼はそう言いながら桜花の前に現れた。ゆっくりとヘッドホンの側面にあるボタンをつついた。
「このボタンを長押しして数分経つと目の前に障害物が現れる。決して簡単じゃないが頑張って避けてくれ」
 側面のボタンを零は長押しした。初めは様子見にと、零は部屋の壁まで下がっていった。
>桜花

8日前 No.1817

疾風 @yuika10☆/I6eiMaHxFai ★tWDezQuBiW_oYX


>>こまさん、数多


疾風「数多と小町、か。名前。思い出したのと、初めましてだな。見苦しい姿ですまんな。”霊衣”というらしくてな。これは変えることができないんだ。橋の上を渡って、ドアノブのない部屋にたどり着いたら手で押して行ってくれ。そしたら中には入れるから。お茶菓子とお茶買ってくるから、行って来いよ。」


そういってにこやかに笑う。そして”お茶請け”を買うことにする。


疾風「……じろじろ見てんじゃねえぞ。尖兵共が。殺されてえのか? 」


バチィ!と鋭く落ちる12の雷。敵を一気に殲滅した。見もせずに。雰囲気だけで人を殺したのだ。
そして、普通にお茶菓子とお茶を買い、部屋に戻る。

彼らは、いるだろうか。




>>幅増


那岐「…よろしくお願いいたします。」

私は声を潜めた。


エルヴン「始めようか。私の名はエルヴン。君の名前は? 」


そう問いかける初老の男性の声。この大木には心がありそうだ。


エルヴン「基礎知識から問おうか。パンドラの箱の説明を答えよ。パンドラの箱とはなんなのか? パンドラの箱の意味とは? 全て答えてくれたまえ。」


そういってエルヴンは口を閉じた。


【遅くなりごめんなさい……。引っ越し完了と体復帰しましたので帰ってきました】

15時間前 No.1818
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