Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(1632) >>

不思議な能力学園 パート8

 ( 学園ごっこ )
- アクセス(4402) - いいね!(8)

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI


ピカーッ
ゴロゴロ


荒れた空模様
目の前にそびえたつ大きな、不気味な学園。


「何者だ」


学園に見とれていると、気が付かぬうちに人がいた。

茶に白が混ざった髪の少年だ。
目付きはまるで猛禽類のように鋭い。


「...お前、能力者か。
...じゃあ、辿り着いたんだな、此処に。

なら、俺達は仲間も同然だ。

この書類に必要事項を記入してくれや」


名前
読み
性別
学年
クラス
性格
役割
容姿
能力
その他


「学年は中等部〜年。
高等部〜年。
言うまでもなく1〜3年。
クラスはA〜D。
能力は弱点を書け。
未記入は何一つ認めない。

俺の、これだ」


名前 闇之 鷲樹
読み ヤミノ シュウキ
性別 男
学年 中等部三年
クラス D
性格 クールと言うよりは冷めている。歯を見せて笑うことがない。サディスト。
役割 生徒会長
容姿 茶髪に白が混ざった短髪。金色の目。目付きは悪い。やせ形だが身長は高い。色白。左手の甲と胸元に闇之の刻印がある。
能力 普通より大きな鷲になれる(ただし長時間なることはできない上に普通の鷲より大きいので偵察の際は気付かれないよう注意が必要)
その他 闇之兄弟の末弟。兄たちは嫌いではないが、前会長の姉は嫌い。兄に鍛えられて剣道は達人級。



「かけたな。
これでアンタは学園の生徒だ。

...ドーゾ、宜しく」


差し出された少年の手を____。



【当スレは、パート7から十五年後の設定です。
前のスレからお越しの方、ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します】

1年前 No.0
ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17


 
 
↑前のページ (1582件) | 最新ページ

鋼霊 @samious ★Android=NPZApjsthb

>>


センサーは振動を感じなかった。
ハンマーは不発に終わったと認識する。

視界を戻すと目の前には自分が殴打した豹那と、仕留め損ねた流菜がいる。

自分に視線を向ける対象の増加に伴い、自己防衛のシステムは過激を極めていく。

リミッターの外れたマシンに流れる過電流で各所が赤熱し、所々にスパークが現れ始める。

耳障りな磁気音を轟かせながら表情を変えない機械は、'脅威'を排除するために歩みを進める。
しかし同時に仕留めるというシーケンスが存在しないため、豹那1人に狙いが定まる。

タックルを仕掛け、生体反応の続く限り豹那を排除しようとする。

24日前 No.1583

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

六仙>

体の重心をずらして六仙の拳をよけると
右手を勢いよく振り下ろした。
むき出しの爪は獣のごとく、六仙を引き裂かんと狙う。


豹那「思い出すよ...!
あの日をさ...!
あのときも、そうだ。
久々に痛いって感じたんだ。
お前を殴る度に、拳が砕けそうだったよ」


懐かしむような声をだし
目を細めて尾を揺らした。



呪詛>

豹那「...キミに何かあったら。
生活指導員にこっぴどく叱られんのよね」


言うまでもなく、弟だ。
彼は優しすぎるから、呪詛をずっと心配していた。
だが、この場で贔屓するのも無礼千万。

呪詛の前から退き、今度は彼女のとなりに降り立った。


豹那「...あの小娘、中々に強そうよ...」



千千千>

豹羅「んなん家族揃ってだっつのー」


ふんっと顔をそらす。
そういえばと自分の顔に触れてみた。
ついさっき体育館の床に叩きつけられたのだが
千千千のお陰か否か、もう痛みもほとんどない。


豹羅「あぶねーあぶねー。
お前がいなきゃ男前が崩れていたわ」


豹那と同じ自分の顔を撫でて言う中年が一匹。



香月>

豹那「なぁ、月。
私は___」


言葉を紡ぐより先に匂いに反応した。
殺意を向ける匂いだ。
香月に、ごめんなさい、と小さく告げると
不機嫌そうに尾を揺らして彼に背を向けた。


豹那「...呪詛...!!」


歯を食い縛って、かけた先には呪詛と氷であった。



香陽>

鷲樹「...はぁ。

肉豆腐作れ肉豆腐。
あれは腹にたまる」


まだ告げるには早すぎる思いをしまいこんで
頭をボリボリかくと香陽に豆腐を差し出した。


鷲樹「わかるか肉豆腐?
レシピ開く?」

24日前 No.1584

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

氷>

豹那「ッチ...」


体を狼サイズの破壊獣に変化させて
ひょいと攻撃を交わした。
身軽さこそあるが、攻撃には難のある姿である。


豹那『氷と言ったな!?
お前サンとは戦いたくねぇ私の気持ちを汲んではくれめぇかい!?』

24日前 No.1585

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那


豹那に向けて放たれた拳は、難なく回避された。
それどころか、その腹めがけて鋭い爪が繰り出された。
いつもなら、余裕で回避するか、それより迅い挙動で硬化し、カウンターを繰り出す。しかし、このときの六仙は、もはやそれに反応することも難しいほどにダメージを受けていた。
そう、腹の硬化すら、間に合わないほど。

豹那の爪が、六仙の腹筋を抉り取り、皮を裂き、血を噴き出させた。
「うぐっ!?」
思わず呻く六仙だが、その攻撃でふにゃふにゃの左足のバランスが崩れ、仰向けに地面に倒れた。
六仙の硬化は、硬く、しなる。そのため、左足や両腕の硬化は、粉砕された骨の代わり、皮膚を外骨格のようにする補強になってこそいるが、それで何かを支えたりすることは至難の技。無敵に思える彼の硬化の、唯一にして最大の弱点である。
その弱点を、このとき初めて知った六仙だが、すぐに起き上がってまた構える。
「今度こそ、儂が貴様をッッッ!!!」
威勢の良い台詞とは裏腹に、裂けた腹からはおびただしい量の血が流れ出ていた。

24日前 No.1586

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>桜(イン)


桜花の様子を見て、香月はおそらく声帯をやられたのだろうとゆっくりと桜花の首元に手をかざす。
声を出す時に喉が震えることくらいは香月にもわかるが、声帯が潰れているというのはどんかものなのだろう?
……まあ、所詮、香月に分かるのは痛みだけだ。

「声出してみるよろし。マシにはなったはずある」

それにしても、これだけの怪我をしてもこうして生するタフネス。
香月であればきっと、あっさりこの世から去ることを選んでしまいそうだ。


>>氷さん


目の前の彼女は自分の方には見向きをしないと判断し、流菜は後ろに回り込んで足払いを仕掛ける。
とはいえ、鋼鉄の体に足払いは有効なのかわからないのだが。

「もう1人いるのをお忘れですか? 」

この際成功するか失敗するかはどうでもいいのだ。
気をそらすことさえできれば。


>>豹那さん


生活指導員、という言葉に流菜は一瞬言葉を詰まらせる。
が、すぐに目を細めて「それは大変」とどこか呑気に笑った。
本家へと帰っている間、流菜には一体何があったのだろう。

「ええ、分かってます。豹那さんも、気をつけてください。
 “香月”を、傷つけないでください」

流菜は決して香月のことを呼び捨てにはしない。
それは流菜の豹那と共に戦うという決意の固さか、あるいは……他の誰か、なのか。


>>ららちゃん


「あらまー!! ヤミノ家うっひょー被害! ななちゃんの方がもっと素直だぜェ? 」

おそらく、「うっひょー被害」とか言うのは「風評被害」を指しているのだが、15年前よりかは大人しくなったにしても言葉遊びが好きなのは変わらないらしい。

「おとこ……まえ……? 」

豹羅の口から出てきた言葉に信じられないとでも言いたげにまじまじと豹羅を見ながら「何言ってんだこいつ」とでもいい出しそうなトーンで反芻した。
なかなか失礼である。


>>(ヒョウナ)


なにかを言いかけて去ってしまった豹那に声をかける間も無く、香月はその場に取り残されてしまった。

「……嫌な風あるな」

不意に吹いた風が赤髪を揺らす。
その風が香陽によって起こされた風ではないことは、吹いた風の肌寒さが伝えていた。


>>鷲(ジウ)


「にくどうふ! 」

鷲樹のなんとも言い難い態度に不思議そうにしながらも、鷲樹から出てきた提案になるほど、と頷く。
レシピを開くかと問われ、「だいじょ……」と言いかけたところで自分の味覚がバカになっていることを思って口をつぐむ。

「レシピほしい! 鷲(ジウ)も一緒に作ってくれるの? 」

23日前 No.1587

鋼霊 @samious ★Android=NPZApjsthb

>>


攻撃を仕掛け、かわされ、仕掛け、かわされ...

同じようなパターンが繰り返され、また同じ事が起きようとした時、足のセンサーに振動を感じる。
その方向を視認すると、今度は流菜が視界に入る。

攻撃は流菜から仕掛けられたと断定し、目標を変える。

今度は豹那の時と違い、飛び蹴りを放つために走り、飛び上がった。

23日前 No.1588

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>香月


首もとに手を当てられたあと、喉の痛みが引いていくのがわかった。
もしや、声帯が治ったのか、と思い、身体を起こして試しに声を出してみた。
「ぁ………ぁぁ………」
掠れた声しか出ないが、桜花には何の音も聞こえない。
(鼓膜が破れてるんだった………)
桜花は、血が流れ出ている両耳を指差し、次いで両手の人差し指でバツを作った。
耳が聞こえない、というジェスチャーだ。

23日前 No.1589

椿 @tubasa921 ★Android=LCK5y5KSW0

>>


椿「豹那さん…!?氷…!?琉菜さん…!?」

激化していく戦闘に戸惑いを隠せない。
ただ、能力者としての血が騒いだ。

椿「いい加減に…!!」

言葉も終わらぬまま、氷に気から作り出した波動をぶつけた。
どちらに回るかは既に決めていたようだ。

23日前 No.1590

鋼霊 @samious ★Android=NPZApjsthb

>>


飛び上がった刹那何かの衝撃に体制を崩し、倒れ込む。
蹴りは不発に終わった。

衝撃を加えられた方向を視認すると、自分に敵意を向けていると断定できる人影がもう1人。

これを排除対象と認識する。
もはやシステムの稼働は限界を超えていた。

数箇所だったスパークは全身から溢れ出し
落ちた衝撃で赤熱した鋼はへこみ、形はどんどんいびつなものになっていく。

今度は新しく視認した椿へ足を早めると、全力の拳を叩き込むために腕を振りかぶった。

23日前 No.1591

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

六仙>

豹那「やれるのかい?」


六仙の状態は見ていて痛々しい。
思わず眉根を寄せるが、手を抜く無礼もしない。


豹那「あの日の忘れ物を
お前は渡せるのか、六仙 藤花」


ひゅっ、と飛び上がったかと思えば
しなやかな身のこなしの後、踵落としの体制に入った。



呪詛>

豹那「...そうさな」


あの少年をこれ以上苦しい思いで満たさせてたまるものか。
もう少年の苦しむ顔はみたくないのだ。

呪詛を横目で見ると、っふ、と笑みを浮かべた。
弟が気にかける生徒だったが
なるほど、大いに納得する。
今の竜也なら、心配して当然だ。


豹那「...あーあ。
どっちみち竜也に叱られんなぁ、私」



千千千>

豹羅「何語だようっひょー被害って。
ここは日本だぞ、ロシアじゃねえんだぞ」


ロシアにもそんな単語はないのである。
豹那の方が素直、というのには反論できなかった。
結局妹方が良くできた人間なのだ。


豹羅「テメェ男前っていえや。
その反応腹立つヤメロ、オイ、やめなさい千千千。
その反応は豹那の顔にも同じ反応してることになるかんなー!」



香月>

鷲樹「良いけど、卵近づけねぇでくれよ」


アレルギーのせいもあって、卵そのものがダメになってしまった。
目前の卵にも眉をしかめ、手をふる。


鷲樹「オイ、レシピこれ。
まずは、肉だな。
豆腐も切んなきゃだ。

よし、頑張れ」


手順がわかれど、満足に料理をしたことのない鷲樹。
読み上げておきながらも、開封した豆腐を香陽の手にのっけた。


氷>
豹那「ッ..こ、の...!!
こなクソォ!!」


火事場のバカ力とは恐ろしいもので、
事もあろうに、豹那は氷の足元に向け連続で衝撃波をはなった

23日前 No.1592

鋼霊 @samious ★Android=NPZApjsthb

>>


視線は一点を見定めていた。
目の前の少女、椿を排除する為に。

しかし、再び足のセンサーに衝撃が加わる。
同時に、足からの信号が無くなった。

足元に放たれた衝撃波により地面は弾け、熱で軟化していた足は膝から下が砕け散った。

そして、足を失った体はそのままうつ伏せに倒れ込み、動かなくなった。

22日前 No.1593

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

氷>

豹那「っ...はぁ...。

なんだったんだよ...いったいよ...」

22日前 No.1594

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那


「ああ、もう済んだわ」

豹那の踵落としに対し、六仙にそれを止める術は存在しない。
砕け、硬化させただけの脆弱な両腕を使ったところで防御力も、そして砕けた左足には上方向からの衝撃を耐えるだけの安定性もない。
ただ、その視線だけは、豹那を貫かんばかりに見据えていた。

22日前 No.1595

鋼霊 @samious ★Android=gdSf3WdCty

>>


地に伏してなお、防衛を続けようとする。
しかし、いくらコンピュータが指示を出してももはや体は動かない。

目は赤い光を点滅させ、緊急事態を知らせている。
そしてなお暴走を続けている電源からショートした箇所は火花を散らし続け、赤熱し、溶けだしている箇所すらある。

霊は、必死にこの人形を操ろうと足掻いたが、無反応を返す機械に愛想をつかした。
そして、次の依代を探すためにどこかへ消えてしまった。

霊が居なくなるのを決定づけるように、コンピュータの信号は瞬く間に沈黙し赤熱箇所が減っていく。
目の光が弱まっていく。

完全に沈黙する前の数秒間、傷と熱によりボロボロになった体からノイズと共に音声が流れ出す。

「...最後...に...と..に...過ご...ばさ...
私...は...君...愛して...た...
そし...椿...母を...守...れ...」

そしてノイズが徐々に酷くなり、やがて何も聞こえなくなる。
最後に、耳をつんざく金属音が響いたと思うと、その体は爆発を起こし四散した。

22日前 No.1596

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>氷、豹那さん、椿さん


飛び蹴りをかわすことができない、と覚悟して流菜がキュッと目をつぶった時、自分に足が当たるよりも先に、目前で膝より下が砕けたその姿に目を見開く。
そこには気で波動を作り出してくれていた様子の椿を見て、思わず流菜からは安心からの細い息が漏れる。

「……それじゃあ、竜也先生に怒られる時は私も一緒にいてあげます」

豹那から出てきた言葉に流菜がにっこりと微笑むと、再度目の前の方に集中する。
……が、そこに及ぶまでもなく、なにかのノイズ音が聞こえたかと思えばすぐに爆発した姿を見て流菜は思わず絶句した。

「い、いったい、どういう……」


>>桜(イン)


掠れた声が出てきた桜花に安堵したように香月が手をおろそうとすると、次に桜花がとった行動にすぐに下ろしかけた手を耳へと動かした。

「まったく……」

呆れているような声を出しているものの、しっかりと治療しているのは友を想う故か。

「無茶も程々にするよろし。我がいつでも側にいるわけじゃねーあるからな」

恐らくもう聞こえているのだろうけれど、わざわざ大きな声を張り上げるようにしながら香月は桜花の耳元で喋った。


>>鷲(ジウ)


「明白了(りょうかい)! 」

そう言うや否や目に付いた卵を鷲樹の視界に入らないところへと隠そうとしている辺り、やはり過保護というかなんというか。
豆腐を手のひらの上に乗せられると、香陽は包丁をゆっくりとマスの目に豆腐へと入れる。

「ひえ〜、ヒヤヒヤするよ……」

料理経験はあるが、やはりこの作業はいつもひやりとする。
豆腐を均等に切り終えると、レシピを見ながら次は、と肉を切る作業に入った。

「あは、こういうのって日本語でなんて言うんだっけ……ええと……」

肉を切っていた手をふと止めたかと思えば、何かを考え始めていたが、すぐに「あ!」と思い出したようにして残りの肉を手際よく切ってから口を開く。

「シンコンさん! そう、それみたいなのよ! 」

22日前 No.1597

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

22日前 No.1598

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>ららちゃん


「うっひょー被害ってのはぁ! うっひょー被害だってばぁ!! 」

そんなことも知らないの〜〜? ららちゃんってば遅れてるな〜〜とでもいい出しそうな表情を作りながら千薬はにこにことしている。
あいも変わらず、人を困らせることと到底理解ができないことが好きなのは変わらない。

「ななちゃんは綺麗になったじゃん? あ、元からびゅーてほーだけどね? でもららちゃんはさぁ……」

上から下まで再度見直した後の千薬の口は、男前ではないよねえ、と言い出しそうである。

「ま、オレサマちゃんに好かれる顔って感じ? 」

精一杯のフォローのつもりなんだろうが、それにしたって、と言ったところか。


>>豹那さん


永久に獣で、と続けられた豹那の姿を見て、流菜の目が一瞬猛禽類のように細くなったが、すぐに声をかけられたことに気がつき、ハッとして微笑んだ。

「あ……ええ、私は大丈夫です」

(呪いにでも掛けられてしまえば、その業からも逃れられるでしょうに)
流菜の体は頭の何処かで、そんな事を呟いていた。


>>鷲(ジウ)


「やったー! 」

ちゃんと切れてる、という鷲樹からの言葉に香陽が嬉しそうに笑うと、その後の鷲樹が調味料をこぼしたのを見て「あー!」と声をあげる。
すぐ近くにあったクッキングペーパーで飛び散った調味料の片付けをしていると、動きの不自然な鷲樹から出てきた言葉にムッとしている様子だった。

「失礼ねー! 我だってそのくらい分かるのよ! フウフ、でしょ? 」

ふふん、と何故かドヤ顔になりながら香陽は鷲樹に言葉を返した。

22日前 No.1599

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那



(あぁ、わかっていたよ)

六仙の頭上から振り下ろされる、豹那の踵。

(儂はまだ生まれてまだ勝ったことなどないことを)

それを六仙は見上げ、後悔ともなんともつかぬ表情をみせる。

(あと少しで届くはずだった唯一の勝利………君が地上最強だよ闇之豹________)

その瞬間、豹那の踵が六仙の鼻っ面を叩き潰し、前歯を砕いて顎の骨を外し、そして六仙の意識も吹き飛ばした。
六仙は顔面から血を噴き出しながら、仰向けに倒れた。


「アンタが地上最強だよ、闇之豹那さん。この喧嘩、俺たち『千花』の”敗戦(まけ)”さ………」
意識を失った六仙を肩に担ぐ天雷。
立ち去ろうとする天雷の前に、ひとりの男が立ちはだかる。
「………八戒蓮花」
刺すような目付きで、天雷が言う。
「………」
立ち上がることすらやっとなほど、蓮花は疲労している。だが、その無言の威圧は、天雷の足を止めるほどであった。

>>香月


『無茶………程々にす………ろし。我………いつでも側にいるわけじゃね………あ………らな』
ようやく聞こえ始めた耳に聞こえてきたのは、やや呆れ気味の香月の声だ。ただし、治ったばかりでところどころ聞こえづらいが。
(無理しすぎるな、か)
途切れ途切れの音声だが、桜花にはなんとか伝わっていた。
「あ………りが………と………う」
真っ先に伝えたいことを、にこやかに言った。

22日前 No.1600

椿 @tubasa921 ★Android=LCK5y5KSW0

>>


一瞬の出来事だった。
私の額に赤いレーダーが光ったかと思えば、目の前の氷は足元から砕け散り動かなくなった。
途切れ途切れの言葉を拾い、少しだけ目を細めた。

椿「そんなのあなたがいない間は私の役目だったじゃないですか。」

椿の言葉が終わらぬまま、氷は爆発し欠片は辺りに飛び散った。
少しの間下唇を噛んで考えていた椿は、顔を上げ辺りを見回した。

椿「…皆さん、大丈夫ですか?」

22日前 No.1601

@samious ★Android=gdSf3WdCty

>>


跡形もなく四散した体。
見る影もないほどバラバラになってしまった。

彼は山林に息絶え、創作物は破壊。
これで、彼は完全に記憶の中の人物と成り果てた。

家族を愛し、娘を愛し、不条理に立ち向かった男は、あまりにも容易い事で事切れた。

その行動、全て自らの為。
その行動、全て彼女の為。
その行動、全て家族の為。

自らの欲を満たすという事をしなかった彼にもたらされたのは、永遠の幸福か、しからずんば地獄か。
その真実は、誰にも知られることは無く、知る術もなかった。

【最終幕と、自分の参加はここで最後とさせていただきます。長いお付き合い、ありがとうございました。】

22日前 No.1602

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

千千千>

豹羅「うぜぇ」


こすっと脇腹を小突いてやった。
意味もわかっているのにわざわざ小突くのだから
相当素直ではない。


豹羅「どんな顔だよ!?
こんな顔か!?
豹羅さん豹那と顔全く一緒なのにこの扱いの差はなんだよ!!?」



香陽>

鷲樹「ッ〜...!」


まさか新婚発言されるとは。
ついさっき尻込みしたのがバカのようだ。

また、香陽の腕をつかんだ。
さっきよりも弱々しいのに
やはり、離したくないというように。


鷲樹「...香陽」


顔をあげる。
赤みを帯びていて、心臓が耳元にあるかのように鼓動がうるさい。


鷲樹「...新婚、なるか?」


空をかける鷲は、太陽に恋をした。



呪詛>

豹那「...すまないわね。
学園に帰りましょう?
お腹すいたんじゃない?
食堂で何か作るわ」


おいで、と呪詛に向かって手を伸ばした。
その食堂で、今現在進行形弟が大人の階段を上っているのも知らず。



天雷>

六仙に踵を叩き落とし
そのまま着地をする。

ぶら下げていた重りがとれたような心の軽さに思わず笑んだ。


豹那「いいや、地上最強は私じゃないさ。
私にだって、勝てないヤツはいた」


そう。
たった一人。
豹那の人生の中で、彼にだけは勝てなかった。
勝てないまま、終わった。

もとより自分が地上最強など烏滸がましい。


豹那「...何をする気かしら、八戒クン」



鳫>

【なんと、反応すべきか...。
去りたいとおっしゃる方を止める件は私にはありませんが
もし、また、何かの気まぐれや暇潰しでお越しいただくことがございましたら
歓迎致します】

21日前 No.1603

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那


「豹那さん。私はこいつらを許すことができない」
豹那を呼びながらも、豹那には目もくれず、天雷と六仙を睨みつけながら言った。
「………」
今の天雷に、目の前の蓮花を倒すほどの力も残されていない。
蓮花が退くのを待つばかりだ。
しかし、蓮花にはその気は全くない。その代わり、天雷を倒す気も更々ない。
「………落とし前………どうつけてくれるんだ?」
しばらくの沈黙の後、蓮花はそう冷たく言った。

天雷はすぐに理解した。
六仙が、蓮花を蔑ろにしてきたこと。
そして兄弟それぞれの母に対してしてきた、裏切りの数々。
今回の親子喧嘩の事。
豹那に対しての長年の迷惑。
そしてその抗争に、学園を巻き込んだ事。
そして、敗戦責任。

魔軍の時、彼らは勝手に突然やって来て、勝手に死んでいった。”責任”も取らず、”死”という敗走をした。
しかし今回は話が違う。

「………闇之豹那と話をさせてくれ、八戒蓮花。これは”親子喧嘩(たたかい)”だったが”戦争(殺し合い)”でもあった。なら、和平交渉はするべきだ………」

天雷が、意識のない六仙を近くの岩に座らせると、蓮花に呼び掛ける。

「妙な真似をすれば、アンタも今眠ってる親父もこっちにいるお前の仲間も全員私が殺す。良いか?」

凄まじい殺気を解き放った蓮花。
天雷はそれに少し驚きながらも、「他と一緒にするな。例え手足を失おうと、私は『千花』参謀総長・天雷だ」と言い返す。
蓮花はそれに怖じ気づいたわけではないが、道を開けた。

21日前 No.1604

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>桜(イン)


香月が桜花に軽い忠告をしてやると、桜花から出てきた感謝の言葉に軽く頷く。
とは言え、まだ本調子ではないのは確かだし、こんな状態で食事は喉を通るのだろうか?
生憎、自分にできることは怪我の治療だけであって精神的な疲れ等には対応ができないし。

「そんな状態でも飯は食えるあるか? 食べられるなら食堂にでも行くあるか?」

とは言え、自分にできることはないし、彼が食べることができるというのであれば食事にでもしようか。

>>ららちゃん


「そんなに褒めても何も出ないぞぉ!!」

うぜえが褒め言葉とは、どんなポジティブ思考なんだろうか。
とはいえ、千薬の思考回路が到底理解しがたいものなのは15年前と何も変わっていないのだが。

「ぜんっぜん違うね!! だってオレサマちゃんだったら何があってもららちゃんとななちゃん間違える、なんてことしないし! 」

何があっても、をやたら強調しながら千薬はムッとしたように言い返した。
わざわざムッとなってまで言い返すような事でもないのだが、恐らく千薬的には特別かっこよく見える豹羅を誰かと同じ顔と言われるのが気に食わないのだろう。
それを素直に口に出せば良いものの、謎の対抗心で口に出さない天邪鬼さは目の前の彼に劣らない。


>>鷲(ジウ)


再度鷲樹に腕を掴まれたことに不思議そうに香陽は首をかしげる。
先ほどよりも弱々しい力で、振り解こうと思えば容易に振り解くことができるくらいだったが、何故かそれは躊躇われた。

「……! 」

鷲樹から出てきた言葉に香陽は驚いたように目を見開くと、言葉にならないのか、口をはくはくと動かした後に言いたい言葉が出てこないのか、激しめに首を縦に振る。

「……っな、なりたい!」

なんとか首を縦に振りながら声をあげると、香陽は嬉しそうに笑った。


>>豹那さん


「あら、良いんですか? 」

豹那から出てきた言葉に流菜は嬉しそうに微笑むと、小さくうなずいてから食堂に行くことを肯定する。

「それにしても……本当に、お強いですね」

食堂に向かう道中、流菜から出てきた言葉はそんなもので、皮肉も何もなく純粋に思った言葉が口からこぼれた。

19日前 No.1605

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天雷>

豹那「...」


ちらりと鷲樹に視線をやった。
本来であれば現在会長の鷲樹が話をつけるところではある。
だが、鷲樹はまだあまりに幼い。
年齢も、精神も。

さすがにこの案件は鷲樹には任せてはいけないものだと思い
すっ、と一歩踏み出た。


豹那「...さて。
話そうか参謀殿」



千千千>

豹羅「...何があっても、なぁ」


勝手に呟き、勝手に頷いて、勝手に笑った。
言うまでもなく、豹那と自分を間違えないと言われたのが心のそこから嬉しかった。


豹羅「...なーんぁ、腹減ってきた。
飯食いにいくべ、千千千」



香陽>

鷲樹「ッ〜...!
意味わかってんだろうな...?!」


告白しておいてこの開き直りかただ。
どう考えても兄譲りである。


鷲樹「...俺、まだガキだけど。

その左手の薬指は、予約だから」


そういって、香陽のてに口づけを落とした。
親愛と、愛情。
少しの執着を込めた口づけだ。




呪詛>

豹那「いいえ、私は弱いわ。
まだまだね...」


謙遜でも何でもなく。
彼女は、本当にそう思っているのだ。

自分は、弱いと。


豹那「...ねぇ、お嬢さん。
呪詛さん...だったかしら?

普段竜也とは何を話しているの?
竜也ったら、本当に貴女を心配してたのよ」

19日前 No.1606

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>香月


「ぁ………腹、…へっ、た」

飯は食えるか、という問い掛けに対しての答えだ。
食堂に行こうと立ち上がるが、あまりの疲労にもはや足腰が立たない。生まれたての小鹿のような頼りなさで、その場にしりもちを突いた。
「はは………」
自嘲気味に笑ったはずなのに、どこか悲しげに聞こえる、かすれて乾いた笑い声。しかし、顔はしっかりと笑っていて。


>>豹那


まず切り出したのは、天雷だった。
「発言の機会を与えてくださったことを感謝する」
少し前に、森で追い掛けてきた豹那と遭遇したときとはまた違う緊張感を漂わせた。
「まず第一に………俺たち『千花』は、学園に対してあらゆる賠償をしたい。今回の喧嘩による、学園の被害は凄まじいはず。これを負けた側が支払うべき代価としたい」

19日前 No.1607

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>ららちゃん


「いえす!! なにがあっても!! 」

豹羅の言葉に強く頷きながら反芻すると、飯食いに行くぞ、と言われ、一瞬きょとんとした後に「いえあ!! 」と声を上げた後に口を開く。

「おともしますぞ、旦那ァ!! 」

なんというか、どう見ても彼女というよりはヤから始まってザで終わる真ん中にクが入る仕事の子分のようなそんな感じのように見えなくもない。


>>鷲(ジウ)


「! もちろん! 」

意味わかってんだろうな、と言った鷲樹の言葉に強く頷きながら答えると、不意に口付けられた手を見て顔を赤くする。
顔から火が出る、という表現が今の香陽にとっては正しいのだろうか。
ただ、それよりもずっと、香陽は嬉しい気持ちで満たされていた。

「我以外のところに行ったら、嫌よ」

小さく笑って、鷲樹にそう返しながら。


>>豹那さん


ふと自分は竜也となにを話しているのか、と尋ねられて思わず流菜の言葉が詰まる。
が、すぐに詰まらせた言葉を吐き出す。

「ああ……ええと……普通のこと、ですよ。能力のこと、とか……」

流菜は自分ではスラスラ答えているつもりだったが、どうもしどろもどろで様子がおかしい。


>>桜(イン)


腹は減ったという様子の桜花に小さく頷くと、桜花の立ち上がろうとしてすぐに尻餅をついてしまったのを見て頭をガシガシとかいた。

「飯の前に疲労回復からあるな! 虎(フー)センセーのとこ行くある」

そう言うや否や、桜花を能力と季節が重なって冷たくなった背中におぶって保健室へと足を走らせた。

18日前 No.1608

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>香月


背中に背負われながら、桜花は申し訳なさを滲ませた。
というか、もはやそれ以上にできることがなにもない。
「…す、…まな……い」


ひんやりとして気持ちいい背中に身を委ねながら、ともすれば鉛のように重い瞼と戦いながら、父親との”喧嘩(戦争)”を振り返った。

かつて、闇之豹那と対戦したとき。
全力で挑んで、敗北を喫した。
かすり傷すら与えていかどうか怪しい程度の打撃しか与えられなかった。
圧倒的敗北だった。
あの父親を想像させる強さだった。

あれから、幾重も戦いを重ね、強くなったはずだった。
倒した敵も、倒せなかった敵も、数が知れない。
しかし、今日、再び父親と相まみえ、再び殺し合った。
結果は惨憺たるもので、弟と二人がかりで子供扱いだった。
2度目の敗北を喫する直前、自分の”血”が全てを解き放った。
父親はジリジリと追い詰められ、最終的には戦意を喪失して敗北を宣言したが、耳の鼓膜が破れていた桜花はそれを知らない。しかし、ギリギリ一杯一杯引き分けだったのでは、とは思っていた。

しかし、桜花は次は確信していた。
”あの力に頼れば、次こそ死ぬ”、と。
そのためにも、もっと強くなって、基礎身体能力を上げて、戦闘力を上げなければ。
次こそ、シラフでぶん殴りあって、親父を、闇之豹那をぶっ飛ばす、と。
自分の今の強さを知る、良い戦争だった。これで良かった、これでまた次に繋げ_______________


桜花の意識はここで途切れた。

18日前 No.1609

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天雷>

豹那「へぇ?
存外礼節がしっかりしているようね。

だが、賠償とはいえ簡単に部外者をこれ以上ここには置けない。
わかるでしょう?
ここは人としての居場所を奪われた我ら能力者の楽園だ。
部外者が長く留まるのは見過ごせない」


そう、部外者は。
責任を感じるなら、相応の働きをしろといっている。


豹那「...」



千千千>

豹羅「うるせぇってんだ」


こつん、と千千千の額に優しく拳を当てた。
痛みを与えるというよりは、じゃれているような。


豹羅「...お?
豹那だ。
誰か一緒にいんな」


偶然か。
食堂の直前で見かけたのは自身の片割れの後ろ姿だった。



香陽>

鷲樹「行くかってのぉ」


行けるわけがない。
ずっと想いをくすぶらせていたのだから。

不器用な笑みを浮かべたが、外が何やら騒がしいのに気付いた。
流石に今の体制は見せられないと立ち上がって、平然を装う。


鷲樹「...姉貴に報告だわなァ」



呪詛>

豹那「...っふふ。
ごめんなさい、意地悪だったわね。
いいわよ、答えたくないなら答えたくないで。

二人だけの秘密だってあるものね」


優しく微笑んで、呪詛に振り返った。
ちょうどその背後で豹羅と千千千が近づいてくるのも見えて歩みを止める。


豹那「あら嫌だわ、バカップルがきた」

18日前 No.1610

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那


「お褒めに預り恐悦至極」
なるほど、まだ何か別の物を要求している、と天雷は感じ取った。

「では………侘びとして、うちの人員をそちらでしばらく働かせる、というのはどうでしょう?」

17日前 No.1611

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>桜(イン)


後ろから微かに聞こえる「すまない」と言っているであろう桜花の言葉に特に何か返すこともなく、保健室の扉を開ける。

「虎(フー)センセー、桜(イン)寝かせておくあるよー」

とりあえず桜花を横にしようと、その場に居るか分からない虎幸にそう言いながら保健室のベッドに横たわらせた。


>>ららちゃん


「あうち! 」

もちろん、痛みなんて全く感じないし、むしろ優しささえ伝わってくるくらいだが、こうして答えてしまうのはもはや癖みたいなものだろうか。

「およ? あー……ええと、確か……おまじないちゃん、だっけ? 」

ふと見えた流菜の後ろ姿に千薬は目を細める。
“呪詛”という苗字にはあまり良い思い出がないのだが、彼女は“彼”とは関係がないし、そんなことも言っていられないか。


>>鷲(ジウ)


「ふふ。ウォーアイニー、鷲(ジウ)」

嬉しそうに頬を綻ばせながら香陽が言えば、姉貴に報告だわな、と言った鷲樹の姿に目を見開く。
そうか、結婚を前提と考えればそれもそうだ。

「哥にも言わなくちゃ」

そう言う香陽は恥ずかしそうだが、それよりもずっとその顔は嬉しそうだった。

>>豹那さん


「えへへ……まあ、そんなところです」

流菜が苦笑を浮かべると、バカップルがきた、という言葉に思わず振り向く。
そこには豹那と顔立ちの似た豹羅と、青い髪が特徴的な千薬の姿だった。
特に流菜は千薬の方を目を細めながら見ると、小さく口を開く。

「……呪いがかかっていても、人は幸せになれるんですね」

どこか皮肉じみた言葉が流菜の口からは出てきた。

17日前 No.1612

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天雷>

そう、待っていた。


豹那「___イイネ」

鷲樹「姉貴!?」


流石に、鷲樹はすぐには頷けないようで
思わず姉の肩を掴んでしまった。

勿論、豹那の機嫌は急降下だ。
鷲樹の鳩尾に一発叩き込んで振りかえる。


豹那「うるさい、人任せにしといて反論は許さん。
悪い案じゃないハズだ。
実際人では足りないんだし、働いてるんなら部外者でもねぇし」

鷲樹「っだ、だけど!」

豹那「いいからすっこめクソガキ。
大人の会話よ(バシッ


で、具体的には誰が?」



千千千>

豹羅「もうちょいネーミングねぇのかよ」


といったものの、豹羅とて呪詛とはあまり関わりがない。
竜也がここ最近親身になっているのは聞いていたが
あいにく自分は呪詛のクラスを持ったことがなく接点が薄いのだ。

いくらなんでもおまじないちゃんとは呼べないが。


香陽>

鷲樹「俺、香月に殺されるかも」


彼が妹を大事にしているのは知っているわけだし。
彼と旧知の仲であるのだけが幸いか。


そして、鷲樹が笑みを浮かべた途端に扉が開いた。




呪詛>

豹那「そうさなぁ。
頭ン中いじられても、15年間幸せにいたんだから」


兄を横目で見る豹那。
皮肉にも声は震えていた。
呪詛はあの頃まだ関わりがなかったので
詳しいことなど知らないはずなのに。
思わず、言葉が次いでた。


豹那「...お嬢さん。
いつか貴女とゆったり話合いたいわね」


そういって、食堂のドアをあけた。
まるで兄から逃げるように。


勿論、あけた先では明らかに雰囲気の違う鷲樹と香陽が笑いあっており
状況をすぐさま察してひとまず鷲樹にコブラツイストを仕掛けた。

15日前 No.1613

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那、鷲樹


自分の提案があっさり受け入れられたことに、天雷は内心喜んだが、しかしもうひとつ問題があった。
誰を働かせるかだ。
「………悪いが俺は降りるぜ。残念だが、カタワじゃまともに働けねえ。それに俺には組織のナンバー2だ」
天津も天春も既に死人。大将はそもそも、人の下で働くことは嫌だろう。すぐに職務放棄するのが関の山だ。
しかも、並みの兵ではここに行くことすら不可能だ。
ここに来れる者で、働かせることができるとすれば………。
「天城はどうだ?帰ろうにも重傷者だ、ここで療養がてら、毒抜きしてりてえ。あいつは確か、教員免許も持ってるはずだ」


その頃、保健室のベッドに寝かされていた天城が、くしゃみをした。

15日前 No.1614

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天雷>

豹那「天城...」


聞き覚えのある名前だ。
確か、豹羅の顔面を潰した男。
話の種を巻いてしまった以上選り好みもできない。

もしもの時は、それこそ噛みつけばいい。


豹那「...いいわ、天城サンで。
ただし肝に命じてもらうわよ。


次は、心臓、ってね」

14日前 No.1615

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那


「それは、目覚めた本人に後から伝えておいてくだせえな。………大将がもうやべえ。早くしねえと」

天雷が、気が弱々しくなってきた六仙に目を向けた。
しかしそこにいたのは______

「大将ッ!?」

六仙を座らせた岩場。そこにいたのは、筋骨隆々の大男ではない。
筋肉の鎧は見る影もない。シワだらけの皮膚、痩せ細った四肢、内臓の形すら浮いて見えるほどに腹筋が消え、あばら骨の間隔もくっきりと見えるほどに皮が張った胸に、あの巨大な大胸筋は見えない。
「なんだ、なんだよあれ………」
しかしその顔は、シワだらけではあるが、六仙藤花であることははっきりわかった。

13日前 No.1616

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>ららちゃん


「おまじないちゃんはおまじないちゃんだよ!! 」

相変わらず自分の意見を通すのが大好きなのか、千薬の絶妙に話が通じないのもいつものことか。
不意に、食堂の近くまで来たところで千薬の足がピタリと止まる。
図らずとも元から持っている、というよりは力技で研ぎ澄ました地獄耳で食堂の中から聞こえた音が原因で足を止めたらしい。
とはいえ、その後すぐに豹那は食堂の中に入って行ってしまったが。

「あは、ららちゃーん、もしかしたら、会長ちゃんの方が結婚早いかもねぇ? 」


>>鷲(ジウ)、ヒョウナ


「! 哥に!? 我が守るよ! 」

鷲樹の言葉に香陽が驚いたように構えると、不意に開いた扉で思わず反射的に香陽は避けてしまう。
その結果、鷲樹がコブラツイストにかかるという結果を招いてしまったわけだが……。

「ヒョ、ヒョウナ? 」

コブラツイストをかける人物を見て、思わず香陽が尋ねた。


>>鷲樹お兄ちゃん、豹那さん


「私と、ですか?」

豹那のゆったりと話し合いたい、という言葉に思わず流菜はドキリとする。
いろんな意味で、だが。

食堂に入るや否や、目についた光景に思わず苦笑をこぼしてしまったが、その側にいた人物、香陽を見て目を細める。

「まだ、生きてたのね。中」

流菜が豹那に声をかける様子の香陽に小さく言葉を投げれば、香陽はゆっくりと流菜を見る。

呪いをかけた家と、呪いをかけられた家。
今思えば、お互い極力避けていただけに学校でこうして対峙するのは初めてのことかもしれなかった。

13日前 No.1617

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天雷>

鷲樹「なっ、んだ...!?」


目を見開き言葉を失う鷲樹。
その背後に回って、弟の目元を隠す姉。


豹那「...ごめんね、シュウちゃん」


自分だって、正直驚いた。
あの六仙が、こともあろうに。


豹那「...天雷とやら。
お前サンはよく目に焼き付けな。

あれが、お前サンの頭の最期だ」




千千千>

豹羅「へいへい」


千千千が妙な呼び方をするのは比較的いつもだ。
直したところで彼女は呼び方を変えないし
このやりとりが意外と好きだったりするので強くは言わない。


豹羅「...まぁた竜也が歯ぎしりするなァ」


若い若い、と弟を罵った。



香陽>

豹那「許せよ陽。
弟子か妹も同然のお前に手出しやがってという気持ちと
何気に弟がちゃんと成長している嬉しさで私も複雑なんだ」


ゴリゴリゴリと鷲樹の首を締め上げてからその躯を解放した。
仲良く床とおねんねを始める鷲樹でる。

ぱんぱんと両手の埃を払う仕草をしたところで
呪詛と香陽の様子に目がいった。

嗚呼、もしかしたら引き合わせを間違えたのかもしれない。
とはいえまだ余計な口も出せず
ひとまず白眼を剥く鷲樹を引きずり端に寄った。

11日前 No.1618

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹那


変わり果てた、自分達のリーダーの姿。
それは、『千花』という組織の敗滅を意味していた。
わずかな気から、辛うじて生きているのはわかったが、しかしもはや戦うことなど不可能なのは、誰が見ても明らかだった。
「ようやく………ようやく満足しましたか」
天雷が、ぼそりと呟く。
六仙は、満足したのだ、と悟ったのだ。
自分の持つ全ての力を使い、敗北したことに。
勝利に彩られていた人生、まるで絵画のような美しい人生を、いつの間にか敗北という絵の具で塗りつぶされていたことが、彼にとっての至上だった。

人は、全てに満足した瞬間に死んでしまう。

芸術など一切解さない、彼らしい終わり方。

この急激な老衰は、間違いなく”敗北”という満足を得たことによった。

「………闇之豹那………」
不意に、ほとんど倒れ骸のごとき六仙が、か細いながらも声を発した。
「また………戦(や)ろうぜ………」
そう言って笑った六仙だった。
刹那、天雷がくずおれ、地に手を突いて涙を流した。

もう彼には、六仙の気を感じとることができなくなったからだった。

11日前 No.1619

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

六仙>

豹那「...!!」


鷲樹から手を離し
豹那もまた六仙の傍らに膝をついた。

それが、彼への敬意だ。


豹那「...えぇ。
また、いつかね...」


さようなら、地上最強の生物。

10日前 No.1620

蓮花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK


>>all


ひとりの男が目を覚ました。
彼の目にまず写ったのは、見知らぬ天井であった。
「どこでい、ここは」
確か、八戒蓮花に手当てされて………そこから先の記憶はなかった。
ただ、助けられたのは間違いなかった。
もう、目的を果たす気はない。敗北したのだから。

天城紅葉がベッドから起き上がった。
やることはわかっている。この学園に掛けた迷惑、果たすべき謝罪。詫びの仕方を。

9日前 No.1621

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>ららちゃん


「たっちゃん、良い人なんだけどね〜。……いや、逆にそこがダメとか?」

豹羅の言葉に流石に可哀想になってきたのか、千薬らしからぬ気遣いをしてみるものの、どうやらその気遣いは不発に終わる。
フォローするかトドメを刺すかのどちらかにすれば良いものを。


>>(ヒョウナ)


「ヒョウナ……」

豹那の口から出てきた言葉に嬉しさや少しの恥ずかしさが混ざって、思わず香陽からは嬉しい気持ちでの涙が溢れそうになる。
それをグッと堪えていると、「呑気なものね」と再度口を開いた流菜の言葉にハッとして香陽はそちらを見る。

「いつになったら中は、“気がつく”のかしら」

流菜がキツめに香陽を見てそう言ったかと思えば、またすぐに「今は秘密です」と、それは異様なほどに純真無垢に笑った。

「今のことが片付いたら、ネタバラシでも」

9日前 No.1622

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天城>

豹羅「よ、オッサン。
起きたか?」


虎幸に包帯を巻き直してもらってる真っ最中だった。
顔だけ天城に振り返ってそう声をかける。
なんとも、皮肉だと思いながらも。


豹羅「アンタが豹那に腸を引きずり出される未来は消えたぜ。
おめでとうさん」



千千千>

豹羅「無礼千万だなお前は」


ここに弟がいれば、憤ってるころだ。
確かに、竜也も顔はいいしスタイルも中々ではある。背高いし。
ひょうきんな面もあるが、心優しいし
きっと一緒にいれば楽しいタイプなのだが。

モテないのか、或いは敢えて自らつくらないものか。


豹羅「つーかさ。
呪詛と香陽に関わりってあったんだ?
俺めっちゃ初耳」



呪詛>

鷲樹「___へぇ?」


いつまでも襟を引きずる姉の手を乱暴につかんで
振り払う、さっきまで白眼を剥いていた少年会長。

立ち上がったかと思えば歩きだし
香陽と呪詛の間にたった。


鷲樹「じゃあその時は、俺にも詳しく教えてくれや、呪詛」

8日前 No.1623

天山 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹羅、虎幸


起きて早々、この状況で、様々なことを察したが、横のベッドで眠る桜花を見て、それら全てが確信に変わった。
そして、不意にかけられた声。その方向へ顔を向けると、そこには闇之豹那_____によく似た、そして見覚えのある男がいた。
「………アンタは………」
先ほど、殴り飛ばした男、闇之豹羅だった。
天城はある感情に突き動かされながら、豹羅と虎幸の前に立った。
すると、膝をついて背中を曲げ、地に頭を擦り付ける。
「さっきはすまなかったァ………親分の命令とはいえ、こんなことを………」
深い陳謝の念。それは、恐らく敗北したであろう自らの上司のことも合わさり、彼に土下座を選ばせた。

7日前 No.1624

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>ららちゃん


「いやん、何を今更ァ」

謎に照れたようにへへへ、と笑いながら鼻の下を人差し指でこする。
一切照れるような発言も行動もしていないのだが、今更千薬の取る行動にいちいち意味を見出そうとしては時間が勿体無い。

「んー、チャイナツインズがおまじないちゃんと関わりあったのはオレサマちゃんも初耳だけど“呪詛”って苗字だけならオレサマちゃんにも因縁あるかなァ」

どこか申し訳なさそうに眉を寄せながら千薬が答えると、どこか気まずそうに耳の裏をかいた。


>>(鷲樹)


香陽と流菜の間に入ってきた鷲樹の姿を見て、流菜が一瞬目を見開くと、そのまま視線を終始の手の甲に移して、そしてまた戻してから小さく笑った。

「勿論、鷲樹お兄ちゃんのためなら」

その言葉に香陽は露骨そうに嫌そうな顔を浮かべる。
その場に走るなんとも言えない緊張感に、香陽は居心地が悪そうにしていると、不意にぺたぺたと裸足で歩く音に香陽はそちらに目を向ける。

「──何あるか、このかっゆい雰囲気は。早く桜(イン)の為に飯用意するよろし」

赤い髪を靡かせながら、その空間をぶち破るように香月が呑気にそんな事を言って。

7日前 No.1625

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天城>

豹羅「オイ、よしてくれや。
そんなんされる柄じゃねぇんだ」


慌てて立ち上がると、天城の肩に手をおいて顔をあげさせた。


豹羅「なんのこともねぇ。
アンタが強くて俺が弱かった。
だから負けた。
それだけの単純なことだ。
勝ち負けで謝ってどうすんだ」



千千千>

豹羅「確かに今更だったな」


これである。
このフランクな性格のお陰で、今があるというのに。


豹羅「...へぇ。
存外知らねぇとこで色々結び付いてるもんだな」


そこまで深掘りする気はないようで
千千千を真似るように自分の耳の裏をカリカリとかいた。



呪詛>

鷲樹「...」


鷲樹は目を細める。
猛禽類が獲物を見るかのような目だ。
獲物の動きを観察し、どうしかけるか探っている。

と、そこで登場した香月に
今度は豹那が壁際から歩みよった。


豹那「いやね、月。
かゆい雰囲気って何よ。

...っま、七城の坊やが今回のMVPなのもそうだし
今日はここまでね。
ほら、各自散った散った。
鷲樹はよ飯作れ飯」

鷲樹「つくってもアンタにゃやらん」

豹那「いらねぇよ」

5日前 No.1626

天山 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹羅


強い、強くない、そういう話ではない。
これを喧嘩にしては、本当に良くないことになる。
「………これは”間違い”だった。喧嘩なんかじゃねえ」
喧嘩になっては、”決裂”となる。
決裂したらどうなるか………桜花も蓮花も、ここに置いてもらえなくなるかもしれない。
そう思ったからだ。


天城は昔から、桜花を見てきた。彼の守役として。
親分・六仙藤花や桜花の母親は愛情のひとつも注ごうとしなかった。だから代わりに、桜花を育て、教え、鍛えた。
桜花を育てるに当たっては、千花族の系統とその性質を調べ、齢百を越えて学習能力の落ちた頭に叩き込み、一種のマニュアルを作った。それを以て桜花を育てた。
彼が成長するにつれて、その戦闘力は上がっていった。しかし、同時にその狂暴な、千花族特有の性質もその度合いを増していく。
その末に、桜花は千花四天王全てと戦った。勿論、天城とも。だが、桜花は若すぎた。全員に敗北した。しかしなおも、桜花の狂暴性はついにその親に向かった。
父に真っ向勝負を挑んだ桜花は、真っ向から叩き潰された。だが敗北を認めなかった桜花はなおも立ち向かうが、そこへ母・神那が立ち塞がり、そして______。

後に残ったのは、少年の慟哭だった。
天城はあの瞬間を、今も精細に覚えている。
だからこそ、天城は桜花の失踪を許した。子を旅に出す、親の気持ちになって。

それらを全て話したとき、天城は自分の両目から、液体が流れていることに気づいた。

「頼む。この一件を、”間違い”にしてくれ!桜花は俺の息子みてえなもんだ、だからあいつを見限らねえねでくれッ!これは俺たちの”不始末”、桜花はそれに巻き込まれただけなんだッ!!!」
大粒の涙が、ボロボロと溢れた。

5日前 No.1627

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天城>

豹羅「...オイオイ」


責める気持ちはあったが
まさか、天城がそこまで七城を思っているとは思わなかった。
いや、少し考えればわかることではあったが
中々どうして。


豹羅「____この俺が、大事な生徒一人見限るもんかい」


立ち上がったかと思えば
巻きたての頭の包帯を事もあろうにはずしてしまった。

それを天城の前に投げて、一言。


豹羅「___大人げねぇ大人達の、間違い。
それでどうでぇ?」


包帯をとった顔で、怪我はない、とでもいうかのように気丈に笑って見せた。

5日前 No.1628

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>豹羅



「ありがてェ、ありがてぇ!!!」

天城の涙が、滝のように流れていた。

4日前 No.1629

香陽 @itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

>>ららちゃん


「案外、知らないとこで繋がってるもんだよね〜」

どこか他人事になりながらケラケラと笑うと、何か考えるようにした後に、「んー」と言った後に豹羅を見る。

「それよりもららちゃん、この際だから聞いちゃうけど、オレサマちゃんが勝手に消えたの……怒ってる?」

こうして新しい関係を築いたからこそ、千薬は余計気になってしまったのだ。


>>


「あっ、鷲(ジウ)、我も料理手伝うのよ!」

香月のおかげか、すぐにご飯を作るという流れになり、真っ先に香陽は手伝いを申し出る。
流菜はその様子の香陽を一瞥した後に、香月をちらりと見てから「それじゃあ、また」とだけ言って食堂から出て行った。

「ヒョウナは飯食わねぇあるか? 我も作るし、何か食べたいのあげるよろし」

豹那の言葉を聞いて香月が首を傾げれば、料理をするつもりなのか普段はぶかぶかにしている袖をまくって。

4日前 No.1630

桜花 @kgb☆YV/LbxVUS0Pr ★Android=0bca4o0hXK

>>all



『親父ィ………こいつでシメーだ………!!!』
肉体は既に限界に達し、全ての筋肉が軋んでいた。
全身から沸き上がるのは、激痛。
それでも、最後の力を振り絞って、その時出し得る全てをその拳に込めた。
しかし。
『やめなさい、桜花ッ!!!』
巨大な筋肉の要塞たる父親と、それに立ち向かう小兵。小兵の前に立ちはだかったのは、意外にも母だった。
もはや、桜花の拳にはそう威力はない。しかし、それでも人一人殺すには充分過ぎた。
桜花は、母を殺めてしまった。胸に大穴を空け、鮮血が桜花の右手をべっとりと濡らした。
『坊!』
天城の声が、虚しく響く。
父親に向けるはずの拳は、母が受け止めてしまった。受け止めた母は、そのまま死んだ。
力なく立ち尽くす桜花。その横っ面に、巨大な拳骨が叩き込まれ、そして________


「あぁ、わかってたよ。親子喧嘩は殺しなんかしちゃいけねえんだ。なのに………」
目を覚ました桜花は、傍らで驚く天城をよそに続けた。
「本当に愛がなかったのは、俺だった」
一粒の涙と血の混じった液体が、失われた右目から流れた。

1日前 No.1631

鷲樹 @hyouna ★Android=1n8xLWArrI

天城>

豹羅「泣くなっての。
俺までうるっとくんだろ」


目元を擦ると、天城の腕を引いて立たせた。
まだ、泣いている暇はない。
今は怪我の治療なのだ。


豹羅「____...」


七城の言葉が、心に重たくのし掛かった。


闇之 豹羅もまた、自らの手で母親を殺したのだ。
あの小さな体から命をもぎ取った。

すべては、妹の心臓の為に。
それが母親の残した、最期の愛情だと知ったのは随分とあとで。


豹羅「...母親ってのはよォ、坊主。
ずーっと先みてたりすんだよ。
どんな横暴でもよ。

結局、子供は母親の"心臓だった"んだ」



千千千>

豹羅「まったく人間の世界は狭い」


そう言ったあと千千千が何やら考え事を始めた。
彼女の言葉がでるまで待とうと閉口し、一時。
豹羅は思わず、はぁ?と漏らした。


豹羅「怒ってるっつーかさ。
お前が急に消えんの存外いつもじゃん。
ロシア行ったりとか。
そんでひょいと帰ってきたら雨降らせたり笹ごと持ってたり。
今回もその類いかと思いきや、香陽と香月も連れてってるし。
さすがに疑ったわ」


正確には、心配、なのだが。


豹羅「鷲樹も豹那も、陽はどこだ、だの
月は何処へいったの、だの。
全部俺に聞いてきてさ。
迷惑たらたらだぜ」


こっちこそ聞きたい。
千千千は何処にいったんだ、何処か知らないかと
妹や弟に詰め寄った。


豹羅「でも」


妹や弟に詰め寄ってまで、心配した。
怒りの感情など一つもなくて。


豹羅「こうして俺の隣で生きてんなら、それでいいや」




香陽、香月>

去っていく呪詛を横目で追い
そのまま目前の双子に目を向ける姉弟。
鷲樹は再び手伝う、と呟いて冷蔵庫の前にたった。
豹那はというと、椅子にかけてあるパーカーを羽織って素肌を隠した。


豹那「...呪詛さんを、送り届けただけ。
私は屋敷に戻るわ。
ここ最近頻繁に空けちゃったし、そろそろ帰らないとヤバいから」

7時間前 No.1632
ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる