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白に帰る

 ( 詩投稿城2世(大人風味) )
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★AU=gyT9XU/YELA


両手で砂を握り
海の上に腰かける

星座の冠を掲げたあなたが、
何度も振り返るものは、

わたしがいつまでも見ていた
春のざわめきですか

2009/03/18 18:07 No.0
ページ: 1


 
 

★AU=gyT9XU/YELA


数え損ねた
星の数だけ

魚が
空の夢を見るなら

わたしは月舟から
光の釣り糸を垂らして
夢の数だけ
眠っていたい

2009/03/19 21:38 No.1

★AU=gyT9XU/YELA


宝石は
わたしたちにとって
溶けないの氷砂糖でした

花束は
かれらにとって
消えない約束でした


飛ぶためだけに、翼があるのなら
歌うためだけに、言葉があるのなら

わたしたちやかれらは
なんてちっぽけで
つまらない哀しみを
愛だと信じているのでしょうか

2009/03/19 23:06 No.2

★AU=gyT9XU/YELA



工場の煙突から
グレイの煙が
もくもくと

降りしきる雨は
小さな煙を掴むことなく
工場の屋根に
落ちていく

わたしがもしも
さかなであったなら

その煙が、
遥かな銀河に見えただろうか
それとも
北欧のオウロラを思い出しただろうか

しかし
詩を書くのをやめて
煙のくねりかたこそが、
雨の言語であったのだと知ったのは

ずいぶん老いてから
わたしは
オウロラをいまだ
見てないことに
気づいてからだった


2009/03/19 23:17 No.3

東雲 雅 ★YaM43AxOfQE

名も無き海の魚
水で息をした年月を
淡い夢
寂しい景色に、馳せながら

恋焦がれる
やわらかな肢体

湖に還る夜の最中
神様に願い事ひとつ

「あいすることを」

2009/03/19 23:31 No.4

朔空.@chiiro☆ODj8YvuYdgw ★QN7w/Pvk9To


時雨の霧
湿った肌さむい空気

傘に滴るちいさな音色
見なれた通学路の、はずなのに

ぜんぜん、
ちがうように見えた

きみと一緒だったから
きみと歩んでいたから

ほら
景色は白く
満ちてゆくよ

2009/03/20 21:49 No.5

★AU=gyT9XU/YELA


しろいしろいしろい

珊瑚礁と
花畑 と
では

たとえば
何がちがう?





ましろい
便箋を前にした
わたしたちは

なんて不自由な
愛を待っているのかしら



東雲 雅さん
声まで透き通るような
美しい詩を
ありがとうございました

2009/03/23 21:23 No.6

★AU=gyT9XU/YELA


真昼の雨に
赤い傘さして

静かなシンバルを
右足で叩く、
あなたがもしも子供だったなら

水溜まりに花を添えたら
風が震えて
鏡にちぎれた

真昼の雨に
赤い傘さして
長靴さえも赤ければ、

わたしたちは
もっと幸せだったのに



朔空さん
冬の雨に吐息をつくと、
それだけで一編の詩がつくれますよね^^
ありがとうございました

2009/03/23 21:35 No.7

朔空@chiiro☆ODj8YvuYdgw ★QN7w/Pvk9To

此方こそ、
題名に惹かれてやって来たところ見てみれば、心が惹かれる詩ばかりです+
雨さんの詩は独特で、頭の中で描いて、慕ってしまいます++


++++


秋の紅葉が
たった一瞬のチャンスのように

落ち葉はきっと、
キミへの想いのように落ちるのでしょうか

手で救っても 微風ひとつで逃げてく
キミがそうであったように

静かに響く 終楽章が

この秋の終幕(おわり)を
告げてゆく


さよなら、
ただ そう落ち葉に告げた

2009/03/24 20:03 No.8

伊織 ★SOFTBANK=Tb5eXr1OKic


追いかけて
追いかけて


当たり前のように
掴みそこねて、
手を見ると しろ 。


螺旋階段の
目がまわりはじめる辺りで


去るあなたの優しさに
心をとらえられたまま。







はじめまして。
素敵な題名に惹かれてやってきました。
おじゃましました。



2009/04/08 22:30 No.9

★LNj78W.EEtY

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2009/06/20 22:57 No.10

★LNj78W.EEtY



雨の日のノクターンに
声もそぞろに
滲むように消えてゆく

道端のショパンに
音楽がいるべき楽園を尋ねたら
それは東の最果てだと、言葉に歌った

今日という夜は
なんて柔らかな雨が降るのだろう
明日はほんとうにくるのかしら
たとえ来ないのだとしても、
なんだか私は構わない気がした

水たまりから音楽が響いている
雨粒が水面を弾き
真夜中の小夜曲が愁いを湛える

たまらなくなって
水たまりに飛び込むと
まるで共鳴する音叉のような低さで
ふうわりと、私はやっと眠りについた






伊織さん
素敵だなんて恐縮です
しろうさぎを追いかけるアリスをイメージしました
トランプの兵やチェシャ猫も赤と黒のチェス盤の上にいる気がします
ありがとうございました

2009/08/13 13:46 No.11

★AU-NQQqNnyUByM



霧吹きと花鋏
練っては切って
さらさらと風に流す

愛すべき群青を飲みほして
かわいた哀情に海は渇れて
欲しがるだけなら、幼くていいのに
どうして時計は回るのかしら

茨の屋上で
鞭をしならせ
貴方は白い薔薇に刃をあてる

手の中で崩れ落ちる
その柔らかな感触に
記憶が流転して
言葉が砕けていく

囁くために愛があるなら
口づけなんて
必要なかった

2009/08/16 14:08 No.12

★LNj78W.EEtY




燃えゆく瓦礫の海原に
ぼろ切れを纏った子供たちが駆け行く東には

この場所よりも
明るい幸福はありますか







青い猫が欠伸して
青い竜巻が空を覆った8月

その風にさらわれた金貨を探しに
君は海へ飛び込んだけれど
ずぶぬれになって帰ってきたのは
秋の脆弱さと、美しい食卓だった

2009/08/17 01:47 No.13

★AU=QpR/ydUdzx


幸福なんてコインで買えるのに
どうしてきみは
冷たい嵐を待つの



1月は乾いたままで
青い猫が爪を落としてから
3週間が経った

氷を舐めて
洗濯機に放り込む
空は薄く剥がれ落ちて
蝙蝠の影がこだまする

寂しげな電影が
朝のしじまにすっかり染みて
汽笛が水面を滑っていく

きっと、潮騒で思い出せるだろうか
何度も馳せた海の最果てを
ふいに懐かしさが込み上げて
私は筆を置いて、
東の窓を開けた


2010/01/25 22:51 No.14

★7Tw6Q478uMk_S8



滴り落ちる雲
飲み干してわた菓子

こおり砂糖が唇に傷つけて
わたしはかまわず舐めつづけた

夜に浮かぶ金平糖
星ではないよとくちをあけたら
甘い夢におちていた





空を散歩しながら
先をいくあなたはずっと遠くで手を振る

そんなに遠くにいってしまったら
魔法がとけて、風がやんでしまうのに
私が静かに微笑めば

ゆっくり朝が降りてきた





初めて知るときみたいに
青い瞳で星を射抜いて
もらった愛を試してみたい

2010/07/25 21:19 No.15

★EhvKOgoicdE_S8


百度目の朝に
雲雀がかみなりを飲み込んで、海が轟く

わたしは窓辺にパズルを飾り
ぱらぱらと崩れ落ちる景色の中を
悠然と歩いていた



百一度目の夜に
熟れた果実をほお張り
行方のない旅に出たとして、

電車の窓から投げ捨てた
あの小さな種が
星まで届くとき
わたしは静かに眠れているだろうか



たゆたう水面を眺めながら
銀河の喧騒は雨音なのだと気づく

それをあなたに伝えたくて
星の上を走り出すと
ぐらりと世界は揺らぎ
ひとつの星へ落ちていく

青い羊に電気が走る
柔らかな感触が指先にほとばしり
すぐに暖かさをもって、銀河のざわめきは止んだ

落ちていきながら、
けれどわたしはあなたの夢の続きを
今夜中に伝えなければならなかった

さえずり、陽光、露の香り

百二度目の昼過ぎに目を覚ました、わたしは
壊れてしまったパズルを忘れてしまはないように
何度も作り直すだろう

2010/09/27 23:48 No.16

誰かさん ★Ax6mMcfB7/c_Gc

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2010/10/16 01:31 No.17

風来坊 ★SOFTBANK=9MG7YerfWw

きっと今ごろは
田んぼの稲は青々と茂り
風に棚引く絨毯のようだろう

物心つくまえから
なれ親しんだ風景であり
私の心の原風景かもしれない

いちばん好きな風景だった
どんな風景よりも好きだった

時間を忘れてしまうくらい
何時間眺めていても
飽きることはない

何も考えず
ただ、ぼんやり眺めていると
無邪気だった幼い頃に
気持ちが戻って行くような気がする

田んぼや畑仕事に精をだす
大人たちの傍らで
子どもたちは野山を駆け回り
日が暮れるまで遊んでいた

身も心も
真っさらだった、あの頃

過ぎ去った日々を懐かしく思うのは
大人になって
失ったものがあるからだろうか
それとも、故郷への郷愁だろうか

今年のお盆は久しぶりに帰ろう

心の原風景に会うために
忘れてしまった何かを
思いだすために

6年前 No.18

★3JKxf5RpR5_M0e


思っていたよりも強くはなかったね
感じていたよりも時計は早く進む

振り返ることなく進む先に
結果なんて少しも見えやしなかった

胸に残る、ささいな罪の意識は
誰が咎めてくれるのだろう

4年前 No.19

★3JKxf5RpR5_M0e


爪をかみながら
止まない雨を見ていた

さめない夢が窓を溶かす
飛び込むことに足がすくんで
先にいくあなたはその向こう側にいた



かざした手が避けたのは
降り注ぐ雨かしら



読みかけの小説
湯気の立つカップ
鳴り止まない電話の音

わたしだけがいない日常
美しい食卓
ありふれた生活

わたしは生まれ変わりたい

4年前 No.20

★3JKxf5RpR5_M0e


砕けた硝子を集めるだけだった
戻らない痛みに焦がれても
痛めつけるための何かが足りない

甘い湯気をくゆらせて
はにかみながら永久を指差す
そこにある情熱は美しきむかしばなし

少しだけ離れてみたら
触れなくても形に気づくかもしれない

指先をつたう柔らかな歴史
言葉にするには脆く、はかないもの
時間が閉ざされて
走っても追いつかない曖昧な幸福を



意味がないやと声をかけた

取り戻せないこと
飾らないこと

こんなに愛しているのに
忘れたい痛みが
いつまでも止まない


4年前 No.21

★3JKxf5RpR5_M0e


悲しみが背中に張り付いて
剥がそうにも
根を張ったそれは
今にも私自身になりそうだった



遅すぎることはないと
笑みを浮かべた口元に泥を押し込む

嘔吐より先に飲み込んで
腹部が膨れ上がり
不幸が押し寄せ、流れ込む



ちから無き言葉
意味もなくぶらさげた、私自身

ここには無いはずだと逃げることに疲れた
泣いているふりをすることにさえ嫌気が差した

立ち上がることもままならないまま
それでも日々は私から零れ落ちて
いつまでたっても一人のままだ


4年前 No.22

★3JKxf5RpR5_M0e


雨が地面に突き刺さる
じわりと溶けるような痛み

言葉はいらないと告げたのは
かたちにすることが怖かったから

顔を背け続けていたら
近づいていたことに気づかなくて
目をそらしていたら
いつの間にか消えていた

塗れた地面が乾いていく
地中の底はまだ濡れているだろうか

3年前 No.23

★3JKxf5RpR5_M0e


柔らかな空が燃えている
砕けた景色に口づけて
真紅の言葉が滑り落ちた

3年前 No.24

★3JKxf5RpR5_M0e


雨は世界を濁らせる
閉じたカーテン
それでも雨音はわたしの耳に届いた

痛みのほうがこわいから
決して窓は壊さない
切ない気持ちになりたくて
好きな小説の一説を書いてみる

言葉が踊る
現実をたゆませながら
心地よい痺れが身体を満たす

静かな夜を愛していた
光を滲ませて朝を迎えることが
至上の幸福だと信じていた

言葉は、音は
そこにないはずなのに
わたしを絡めとると
いつまでもゆりかごのように深い夢に誘う

雨音が止んだ
わたしのこころは
白く溶け出した

3年前 No.25

★3JKxf5RpR5_M0e


凍りついたしろいかべ
吐息をついても
その色は見えなかった

傾げた身体から流れる
心地のよい声

言葉がこだまして
何度もわたしのまぶたを揺らせど
わたしはその意味がわからなかった

3年前 No.26

★iPhone=As9B9O1RNS

ふたりで決めた秘密
暴くために紡がれた嘘
はりつめた孤独を解いて結び直す

あなたは口付けが好きだったけれど
きっとそれは余計な言葉を許さなかったから

苦しいことをうまく言えずに
(言えたところであなたを悩ませるだけだけれど)
黙って笑うふりをするには
僕たちは少し大人になりすぎてしまったね

あなたが隠したつもりでいたから
僕は騙された気でいて
心はいつも泣いていた

一晩を何千回も塗り替えようとしては
その度に浮かび上がる、愛おしい熱

悔しいから尋ねたりはしない
あの時の言葉は果たして

2年前 No.27

★iPhone=As9B9O1RNS


戸を叩く
夜が髪と頬を舐めあげる

はやくいれてほしい
この中、ここではない場所
どこでもいいわけではなかった

帰ると告げた
あなたが帰らなかったところ

パチリと、目眩のように光が走る

猫のような暮らし
期待せずとも朝にはいないからね

嵐は静かに喉をこだまする

2年前 No.28

★iPhone=As9B9O1RNS

こころに落ちた
冷たい水の音を聞きながら
カラカラと砕けていくからだを
地面に縫い付ける

雨はここを泉にするから
どうかわたしの畔まで歩いてきてほしい

手を伸ばして、
その手が無くても
声が聞こえる

2年前 No.29

★iPhone=As9B9O1RNS

あなたの唇から流れる
別れの言葉
その縁をなぞりながら、
返事の代わりに口づけを



親愛なる君へ
君の背負う美しい景色は
かつて夢で見た深淵の水面と同じ色をしていた

2年前 No.30

★iPhone=As9B9O1RNS

水底でゆらめく光は
触れられないのに柔らかい

夜空にきらめく星々は
届かないのにあたたかい

夕暮れの部屋で眠るあなた
触れられるのに、
口づけられるのに、
いつまでも寂しいのはどうして

2年前 No.31

★iPhone=As9B9O1RNS

いなくなってしまった彼を抱えたきみが
溶けて僕に寄り添う日
明日を生きることは昨日を振り返ることだと
何度も諦めてきた、きみは美しい



項を垂らした百合
夜露が葉に乗り、きらめく朝

雨上がりの気配が幸福の帯に寝そべって
僕たちは目を覚ましたあとも起き上がらずに
シーツが波打つベッドの中で
いつまでも手を握っていた

2年前 No.32

★iPhone=As9B9O1RNS


言葉を撫でるために
あなたへ口付ける

柔らかな声が織り成す感情の飛沫
あなたに向けた、わたしのこころは
いつも悲しかった


2年前 No.33

★iPhone=fNtC8fqelz


ひどく悲しい夜だった
悲しみの元が自分のこころにあるとき
誰かの前で悲しんではいけない気がして
わたしはひとり、涙をこぼした

1年前 No.34
ページ: 1

 
 
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