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  水無月

 ( エッセイ投稿城 )
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文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

  外飼い猫のピアノは、生まれて3ヶ月ぐらいのころ母猫が勝手口の庭に置いてきぼりにしました。
 雪の冷たさに足を交互に上げ下げしている姿や、ミャミャ一日中鳴いていて可哀想なので、パンの
 耳をあげました。
  白と黒のパンダ猫、顔は富士山のように額にかけて白く三角、胸は白のハート型、足は三本が白
 ソックスと後の片足は長めの白、残りは真っ黒。

  雪にも劣らぬ白さに黒、愛くるしさ私はおもわず「ピアノ」と呼んでいた。

  猫は、カラーには見えない 白黒の世界で生きている

  詩人の世界観と同じである 探り続け言葉が生まれても

  カラーには染まらない




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文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

  No1で段落がアンバランスになってしまい何故か不思議

  てんでばらばらは、丸で子猫の雪の上の足跡みたい。

  お目汚し失礼いたしました。


  *

  20度未満の気温の日は爽やかさを身体中に感じられる。
  ウエーブでヨガの後冷房入れていますか?との問いに「いいえ」と
  言われました。

  私は、吸う呼吸がとても苦手です。呼吸法を習っていても口から
  吐いていました。でも、最近は鼻から吸い、鼻からすーと吐けるようになりました。
  ほっと肩の力が抜けて静かな気分と地球の夜明けのような。

  それは、明るくなると自然にめざめるときと同じ感じです。
  子供のときから5時起きでした。朝が好き至福の時と言えるのは今。

2ヶ月前 No.1

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

  4月頃の気温になると後戻りしたくなって、日記を繰ってみました。

    *

  4月5日木曜日 晴れ

  宣伝も自慢も説明も主張も批判も、どれもこれも本来、
  自然には馴染まないものであるから、自然への道のり
  自然へと還ってゆく道のりに執着なくゴテゴテなく手放して
  ゆくのに他なりません。

     人間的な自尊心を手放してシンプルに、ただ生きてみる。
     「ああだ、こうだと説明することもなく、ただせっせと生きてみる。
           自然に生きてみるとは「私」からの卒業(小池龍之介)

    *

  自分の日常生活だけを記すのはつまらなくて、気になる言葉や良い文章を
  筆写してます。2ヶ月前の心境や出来事は今は必要ではなく全く関係ない。
  こんな私もいたはず、と。

  自分らしく生きれたら幸福度も高いとのではないでしょうか。日本人は
  低いそうです。



2ヶ月前 No.2

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

  季節という大切な信頼をどれだけの人が知っているのかしら。
  昨日、蛍袋の紫がかったピンクを頂きました。どちらかというと
  白い花が好きですが、うつむいた重たげな花が更に重みを増したように
  感じられる。

  何に気をとられての日々なのか、そうした季節の草木の音のない教えに
  少々恥を思う。

  囚われてしまう人の言葉によって、溢れる言葉の海の中でもがいている。
  何を読み聞き選択するかは自分であるから、自然に触れてその無言の
  言葉を読み取る。先ずは音であって耳を澄ますのであります。

    あなたのささやく声を聴くのは初めて

    ひょっとして6月に咲くのも

    気づかない人もいるのでは

    手折ったがために時間とともにうなだれる

    数時間の水の中で 命をみるひとに精一杯あたえた

2ヶ月前 No.3

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

 おいで、おいでと言うとピアノは散歩に着いてきます。家には絶対
 入れないから夜は何処に寝ているのか、雪の日、風雨の日があっても
 一度も入れません外飼い猫だから、私たちが決めた運命です。男の子なのに
 小さくて気が弱くて子顔で可愛い、小さいのは赤ちゃんのときの栄養不足です。

 最近真っ黒で胸のところが淡くマークがある野良が来ます。
 即、名前を付けました(シロツメクサ)、ピアノがギャと鳴き私も怖いので
 石を投げたら睡蓮の大きな瓶に穴があいてしまいました。きっと、罰が当たったのです。


   じぶんの心にもないようなことは

   もうしない私から見えている世界なんて

   ちっぽけで狭くてピアノよりも分からない




2ヶ月前 No.4

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

 あらゆる音、静寂は聴覚の鋭敏さを鍛えるチャンスであるといいます。だが、都市の
 雑踏は人を圧倒し、かえって感受性を鈍らせるかもしれない。たいていの人は自衛の
 ために音に鈍感になる。(マイケル・j・ゲルブ)


 春の嵐 5月の澄み切った大気の清々しさ

 それらを含めた6月は 丸い紫陽花のようにふうわり

 やさしい色彩で迎える彼女の音はどのような音かしら

 水玉を弾いているから今朝はきっと活き活き

 よい音楽を聴き取る能力のように楽しんでいる

   *

 今朝の雨音ほど心地よいと感じたことがなかった位です。


2ヶ月前 No.5

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

二日前に初めての黒アゲハチョウを見ました。花の周りを飛び交い
ながら其のぎこちなさに、片方の羽が欠けていることが分かりました。
季節が飛んでいるような速さの暑い日、戸惑うのも人間だけではありません。

 私だったら文句をだらだら言って痛いとか暑いとか嘆き

 言葉をもたない蝶はひたすら飛び交いながら

 花の周りにひらり ひらり満たされると

 その場をしずかに去ってゆく すべてが

 うつくしいですね

2ヶ月前 No.6

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

 昨夕の夕日は大きくてとても美しく、木漏れ日を通して見えたとき
 光線がキラキラと七色でした。虹は数千本に降り注ぎ「わっ」となった。

 私がひとつのことに想いをよせたいと願ったが、それすら消してしまう
 心を奪われた瞬間でした。


   土曜日はちがう私に似た誰かが送る心が通じてくるのです

   何年も過ぎてあなたからの波長をキャッチしている

   光線のように囁きうごく生命体のように感じた昨日

   うつくしさのなかにだけいるのかもしれない

   「ノー」と言いたい私だけの土曜日は永遠に今





1ヶ月前 No.7

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

私たちは自然によってどれ位深く影響させられていることでしょうか。
気温、湿度によっての不快感は人それぞれですが、湿度のダメージは
100パーセントの私、雨の振る前に頭痛によって知らせられるからです。

ある作家さんの親は、気候が娘さんの体質に合わなくて、湿度の少ない
ところに小学生の頃引越しをしたそうです。虚弱体質な人に文筆家が
多いですが彼女は大人になってから、著名な作家になりました。

自然のあるがままを受け止めることは意志の力。私はどちらかというと窓から
眺め離れた感覚で見つめる。距離感でものを考え想像し、すべてが曖昧で成長
していない。



   気づけないことに気づかされ
   花の振る舞いに見とれる

   ちいさくて弱い花は見たくない
   息がつまされる

   いつか晴れてスカッとしたら
   白いブラウスのお気に入りと

   空色のストライプ入りの靴で
   走り回りたい



1ヶ月前 No.8

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

洪水のような言葉の海の中に人は溺れているのだろうか。それとも
しがみ付いてじぶんと言う得体の知れない生き物になってしまったのか。

発しない言葉をもたない物たちの無の語らいが私を過(よ)ぎるとき
それらの澄んだ言葉によって、私自身を創り上げてほしい。

今朝は、一面が霧の景観ひんやりと風もなく静かです。バッハの無伴奏
ソナタ第1番・第2番を聴きました。パルティータ2番は、多奏曲を引き
分けなければならない難しさを実感しました。

私の住んで居る所はドイツのワイマール地方に似た気候風土です。環境に
よって人は何かと影響を受けてしまう。ドイツのアイゼナハ生まれの
バッハは好きな音楽家です。10歳までに父母を亡くしてしまいました。


 かなしみを創作に向けられるたら

 天国にいちばんちかくなって

 にんげんの技をこえたものができるのでしょうか

1ヶ月前 No.9

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

山間にかかった霧は今日も梅雨の時期らしい。断続的に降った雨も
影を少しは潜めてきました。

きちんと形を整えた植え込みの緑、向こうの山合いは、霧に阻まれています。
私は文字を浮かべてみた。視覚から捉えるには、未だ何もない。
それは、一歩外に出れば解消されることも知っている。

五感に触れるすべてが私という小さな固体を通じて、雨のように文字を
降らせるからです。


 うつくしいひとしずくが ぽつり

 瞬間に光りをとらえる 輪





1ヶ月前 No.10

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ


 晴れ間が出てきました。多くの水害に遭われた方々に深い心痛と、祈りを捧げます。
 弱弱しい空色が痛々しい感じがします。多くの人々の悲しみの、表れでしょうか。

 読みきっていない本を図書館に返してきました。内容がこんなに素晴らしいとは思わず
 4,5日前から読み始め、集中できなかったここ数日間。とても残念です。

 他の図書館から申し込み借りたものなので、「カウンターに返すこと必須」とメモつき。
「(マリリン・ロビンソン)の著書、 子供時代から詩を書き高校時代には多くの詩を暗記した」。

 自分がどうあるか決め付けることはできないが、本を読むことによって私が解ってきます。
 そんな読み方をしてきました。

  *

 優雅なワイドパンツはお気に入り、しなやかな素材足元にゆれる足裁き、上着は麻のニット素材の
 アイボリー・濃い目の砂色のトートバッグにざっくりと本もお財布も携帯も投げ入れ、無造作です。
 帰宅した頃後ろ座席に財布が転げ落ちていました。どこかが抜け落ちてしまう。完璧って遠いです。
 午後から出かけるのは苦手、でも大好きなコーヒーと塩バターパンで休憩できました。




1ヶ月前 No.11

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

 一面グレーに染まった朝、糸が弓なりになったような細い月をみました。
まるで影絵のようです。色々と大変なことが起きても変わらない月に人は
何を思い描くのでしょう。

古い詩集を開けてみたら2年過ぎていました。今からの2年先はとてつもなく
長くて考えたくありませが、過ぎた2年間は縮小されて記憶も疎ら。
様々に為した事柄さえも思い出さない。人の遺すものとは一体何であろうか。

     *

  二年前のわたしは籠の鳥 独りよがりのことばの欠片を

  継ぎはぎに纏い歌声は 今朝鳴いていた野鳥にも劣る





1ヶ月前 No.12

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

   猫と薔薇


薔薇は美しいけれど、どうしても好きになれません。好きと思う前に棘が
腕に刺さるイメージが湧いてしまう。私の心境が複雑なのです。

でも、猫はちがう。隠している爪は正直そのもの、僕ペースでしかみせません。
それってすごく可愛い。たとえば野良ちゃんでもきちんとしつけると、威嚇や
猫パンチをしなくなる。

そう、薔薇は棘を隠さないから妹とおなじ。わたしより強い性格の妹には薔薇の
棘はなんら問題もなく、パチパチ剪定して虫を除く肥料をやり育った花は、とても美しい。
そのかわり、妹は、猫が少々苦手です。

すべて、生命あるものは個性そのもの、どれだけの人が個性を重んじているかしら。
できるだけ早く親から放れること、子供は15歳で一度死ぬといいます。それは親からの
完全な脱皮のようなもの。

薔薇の個性はうつくしい。猫のピアノは3ヶ月で親猫から離されてしまった。どちらも
いま、個性を生ききっている。

1ヶ月前 No.13

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

今朝は読書ができません。このような暑さが連日のように重なり続くと、
脳内がパニック状態になりそうです。全ての窓を開け放しました。
朝は、エアコンが必要ないので扇風機を回し、高原のような爽やかさにすっきり。

外からの澄んだ空気がともに風をはこび、其の涼やかさに電子音すら心地よい。
すると、身体がよみがえります。

冬生まれの私に戻り、足先まで冷たくして氷のようになってゆく。
物質的な、大地を踏む足をときに無関係のようにしたくなる。

何もかもが亡霊のように、言葉すら宙に浮き、鐘の音が彼方に響くように抽象的
かつ見えないものを、探し求め彷徨う。

    *   *

 昨日、ヨーガに行くとき、あまりの暑さに一歩外に出るのを止めようかと思った。
 インド綿で、サラサラ素材のアラビアン風のパンツを履いてゆこう。曼荼羅画の
 ような柄です。足首はきゅーとしぼってあって軽やか。サンダルは、黒のラメ入り
 少々高めのです。短めのシンプルな白のブラウスで決まり。

1ヶ月前 No.14

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

ゴジュウカラって野鳥を知っていますか?私も見たことがありません。
藍色の頭、背にかけて同じく、腹は白。木に寄り添い実や虫を食う。

鳥はとてもすばしこいので、ゆっくりと眺めることは難しい。映像を通して
の野鳥の美しさにうっとりします。

小鳥の歌声を 詩に表現したらどんなふう

言葉にならないうつくしさに きっと泣きたくなる


  *  *

孔子は、言いました「自然のままうつくしい鳥の羽に、わざわざ絵具をぬりたくり、
文章の根本からはなれること、いよいよ遠い」と。


1ヶ月前 No.15

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

自然は、毎日異なる顔や心をもって迫ってきます。台風も自然のエネルギーによって
浄化されて行くのです。これだけという加減はないようです。

 私たちが「自分の身体」と思っているものも、細かく観察してみると、波動エネルギーが
出ていったり入ってきたりしている、エネルギーの通路のようなものに、すぎないといいます。

   *

  アクェーリアスの澄んだ大気を運び 空色は一段と青く

  白い線を巧みに描き染めている 地上を覆い尽くすかのように

  あの白い雲の形は さっと不安を呼び起こしそう


 気温がかなり上昇しています。今日は、外出と思っていたが止めました。温度は35度を超えています。
今年の夏は楽しいというよりも、暑さのため影響されて半減しています。

台湾を歩き回るために、求めたキャメルのサンダル。とてもお気に入り、素足にピッタリときます。
生成りのロングスカートは濃茶のステッチ入り、Tシャツは黒に決めていたのに残念。

24日前 No.16

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ


瞳が美しい動物は猫と思います。翡翠が何億年も経て奥深く輝くように、誤魔化しのない瞳。
人間は、様々なことが目に現れてしまいます。同性では気づけない。それが異性でははっきりします。
でも、人それぞれ好き好きですから、とかく言う必要もないです。

 星と星の間に距離感があり ひとつの星が完璧に視えて

 冷たい光がやさしく感じられ 投げられる光線の言葉が

 わたしであるかのような そのような詩になる一言だったら

 迷子の子猫のように どこまでも着いてゆきたい


  * *

 最近、星がとても綺麗です。真っ青な夜空は暑すぎて望めなかったんですが、8月に入り
 変化が見られます。これが、普通の夏空です。真っ先に視覚に入るのは三角形に並んだ
 星、う つ く し い。

17日前 No.17

文(あや) ★4uG1tuu7b3_XZQ

昨日からすっきりと爽やかになりました。何故か身体中が動きたくて、
仕方がないくらいになってしまう、不思議です。

心がとても軽くなるから、あれこれクルクル脳内が回り、本当の自分かもしれない。
嬉しさも隠せません。<in love With>

「恋仲のような状態にあれば」生命観は高まり、喜びの感情、勇気の充実。
なんて、素敵な表現なのかしら。書き留めて貼り付けておきましょう。

   *  *

 いくつもの 言葉たちが見えないところで

 手招きをしている わたしで在るようにと

 だれも決めない時を 断ち止らないように

  *

 白い色が観じられるようになったら、好きな白いブラウスからの卒業。
 足元もさみしくなるほど冷たさを覚えてしまう。外は陽気に騒がしくかんかん照り
 一時間後には出かけます。何、着てゆこうかな決めていない。





10日前 No.18
ページ: 1

 
 
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