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紫蘇色の硝子(静止室より。

 ( 詩投稿城2世(大人風味) )
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金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI


いま
残骸を背に
暮れてゆく砂浜をかけていく

美しかったと海底のあたりに目を入れて
遊びたかったと緑の泡を口に入れた

淋しかったと抑えつけ
簡単だったと 沈んだ

なにもかもが夢のように積み重なる
残骸だらけの思想は夜にも白にもなれずただ

消えることだけ

簡単だった

ページ: 1


 
 

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

いつか言おうと54年。
孤独死したとはラジオで知った。
返事がないから何でも言える。
ワタシはずっとあなたが      でした。

1ヶ月前 No.1

金河南☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

「心憧複写機」


埃をかぶった硝子製の複写機
室内の無音を破らぬように
壜から油布を取り出した

夕闇滲みる複写機の手前には
古びた時代のタイプライターが
打ち込まれるのを待っている


 オトトイ ノ アシ゛サイ
 ハ゛ステイ ゴゴ ノ アリ

 セキウン フウリヨク ゼロ
 ヤマバト ロツカイハン テ゛ ナキヤム


専用の青い硝子板を後ろに置き
真横の舵を慎重に回す
右のレバーを下へ押した一瞬
悲鳴のように削れた硝子の粉が降る

これから先の青い埃
心の底にいつからか鎮座する心像を
失う 夜がはじまる前に
焼却炉へ向かう

1ヶ月前 No.2

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

つむじ風
バララカ花弁が散り降る平らな庭園に

僕らはいた


明日の午後の用意をしておこう。凍らした水菓子、濡らした手拭き、テロテロとしたむらさきの敷物、ナイフ、月雲の運行地図、乾電池式ラジオ、そして君。
それから君。あとは君。あえての君。もうひとつおまけに、君。


きっと来てくれないだろう
そんなことなど知っている

けれど用意をしておこう
つむじ風

頭に
肩に
テーブルに
膝に
靴に
床に
草に
フラハカ花弁が積もり眠る

僕らは無言で空を見続けている


1ヶ月前 No.3

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

※(1:49〜)



昨日は揺り籠の中で空を見上げ
明日は棺桶にて微睡の底へ逝く

鳥も
草木も
泣くフリをしては
   高く飛び
   または枯れ落ちて
今日(という思想//SISOU//)は何処へ 零時の鐘鳴る


 失くす音
 静止室
 無垢の果て
硝子盤

「あ ふれていく」

指を絡めて詰め込む欠片たち(あれは紫蘇//SISO*//)
何故かも解らずに 無機質の戸棚へ仕舞う


昨日は 揺り籠だった人形は古い綿に包み
明日も知らせずに
    火をつけ道ばたに捨ておく
    または
    朽ちて咲くまで
目隠しを

旅人よ!
    (あの異装//*ISOU//)
外套は羽根のように軽く 時を視てひるがえす風のよう
足音は影を追うように遠のいていきました


明日使用予定である棺桶を
なぞる
指に降る
硝子色の氷が
染み込みもせずに今日を終える


1ヶ月前 No.4

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

いつかは問われる

そのときまで眠るつもりなのか

1ヶ月前 No.5

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

あの夜に夢を見ることさえも叶わずと瞼を閉じては嘆く、いつか花咲くほとりに湛えるかの鳥の名を呼べば、ひうと風が運ぶ昼の星雲たどる水と、清きその名、始まり、………

1ヶ月前 No.6

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

秋の火に
撃たれて散る葉
やまびこは
青の遠くへ揺れ消へて
枯れいろ日取り
歩く人
まぶたに良く似た谷底で
束ねた鍵を
掲げて唄へば方丈庵
冷えゆく指を狙う鳥
啼き立つ

うつくしと
啼き立つ

1ヶ月前 No.7

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

オカマバー 王子に戻れずカエル泣く

1ヶ月前 No.8

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

雪が、ふっています。
きのうもたくさん、雪がふりました。
きょうもたくさん、雪が、ふっています。

夜になっても、しーんしん。
雪がふるふる、しーんしん。

しーちゃん歯みがき、しーんしん。
あわが、雪みたいだね。
しーちゃんお布団、しーんしん。
ふかふか、雪みたいだね。

でも……、しーちゃんは中々ねむれません。
どうしようかなぁと思っていると、窓のそとから歌がきこえてきました。

 しーんしんしん、すいすいぴょん。
 およいでいこう、すいすいぴょん。
 ゆめのくにまで、そろそろだ。
 およいでいこう、すいすいぴょん。
 しーんしんしん、すいすいぴょん。

しーちゃんはびっくりしました。
窓をみると、窓の上まで雪がつもっています。
雪のなかを、お魚さんが泳いでいます。
すいすい。光る、お魚さんです。

しーちゃんは、お魚さんに「こんばんは」と言いました。
お魚さんも「こんばんは」と言いました。

「どこに行くんですか?」
と、しーちゃんが聞くと、お魚さんは
「ゆめのくにまでいきますよ」
と、言いました。

「いっしょに行きたい!」
と、しーちゃんが言うと、お魚さんは
「いいですよ!」
と、ぴかぴか光りました。

しーちゃんは窓をあけて、お魚さんの背中にのりました。

雪のなかを、すーいすい。
お魚さんが、ぴょんと飛ぶと、雪もふるふる、しーんしん。
ゆめのくにまで、すーいすい。
雪もふるふる、しーんしん。

ふわふわ雪の、うみをこえ。
よるのとおくへ、すーいすい。

ぴかぴか星の、お魚さん。
しーちゃんにこにこ、すーやすや。

雪もふるふる、しーんしん。

すーいすいすい。
すーやすや。

1ヶ月前 No.9

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

※(2008/02/17 21:02)




僕はやはり違った。

僕が求めるほどに皆は、僕のことを垂直に見てはくれなかった。


足首をひさびさに指の腹でさわった。ここをカッターで切ればもしかしたらもしかしたら死ねるんじゃないかと一瞬希望にも笑いにも似た、ため息が出た。

僕は弱い。遺伝子の脆弱性。幾千とこえて配色されてきた色合いが、たまたまぶつかってできた結果がこれだ。あぁそうダメだったよね。自殺しちゃいなよ。もうどうでもいい。

皆、ただの人間だったというわけだ。

僕じゃなくても、ほかにたくさん居た。好いてくれる人、会いたい人、会おうとする人。
僕のどこかかしらがほかにもたくさん痛んだ。
誰も僕のことを必要としてくれなかった。
世界中で、誰か、一人くらいは僕に、僕だけに会いたいって言ってくれる人が居るんじゃないかって期待していた。特別なマシマロを手に入れたような気分の期待はそのまま途切れた。
落ちた。
落としたように見せかけて、勝手に手から落ちた。

おかしな話だ。
僕がそうして一人を選んだのに、誰もそうしていない。僕は必要とされていない。うわべ、どっか行ってしまえ。違うよなんていい訳にしか聞こえない。


だ っ て 実 際 そ う じ ゃ な い か 。


僕は今日、自転車にのりながら夜、死ぬとき、誰かのためじゃなくて自分のために死のうと思った。
自分の、ただ一人僕が僕にだけ向けたベクトルで、汚い、欲望。まっすぐ向けた、拡散した目。

いつもそうしてきたじゃないか。
どうして忘れていたんだ。

期待しない。
僕はいくらマネしても、正常な人間じゃない。


本当、おかしな話だった。やっぱり「フリ」はできなかった。何千回リトライしても、できない。
しまいには叫んで泣き出している心臓と、
唇に、手を当てて薄っぺらい笑みをうかべているようにも見える無表情の僕の顔があるだけで、棒読みの標準語が口から淀みなくながれた。

わかりきったことをもう一回言われただけのこと。僕は一番じゃなかった。皆の一番じゃないんだ。なら一人になりたい。皆という単語が僕一人をさせば、僕は皆の一番になれる。ひとりになりたい。どうしようもなく。

愛情というナイフが空から、白い糸につられて垂直に、落ちてくれば良いのに。


きいてくれ。


僕は、孤独が好きだ。そしてどうしようもなく今、さみしい。

1ヶ月前 No.10

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

雨の終わりはいつの日も
硝子一枚向こうの室内にて

季節の終わりは 時々に
室外が多いように思われる

1
「あれは雁だよ。鳴き声をきけばわかる、聞いてごらん。ほら、」
次の沈黙で季節の終わりを知る。雁は、鳴き声をもらさずに川向うへ消えていく。
雲の動きでしか風を感じられない、頭がどうかしているほどの重装備の中で、雁の声など到底耳に入るわけはなかった。

2
花の死骸を大量に拾ってくる猫。丁寧に並べられた、薄っぺらい茶色で季節の終わりを知る。
タイルに落ちるまだらの光、玄関先に以前からあるすずかけの木を通したからとわかる。汗の出し方を忘れてしまった。


また書き足す

あの時
本当にそこにいたのは生身の彼女だったのか
それとも
紫色の培養液の中で夢見た幻だったのか
隔てられ
室内で倒れたまま静止している彼だったのか
それとも
硝子一枚向こうの室内にて開かれたままのノオトだったのか



耳鳴りがやまない
下を向くときだけ

1ヶ月前 No.11

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

やさしい沈黙だった
そんな目で 見つめられる
困ったような笑顔を
作った目で 見つめかえすと

トリカゴの造鳥はもう
ネジ切れている

朝はフィクションの中で悩み
夜は 皮がはがれるのを怖がって
午前四時半に醒めたりする

あくる日と明るひは似ていた

どちらも動きはじめていて
独りきり とりのこされて
床に放り出されている図書

じっと見つめている
何も含まない硝子 そんな目で

1ヶ月前 No.12

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★e290A54w3J_0GX

すかさず卵を割ったりするんだ。そのあとの静止を見越した顔で。

五月、ゆるやかに笑ったそれが契約だったと誰が知るのだろう。いつのまにかに束縛されて、いつのまにかにそれが平常運営状態と考える思想、もろもろ死にそうだといつ知ったか、誰も知らないに違いない。
すかさず鎖を締めあげて、
悦楽の気絶をさせてくれるんだ。まいったな。

1ヶ月前 No.13

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI


彼は六時前に起きた。
カーテンの無い、はめ殺し窓の外では
霧雨が鉄塔を鈍く染め上げている。

ベッド横のテーブル。その上の、旧世界に繋がる黒電話が鳴った。
地下二階で寝ている妹からの
モーニングコールに違いないと彼は確信している。

彼の部屋は小さく、三畳ほどしかなかった。
その中にベッドとテーブルが置かれ、
テーブルの向こうの空間は床ごと切り取られていた。

ふちから少し顔を出した
下へ降りる梯子の手すりを、彼は心底嫌っている。

鉄塔は相変わらず濡れそぼり、ぼんやり見ているうちに光が四回またたいた。
妹からの神託に違いなかったが、
彼は指を耳穴の限界まで入れこみ、五秒ほど大声を出し続けた。

妹を心底嫌っているためである。

すなわち、
地下には降りないし電話にも出ない。
雷の音など聞こえなかったし雨がやまないのは自分のせいじゃない。


彼はまた、六時に眠る。

境界線を潰して。

1ヶ月前 No.14

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

好き

一日10回言うことで

きみ

好きになると思ってた

今年

十年つづけてきたのに

きみ

好きになれない
何故

分からない

本当

30日前 No.15

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

僕たちは
海と空しか見えない空間にひとつだけ伸びる
錆びた線路を歩いていた。

海は凪いで、
空は快晴。

海底と宇宙はわからない。

見えないものはいつだってわからない。声を出さないのは死んでいるのと同じだ。無言のそぶりでわかった気になっているのは加害妄想者だけだ。

線路は延々と続いていた。
隣には誰もいなかった。

僕たちは歩いている。
けれど隣には誰もいなかった。

歩きながら、右も左も前も後ろも確認した。


誰もいなかった。

そして
その間、僕たちは無言だった。

30日前 No.16

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

目の奥にある鍵穴に
遠い日の写真を差し込む
あけ放たれた記憶の中で
笑った声が鮮明に響く

27日前 No.17

金河南☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_gaI

アジサイ泥棒だ
アジサイ泥棒が出たよ

 紫陽花泥棒?
 どこに

どろの靴跡があるだろう
千の目玉が消えたろう
酔える食事のせいでなければ
見張りの猫が 鳴けないせいだ

 それで?
 警察に行くのかい

アジサイ泥棒だ!
アジサイ泥棒が出たよ!

 それで?

アジサイ泥棒だ!!
アジサイ泥棒が出たよ!!
本当だよ……

 可哀そうな硝子人
 誰もいない白い廃屋のなか
 妄想ばかりを愛してやまない

むらさき色の可憐な花を
むせかえるような葉をかえせ!
疎まれて逝った子猫の群れは
雨のふるなか泥に埋めた

追憶……

 紫陽花泥棒だね きっと
 あたまがいたいのは

 泣いているせい

ウソつき

 本当だよ……

25日前 No.18

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_sxd

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20日前 No.19

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_sxd

ラクダは歩き出す
塩色の
とおりすぎた何もかもを
月の谷において

かれらは歌いだす
砂色の子守唄

きのう
いっとう絶えた

眼のおくに夜を沈めながら
風のゆめを追いかけながら

月の谷を背に

静かに

20日前 No.20

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_sxd

つきをたべよう あのよるはにせもの
うつくしくふる あめいろもにせもの

このたびはうたはいつだってほんもの

あくるひをみる あのひとはにせもの
そらをのみほす うずまきはせともの

ゆく ひとしくおとずれるはる ゆく

くさをとびかう ぎんがみはにせもの
かわとこいする さざおともにせもの

せいししつより
うたわれるもの

        うごけないほんもの

12日前 No.21

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_sxd

二分後に生き返って。          お願いね。

10日前 No.22

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_sxd

硝子の欠片たち じっと観察する
いつか降る 別れの雪を待ちわびているのだ

何も怖くはないさと歩く後ろ姿が
遠く錆びた記憶の檻 見続けてる
飽きるまで笑いあった日々

明日は雪が降る 淡くてやさしい糸
硝子の欠片食べ 出口に積み上げていた

5日前 No.23

金河南 @kinkanan☆.SsexIS0/ro ★QRJbWtVEQc_sxd

※( >>11 追加)




雨のおこりはいつも
硝子いちまい向うの室内にて

季節のおわりはいつも
室外が多いようにおもわれて

沈む






 冬
「――あれは雁だよ。鳴き声をきけばわかる、聞いてごらん。ほら、」
次の沈黙で季節の終わりを知る。雁は、鳴き声をもらさずに川向うへ消えていく。
雲の動きでしか風を感じられない、頭がどうかしているほどの重装備の中で、雁の声など到底耳に入るわけはなかった。


 春
花の死骸を大量に拾ってくる猫。丁寧に並べられた、薄っぺらい茶色で季節の終わりを知る。
タイルに落ちるまだらの光、玄関先に以前からあるすずかけの木を通したからとわかる。汗の出し方を忘れてしまった。
「蝉が鳴きはじめたね。聞いてごらん、ほら。まだ、種類はわからないけれど」


 夏
積んだ団子で季節の終わりを知る。籠に落ち葉を敷き詰めたうえに桃と葡萄と栗と林檎、ススキ。
「聞いてごらん。ほら、コオロギが鳴いているよ。あれ、マツムシだったっけ」


 秋





もう。また、時間がない。

4日前 No.24
ページ: 1

 
 
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