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【前レスの詩を、自分の詩に翻訳する】

 ( テーマ詩投稿城 )
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ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

 ● 前レスの詩を、自分なりに解釈して、自分の詩へと訳します。


 (例えば、前レスの詩が、以下の詩だとします)

  【 四行詩  作:ランボオ/訳:中原中也】

     星は汝が耳の核心に薔薇色に涕(な)き、
     無限は汝(な)が頸(うなじ)より腰にかけてぞ真白に巡る、
     海は朱(あけ)き汝(なれ)が乳房を褐色(かちいろ)の真珠とはなし、
     して人は黒き血ながす至高の汝(なれ)が脇腹の上・・・・・・


 (次のレスの人は、例えば―こんな風に「自分の詩」へ訳します)

  【自分の詩へ(1)】

 星の輝きがやさしく耳を噛んで、君の薔薇は、薔薇色に泣く。失われぬ永遠が首筋から腰までの果てしない純白の無限を愛撫するから。降り注ぐ海をきみの乳房は琥珀色の真珠に変える。たとえ溺れた者達の滴る黒い血で脇腹を染めていても。


 (そしたらまた次のレスの人が、―)

  【自分の詩へ(2)】

 薔薇の耳を噛むほどに輝くのは泣き声
 降りそそぐ首も腰も乳房も無限の者だけに
 捧げられ滴る脇腹が笑いすぎて
 星は純白のまま もう海の底へ届いた


 (註:こんな具合に、
    わかりやすい詩/解り難い詩 を交互に往復するような感じを推奨しますが、その辺は書く人の自由です)



 〔注意とルール〕

 ・(注意1)外国語の詩を日本語訳するのとは違います。
   原作に忠実に訳す必要はありません。あくまで自分の解釈でOKです。

 ・(注意2)なるべく前レスの作品にあるフレーズは使用せず、
   自分の表現を使います。但し、(夏とかサンダルのような)単語はOK。
   (前作品で作者が工夫した表現を踏襲するのは恥ということです)

 (ルール)

 ・ 前レスの作品―→読んで解釈する―→自分の詩に訳して書く
   ということですが、次の人が、次つぎに訳していきます。
   なので、なるべくオリジナリティのある作品へと訳していく方が面白くなります。
 ・ 文体、長さ、構成など、諸々大幅に変更するほうがよいです。
   一行詩にしたり、ソネットにしたり、長い散文詩にしたり・・・と。

 ・ 【流れを中断して新規投稿してもOK】ですが、その場合はそう明記してください。
   (文末に⇒ 【この作品をあたなの詩に訳して下さい】と記す等。)

 といった感じで、よろしければお願いします。

 〔2015.11.15〕

3年前 No.0
メモ2016/02/13 02:13 : ハァモニィベル☆AVJdYWehU3w8 @eyesonly★AyEkM0rDMA_KHM

【本質的な違いについて】


リレー詩板に、似た企画がありますが、本スレとの違いは、


  前の人が書いた作品の、表現(行やフレーズ)を

  そのまま使ってはいけない。


 という点です。ここが大きく違います。


本スレでは、前の人の表現をそのまま使うことは禁じます。(単語はOK)


  (紋切り型の表現フレーズはOK)


 要するに、

  (独創的な表現は尊重する)ということです。


 リレー詩の方の企画だと、エピゴーネンを排除するルールになっていないため、

 安心して利用できない。そこで、安心して利用できるよう本スレッドを立てた。


 以上が設立の趣旨です。


【2015.11.18補記】


・以下に記事による補足説明をした。

  http://mb2.jp/_aria/850.html#S44

【2016.2.5 追記】


このスレでは、優秀な作品には【優秀賞】を授賞することがあります。

【2016.2.13】

ページ: 1 2


 
 
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ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM



『 十四行ノ居似詩絵 』


亀裂のように微笑んだ
一瞬の
閃きの砲火が
砂に埋れてしまった海の
海の破片(かけら)を
思い出す
 夢


空に啼いている鳥がいる
攫めそうで攫めないと
啼いている…鳥が

砂に埋れてしまったままの
その身の破片の
原形を
夢見て





3年前 No.58

鈴木 海飛 @tropicalr ★Android=H1sfX6frQF

ふふふ。いいうただな。前に書いた奴がいいうただったんだな。
>>56 をうけて

「海と自画像 No.x」


私が泣いておりました。
愛詠色(あかねいろ)の波を憎んでおりました


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

せっせとよいうたを歌うために
海のそばに言葉の工場をつくりました
効率的で、壊れにくい言葉をつくります
「もっと便利に、もっと豊かに」

従業員たちは笑顔とちょっぴり顔に疲労
でも工場から海に毒が流れていることなんて
誰も気づいていないのでありました
海は、赤に染まっていったのです。

幾人か、同じ顔した工場長が変わったあとに
昼休みの休憩時間にみんなで外に出ました

老人の私が若者の私に支えられていました。
歯が腐り、黄色い目をした私
電柱に頭をぶつけ続ける私
足をひきづっているボロボロ服の私

みんな仕事に夢中でお互いの姿に驚きました!


硫酸の海からはとても強い刺激臭が流れてきて
私たちは疲労感に襲われ、その場に座り込みました。

ある時、私のひとりが文句を言いました。
誰かが怒りました。

それから、お互いにののしりあうようになり、大勢の取っ組み合いの喧嘩がはじまりました。
私のひとりは泣いていました。


みんな工場にいるのが怖くなって、
海の向こうにいる。
海の向こうにいる、届けたい言葉を握りしめ
次々、海に飛び込みました。



今、泣いている私が大勢の私をみおくっています。








3年前 No.59

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

★★★ 名作です! ★★★
※※※このスレの優秀作品賞を授賞します※※※

>>59  第一回 優秀作品賞 鈴木海飛 「海と自画像 No.x」
(滅多に出しませんが、このスレでは、優秀な作品に対して授賞することがあります)

3年前 No.60

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

   現在、以下の記事が並行中です。

     >>54   >>55   >>58   >>59



****************************
 次の方のみ投稿のときレス番号指定でお願いします。
  (記事が並行していない通常時は指定不要です)
****************************

※レス番号の指定があれば、遡った作品も対象にできます。
※あらたな作品を、【課題】として投稿することもできます。(その場合、「これは【課題】です」と、注記が必要です。)

よろしくお願いします。

3年前 No.61

削除済み @eyesonly ★AyEkM0rDMA_KHM

【この投稿は今夜の炊き込みご飯の具材にするため削除されました】 削除者: にわか☆マーキー ( 2016/03/10 17:14 )  削除理由: ローカルルール違反

3年前 No.62

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

>>62 の @とAを受けて)

++

 「宿命の CANDIDE 」


どうしようもなく雨が訪れる日々がある。
だけど長くは続かない。
けれど、あのときは…
雨は、いつまでもやまなかった…

それを予感というのなら、たしかに(言えなくもない)
けど、それは、あまりにも哀しすぎることだった。だから…、
だから、あの日…、
すべては、凍りついたんだ。あの瞬間に。


まだ少年の頃、一度だけ人が殺されるのを見たことがある・・・。
それは、ある風変わりな少女との出会いからはじまった。
恋人に殺されたい。それが少女の唯一の願いであり夢だった。
「ねえ、あなたは、わたしをどんな風に殺してくれる?」
それが、遭うたびに必ず訊く彼女の言葉だった。

 それを周囲に話しても誰も真に受けはしなかった。ただ、唯一親友と呼べる朝雄だけは
ぼくの話を聴いてくれた。だが、かれは彼女の奇行をごくあたり前のように聞くだけだった。
それはきっと、朝雄自身が変わっているせいだ。朝雄はいつも、自分が自然の一部でないこと
を悔やんでいる人間なのだ。彼は、自分が山の木や、岩であればよかった、と常々ぼくに話していた。
自分が、雑草や川でないことが、彼には辛かったのだ。ある意味、彼もまた奇人なのだった。
だから、ぼくは、彼女の奇人ぶりを、もうひとりの奇人に相談していたことになるだろう。

 ぼく自身については、とくに変わった性質はないと思う。強いて言うなら、真夜中が好き
ということだろうか。ぼくは子供の頃からずっと真夜中を愛していた。それは、きっとぼくの
名前と関係している。僕の名は深夜(しんや)。生まれたのが真夜中だったからそう
名付けられたらしい。それは、彼女の名前の由来と同じだった。真夜(まよ)というのが
彼女の名だ。ぼくたちは、互いの名前を知った時から、すでに運命を感じていたのだ。





++



----------------------------
完結してない感も受けて、
続く…感じにした。




3年前 No.63

削除済み ★管理者

【この投稿は今夜の炊き込みご飯の具材にするため削除されました】 削除者: にわか☆マーキー ( 2016/03/10 18:31 )  削除理由: 投稿ミス/本人からの削除依頼

3年前 No.64

ねことバス @nekoneko10 ★Android=bTRFkWhWb4

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3年前 No.65

ねことバス @nekoneko10 ★Android=bTRFkWhWb4

すみません。
>>65 は誤字がありました。

> それが彼女も僕の馴れ初めの物語なのだ。


正確には

> それが彼女と僕の馴れ初めの物語なのだ。


です。


さて、次はどの作品を改稿しましょうか。

3年前 No.66

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

>>65

虫下しを見て、
幼い君は(神殺しだと思った)
と、口を動かした。

ひとみ
には火照り
乱れ髪、蛇となり。
白き御腹の煮沸する
呪、われた指と
唇の縫合

あれは
喉から言葉を産むことはできないと
運命づけられた幼子たちの

もっともはじめの内的衝動だった。
排泄による言外の恍惚、
エロース、と呼称しても。

少女(下品な呼び名であるので
今後、これは人間と呼称する)の
もっとも自らを曝け出す瞬間が
僕には美しく見えて、
僕は幾度もそれを窃視しようと。
したけれど、
この僕の行為すらも
人間の性的衝動の前では
あぁくそったれだった。

(見えない星々を、)
(君は神と呼んだのか?)
(ころしたいのか?)

だとすれば、
神殺しとは僕らを殺すことだ。
見えない星々の輝きで
僕らは分かり合えるのだから。

性の申し子である僕の人間と
その君の人間たち、
僕らは二人とも、何処かが狂っていて
臆病な幼子だから
この邂逅は明滅するはずなのに。

いつか、
神託を告げる巫女たちは吐瀉を集めて、
祭壇に捧げて燃やしてしまう。
その中には君の姿もあって、
松明の火に映る人間は、
今や幼い虚像ではないだろう。

(神殺しかと思ったわ)
(ただのうつくしさだよ)
(土の詰まった、つめ、、、がね)

方や、農民たちは
糞尿を集めて、堆肥を作る。
僕は牛飼いの一人から
海人草を飲まされるけれど
それはそれは多くの虫が出てくるのだ。
ぞろぞろと、ぞろぞろと。
出てくるのだろう。










3年前 No.67

澤あづさ☆odYS5WitSpQ ★AsFHwFtSUb_Gbh

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3年前 No.68

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★tYXAEUCGgp_KHM



高貴な羊飼いは、死んだ言語を嘆く。強靭さも簡素さも見当たらないからだ。
高貴でない羊飼いはどうだろう。
まさに自ら牧歌的な方言でうたっていることに、気づいているだろうか。

何故そんなに悲しい顔をしているのだろう。
汚れた壁の上から見下ろしているからといって。
(頭を垂れよ)(泣くがいい)(奴を嗤え)
しかしもう、感傷的誤謬に光りは潰えた
楽園の失い時代に遺された楽園の
歪んでしまった壁の前に開いているのは、果たして
「瞳」なのか
それともただの
「穴」二つ
なのか、だけなのだから。


3年前 No.69

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★tYXAEUCGgp_KHM

+

枯れ草に香水を垂らし
毒を取り去った美女の白い手
いま、土を染めた雪の
冷たい抱擁がそう見える。

ミルクを朝がきれいに嘗める
吹雪の中で夜を過ごした君の黒い髪
あの、頬を撫でた息の
柔らかい寂しさが跳ねる。


禍ばかり相続する奴がいる。
傷口は、いつも癒えるのが待てずに裂けてしまう。

少年の頃には泣けたから良かった。
誰も居ないところでは癒える筈もないのに。


子猫を一匹、胸に抱え、ピエロの格好で
踊る友がいる。

そいつに黄色のハンモックを贈りたい。多分それで、
眠る時間などないだろうが。だからこそ贈りたいのさ。






(ハァモニィベル/

3年前 No.70

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★tYXAEUCGgp_KHM

>>70  校正前に投稿してしまった。
下から五行目、   「ところでは・・」―→「ところで・・」
記事最後の注記   (ハァモニィベル/ ―→(同/ 2016/03/11 20:48 )
に訂正します。失礼しました。

3年前 No.71

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★CDejf4axcR_KHM

>>2 (黒髪さんの「景色の終わり」)を受けて

----------------------------



「埋もれた景色」


終わりに向かって
生まれ落ちた日から
ぼくは、霧の中にいる

犬のように吠える義父と
猫のようにしがみつく母
ぼくは、四季を知らない

気づけば砂漠の中に立ち
ピラミッドの建造人夫
わたしは、石だ

積上げるほどに
崩壊していった

結局、たった一つの石だ

2年前 No.72

森田拓也 @smkxj8 ★i3dCHxVcEm_M0e

「隠された日々の中で」


ここはどこだ?

たぶん世界の果て、
霧がぼくの視界をさえぎる。

せめて声を聴かせて。
暖かな季節の野良犬の声を
涼しげな季節の野良猫の声を…

不意に浮遊する砂時計が見える。
ぼくに与えられた時間は少ない。
早く世界を作らないと…
石を積み上げて。

ぼくは目の前の小石を拾った。



2年前 No.73

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★gPd9gerlRZ_KHM


折り鶴が一つ 夢の痕に置いてある
明日は飛んでいくに違いないほど
羽根を広げて

まるで指先のように
僕を見つめた儘

記憶の皮膚をつついてる





2年前 No.74

森田拓也 @smkxj8 ★i3dCHxVcEm_M0e

「お昼寝」


まんまるな赤ちゃんの目が
折り紙で鶴を折るお母さんの指先を見つめている。

やがて、赤ちゃんの目は小さくなり
大きな夢へと入ってゆく。

 ――お母さんの折り鶴を胸に抱いて。






2年前 No.75

黒髪 @kurokami00☆goIK5PGZO9Y ★eYmYzBR7r2_iye

「まどろみ」

カッと目を見開いて
鶴を凝視していた
部屋の中では母子は安全な安らぎを持ち

飛行機の作る雲の中で夢見るような
空の高みでの出来事
空想は空を飛ぶ
ああこの時が永遠に

2年前 No.76

森田拓也 @smkxj8 ★i3dCHxVcEm_M0e

「夢の中で」


画家が空というものを描いていた。
ぼくは尋ねる。

   この青色は何ですか?
   きみを見守っている青空だよ

   この白色は何ですか?
   きみの純真な心と同じ雲さ

最後に、

   これは何ですか?
   虹という希望さ





2年前 No.77

黒髪 @kurokami00☆goIK5PGZO9Y ★eYmYzBR7r2_iye

「Dream and the earth」

夢と現実ではどちらが大きいの
僕にはわからない
大切な空
同じく大切な大地
そのどちらも透明を温めなおしている
飛ぶか駆けるか
自分自身と地球ではどちらを大切に僕は思うだろう
そうだ、出来れば両方が和解してわかり合っていたなら
自分自身と地球のどちらが大きな悲鳴を上げているの
今現在における苦しみは、悪夢が覚めるまで続くとしても
僕はきれいな虹を知っている
僕はきっと何かに守られてさえいるのかもしれないと思う
夢が現実を輝きださせて
空は地面を見つめて
僕は勇気を出して
苦しみは喜びで少しづつ削っていこう
悪くなったものが良くならないわけはない
それが僕の現在の希望だ
そういう気持ち、いつも忘れてばかりなんだけど

2年前 No.78

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★gPd9gerlRZ_KHM



 「永遠の底」


古えの旅人よ なぜ困難を

押して旅をしたのか

その空の下を

つづく大地を。


さあ、神になって歩こう


神になって歩こう、さあ

ニーチェの佇む涙の谷をも越えて

斑牛という街で

綱渡りを見学してる君も連れて

神になって歩こう

コロンブスとアポロ11号を連れて

あらゆる尺度を連れて

サル以上のサルを連れて


かむながらの道を

果たせない未完の魂を連れて



つづけよう

響存するすべてのものたちを連れて

旅を。



細い二本の足を持った

真夜中よりも、明け方を愛する君を連れて



2年前 No.79

森田拓也 @smkxj8 ★i3dCHxVcEm_M0e

「神話」


日々、
神がきみに与える受難という旅の中で
きみは絶望の扉を開ける鍵を探している。

その鍵を見付けるまで
きみは旅を続けるだろう。

その旅がたとえ永遠と呼ばれるものであっても
きみは歩き続けるだろう。

なぜなら知っているからだ。

真夜中という暗闇は
やがて必ず明け方という光になることを。

その時、きみの魂は
疑問符を持たない鳥として
青空へと飛翔するだろう。

2年前 No.80

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

シーシュポスの名を
賽の河原で積むと
永久の飢餓に魂は焦がれ
掘った穴を埋めると



原罪と銘板に刻まれた
苦役を背負いつづけ
生きることを苦しみと教えられ
絶望を頽落することと知った
きみは、受難している。

正生を探し求めるなかれ
清く美しい人はみな、死んでしまう
脆く儚い人はみな、きよらに見える
離苦を神が創りたもうたならば
生苦も神が創りたもうたならば
任苦の価値はただそれだけにある

きみは鞭でうち、きみは刃をはしらせ、きみは表皮をやき、きみは、しかし任じられない苦しみを悶える。苦しみを尊ぶものにとって最大の苦しみは、その意味が喪失することと、任じられぬことである。

それゆえ、きみは受難している
自分自身に受難している



すべての事柄には本質的に意味がない。
同様にあらゆる苦しみが過ぎ去ったのちに
生が苦役から逃れることもない。
本質的に生が苦役だからである。
そこできみは暗闇の果ての光明をみる。
生を喪失すること、生を捨てること
ただ自分の生たる活力を見ぬこと。
きみの魂は無意味なる枯渇から離れんと欲し
意味を孕ませる活力の底をたたく。
命の息づきは、個から解かれる。



されどそれは形をうしない、
されどそれは手をうしない、
欲さぬことは無欲とも欲深ともいえぬ
ああ、もしくは、アブラハム。
きみは、試されたいと欲して
己が息子の、腹を裂き
苦に酔うところであったのを、
神によって救われたのだ。
ああ、もしくは、

光明たらんと欲されたものは常に罪深く、
夜闇よりもさらに深き、輪郭のなかにこそ
光さぬもののしずやかな尊さがある
されど苦しみは喪失することはなし
間隙なく心は悩中に落ち着くものなり



そうして僕は彼女への手紙をしたためおえると
それをわきにおいて、夕ご飯をたべたのだった











2年前 No.81

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★vAxIKtztwR_9lM

>>81


 「ミネルヴァとヤヌス」


見つめていた風が
いつのまにか僕の頬に触れた

やがて このまま
真っ直ぐ
下にある谷に ぼく は抱かれるだろう

魚が蝶を呑むように
腹の中に ぼく は消えていく

 ※

誤謬のない厳密な計算の連鎖が
保証されたゲーム
その盤外へ 一個
その骰子だけ なぜか転がり落ちた
真っ暗な穴のなかに

 ※

午前九時半。階段を昇って行く
どこへ続いているのだろう?
ぼく はお茶を一杯飲みたいと思った。が、
此処からは 薔薇の花びらだけ しか
食べてはいけない と言われた。

 ※

「罪も二度目からは
     習慣になる」




2年前 No.82

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★uuwvvdbmpp_VuR

>> >>76 (黒髪さん「まどろみ」)

>> >>77 (森田拓也さん「夢の中で」)


上の二作品を受けて





「ぼくの二本足」


雲のなかを行く鳥も
目を開いたまま
プールの中の子どものように
夢を凝視していた


よく見えもせぬまま
あの日もいまも
部屋の中で遥かな空を行く


誰かが描いた街を
いつか、ぼくも訪ねる
その青の意味を
知ることも識らずに


真っ白な街をさがして
きょうも
真っ白なまま




1年前 No.83

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★uuwvvdbmpp_VuR

>>43 (二川湯ん太郎さん)
を受けて。

*(メモ)*
  >>43 は、 >>40 伊藤静雄「田舎道にて」
を受けて書かれたものだが、
下は、受けて書かれたそれを、さらに受けて書いたもの。

*  *  *


(高尚と俗悪の区別はない)
ただ造営の精神を拝観するばかり
盛んな風力発電のように
回りつづけている
 ほのぼのとした、
腐った魚の臭気漂う美しい港の風景


宴で始まり、宴で終わるハムレットの、一幕一場
思い出せば賑やかな亡霊は、みんな夜の染みであった
逞しい結核患者のように病院の健康道場に通う人びとの
時代


グローバルハンバーガー1つとグローバルコーラを飲みながら
自分自身であるはずの存在が「他者」になる。
「じぶん」とは公共の中の「他者」である。


長居は無用とは思いつつ それでも
気晴しに、別荘にでも来るような気分で
自分を訪ねてみることが、ある



1年前 No.84

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★uuwvvdbmpp_VuR

>>84 中、伊東静雄を、伊藤と表記されているのは間違いです。
(推敲時、変換ミスに気付かずそのままUPされていますので、訂正いたします。)失礼しました。

1年前 No.85

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★uuwvvdbmpp_QoP

>>41 (鈴木海飛さん「海常詩譚」)
を受けて。

**


「彼という旅人」


沈黙の高い塔に眠る
《書かれざる作品》の在り処を
知る饒舌な旅人を
探すために降りてくる


その彼のぼろぼろの姿は、いつも
欠落を意味せず
豊かな沈黙を踊る道化師


オレンジ色の風が吹き過ぎる
石畳の上を


柘榴の花の咲く
道の真ん中を


その風は吹き過ぎる
ある時は、
 冷たい
石畳の上を

その彼のぼろぼろの姿はいつも
欠落を意味せず
豊かな沈黙を踊る道化師

ガラスの内面(なか)の
気泡みたいな
哀しみを封じて



1年前 No.86

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

沈黙にたましいは宿ると、
澄みきった冷気の高きから
降りるに
その純真に!
心を打たれるきみよ
凍えるなかれ!
止まるなかれ!


やわらかなもの
ぬくもりは上にも
あるいは、下にも、
舌にもない

塔にあるのは溶けない氷
地上にあるのは草木のやさしげ
火が降るのちには
跡形もなく消えてしまう
混凝土だけが広がっていく
あたりいちめんのまっくらの大地、
草も生えねぇ。

ぬくもりとやさしみが
本当にあるのかを信じるのは
ただ愛するようなものだろう
塔のうえからは地上など見えない
地上からも塔は見えない
激しい火の後で、
お互いの影形がほんのわずかに
知られるにすぎない。
その影形を遠目にみたとき
それが己の求めているものであるように
見えることがある

なんと!
あれこそが!
あれこそが!
俺の、俺の、俺だ!

焼けついた
黒焦げの残骸だ。
おまえであるはずがない。
触れて、そして塔か地上か、
戻ろうとするだろう。
どちらにしても存在は希薄になる。
荒廃をかたちづくる、残骸となる。

1年前 No.87

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★uuwvvdbmpp_iR4



動かなくなったきみの

頬が笑う

「冷たすぎやしないか」

そう、遠くから伝えてみる


あの澄んだ温もりは

いま灰色の何処に熔けてみたのか……


探す宛てもなく

僕は、

高い塔の上に樹つ黒い鳥たちを見てる


影がほんとうの陰の彼方に熔け混じる

希薄な残骸のすべてを

忘れてきたその場所に

何度でも

今が触れるように



1年前 No.88

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

日暮れの影があの世までつづく道しるべなのだと教えてくれた郷里はよるのうみに沈みこみ、昼夜さえコンクリートとピンクの陰、人のすきまにせわしなく呼吸を棄てる、呼吸、呼吸。薄い外套を雫が伝うとゆびがかじき、そのひび割れにも煙が潜りこむ。この、季節。春の、幸運の。、雨粒の季節。死者だって蘇りそうな気がして。桜が散ったあとに白々とした、外しゅつが繰り返される。毎日の生存。ずっと日暮れのかげは見えない。気付けばよるがくるから。日は沈まない。僕の、夜のために。

きみよ、あのひ僕をぬくもりへと結びたもうたきみよ、ビードロの烏のひとみのように、ふたつの塔は山向こうへと伸びているだろうか。その先に、ただひとつの足跡さえおよばないとしても、遠くでまみえる深きへと続いているだろうか。きみよ、あのひ僕を濡らしたきみよ、答えさえ知らないきみよ、たずねるきみよ、あてどなく彷徨うぼくを、しらないきみよ、

1年前 No.89

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

ちにはてる、
だろう
こえがないとも



遠くから
みえるから

あのひの僕ときみ
空白をたずねるひと、
放浪がつづくよ、

世界
しらない
そんなときを、
歩いて、、

くるよ。

春の、
きざし

影がつづく
来世がなくとも
道しるべだと

郷里のうみに
沈みこんだ灰色とピンクの陰
、呼吸、呼吸をするよ、
 、、、、
  、、、、
あまつぶの、、
雫がかしづき、、
ゆびが、   、、
そのひび割れに潜りこむ。
この、季節の、幸運の。、
呼吸、呼吸。    、 、

する。
しよう。

。。 。
  。 。

 、  、
   、   、
。、。。。、、、 、
、、、。。
、、

季節。
ふたりのしかばねに。
たむけたあとに
白々とする。

そのあとに。

春を、
忘れた、
はるからあとの。
おさんぽ。
毎日を
あさが作ってる。
日は沈まない。
きみの、
呼吸の

、、。
、、。
ぼくのため、

に。

きみはひ。
ぬくもりへときめく、
ゆらいだひとみ。
かすれた
よぞらがとけこんだ、
くらやみ。
よる、よる、
果ての 、
   、よる。


1年前 No.90

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★xR66hTskwd_BXv



世界の終わりまで行こう
最寄り駅からバスで30分の
地の果てから

大きな灯台の佇むその岬を過ぎれば
其処からは海だけ
その向こうにあるのは
ぼくの飛んでいった帽子のみ

きっと、人の手に渡った途端、悪しきものに変わるだろう


1年前 No.91

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

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11ヶ月前 No.92

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★xR66hTskwd_BXv

沈黙が充血していく
まだ然程聞き慣れてもいない
ため息にもよく似た
浅く淡い翳りの中で

遠く虹が途切れてしまった
あの辺りに
絡み合って死んでいる
愚かな2つの裸体のように

浸した無数の言葉が
上澄みで泡立っている
軽々しく確信するために
陳腐な埋葬許可を得て

透明なまま破裂しつづける
何よりも無邪気な
苦しくてやさしいリズムだけが
この醒めた鼓膜へ辿り着く



呼吸の断面に刻まれた
古い詩歌のように







11ヶ月前 No.93

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★BAXM9ygagv_eQW

何モ言ワナイデイルわけでもないのに
アナタはまだ聞き慣れてもクレナイ

ヤサしくてヤワらかくて 包まれて火傷する

陽射しのような眼が照らす

ワタシの奥の冬を

イマを失った
あの辺りに

絡み合って呼吸し続ける
愚かなムカシムカシの樹々が

数え切れぬ葉と華とともに

大地へとカエし続ける

ドコ迄も、この
胸の鼓動を辿って来て欲しい

ソレナノニ

何モ言ワナイデイルわけでもないのに
アナタはまだ聞き慣れてもクレナイ



6ヶ月前 No.94

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

舌がむなしいほど軽く
心ばかりも届かない
手足さえ冷たくなって
きっと凍ってしまったよ

雪がつもる、
ここは雪がつもるのだったから

かたわらで話したすべて
混じりけのないことば
おろかな見栄さえも
とおくに感じる、

あれはずっと、
星のない夜のおももちで、
安らぎを愛していたかっただけ

ただ、側にいたかっただけ
ただ、知ってほしかっただけ

古い旋律が届いたから、
夢をおもいだして、
子どものように
はしゃいだかりそめのにおいに
苦みなんて、
ありもしないさ

あれはまだ
見たことのない、
まぶたのひとみが
冬の夜から、
こころを連れ出しただけ

ただ、それだけ、
また、つもりゆくだけ






6ヶ月前 No.95

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★jtEp4xyqsm_Czx




それでもいい

遠い足音の偬しみも

かわした言葉のすべてが いつか跡形もなくても。

ぼくらの中にだけ積もってゆく

  ただ、それだけ、であっても。

純度の高いまだ誰も見たことのない心を映した面持ちで

あのときのまだ、夜の

子供時代の燥いだ冬の夜の

鼻腔に残る安らぎも

耳を塞いだ古い旋律のような不安も

  やがて皆んな ともに辿り着く星の下で

虚しく凍った舌を慄わし

手も足も冷たくなりながら

ただ、それだけのために

他の誰にも届かない心ばかりを積もらせてゆく


4ヶ月前 No.96

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

はる、はる、はるか夢に成り果てるまで
かけらめいた墓標が幾星霜の連鎖をおこし
果てない執着が衝き動かす輪廻に
綴じないまま瞳は捻転して夢を見る。
「言葉ひとつ実在しないでも構わない」
「魂ひとつ介在しないでも愛おしい」
不可知の臨界点を泳ぐ物質の、
録音された声、声、声を聴く、
生存した過去がはるか夢に成り果てても
現像なき魂に刻印された史実。

4ヶ月前 No.97

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★jtEp4xyqsm_Czx




果てしない一群(ひとむれ)の墓標が

ここに夢を綴じている

今、私に見つめられたそれらも

かつては何かを、彼ら自身が見つめていただろう

たった二つの

魂のかけらめいた瞳のなかに



そのなかには沈黙の言葉が在ったであろう。捻転し連鎖を繰り返した言葉の渦が。

魂にされた物質が、ひたすらに、遥かな実在の時(うみ)を泳いでいき

目を開けることもできず、息継ぎもままならぬ幼い日から

いま、ずっと遥かな過去へと辿り着いた

彼らはけして刻印された史実に成り果てたわけじゃない

一人一人、皆、不可知である筈の、一群(ひとむれ)の偉大なる魂の過去である。



4ヶ月前 No.98

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ


集積体の眼窩。
造られたわけでもない塔の、
願望と出さない声の
欲ふかさを自覚する虎たち。
編綴さえできないで
おぎゃあおぎゃあ、
鳴き声を。犯している。
真っ青な虎たち。

あの、産みから、
漂流し続ける幼い言葉が、
生きることも死ぬこともル。
果てられないまま、
悶える子壺。を見つめて、
捨てられた堆積物たちが、
僕に成り替わろうを、
妄想する、緩やかに、ゆるやかに。
撫ル文字の建築。
歪みを糺しても糺しても、
忘れられた波が瞼を浚って
度毎に忘れ去るだろう頭骨は、
位置を希求する。砂浜で、
はるか砂粒の砂浜で、
解けていく指先。
望郷ル。ヨウに。
景に応答ル。ヨウに。
真っ青な牙で、
飢えを朽ちるまで、シている。
僕らの恥骨だけの残骸。
を、魂と名付ける。
愚鈍さに、虎の一尾。

彷徨ル。
こびりついて
おぎゃあおぎゃあ。
焼きついた。あれは僕の
遠い残響。数千
万都市の落伍者たちの
肖像画。脳漿だ。

4ヶ月前 No.99

リーフフィッシュ @duradura ★Android=mxwKqUpkW5

病に、伏せる大人の思い考えよいかに
夢遊病の現実は青い

他人の、なにげない言霊に左右されること
どんな風景?心の思考に時間を費やす

欲求を満たす答え
場違いの間違い、どこに行けば?答えは消え失せた

同じだ、ただ成功者の真似事をするだけ
他人だ

気がついて眠る者は苦しい
自分のことを考えるという、社会に対する反逆もまた切ない

4ヶ月前 No.100

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

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4ヶ月前 No.101

リーフフィッシュ @duradura ★Android=mxwKqUpkW5

(>>踊り汚れた素足
君の名はなんというの?
クラすごい綺麗な。)

4ヶ月前 No.102

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

サンゴ礁を越えても言葉はもぐった。
泡になって消えていくまだ言葉はもぐった。
キャビテーションのなかに本当がある。
光はあるって僕に言ったでしょう。
それがいつまでも地図のなかで輝くんだ。
かがやく熱源に赤く燃ゆる炭、
暗黒のなかに何もかも産みおとしたんだ。
炎は泡をはいて、渦となって僕らにとどく。
沈んでいった身体と心を知らせるように、
まだ生きていることを教えてくれた。
言葉だけが、その光のことを教えてくれた。
返らない探信音さえも無限大に聴こえる、
その場所の広さを示しているだけ。
失った片割れの、さきにある旅を信じるだけ。
そこに輝きがあることを、百万海里離れても、
僕らはちゃんと知っているんだ。


22日前 No.103

僻猫 @migraine ★Android=mKFsFNjdrY


目を開けてもまだ
その先がみえていた。
閉じていた頃の事を
今はまだ覚えているから。
将来が沸々と込み上げるのも
まだ何も知らない全ても
このまっさらな光のなかに
かきけされてしまう。

その少し手前に
書き留めていた事こそが
これより先に知るべき
かつては知っていた
まだ覚えられない現実だ、
釈然としないだろうが
でも君が言った事だ。
どうせ忘れようが。
何を今後知ろうとも、目を
開けて居られるのは今の内だ。

だから語りなさい
自身の背を越えても
口から泡しか出なくても
読めなくてもいいから
語りなさい」書かなくていいから
話さなくていいから「語りなさい
つなぐためにあるのでも
振るためにあるのでもなく
手は何かを掴み、
離すためにあるように

言葉は読むためにあるのでも
書くためにあるのでもなく
読まれるでも書かれるでもなく
知るでも知られるでもなく
覚えるでも覚えられるでもなく
かがやき、輝かれるために在ると
そのさまを語るために有ると、
誰であれ誰かに失われる
その先を見据えなさい。

返らぬ言葉が宛先を示す、
空が青い内は続く。

目を開けてもまだ
その先を見据えている。
失われつつ有る日々を
まだ今は覚えているから。
沸々と込み上げる私の
まだ何も知らない全てが
このまっさらな光のなかに
かきけされてしまう。







22日前 No.104

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★SIBCrX9iIg_Czx

表情という「ことば」の 固有の複雑さ というのは

空のように標準語でありながら

流れる無限の 雲模様に訛った 文学に見える。


曖昧という顎ヒゲを剃って
鉄塔のように嘲笑ふ


それは、軽蔑でも愚弄でもなく

ただの燃える串焼き

それは、憤怒でもない


傘もささずに旅立った

「人」は―、きょうも その

発した言葉の軒先に雨宿りしている。



22日前 No.105

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

ことばの人それぞれの過去を飲みほすと
あなたの人それぞれの過去がうつる
わたしはいつもその切れ端よりもすべてを愛して
ことばと夢のどちらもを覚えては立ち止まる
このあなた、あのあなた、そのあなた、
ではこれからのあなたとわたしは。
邪魔なあごひげをすべて剃り尽くしたら
焼ける針金のような本質が絡み合っている。
雨だれのたてる湯気がすいあげられて
海に帰るまで、何億通りのゆめがあり、
しかし、はるか先まではだれも見えない。
乾いたあとにのこった水模様の地図がどんなに、
あなたのかたちを知っているとしても
かたちなきかたちを愛するのはわたしだけ、
見えてきたものと見えないもの、
これから見える2人のためには過去さえ忘れられる。

あなたとわたし、
その一瞬のなかで通じあうものだけが
愛と呼ぶにふさわしいふれ合いになるまで、
人それぞれの姿にゆめをみる。


17日前 No.106

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★SIBCrX9iIg_Czx



カリメラ 刻一刻、思いさだめて遂げる 深い一筋の刻み目
カリメラ 酒臭い沈黙のなかで酔いかけては醒める カリメラ
旗の切れ端は、雑巾のように今は静かに濡れている

たまたま眠ったりすれば いろいろな夢を見勝ちだった
炭酸が喉に散らかって
針金の葉が生い茂るのを掻き分ける

カリメラ 満月が死んだように隅の椅子に腰掛けて、
カリメラ 湯気を立てたストーヴで肢を燃やす子猫が、 あゝカリメラ
そこでうっとりと喉を鳴らし
痩せこけて骨と皮ばかりのニンフはその子猫を撫でながら
白い湯気を頬ばっている

カリメラ

カタチのない孤独が、後悔を同封し
風の声のように甲高い冬を恋するわけもないまま
斜めに突き出された着実な根の上に寝転んだまま
暮らしている

カリメラ

初夏の朝は 白く
重い陶器の皿の上にある




17日前 No.107
ページ: 1 2

 
 
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