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生活

 ( エッセイ投稿城 )
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日々 @saisei ★iPhone=T7urJQIM8b

 誰に宛てたものでもないけれど、手紙を書くように、日々の暮らしを。

(投函先の見つからない、何通にも渡るラブレター)

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日々 @saisei ★iPhone=T7urJQIM8b

 六月十八日、日曜日。



 この二日間は特に、外出間際まで眠り続けた。家にいるほとんどの時間を眠っている。起きていると考え事をしてしまうので、何度も起きて、何度も眠り直す。

 日々は淀んでいて明るくない。カーテン越しに見る陽光みたいだった。翳った部屋に投げ出した四肢は重たくて、肌は生気を失ったように青白い。
 真夜中だけでなく、朝日が目を焼いても、穏やかな真昼でも、涙が出る。もうなにが悲しいのかもわからないのに不思議だね。愛しむはずの日々を慈しむようになった。抱き締めたいのは今日や明日だった。それなのに毎日、昨日のことばかり思い出している。

 腹を満たせば容易く手に入る幸福に頼って、やたらと食べ過ぎてしまう。今日の夕飯はサラダにトマトと鶏肉、それからじゃがバター。美味しいと感じるだけまだ無事なのかもしれない。
 どんなに酷くても腹は減るね。生きてゆけるね。中身が傷んでも、骨や肉が腐り落ちたりしないね。それを思うと、悲しくなるのだった。どうして体を傷つけられたら死んでしまうのに、こころで死ぬことはないんだろう。

 思うほどきっと酷いことじゃあないんです。でも、もう理由もわからないのに涙が出るくらいには、しんどいと思った。

 たった一人についての話をします。日々と申します。

3ヶ月前 No.1

日々 @saisei ★iPhone=T7urJQIM8b

 六月十九日、月曜日。



 深夜二時に眠って明け方四時に起きる。大体一、二時間ごとに目を覚ますので、そのまま何度も寝直した。途中で見たいくつかの夢のうち、ひとつだけ覚えている。父親の骨と、母親からの手紙を探す夢。
 違うことやそうであることはなんとなくわかって、そしてそれは正しいのであった。爪に泥が入り込むのも気にせずに地面を掘り続けて、分厚い本のようなものの中から手紙を見つけた。触れた指が震えたのを覚えている。電車を乗り継いで知らない土地でむせび泣いた。一緒に探してくれたひと、夢の中ではきょうだいだったのか恋人だったのか。それともまったく違う関係だったのか。よくわからない。でも帰ろうと手を引いてくれたのだった。

 精神が弱ってしまうのは時間を持て余しているからかもしれないね。忙しなく生きていた頃に比べて、今はとても余裕がある。やるべきことを疎かにしているからだろう。そろそろ重たい腰をあげたい。
 変わらなきゃ、と言うのは簡単ですよ。言葉だけならなんとだって言えてしまう。だから環境を変えようと思って、足を運んだことのない場所へ向かうようにしている。これが良いことなのかは今の自分では判断つかない。

 言葉の少なさを嘆いていたのに、多ければそれはそれでどうしたのだろうと。どちらにせよ救われないのはあんまりだ。一体なにが幸福なんだろう。
 右へ行っても左へ行っても間違いで、また同じだけ正しいような気もする。振り向くことは出来ても戻ることは出来ないから、どうにか進んでゆくしかないのだった。真っ直ぐ歩いていたつもりでも、いつの間にか手は解けて、違う道へと進んでいたのかな。それとも、一寸先も見えなくて、握っているのが誰の手のひらなのかわからなくなっているだけなのだろうか。
 いつになったら明るくなるだろうね。

3ヶ月前 No.2

日々 @saisei ★iPhone=T7urJQIM8b

 六月二十日、火曜日。



 一つダメになると周囲のものもみんなダメになってしまう。みかんに似ているね。一つ腐り落ちたものが箱の底にいると、いつの間にか広がってしまう。食べられない部分は全部捨てないといけないんだろうけれど、でもそれが取り除けたら苦労ない。

 家に帰って来て、サラダを山盛り食べた。今日は心が穏やかだった。嬉しいことも悲しいこともこれと言ってなくて、途絶えることにも慣れ、寧ろ自分から途絶えさせることが増えた。
 遅らせたいのかもね。まだ支度をしている最中だから、あんまり速いと置いていかれてしまう。長く時間をかけるつもりだった。癒えるまで。選択できるようになるまで。見えないまま歩くのでは怖いから。
 でも、いつまで許されるんだろう。こんなのいつまで続くんだろう。名前も呼ばなくなってしまったね。気づいているかな。

 雲間の青を探している。いつになったら晴れるんだろう。どうしてこんなところに来ちゃったんだろうな。

3ヶ月前 No.3

日々 @saisei ★iPhone=T7urJQIM8b

 六月二十一日、水曜日。



 お弁当を作った。最近はパスタとかカレーとか牛丼とか、麺+ソースあるいは白米+かけるものみたいな組み合わせばかりタッパーに詰めていたので、久し振りに卵焼きなんかを焼いた。白米をお弁当箱に詰めることが好きだ。理由は特にないけれど。

 「好きだから一緒にいる、それで良いじゃない」と言われたことを思い出した。それがずっと励ましになっていた。でも今も昔のように好ましく思われているのだろうか。例え私がお前を好きでもお前が私を好きじゃなきゃあ意味ないよ。それにはお前、気づいているだろうか。
 好きだったのは私のことを好きなお前だった。大事にしてくれるお前が好きだった。でも今、私のことを好きだとは到底思えない。
 好きなら一緒にいようよ。でも好きじゃないなら一緒にいても苦しいだけだよ。私が好きなのは今じゃなくてあの頃だった。そんなシンプルなことにさえ、気づくまで時間が掛かるね。

 手放せないのは私じゃなくてお前なのかもしれないね。まるで地獄のようだ。報われない。

 いつかどうにか救われると良いね。一緒にいても離れても、きっとどっちも間違いじゃないよ。

3ヶ月前 No.4

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 六月二十三日、金曜日。



 好きになって欲しい。嫌いになって欲しい。どちらでも良かった。でもどちらでもないのは嫌だった。

 後輩とご飯を食べた。夜、別の後輩の舞台を観に行った。フィクションだ、と思った。最初から本当にあったことと勘違いしていたわけではないが。
 彼女ではない女の子と遊んでいるのを彼女に見られるシチュエーションがあった。帰りの電車の中では三年目の彼氏を残して後は切ったという声が聞こえて来た。この間は、彼女と別れていない男に付き合ってくれと告白されたのだけどと相談された。なにか縁があるのだろうか。困ったな。
 最近どうですかと訊かれる度に笑って誤魔化すことが増えた。何事もかなりオープンに話す方だけれどこればかりはどうにも。自尊心を守ろうとしているのかもしれない。あるいは、不用意なイメージダウンを避けている。そんな配慮をする必要性はないのだとわかっていても。

 連絡が来ても来なくてもこの二日間は本当にどうとも思わなかった。最後になにを送ったかさえ忘れていた。時間が解決するというのがこういうことだとしたら少し寂しいなと思う。距離は遠くなるばかりで、幸福だろうか。

 今日は普段より早く眠れそうです。
 おやすみなさい。良い夢を。

2ヶ月前 No.5

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 六月二十五日、日曜日。



 結局その日はいつものように二時頃眠りに就きました。

 ここ数日、思い出してしんどいことや考えてツラくなることはなかったのだけれど、そうなると久し振りに今日はグラグラと揺れた。
 一番に話をしたい人、一番話が出来る人でありたかった。でもきっとそうではないのだ。もしかしたら以前はそうあれたのかもしれないけれど、少なくとも今は違うような気がする。それに気づくとやはり悲しいと感じるのだった。
 連絡が来ても来なくてもどうとも思わなくて最後になにを送ったかさえ忘れてしまうのは、これ以上傷つくことを恐れての自己防衛かなと少し考えた。でも保身の為に無意識か距離を取るのは寂しい。いつか好きだったことさえ忘れてしまうのかな。
 嫌だったことを直して欲しいとすら思わなくなって、例え直したって今更もうどうだって良いやと思えるようになるだろう。それならそれで良いんだ。でも好きだったことを嘘にしてしまったら悲しいな。確かに好きだったよ。未来でもどうか肯定して欲しい。

 今日こそ早く寝れるかな。七時頃に一度寝てしまったのでまた夜更かしをしそうな気もする。眠っていると考え事はしないし体力は回復するし良いことばかりですね。でも本当はやらなくてはいけないことが山積みだ。

2ヶ月前 No.6

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 六月二十九日、木曜日。



 三時に寝たのに七時半に目が覚めてしまって、そこからもう眠れなかったので早い時間に家を出た。
 今日は何もかもがスムーズに進んで怖いぐらいだ。夜はジムに行って筋トレをした。自覚はなかったがやはり寝不足なのか普段上げている重量が上がらなくてショックだった。運動は大の苦手で今までずっと避けて来たけれどジムで体を動かすのは楽しい。次は十分な睡眠を摂ってから行くことにします。

 タイミングが良かったので家に行くことになった。お互い外で別の用事があったのでそれを済ませてから会う。「零時半に駅に着くよ」と連絡が来たものの私の方がずっと早く着いてしまうので、わざわざ各駅停車に揺られながら長い時間を掛けて帰りを待っている。それでも尚早く着いてしまった。最終のないバス停のベンチに座って呆けているのは私です。
 今日から明日、どんな日になるだろう。何かが決まってしまう気がする。先延ばしにしたかった未来とか、気安く打ち明けられない心とか。何もわからないままかも知れないし、何かわかってしまうかも知れない。それが良い事なのか悪い事なのか、判別は付かない。

 もういい加減自分の中でも粗方片付け終わっていて今更傷つくことなんてないと思っていた。でも実際はたかだか夢如きで動揺する。嫌な夢だった、夢だった? と確認しないと安堵できない。
 内面に気丈さと脆さが常に存在していて、大丈夫だと思った一秒後には切り替わる。こんな不安定な心がいつ迄保つだろうね。日々を愛しんで過ごせたらどんなにか幸福だろう。

2ヶ月前 No.7

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 七月七日、金曜日。三十六時十分。



「箱一つ取っておくだけでアピールになるんだから、なんてお手軽なんだろう」
 捨てたって良いような物を大事に取ってあるのはなんでだろう、という話を他人としたらそんな風に返って来てはっとした。どうしても都合の良い部分だけを見たいのだと改めて気づいた。現実は甘くないので不当な扱いをされている。
 夜中に電話をして、あまり長く傷つけないで欲しいと告げて切った。ごめんと返事が来てそれに対しておやすみと返した。謝って欲しいのではなく未来を教えて欲しかった。先延ばしにしたところで何も解決しないとどこかで理解していたのだから区切りを付けないといけないね。
 その日から何気ない連絡が以前のように増えた。一体どういう心変わりか。連絡の無さに慣れを感じていたので、寧ろこっちのレスポンスが遅れる。

 半月振りぐらいにお酒を飲んだ。ほろよい一缶。大したことのない量をだらだらと飲みながら久し振りに会う人達と盛り上がった。
 夜中の散歩をしながら話をすることが好き。喧騒から抜け出て外で二、三人集まって話すことが好き。みんな寝静まった頃にそれでも起きている人と話すことが好き。
 しばらくの間「どうしてだろうね」とぽつりぽつりと話しながら軽率に傷つけられたことを悲しんでいた。大して酷くないのかも知れない。それでも我が身にとっては酷なもので、お互い笑っていたけれど誰か代わりに悲しむ度に心は少し楽になるように思えた。

 七日に書いた下書きが残っていたので七日のまま投稿する。今年は晴れていて良かったね。願い事はちっとも思いつかなかった。

2ヶ月前 No.8

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 七月十四日、金曜日。



 前回の日記は二時間記載を間違えていたね。

 それでも好きだよと言ったことが引っ掛かって少しずつ現在の関係を考え直すようになったのだって。反対に、それでも好きだったなあと、一人になる準備を始めていたから驚いた。
 手を繋ぐ動作は未だ不自然ではなかった。でもそれ以外に恋人らしい動作は一つとして存在しないのだった。別れ際ですら友人関係だってもう少し惜しむだろうと思うぐらい一瞬にして背を向ける。恐らく元には戻らないだろう。

 茹だるような暑さの中、ソファに沈んで話をする。エアコンが欲しいと随所に挟みながら後輩と話しをするのは毎年の事だった。楽しいと思うように楽しませてあげられているだろうか。話が得意な方ではないからどうにも自信がない。
 夏になるとしたい事の一つにアルコール缶を片手に深夜の散歩が挙げられる。良いですね良いですねと言われるけれど結局毎年行わず涼しい部屋で飲んでいる。今年はよく出掛ける方だ。来週には後輩と寿司を食べる。休みの予定も入れた。
 ずっと後輩とは仲良くなれないだろうと思っていたけれど今仲良くしているのは後輩が多い。先輩達がみんな忙しいと言うのもあるが、だからと言って後輩と遊ぶようになるとは半年前なら思いもしなかった。不思議なものだね。
 中々毎日楽しくて一ヶ月前にあれほど精神が死んでいたのは嘘のよう。それでもまだ陽の光を浴びる事はなく、解決したように見えて只々保留になっているだけだった。たった一人が翳りを作ったまま晴れない。もう少し此処に居るみたいだ。

2ヶ月前 No.9

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 七月十五日、土曜日。



 半日以上眠り続ける日。昨日と今日。どうしたって言うんだろうか。立っていると気持ちが悪い。寝過ぎたせいで気分が悪いのかな。なんだかずっと疲れていて起きていられない。一月前は眠る事でしか平穏を保てなかった。今はそうじゃないと言うのに。
 起きていると涙が出るので眠っていた。考え事をして止める事が出来ないので意識を手放すようにしていた。けれど今や明るくなくても心は凪いで、音楽を聴いたり文字を書いたり本を読む事が出来る。誰かと食事に行く事も、お前の話をしない日もある。健康的な事だ。

 心を占める割合の大きさが愛などでは無いんだよ。今の距離感は寂しいけれど優しい気がした。
 ずっと一人のことを考えたり考えられたりするのではなく、今日の終わりに一番に話したい人でいたい。健康になろうね。

2ヶ月前 No.10

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 七月十七日、月曜日。



 世の中は祝日。本当は休みではなかったのだが丸一日眠っていた。
 ストレスに比例して睡眠量は増えると聞いたことがあるけれどそれなら一体どんな大きさのストレスを抱えているって言うんだ。ストレスだと確かに感じていた先月よりも眠っている。もう平気だと思い込んでいるだけで本当はちっとも平気なんかじゃないんだろうか。
 昼間に少し泣いた。泣くのは久し振りかな?

2ヶ月前 No.11

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 七月二十八日、金曜日。



 今度は睡眠時間が短くなっている。深夜三時以降に寝て八時にはどうしても目が冴える。中途覚醒もある。トイレに行って水を飲んでツイッターを見て眠る努力をする。大体六時前ぐらいに起きるしそこから眠る努力をしなければ起きていられると思う。でも気持ちは平気でも体が無理だと訴えるのではないかなと思って眠るようにしている。
 睡眠時間が長ければ長いでストレスだけれど短ければ短いでもストレスのようだね。今飲んでいる漢方が不眠に効くようなのだけれど効果があるならもっと効率良く睡眠を摂れるのではないかな。
 ちなみに不眠ではないし不眠を治す為に飲んでいるわけではない。別の病気に罹っていてそれで飲んでいる。しかし薬を飲んだからと言って治るものでもないのだって。精神的な病気ではないですよ。

 いつか来たる別れの為に過ごす日々であったり、以前のような幸福を取り戻せると考える日々であったりする。長く居られないと思うのは努力次第でどうとでもなるのではないかと前向きに考える事もある。同じように努力すれば必ず叶うとしたら誰も不幸にならないだろと考える。
 でも続けて行くには互いのことを同じだけ考えられなければ。いずれ破綻してしまうんじゃあないかな。私が頑張れば/俺が頑張ればと言うのは無理があると思うんですよ。頑張った分だけいつか報われたい、報われなければ酷すぎると思うばかりで現実報われる日はそう来ない。
 だってね、報われるならそんな頑張りなど初めから不要であなたが頑張らなくても大事にしてくれると、そんなことを思うからね。

1ヶ月前 No.12

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 八月三日、木曜日。



 五月末に死んだ。そして死に続けている。生き損ない続けていると言った方が正しいのか。死ぬと表すには甘っちょろいのだろうがそれ以外にどう表現するのが妥当だろう。少なくとも私の中では死に等しいのでした。
 二ヶ月が経って相変わらずの生活をしている。何が解決になるんだろうね。いつになったら晴れるだろう。
 何を言ったら良いのかわからなくなり言葉の一つに慎重になった。こんな状態がよく続いているなと自分でも思うよ。言いたい事あるいは昔なら言えた事を飲み込むようになって衝突しなくなった。昨日も思い出せないような会話ばかりしている。平穏だけれど幸福ではないと思った。

 私が私であるから好きだと言って欲しかった。きっと認めて欲しかった。許されたかった。
 変化を求められるのは悲しいのだよ。好みに沿わないと認められないんだろう。長い間お気に召すまま過ごして来て、けれどお前はそうじゃないと思っていたよ。でもそれが間違いだったのかも知れないな。

1ヶ月前 No.13

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 八月十六日、水曜日。



 何事もなかったかのように朝。
 元通りになった。連絡頻度も会う頻度も。なのにそれが幸福だとはどうしたって思えない。手放しに喜ぶ事が出来ないのは不幸ではないですか? 少なくとも幸福な事ではないと思った。

「会おうよ」「家に来ない?」「泊まりにおいで」「みんなじゃなくて、ふたりで」
 どんな顔をしたら良いのかわからなかった。いままでどんな顔をしていたのかも思い出せない。
 会おうと言われて用事がなければ断らずに出向くけれど泊まりに行く事は避けがちだ。行こうと思えば行けるところを理由をつけて行ってない。朝に用事があるから夜に用事があるからだから帰るね。どうして今更こんなことをするのか見当が付かなかった。会わなくても平気だと言われたのに時間が経てば覆るんだろうか。そんな風には到底思えない。

 朝が来れば陽が昇れば翳りがなくなれば幸福だと思っていた。でもそんなことはないね。あの瞬間からもうすっかり駄目になっていたのかも知れない。

1ヶ月前 No.14

日々 @saisei ★iPhone=qQORvhF0Da

 九月十六日、土曜日。



 手を引かれるがまま部屋に行って次の日の朝に起きた。イルカとお前が戯れ合う夢を見た事を目を閉じながら伝えた。あまりの眠気に目が開かなくて昼間は勝手に布団へ潜って寝た。
 出掛けようねと言われていたけれど実際に部屋を出たのは夕方で、電車で移動して人混みを縫うようにしながらブラブラと店を回るなどした。一日の大半を眠っていたにも関わらず眠い。
 大体外の料理が食べ切れないので一緒に食事をすると私の残した物を食べて貰う事が多い。とてもそうとは思えない程の細身の体で人の二倍食べるのでwin-winの関係には違いない。私は早々に箸を置いて食事が胃に収まる様子を眺めていた。

 元通りになった。本当に?
 笑えるようになったのは確かだった。以前は会った瞬間に顔が強張って目も見られない程だった。俯きがちで何かを言われてもそこに対する返事が簡単に出て来なかった。それに比べたらずっと良くなったのだとは思う。でも本当に元通りと言えるのだろうか。
 不安は拭い切れなくて疑いは晴れない。上手に嘘が吐けるようになっただけじゃないのかと考えてばかり。疑った所でキリがないのはわかっているのにね。手放さなかったからには信用するしかないと思っていても割り切る事は難しい。
 どうやったら私は私自身を幸福に出来るのかな。間違っても不幸にだけはしたくないんだよ。

7日前 No.15
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