Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(37) >>

 ( 詩投稿城2世(大人風味) )
- アクセス(673) - いいね!(9)

★sJZ8yCc13E_kay

仕掛けかマジか

くちびると指先

空咳であしらうきみ



近づいてくる

桜を思い出す

そっと奪ってください

泣きませんから


6年前 No.0
メモ2015/11/20 19:03 : 哩(まいる) @milemiles★C5Tqocqc4t_zTF

桜の季節。出会いと別れ。いろいろな物語。


ちょっと大人風味。


哩(まいる)です。


書き込み等、ご自由にどうぞ。


※当然ながら、詩はすべてフィクションです。

ページ: 1


 
 

★sJZ8yCc13E_iQJ

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

5年前 No.1

★sJZ8yCc13E_iQJ

<虹>

虹が見えるよ

けんかして20分後の電話

ほころんで伝える”会いたい”

5年前 No.2

★sJZ8yCc13E_iQJ

<キーボード>

キーボードに季節は足りない

ホットの蓋をすこし捻るとあふれ出す彼が足りない

血の気が引いたり沸いたりする落差が足りない

5年前 No.3

★sJZ8yCc13E_iQJ

<桜色に染まるころ>

私の頬が桜色に染まるころ

埋め込まれた淋しさは気化を始める

絡められた鎖を解けば

何もかも任せて蹲れる

私の頬が桜色に染まるころ

握りこんだ手で掴む


5年前 No.4

★sJZ8yCc13E_iQJ

<4時間前には>

4時間前には

ただ抱き合っていた

じんわりとかいた汗を賞味しながら

息遣いで会話をしながら

あれは最後の夢だったのでしょうか

薄暗い部屋の中

向きも分からず転回しながら

私たちはとにかく目を背け

混沌とした感情を払拭しようとしていたのに


5年前 No.5

★sJZ8yCc13E_iQJ

<密会>

二人で決めた暗号がバレたら

続くわけもない

そんなことは百も承知

忙しい日常の隙間をつむいで

見つけたわずかな時間が

最高のオアシスだった

5年前 No.6

★sJZ8yCc13E_VE0

<当たり前>

当たり前だった

当たり前だと思ってた

当たり前だとも思わずにあって

当たり前だとも思わないくらい当たり前だった

そして

壊れた

当たり前だけど

それはとうといものだった

だけど

終わった

もう終わった

5年前 No.7

★sJZ8yCc13E_VE0

<オレンジ>

乱雑に脱ぎ捨てた下着が傷だらけの床板の上に散り

激しい労働の後の汗とも似てシーツは生ぬるい

ルージュはどこに置いたのだろう

呼吸に合わせて時計は振動する

虚無感に合わせてモノクロームの天井は遠ざかる

何時間目になるの

何日目になるの

いくら積ませてこのベッドに入ったか

確か何処かにオレンジがある

籠の中に転がっているはずだ

渦巻いているままで手を伸ばしたまま

猶、男は狡猾に絡みつく

5年前 No.8

swa ★PSP=XWleLyqtNR

キミの微笑み

夢に答えてあげて

ムリだよと。

夢に答えて

夢で答えて

会うたび微笑んで

くだらない夢
語ってごめん

キミの微笑み

ボクのユメ

5年前 No.9

swa ★PSP=XWleLyqtNR

<憂鬱な帰り道>

互いに気遣って

疲れて

疲れ果てて

クラい かお

ヘコみながら
ひとりでいることに安心する
誰も巻き込みたくないから

クラい かお

ひとりになりたがる

(‥‥)

何 言ってもムダ

暗いカオ

何 言われても...


友達やめたくなる

友達やめてほしくなる

暗いカオ

見られたくないから



そっと手を握る



5年前 No.10

★sJZ8yCc13E_uYG

<曉>

あいくるしく帰りたまえ

交情の天使

街の温度が上がり始め

現実が暗幕の逢瀬を明かすべく

わたしの心に冷徹な杭を打ち込むから

5年前 No.11

★sJZ8yCc13E_5CX

<雲>

驟雨に私は汚らしく濡れて

白い交通標識の柱に腕を絡めて

もたせ掛けた体がぐるぐるぐるぐる

空には虹が見えたように見えて

でもただの眩暈だった

雲があなたの体に似てる

もう一度抱いてくれる?

それとも雲のように私の腕をすり抜けて

消えてゆくの?

5年前 No.12

★sJZ8yCc13E_5CX

<駅>

死ぬつもりで駅へ出かけ

通路の壁にある旅行会社の大型広告に目を向ける

山の奥深く、半島の先の先

季節の移り変わりとともに訪れてみませんかと

なんとなく1枚切符を買った

思えばいろいろなことがあったのに

今はもう空っぽ

全部うそだった気さえする

何も残さず逝ってしまいたい

なかったことにしてください

階段を降りたところに列車が入ってきた

それまで全く感じなかった躊躇いの痛みが

ホームの隙間をまたぐ瞬間に不意に襲った

つい、振り返った

そのままドアは閉まり

景色は猛烈に流れ始めた

5年前 No.13

夜歩く、秋風 ★SOFTBANK=KyZRnpbGhR

プラットホームの僅かな傾斜/立ち続ける理由/結ばれずに言葉/祈りのような朝靄/立ちのぼる/流れ続ける/吠える金属の疾走/踏み切り脇/水溜まり/夕立の跡/空高く/千切れ雲/蕾の紫陽花/萎れた献花/ここに立つ私/降りてしまった貴方/溶け合う/分節する/立ち続けるための/祈りのような朝焼け/風が、きもちい



死ぬくらいなら、詩を書くべきです。詩を書いて死ぬのは、ちょっと贅沢すぎるので天国へは行けません。

5年前 No.14

★sJZ8yCc13E_5CX

<雨の日>

あなたが

あの女の跡を隠すこともなくなり

あたしを蔑んだ目と口元で見るから

あたしはつい 刺しました

ひどい男だと言いながら

断ち切れなかった馬鹿なあたしは

ただ 粘り気のある赤い血が

思ったより熱かったことだけ

今も鮮明に覚えています

小窓の外は薄暗く

今週はずっと雨

あの季節とともにあの衝動が

甦ってくるようです

5年前 No.15

夷知 ★iPhone=2EYaAPENGk

指先に触れた うす桃色の花弁の残像

坂の上で振り返る
あなたを見送ったあの日から

もうないはずの 春を彩るその花弁が
私の視界を埋め尽くしている

5年前 No.16

★sJZ8yCc13E_W8n

<壁面にて>

虫?

いいえ、ただの壁の汚れ

さっきから2時間見てる

サビシイきもち

積もり積もって何年分になる?

揉みつぶしてやろう

携帯を取り出して

布を絞るようなメールを送る

無視?

いいの、発酵し切った恋しい気持ち

5年前 No.17

★sJZ8yCc13E_fQU

<回顧の列車にて>


わたしは流れる星空を見ている




夜の列車の窓に自分の姿が映る

でもそれを透かして

暗い宇宙へ開いた空を見ている


子供たちがなつかしい遊びをしている風景が

なぜか思い浮かんできた


大人たちが地面を掘り返して地雷や罠を仕掛けている風景が

なぜか思い浮かんできた


小さなオアシスの一本の桃の木に

薄汚れた兵士が錆びた銃を抱えて座り込んでいるのが見える



どれも身近にみたような顔をしていた



わたしは流れる星空を見ている



流れているようでもある

止まっているようでもある

いずれにせよわたしはしばらく傍観していればいい

いずれにせよ

わたしはしばらく傍観していればいい


みんな花になるか砂になるかを見届けて

それでも魂が残っていたら

窓を開けて手を広げて風を受ける

ここにいるよって

5年前 No.18

★sJZ8yCc13E_ntv

<アナライゼイション>

アイ ガット ハート トゥー マッチ

トゥー アンダースタンド ザット

ゼア エモーション リープス アップ オア スィンクス ダウン

5年前 No.19

★sJZ8yCc13E_8gB

<余る>

あなたと話すと楽しい

でも寂しくなる

カステラをのどに詰め込んで苦しくなっている日曜の午後みたい

甘さをすこし追いかけて苦しさが余る

5年前 No.20

★sJZ8yCc13E_8gB

<理解者>

手紙を書いたのは私からでした

汗で湿った封筒を

思い切って差し出しました

ぴんと伸ばした腕が面白いくらいに震えて

きみは照れながらそれをばかにしてました



映画に誘ったのはきみからでした

付き合おうってなったのはいいけど

ありきたりなことしかなかったのね

何週間かしてそれは悩みに変わった

手に入れたと思ったのにまだ先があったのね



わかれようと言ったのはどちらからだったかな

分からないくらい二人とも理解してた

離れたくない気持ちはありすぎるほどあったの

でもなんとなく時間が流れたらもう一度手をつなげるような気がした

それが甘い考えなのかどうかは いつかわかることね

5年前 No.21

哩(まいる) ★sJZ8yCc13E_wtW

<旅に来た人>

石畳の路地を抜けたところにある煙草屋で

きつめの煙草を一箱買って

うつろな男はよれよれと表通りを歩いていました

スーツ姿にビジネス用の黒いかばんで

明らかにこの町に不釣合いな風貌でした

彼の煙を追いかけました

舞い上がりました

風に乗りました

消えました



私はまた、不釣合いな人を探して

知らないこの町を歩いています

5年前 No.22

哩(まいる) ★sJZ8yCc13E_85q

<泡沫>

届かない思いとついに分かって

彼女は泣き果てるどころか

笑い続けていた

一人、冬の公園、湖のほとりで

乾燥した首筋を

血が出そうになるまで掻きむしり

揺れる水面に現実はなるべく見ないようにして

誰も彼女に近づかず

彼女はただ沈んだ


どれだけ裏切ったろう

どれだけ落胆させ、落胆したろう

でも時は行き、時代は移り変わる

いつも、いつでも

5年前 No.23

哩(まいる) ★sJZ8yCc13E_nhb

<豆>

今朝は煮物の豆が一粒

テーブルの上に残っていました

なにひとつ香りを残さず去っていく彼女だった

それでもこんな失態を犯すなんて

すこし可笑しくて笑いました

4年前 No.24

哩(まいる) ★sJZ8yCc13E_nD9

<みずたまり>

少し早い桜吹雪のあと

消えずに残っていたみずたまり

太陽を抱えてわたしを誘ってる

だけどのぞきこんだら

やっぱりひとりぼっち

髪が悲しみに気をおとす

今日はもう歩きたくない

立っていたくもない

でもへたりこめるわけでもなく

みずたまりの側に

わたしはひとりぼっち

4年前 No.25

哩(まいる) ★sJZ8yCc13E_nD9

<張り裂けそう>

張り裂けそうと感じてる

それはまだ冷静な私

幸せだって感じては

明かりを消して空しく冷える

あの時まで握り合っていたはずの手のひらを見つめる

そして心臓の鼓動に問いかける

炎症なの

化膿なの

腐乱なの

恋心

4年前 No.26

哩(まいる) ★sJZ8yCc13E_8dU

<斜め後ろ>

君はあたしのことが好きなんだと思ってた

君は毎朝、あたしの側に駆け寄った

君は積極的にあたしの肩に腕をまわした

君は気ままにやさしい声であたしをからかった

君は細い指先であたしのくちびるに触れた

あたし、玩具じゃない

でもあたし、いつも幸せだった

まだあたし、君の袖を離せない

君の背中を斜め後ろから見ながら

まだあたし、君の袖をつかんだまま、離せない

4年前 No.27

哩(まいる) ★uZlziuR0NF_Pg9

<人生のかゆみ>

虫さされにまじって

お前が指でなぞる私の人生の跡が

強烈にかゆみを帯びる

爪を立ててかきむしると扇風機からの熱風と薬缶の口からの冷風が痛いほどに私の胃袋にかかる

誰かが云っていたような意見を真似てパクって偉そうにしているのも癪に障る

無意味に笑い共感を求めるだけの不誠実な会話もうんざりしている

3年前 No.28

哩(まいる) @milemiles ★uZlziuR0NF_Pg9

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

3年前 No.29

哩(まいる) @milemiles ★uZlziuR0NF_Pg9

<帰郷>

腕にわたし

しろい指が若葉を摘んで

また背伸び

3年前 No.30

哩(まいる) @milemiles ★TuiSXZg4PR_neP

<閉館時間>

湖畔の美術館はとっくに閉館時間を過ぎて

ちらちらと降っていた雪は嵩を増し

一層冷たくなっていった。


街の色味がどんどん退くと

美術展の案内ポスターも惹きつけるものがなくなり

バッハのオルガンの耳鳴りが激しくなった。


今日は眠れる気がしない。


激しく燃え上がったものをゆっくり冷やすのは相当難しい。


私は夜に向けていろいろと覚悟をしながら

防波堤を探して歩き出すしかない。


3年前 No.31

哩(まいる) @milemiles ★ujxKXNR6XK_HoJ

<桜見送りて>

桜を夜、見つけた

桜を夜空に、見つけた

五枚の花びらをよく見ていたら

いにしえの頃の揺れる炎を心の中に

熱く熱く感じ取るわたし

それは八千代に続くこの国のひとときのこと

五枚の花びらを

わたしは見送る

桜はいつまでも手の平には置けないと

2年前 No.32

哩(まいる) @milemiles ★C5Tqocqc4t_zTF

<境内より>

神社の境内から鳥居を見下ろすと

小さな風に吹かれて長い髪をなびかせた女がそこに佇んでいる

腕時計を見たり目の前の大通りの車の流れを見たりしている他は

ひたすら背を丸めてはスマートフォンを覗き込んでいる

こうしてみると、だらしないね

私は自分の足元を流れてゆく枯葉を一枚一枚確かめ

わさわさ、きりきり…と揺れる杉林の音を聞きつつ

花の色は移りにけりな、と

頬を撫でるわが黒髪を梳く

彼女と私のあいだ

案外きつい石段で隔たっている

2年前 No.33

哩(まいる) @milemiles ★C5Tqocqc4t_zTF

<ふたりの話>

歩道橋を渡る私達の横顔を

十二月の夕日が照らしている

雲はなく、少し紫がかった空になると

子供でもないのにもう帰らなくちゃと思ってしまう

そんな良心と

帰りたくない帰らせたくないという本心の作用が

私達の心を切なく

ただ切なく締め付けて

だから私は君を好きになり

君はおそらく私を好きになる

階段を下りるときは料理の話を

信号待ちのときはスイーツの話を

地下鉄の改札口では旅行の話を

プラットホームでは結婚式場の話を

電車の中では老後の話を

タクシーの中では宇宙の話をしていた

夜の明かりがただ切なく

切なく締め付けて

2年前 No.34

哩(まいる) @milemiles ★B3H7RIbxgn_OzI

<発音記号>

君は○○○のとき

私に膨大な数の発音記号を求め

辞書を頼りにひたすら私は声を上げる

そんな日々に

現れる暗黒の陰に

夢はすっかり日照を失い

擬態で成り立った愛がこの身を犯し続けて

もはや私は

君の指が私に食い込むたびに

虫のようにただひたすら鳴いて

私の発音記号は無残なほど増え続ける

そして私の学習のあとには

あとには何にも残らない

悔しさや悲しみの感情さえも

快楽や苦痛の感覚さえも

7ヶ月前 No.35

哩(まいる) @milemiles ★B3H7RIbxgn_zI8

<血液>

私の裂け目から色の濃い血液がちょろちょろと流れ出ている

誰かが録画ボタンを押す

連続した時の積算が意識を結合して一つの幻視の塊と化す

動きがぱさぱさした血溜まりに熱を与える

私は生まれる前の構想を思い出す

他のは知らない

飛び散って私と訣別した血液に痛みなど関係しない

扉を開けて夕暮れを見る

陰に残された血痕は悪魔を呼んでいる

5ヶ月前 No.36

哩(まいる) @milemiles ★DOkduZKldS_QaP

<ラベンダー>

いつもはむせるほどの油の臭いがするあの人

台風か春一番の風か何か

このリビングの中に迷い込んではくれないでしょうかと

私は大抵そんな感じ

けれども今夜はなぜ

二十二時にも近くなり

恐怖と安堵を半々と

ラベンダーの香りを引き摺ってあの人

1ヶ月前 No.37
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる