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詩ネマ館

 ( テーマ詩投稿城 )
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鈴木 海飛 @tropical10 ★Android=fwORJxULVT


ルール

詩の題名は『映画の題名』でお願いします。

今まで見た好きな映画や心に残った映画、映画は見てないけど気になったのタイトル
を使ってください。

詩の内容と映画の内容は違っていてもいいですよ。

邦画、洋画、ジャンルは特に問いません。



1年前 No.0
ページ: 1 2


 
 
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雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【ソナチネ】


波打ち際の砂は
潮に濡れても砂の儘
さらさらと

波打ち際の流木は
洗い流された骨の様に
つべつべと

波打ち際の女は
生臭い血肉を手離せず
どろどろと

どろどろと

1年前 No.37

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『ファイト・クラブ』


酒場で呑んでた空手家に
今夜はちょっと絡んでみたのさ

殴るのは
いけないことだと思う
スポーツならいいのだろうけど

と、ウィスキーを舐めながら僕は言った

殴るのは確かによくない

と、空手家は言った

殴られるとダメージが大きい
ずいぶん前に
くだらんチンピラに殴られただけだが
レントゲンを撮ると
今でも俺の顎の骨が
割れてるのが映るよ

と、僕は言った

だが悪いことばかりじゃない

と、空手家は言った

悪いことばかりだろ

と、僕は言って、ウィスキーを飲み干した
そのままストレートで注いでもらって
また舐めはじめた

パンチング・コミュニケーションって、知ってるか?

と、空手家は言った

知らないな

と、僕は言った

そんなのもあるんだよ

と、空手家は言った


パンチ、パンチ、パンチ

パンチ、パンチ、ドンドンドンドン
パンチ、パンチ、バンバンバンバン

人体で
モールス信号じゃあるまいし
笑わせんなよって
思うわけだし

僕と僕の顎を砕いたチンピラは
仲良くなんかなるわけねえしって
思ったわけだが

デカくていかつい空手家だったし
二人で結構呑んでたし
心優しいやつだったから

口はそのへんで閉じといたのさ

1年前 No.38

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『ファイトクラブ2』

今夜も僕はウィスキーを舐めてた
夜更けになってふと気づくと、
空手家が隣に座って呑んでた


久しぶりだな

と、僕は言った

そうかい?

と、空手家は言った

パンチって、なかなかいい言葉だな

と、僕は言った

まあな

と、空手家は言った

僕はウィスキーを飲み干して
瓶からストレートで注いでもらった

スリーフィンガーか?

と、空手家は訊いた

フォーだ

と、マスターは言った

俺はもう、ひとは殴らない
パンチング・コミュニケーションには縁がないが
楽しいのか?

と、僕は言った

いや。ひとを殴ってるつもりで、
自分しか殴れてないやつが多いな

と、空手家は言った

恋愛と同じね

と、彼女は言った

まあね

と、言って振り返ると
空手家はいなかった



1年前 No.39

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie


『リアリティのダンス』


もし振り向いてそいつがいたら
僕はそのろくでなしの顔をしげしげ眺めてから
「そんなところに
突っ立ってるだけの現実なんて
まっぴらなんだよ」
って、言ってやるつもりだ

まあ本当のことを言えば
そいつは『現実』なんかじゃないが
後ろにピッタリついてきて
僕の足を突き飛ばしたり
首を締めたりしやがるぐらいは
やっていそうなやつなのでね

だから僕は踊るんだ
いつでも僕は踊るのさ


現実は全て、ダンスする
僕が回れば宇宙も回る
僕のダンスに繋がるやつが
僕がもってる現実だ



1年前 No.40

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

笑うことは踊ること
食べることは踊ること
生きることは踊ること
死にゆくことも踊ること

私の闇よ 私と踊れ
私の星よ 私と踊れ

私の世界よ 私と踊れ
私の時間よ 私と踊れ

1年前 No.41

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

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1年前 No.42

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【菊次郎の夏】


干拓地は一面の向日葵
少し禿げた尻尾を揺らし
菊次郎が走る

昨日の夕立が残した水溜まり
構わず踏み込んで泥を跳ね
菊次郎が走る

海の様に平らな干拓地
湧きはじめた入道雲の根元へ
真っ直ぐに

菊次郎、十二歳の夏。

1年前 No.43

山人 @ookumo1310 ★z80q9lxKhR_jwI


「プラトーン」


涙がとまらない。風が裂け、水が赤く染まる、土埃が炸裂し骸が横たわる。

冷徹な目と尖った鼻梁、刻むように、無機質に命の無い会話が成熟し、密談が交わされる、狂気の卵が生まれる。
ひたひたと水面を這うように夜霧が流れ、一本の矢が放たれ、シナリオは歩き始めた。
過酷な条件に血は濃くなり、脳が凍る、存在は透明になり、在りし日の空気に溶解される。
走っては狂気を育て、怒鳴ってはさらに狂気は膨らむ、膨大な狂気が原野と森を包み、大きく阿修羅のような大風を巻き起こし、存在がさらに乾いて消えてゆく。
 森の夜、星が光る、乾いた存在がそっと光る、言葉を噛み締め、咽ぶ、存在が文字が振り絞るように感覚が紙片に伝い、夜に放電する。
朝、新しい朝となり、存在は砂塵と消え、一つの光る赤い塊となり、見そえる。
架けられた十字架、切る、虫となれ獣となれ光となれ、縦横無尽な力を与えよ、今が全てだ、無い無い無い何も無い、だから走れ、息をとめるな、轟音と閃光、噴煙、血煙、狂った圧力が炸裂し吹き飛ばされる、嵐。
 泣きながら叫ぶ、自らも叫び、狂気は沈下した、ただ悲しみは成熟しベールに包まれている、終わり、風を切る爆音が地面を揺らす、悲しみが湧きあがり夥しい骸は何も言わない。

1年前 No.44

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『未知との遭遇』

第一種接近遭遇
空飛ぶ円盤を至近距離から目撃すること。

第二種接近遭遇
空飛ぶ円盤が周囲に何かしらの影響を与えること。

第三種接近遭遇
空飛ぶ円盤の搭乗員と接触すること。

(ハイネック博士による分類)

・・・・・・・・・・

第一種接近遭遇:目撃


(見えたかしら?)

うん。見ちゃった。

(わかる?)

うーん。ちょっとだけ、わかるかな。


第二種接近遭遇:影響

楽しい?

うん、楽しい。

綺麗?

うん、綺麗。

わたしにもやって。

うん、してあげる。



第三種接近遭遇:接触


君は誰?

わたしは、わたし。あなたは誰?

僕は僕。

君はどんな君なの?

わたしは、こんなわたしよ。

面白いね。

面白いでしょ。あなたはどんなあなたなの?

僕はこんな僕。

面白いわね。


触ってもいい?

いいわよ。
わたしも触ってもいい?

いいよ。


素敵ね。

うん。素敵だね。


1年前 No.45

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

【昼と夜のような黒と白】


夜の輪郭を滑るように 這いながら
眠りが速度をしぼり出す

心臓の耳を澄ませば
黒い音が呟く

ブランコの上で
点滅しているのは

メフィストフェレスの微笑む 日々

    *

昼の触覚を曲げるように 這いながら
日射しが役割を投げつける

言葉の匂いを鼻で嗅げば
何もかもが吹飛ぶ

ペシャンコな丘で
満悦しているのは

目の見えぬファウストが描(か)く 夢



1年前 No.46

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【不思議惑星キン・ザ・ザ】


キン・ザ・ザとは
現地の言葉で“ドーナツ”を指し
同時に“人間”を示す。

夜空に浮かぶドーナツ型の惑星では
顔面に風穴の空いた原住民が
焦点に盲点を持つ視界で
肝心な事ばかりを見逃し続ける。

(この惑星に鏡は無い
(ど真ん中が空虚な精神では
(それが映し出された自分だと気付かないから

キン・ザ・ザとは
現地の言葉で“人間”を指し
同時に“此処”を示す。

ようこそ、キン・ザ・ザへ。


1年前 No.47

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

「スローなブギにしてくれ」


夕方のアスファルトの上で
転んで泣いていたお前

拾って帰った部屋のなか
寄り添って眠る

無垢なやさしさの腕へ
泣き声を集めてくるお前

たのむ泣かないでくれ
涙がとまらなくても

道に捨ててきた涙の
苦さを飲み干したつもりの

俺を, やさしさが
引き裂くから

たのむ泣かないでくれ
涙がとまらなくても

泣くときはせめて
スローなブギにしてくれ

お前の泣ける場所が
俺の胸しかないなら




1年前 No.48

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『遊星からの物体X』

物体Xはツイートする


知らないひとを
物体呼ばわりはないよなー?

わかんないからXってのも
知性的じゃないよね

理解ってのはさ
相互理解だろ?

・・・・・・・・・・・・・・・

遊星ってのはさ
地動説に立つお前らから見て
そう見えたって話で
惑星は別に迷っちゃいないし、遊んでもいないわけよ

そういう自分だけ中心の世界観って、子どもだから

子どもの世界観で、ひとの故郷、遊星呼ばわりすんじゃねえよ

・・・・・・・・・・・・

ヒールぶってるやついるけどさ
ホントの悪は自分で悪だと言わないよ

俺なんかは、悪じゃない。
ただ、お前らのプレデターなだけだから。

・・・・・・・・・・

お食事ナウ。

おいおい、写真削除しやがったやつ、てめえ覚えとけよ
喰いにいくからよ


・・・・・・・

ま、取りあえず、友達になろうぜ
それがむりなら、せめて話そ

お前らにとっても、そのほうがいいよ

1年前 No.49

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『コルチャック先生』


子どもには、少なくとも3つの権利がある
と、コルチャック先生は言った

「子どもの死についての権利」

「子どもの今日という日についての権利」

「子どものあるがままである権利」


ゲットーで
コルチャック先生は選択する
選択しない、という選択枝を

だから僕は引き受けて
こうしてぼんやり想いをはせる

僕の、

僕の死についての権利

僕の今日という日についての権利

僕のあるがままである権利

に、ついて


1年前 No.50

山人 @ookumo1310 ★z80q9lxKhR_jwI

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1年前 No.51

山人 @ookumo1310 ★z80q9lxKhR_jwI

「プライベートライアン」

こころの中の髄がとろけだすように
戦士はゲル状になった思考で海岸を疾走する
命は狙いを定められたリンゴのように漂いながら
まどろむように命の断末を乞うているかのよう。

濃い海水をわたる戦士
数々の呪文を唱えながら
命を晒し岸へと向かう
弾丸は悪意に満ち撃鉄とともに発砲される
柔らかな肉塊を貫通し
柔軟な太い血管を破断
みちていた命の脈動が破裂
何かがこわされる色、それは赤
真っ赤な色が海水にあふれ
ここは海なのだろうかと

放射される
「doc!!doc!!」
連呼される
湿気たマッチからかすかな火がともり消え入るまで
docは走るように励ます

ライアンは見ていた
戦場は戦争はそれそのものが巨大な化け物のようにふくれあがり
すべての思考を狂わせる
狂うことが正義となり真実などどこにもない

軍曹は楚々とした短銃で
戦車に立ち向かい
真っ当にその正義に従い
ただしく狂い散っていた

ライアン
膨大な墓石の立ち並ぶ一角で
しなだれるように君は現代に老い
なぜあの時死ななかったのだろう
そう思ったに違いない

1年前 No.52

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『東京日和』


「2001年宇宙の旅」って映画があり
2001年と言えば
もう14年も前だが、
別に記録映画なわけじゃない

今年は2015年、「エブァンゲリオン」使徒襲来の年だが
もうすぐ年の瀬なのに
東京は存続中

どんよりとした、冬の曇り日
湿った冷たい風が吹いてる
アラーキーは愛妻家で
猫も好き
竹中直人は犬っぽい

今日は朝から
よく曇って東京日和



1年前 No.53

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【太陽を盗んだ男】


あまりにも
しどけなく
太陽が眠っているものだから

そっと拾って
男は
あかい熾火に似た太陽を
懐に隠した

あたたかな太陽を抱いて
しとやかな太陽を抱いて
男は
幸せだったけれど

やがて朝が来て
男は
焼き尽くされた

ふわふわと蒼天に昇る太陽の下
男は
幸せだったろうか。

幸せだったろうか。


1年前 No.54

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

『気狂いピエロ』



「画面がモノクロになるような詩なんか、
読みたくないんだ。」

女は訝しがる。
「ねえ、いったい誰に話してるの?」と。
こっちを向いたまま、女の方を見もしないその男が答える。

「決まってるだろ。
読者さ。」と。

その男は、
色彩の歴史について講義する書物を
湯の入ってない
湯船に入って 流れるように朗読しはじめた。

その夜

金持ちのパーティーみたいに退屈な金持ちのパーティーだった。
「詩とはね、君」そう語りだした紳士の口にケーキをブチ込む!
モノクロの場面を抜け出し、女を送って帰った。

壁にモディリアニが掛けられた女の部屋。
やたらに銃が立てかけてある。
そしてベッドには撃たれた他の男の死体、
別の部屋の別のベッドで、その男(ピエロ)が目を醒ますと、
女はつれない歌をやたらにミュージカルで歌ってくる。

賑やかな死体の山ができた。死体の山…、
女とふたり銃撃を逃がれて・・・、
白い車で蒼い海へ突っ込んだピエロ・・・

海辺でロビンソン生活がはじまった。
肩に鸚鵡を留まらせて。
やたら狩りの上手い、魅力的なフライデーとふたりだ。
幸せだと幸せが不満になる。
何していいのか解らない、とイブの囁き

「わたしが感情でみてるのに
あなたは言葉で語るのね」
「思想はないのか。それじゃ、
会話にならない」
「わたしは生きたいの!」
「金が必要だ!」

金を荒稼ぎした二人。
そして結局、女はその金を奪い
他の男と逃げていく

顔を青で塗りたくり
愛を射殺した……ピエロ。

黄色のダイナマイトで首から上を一巡ぐりさせ
その上に真っ赤なダイナマイトをもう一巻き
導火線は燃えている。
ハッと、我に返った一瞬、
、火を消そうと)
慌てて手探りした(その一瞬)
大量の爆薬「ドッカーン!!!!」

最期は、海岸に
オレンジ色の大きなきのこ雲―……1つ。


   見つかった.
   何がって、永遠が
   それは太陽と一つになる海だ
       (『永遠』by アルチュール・ランボオ)




1年前 No.55

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【The Killing Fields】


なぁ
フランスの国旗を掲げて
テロの被害者を悼むのなら
ジョン・レノンを唄うのは止めなよ

なぁ
遺骨に埋め尽くされた平原で
あんたは義憤を口にするけれど
自分も骨を踏んでる側だって
なんで気付かないかな

知ってるかい
正義を合い言葉に動く国ではさ
イマジンは放送禁止なんだぜ

なんでだと思う?

気付かれちゃ困るからさ。

なぁ
誰かの骨を踏みながら
ジョン・レノンを唄うのは止めなよ

馬鹿馬鹿しくて
泣きたくなるからさ。


1年前 No.56

汲ヒこVSバス @nekoneko10 ★Android=bTRFkWhWb4

>>56 に拍手。
私信で申し訳ないです。

1年前 No.57

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

『馬鹿が戦車でやって来る』


第一に、「馬鹿まるだし」だよ。


第二に、「いいかげん馬鹿」だよ。


目先に見えるものだけ
やたらと誤爆する戦車が、やってくる。


第一に、「馬鹿まるだし」だよ。


第二に、「いいかげん馬鹿」だよ。


目先に見えるものだけ
やたらと誤爆する戦車が、やってくる。

拍手する奴までやって来る。

詩を書く処に。


1年前 No.58

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『シリアの花嫁』

バシャール・アサドを支持するデモや
信仰を意味する、黒い旗に彩られた
2004年の映画が

イスラエルとパレスチナに引き裂かれた
地球の
ひとつの町の
ひとつの命を描いている/いた/いたのを私は観た

対人地雷が/劣化ウラン弾に
今はまだ、ひとりも、自分たちの子どもを殺されてはいない国の
片隅の街で

リクリス監督は、
「リベラルさと寛容が必要だ」と
端的に語り、
安全な場所にいる批評家たちは
イスラエルのリベラルシオニシストズムの限界
と、語った

ベイルートには
拷問されていない死体は
ひとつも無かった
と、セリーヌは
薔薇の花のような言葉で語る

今日もまた
花嫁が、国境を超えて、アラブへと去っていく

1年前 No.59

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

誤字が多すぎますので、修整したいのですが、重投稿になり、できません。

すみませんが、削除を希望します。

1年前 No.60

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【狂い咲きサンダーロード】


芸術が爆発なら
人生は鉄パイプだろ
この世で一番安っぽい武器ひとつ
四方八方に叩き付けようぜ

誰かが誰かを馬鹿と呼ぶ
時に羨望を込めて
誰かが誰かに出鱈目だと叫ぶ
最上級の賞賛じゃないか

芸術が爆発なら
人生は熱狂に違いない
この世で一番安っぽい情熱ひとつ
四方八方に叩き付けようぜ


1年前 No.61

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

『スモール・ソルジャーズ』


鳥の死ぬや悲し,…

出陣する 虚ろな悲しみの玩具
と、
回帰する ニーチェのチャチャチャ

醜いエゴの口臭はごめんこうむるよ
殴り合う拳で奏でてみなよその響きを 俺達らしく

どっちがヒーローだったのか
忘れちまうくらいに

それが何になるのか
知らないけれど
ただ一つ、わかりすぎてる

詩人の死ぬや悲し。



1年前 No.62

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【アヒルと鴨のコインロッカー】


水辺に立つコインロッカーへ
アヒルは手荷物を預け
ひととき、身軽に歩き出した

波間に浮かぶコインロッカーへ
鴨は貴重品を預け
ひととき、気軽に歩き出した

草原に埋まるコインロッカーへ
アヒルは汚れ物を預け
ひととき、潔癖に歩き出した

湖底に沈むコインロッカーへ
鴨は隠し事を預け
ひととき、無垢に歩き出した

戦火に燃えるコインロッカーへ
アヒルは良心を預け
ひととき、勇敢に歩き出した

廃墟に横たわるコインロッカーへ
鴨は絶望を預け
ひととき、軽やかに笑い出した

朽ちてゆくロッカーの鍵
朽ちてゆく預かり品
夕陽に伸びる、長方形の影。


1年前 No.63

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『タクシードライバー』

映画タクシードライバーを観ると
僕はもしかしたら、タクシードライバーなのかも
て、思う

ああ。

僕はこの『て』が使いたくて使いたくて
もう我慢できないのだが

これは詩人、白井さんの『て』だ

一回100円のノベルティで、使わせて貰えないものか

この助詞使いを開発した白井さんに、
早いとこ国民栄誉賞を!

さて、タクシードライバーだが

俳優がタクシードライバーでありすぎて
泣かせる

同じタクシードライバーは
けして二人はいないから
タクシードライバーは
いつだって、「a taxi driver」だ

かっこいい。

タイトルがどうだろうと、脚本がどうだろうと彼はa taxi driverで

だから僕は、あの映画を観るたびに
彼と一緒に、銃を抜く



1年前 No.64

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

§映画『タクシードライバー』の主演男優は、ロバート・デ・ニーロです。

1年前 No.65

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『セールスマンの死』

ダスティン・ホフマンが
セールスマンの死を
銀幕の中で死ぬ

レインマンが
どっから見てもレインマンだったみたいに
彼のセールスマンは
どっから見てもセールスマンだ

私が演じる私が
私でありますように

私は思うのであり

アメリカ映画にも
いつかまたアーサー・ミラーが登場しないか、と

ワーナーにお賽銭を投げに
僕は通う

DVDを借りてくると
ダスティンが
セールスマンの死を堂々と死ぬ
(そしてレインマンを生きる)


1年前 No.66

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【イヴの総て】


イヴを
ミキサーに入れて
攪拌する

嘗てイヴで在った
あらゆる質量を残した儘
彼女は、もう居ない

イヴがイヴで在る事
その本質は計測不可能であり
故に、値を持たない

イヴは実在したのか

やがて
ミキサーに入り
私も攪拌され

あらゆる質量を残した儘
私と云う値は消える

私は実在するのか

計測は不可能である。


1年前 No.67

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『暗くなるまで待って』

僕からみて、妻のひとUさんと
出逢えたのは最高にラッキーだったけど

Uさん以外に、結婚したかった女が悪いけど五人いて、
その筆頭近くの一人が
他ならぬオードリー・ヘップバーンだ
(Uが、僅差で世界一だったんだ。ごめんよオードリー。)

オードリーを観てると、何でもしたくなる
サムの盲目の奥さんのスージーは
交通事故で目が見えなくなったのですよ
だから
脱、車社会!
車は、僕の敵なのだ

だから

暗くなるまで
待ってあげたい

ぜひ、待ってあげたい

1年前 No.68

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【シャーロック・ホームズ】


胸のポケットから
虫眼鏡を取り出して見せなくても。

何処かの子供が
低い塀の上に忘れていった白のチョーク
歩道いっぱいに描かれた升目

けん、けん、ぱ

物知り顔で
推理の行方を吹聴しなくても。

少し崩れたブロック塀の穴に咲く
ちいさな花の黄色に
短く磨り減ったチョークの中央
まだ光る金色の文字に
ふ、と蝋燭を吹き消すような
冬の夕暮れの速度に

その度ごと、

息を呑む。


1年前 No.69

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【誰も知らない】


花は揺れる

芽吹かなかった種の行方を
結ばなかった蕾の行方を
語る事なく

人は愛でる

立ち枯れた若葉の行方を
風に裂けた枝の行方を
想う事なく

はじめから
何も無かったかの様に。


1年前 No.70

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

『パッチギ』

流れ、流れてく歌声が
河に架かる橋で耳をうつ
走り、走り去る高校生が
僕を突飛ばし駆け抜ける
大人たちが知り得ない
研ぎ澄まされた世界を隅々まで
苛烈な風が吹き荒れて
生き延びた者を変えていく

流れていくやさしい歌と
苛烈な風がぶつかって
ながて大きな渦ができ
僕らの世界を変えていく

1年前 No.71

蛾兆 ★SOFTBANK=1EUZJOYJie

×ながて大きな渦ができ

○やがて大きな渦ができ

1年前 No.72

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【えびボクサー】


いや、シャコやねんけどな?

やからロードワークの途中に
どっかのオッサンが投げてきた
えび煎餅かて美味しく食べるけどな?

つかシャコパンチ知らん?
えびパンチとか猫パンチとちゃうで
ミッキーロークとか一撃やで
灰皿持ってパチパチパンチとかしたら
マジ血ぃ見んでほんま

んで、明日の試合終わったら
いよいよ海に帰るんやけど
ちょお大阪湾だけは勘弁やなぁ
あんなん窒息しに帰るようなもんや

はいはい、ほな明日また。

やからエビちゃうて。
シャコ。


1年前 No.73

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【山田村ワルツ】


北風に乾いた棚田の麓
青い瓦葺きの公民館には
今夜もダンサーが集う

稲刈りに折れた腰をぴんと張り
水仕事で荒れた指と指を繋ぎ
たん、と誇らしく踏み出す爪先

情熱的にタンゴ
軽やかなフォックストロット
汗の滴が舞うサンバ

そして何時も最後は
穏やかに波打つ三拍子のワルツ
紅く柔らかなスカートが回り
ふわり、花開く

北風に乾いた棚田の麓
青い瓦葺きの公民館から
今夜もダンサーが帰ってゆく
夢心地の笑顔で。


1年前 No.74

いっちく @izuru2000 ★WiiU=OfZazEYlO2


『死神の精度』

十年経っても、三十年経っても
二千年が経ったとしても
雨の降り止む気配はまるで無く

その雨はこの世界が彼らを
拒んでいるようにも見えたし
誰かが消えることにすすり泣く
ようにも見えた 幾度と無く

繰り返される平凡な人間の
突発的な死を飄々と
皮肉も嫌みも嘲笑も無く
ただただ、無表情に無責任に
仕事として眺めているだけだ

ミュージックが聴きたくなる夜

1年前 No.75

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【そこのみにて光輝く】


時折
人は底抜けに美しい

油と垢で色褪せた作業服
汗臭い中年男の背中が
不意に
打たれる程に美しい

重い曇天の狭間から
一条の光が降りたような
わけのわからない
うつくしさ

(ひとつ瞬きをすれば
(ひかりを見失い
(しょぼくれた曇天色の背中だけが歩む


時折
途方もなく人は美しい

理由はわからないけれど。


1年前 No.76

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

『おいしいコーヒーの真実』
     *


空虚への
 安堵が
  焦げていく
   ような

存在するための
 重い
 足どりを
  嗅ぎながら

 今日が
  今日がまた
 燃えているよ

 今日を
  熔かすように
   壊して




    *

1年前 No.77

鈴木 海飛 ★Android=H1sfX6frQF


過去のない男




眠気を思い出そうとカぁテンを眺める。

粘膜の上に建つ街。ぐにゃりぐにゃりと

何かはっきりしたものを失ってしまったのか

街灯のおしゃべりがきこえる。

くぐもった遅い声。

あなたの名前を思いだせないこととよく似ている。


シーツ、その冷たさの中に憐れみがもつ快楽の謎が眠ってる

(痛みを受け止めきれない麻酔の海かしら?)

誰しもがそこで眠る時がある

おやゆびをしゃぶって、ちぢこまってみよう


僕の名前を思い出したよ。

せめて、うたうことが君たちの名前を思い出すことと同じ価値があればいいのに





1年前 No.78

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM

「球形の荒野」


風景を蓄えた眼(球)が
転がっている。
あの夜の 美しい雪の中に
まるで見つめるように

それは、オーヴェルニュの
眼科医が実験に失敗して捨てた
絶望と悲哀に充ちた
雄牛の眼ではなかったか

眼は そのとき
誰の姿も見やしない
けれど聴くがいい。神経の中を腫れてゆく
沈黙の嘆き… 響き… を、

赫赫と烟る暗黒の嗚咽 ――すらも
すやすや眠る
底知れぬその
胸の底で

ただ、ジリジリ呑み込まれていく
巨大な悲しみの音だけ …が
手掛かりといえば
言えるのだ …が、「瞳」は……

「ラグーザの港」「アドリア海」を湛えた
 碧き眼を
かつては誇り、いまは
沈黙に錆びていく骸骨だけ遺して

もう
灯台を探すのに
飽きたのか
眼よ

灯火を、
永遠(とわ)に未完の夢を、
転がる孤独なその瞳に
ただ静かに映すことにも






*

1年前 No.79

鈴木 海飛 ★Android=H1sfX6frQF

「君に読む物語」


君はひとつの辞書をもっていて

調べたことや見聞きしたことを

毎日毎日、欠かさず書き込んでも、

どうやら、ページが多すぎて白紙が目立つことをなげいていた。

それは栞を挟んだところで、1日に1ページ書き込んで

1日に1ページ白紙が増える迷路の辞書

魔法の辞書ということを君はただ知らないだけさ

辞書がもつ言葉の方程式を

たしかな未来の結果を君は知り得たいだけなんだ




僕にもそういうものがある。

君に捧げる愛を綴った日々と丘を振り返る葛藤

それが僕の航海日誌だ。

今、君に最初のページを読むとする

確かな変えようのない終わりを迎えた姿達を

君の中の迷宮のどこかにあるページを

僕は今、読むとする。


1年前 No.80

鈴木 海飛 ★Android=H1sfX6frQF

「シャイン」


白と黒の鍵盤に潜む厳格な躾の旋律は

鍵盤上で踊りたがる無邪気な少年を歪ませる

音楽が鳴り始めたから子供らしく踊りだすことは

禁じられた遊びなのだと叩く

ピアノがひけることはとてもラッキー

ラッキーボーイなのだと父は少年に命じた


ならば身にまとわりつく自分の幸運を洗い流してくれないか

少年のままに夜空に雨乞いの舞踊




ぬめりをおびたページをめくる、

羅列した、綴る言葉の外、

白い行間に隠れる恋人を探して


手のひらに残された刻まれた言葉たち

手形をページに押しつけてるも

するりと恋人から行間に逃げられてしまう

「どうか、型に染まらないで」

ささやく風が吹く





裸になって雨に打たれる

僕は壊れたっていいから洗い流しておくれよ

もっと、雨をください もっとです。

からっぽの僕なのに重たいよ

引きずり込まれてしまう恐怖

もっとです もっと雨をください

溺れるくらいが、息苦しくなるのが、ちょうどいいのです

それくらいじゃないと

この身にまとわりついた「幸運」は流せないのだから



静寂の夜に冷えきった身体で横たわる

水溜まりに呼吸で波紋がうまれる

生きている。



墨汁の夜のなか、輝く星の行間に隠れんぼ

ここちよい眠気

生きている


















1年前 No.81

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★AyEkM0rDMA_KHM



【 Fifty Shades of Grey 】



「ねえ、KISSして」
そうせがむ。

「ぼくは、きみには相応しくない」
そう言って断られた…。冷静で冷酷、そして精悍。

「迎えに来て」
酔って電話してみる。

「今どこにいる?」
そう訊かれて思わず電話を切った。

  (40分後、)

わたしは泥酔したままBARを出た。
数人の知らない男たちがわたしを囲む。

その背後から
聞いたことのある声。

「その人は、君たちに用はない。
俺の恋人だ」

どうして?どうして彼がいるの?
場所は言ってないのに。??

男たちからわたしを奪い取ると、手厚く介抱したあと
彼はそのまま車でわたしを家まで送ってくれた。

  (・・・翌日のオフィスで、)

会社の最上階が彼の執務室だった。
何事もなかったかのように冷静な彼。
社長室を二人で出ると、エレベータに乗った。

そこで、突然の接吻(KISS !) ??
誰かが乗ってくるかも知れないのに!

逞しい腕。熱くて、
 激しい接吻(KISS!)・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・、・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・
・・・・。

「どうしようもなく唆られるんだ、
 無意識のうちに唇を噛んでる
  いじらしい君の、その仕草に」








----------------------------
(ハッピーバレンタイン)

1年前 No.82

鈴木 海飛 @tropicalr☆gt/2bXU0RT. ★Android=H1sfX6frQF


マイフレンドフォーエバー



君を助けにいく
ガスが充満し、牛の骨と石ころの嵐のなか
あの高い山にいるなら

君を助けにいく
海の底だったり、翼がなくちゃ届かない空でも、

エラ呼吸で、光のない底でも、目をこらして
髪を羽に変えて、派手な模様であちこちと

君が見つけやすいように


君を助けにいく
新聞や本の文字のなかでさえ、
文字の壁に囲まれて
行間の空白をキョロキョロみみまわしながら
この迷路に君はいる。絶対にいる。

君を助けにいく。

君を助けにいく。
この世界にいるかぎり、
君が泣き出すまえに


君がふりむくために
大きな声をだして、呼ぶ。


(潮色様へのパスティーシュ。も含めて)



1年前 No.83

澤あづさ☆odYS5WitSpQ ★AsFHwFtSUb_Gbh


【Running On Empty】※リヴァー・フェニックス主演


きみを、たすけに
いけない。不死鳥には
超えられない川。石を
骨といっしょに積み上げる
きみに見えるように。

焼かれても、骨は
遺ってしまうよ。あふれた川に
どれもこれも流されたあとにも
芽が吹くように。ほら、また
沈丁花が、どうしようもなく
香っている。沈んだ
はずの声が。また
この花を見たいね。そんな理由でしか
生きてなんていない。

枷だ。此岸の花は
来年もここで
再来年もここでと。
きみを、たすけに
いけない。


(二〇一六年三月一一日)

1年前 No.84

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【土竜の唄】

片道50分のウォーキング中
玄関前でしか土を踏まない、

土竜は何処で息を継ぐのだろう
取り壊されたビルの跡地に
未だ転がる鉄骨の錆の隙間から
その鼻を突きだすのだろうか。


3ヶ月前 No.85

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【3・11】


津波で死ぬのも
病気で死ぬのも
本当は同じ事だ

原爆で死ぬのも
事故で死ぬのも
本当は同じ事だ

何かを悲劇と呼べば
何かは軽んじられる
そうじゃない、そうじゃない、


2ヶ月前 No.86
ページ: 1 2

 
 
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