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ETC. (ジャンル:BL)

 ( テーマ詩投稿城 )
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リスタル ★n60F.CwqtS2

海の中で風を聴いている

息を吸うたびに世界は輝いて

息を吐くたびに心は鼓動を刻む

君が隣に居る ただそれだけで

こんなにも幸せだという事を

告げるだけの勇気が欲しい








+++++++++++++++++++++++++++++++++++






★ここに投稿する作品は全てフィクションです
 現実の人物・団体・事象・思想等とは一切関係ありません★


小説にジャンルがあるなら
詩にもジャンルがあって、いいんじゃない?
とか思ったので
ちょっと試みてみました。

その第一作がBLか…;
何でBLにしたかというと、この言葉の領域が
とても幅広いからです。言い換えると「寛容」。

古代だろうが
神話だろうが
ファンタジーだろうが
古典だろうが
現代だろうが
ボーイズラブでありさえば「BL」というジャンルで通用できるので
書いていきやすいなと思ったからです。

あとは何より好きだから。
どうせなら自分が一番好きなジャンルがいいもん。

がっつりBL!というわけではなく
そういう雰囲気を感じられる詩を
つらつらっと
投稿していけたらなぁと思います。
BLっぽい詩を投稿してもらえたら
そりゃぁ飛び回って喜ぶこと必至ですが…
…き、期待しちゃだめだ(当たり前だ)

自己満足で申し訳ないですー。



+++++++++++++++++++++++++++++++++++



世間体という裏ごしを忘れた
僕らの恋は

形が崩れて甘すぎて
まるで初めて作ったジャムの色

だけど君は
お気に入りの煙草を潰して
言わせておけばと笑うだけ


--------------------------------------------------------------------------------


好きという設定に溺れてるの?
好きという危うさに酔ってるの?
それとも ただ ほしいだけ?

投げかけられた
無関係者の言葉を
噛み砕くように
味わってみても

結局は
君の声とどっちが記憶に残るかを
再確認するだけなんだ

何でどう好きで
どうしたいかなんて
分からないから

君のことを
愛してないと定義してみても

募るのは寂しさだけで

君より先に
溜め息を吐く

考えて納得できる感情なら
恋だなんて思わなかった



++++++++++++++++++++++++++++++++++

この記事は、以前「詩投稿城1」に書いていたものを
お引越しした記事です★
そちらの記事とリンクできれば一番よいのですが
方法が分からず…申し訳ないです…

よろしければ「詩投稿城1」の記事にも
遊びにきてくださったら感激ですvv

2006/11/16 01:17 No.0
ページ: 1 2 3 4


 
 
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リスタル ★MZYCybe86Uk

いつも空なんて見ないのに
ただ君が居るだけで
僕は今日あの雲が紫色だと知ったよ

2009/01/18 00:13 No.298

李珠音 ★tl90I3oTG8w


  
  ふゆの空はうす紫色に
  冷たさを呼び覚ます知性

  映されて海は
  パープルの2月のいろ

  光が射してきて
  水の妖精が囁く

  「以前かつて見たことのある
  崇高な美の実在を表現している」

  感覚でしか解らない私
  



  *。*。*。
 
  リスタルさん こんにちは
 
  とても難しくて素晴らしい詩ですが拝見させて頂いております。
 こちらが書けなくなるほどに・・・とっても深くて。
 
  名前を付けて2人の人格を分けて文中に
 織り込みますのは何故ですか?私は、とても興味があります。
 拙い質問ですがお応え頂けますか?感謝を込めまして有難うございます。
  
  
  
  

2009/01/18 09:00 No.299

リスタル ★r4dlATFFpwA

紫水晶を溶かした雲は
やわらかな光を包んで
遠ざかる汽笛を見送った

とろけた海水を
両手ですくい上げる程に
その唇は繰り返し
潮騒と残響を共に口ずさむ

けれど彼は全てに涙を落としても
それら数多を喜びと名づけるだろう
風が過ぎ去りゆく水平線の彼方に
かって置き忘れた幸福が在るのだ

+++++++++++++++++++++++++++

李珠音さん こんにちは♪

言葉を飾ってはみてるんですが
BLなので、なんだか照れます〜…('□~;)
でもありがとうございます★

「名前を付けて2人の人格を分けて文中に
 織り込みますのは何故ですか?    」

とは、「アメノツトメ」と「雨務」のことですか?
それなりに理由はあった気がしますが
ええと…忘れました
たぶん今までの詩のどっかに理由を書いてた気がするので
また今度、探しておきます(この馬鹿は記憶力が弱いのです)

あ、でも「文中に織り込む」とあったから
Sororu / Iolite / Eostre / Theros
Runasion / Lerauch / ルナ / D
とかでしょうか うーん…?

ええとまず最初に。
私は詩を書くとき、自分の中に漠然とあるイメージを
つらつら何も考えずに指を動かして書いてます
だから物語のストーリーとか
各キャラの性格などは、書いて初めて分かる部分が多いです
なので「何故」という問いかけに対する回答は
「書いたらそうなっただけです」というのが答えですが
身も蓋も無いな…ええと…
それぞれの詩によって「……という理由でこう書いている」
という色んな理由が絡んでるので、詩によって理由は違いますので
良かったらどの詩についての疑問か教えて下さると嬉しいです^^

たとえば
>>277>>279で言うと

258以降の詩がどうも一つの世界観を歌っているようだったから…
整理しながら書いてみようと考えて書きました

んで>>277
Sororu /Iolite /Runasion/ Lerauch
が出てくる物語の「始まり」(最初の原因となった物語)です
だから歌っているのは
RunasionでもLerauchでもなく
うーんと…文体から想像すると、彼らの世界を支配してる月の女神
が歌ってる詩かなって思います。
最初は「あらすじだーあらすじー」て気持ちだけで書いてたので
そこんとこ曖昧ですが

んで>>278
>>277の世界でR(Runasionだと長いので「R」て略しますね)
が思っていた気持ちを歌ってるので
「Runasion側の詩」という表記をしています

>>279で「Lerauch側の詩」とあるのは
>>279では同じく>>277の世界でL(Lerauchも「L」に略します)
が思っていた気持ちを歌ってるからです

今まで書いた詩から想像すると
SororuとIoliteは 血が繋がらない兄弟
RとLは恋人同士で、>>277の世界では同じ国に暮らしてました

Rは月の女神を崇める神殿に仕える身分
(Lが「小鳥が空へ羽ばたくたびに きみの唇が紡ぐ凱歌」と歌ってたから
たぶん戦争に勝つたびに神殿で歌う役目も持っていたと思います)

Lは兵士です。
「河に慈しまれたがゆえに」てあったから
もしかしたら水の女神か何かも居るのかもしれません

あ!そうか!きっと「月の女神が護る国」と「水の女神が護る国」があって
そこが戦争してたんですよ。
戦争というか…「月の女神が護る国」が「水の女神が護る国」を
毎日一方的に攻めてた感じですね。略奪というか
攻撃しかけて、勝つたびに人材とか財宝とか奪って
それで「月の女神が護る国」をどんどん大きくしてた。
ただし汚れ役は兵士だけで
国で暮す殆どの人は「争いなんて知りませんー。平和主義でーす」
みたいな感じで暮らしてた。
兵士を戦わせてたのは、神殿で。
そこは王とかが居なくて神殿が一番権力を握ってたんだけど
神殿もまた、戦争という現実を国民に隠し続けてた
でー、実はLは「水の女神が護る国」の王子か何かで
だけど小さい頃に川に流されて
「月の女神が護る国」の兵士に拾われて
そのままそこの兵士として戦ってたんだ。自分の身分を知らずに。
…と、今かってに想像しました(うわぁ…)

とりあえず上記の四人は人間です

ルナとDは月の女神ですね。あ、これもなんちゃって女神です
ぜんぶ私が想像で作った女神なんで、実際の神話には関係してません
正しくは
ルナ、レティス、ガゼルの三人は星の女神です
(つか残り2人いたんだ…!今書いててびっくりです。居たのか…)
月の女神D(ディアナ)に仕えてます
で、ディアナとルナは双子の女神なので
ときどきルナはディアナの代理で月の女神やってたりします。いい子や…
人間達にはルナの方が覚えが良いので
月の女神=ルナと思われていますが。本当はDが女神です。ルナは双子で、召使。

EostreとTherosは創作した神様じゃないです
春と夏の詩を書きたくて
でも文中に「春」と書くと
雰囲気こわれそうだったから
春の女神(Eostre)と 夏の女神(Theros)を
タイトルの代わりに文中に入れました。
ギリシアと…どこだったかな、とりあえず両方とも実際の神話の女神です。

ええと以上の事、
ほとんどは「今こうして書いてて知りました」が多いです。
何しろイメージでしか無いので
誰かが聞いてくれて、答えることでしか、形にならんです
実際「もうRとかLとか、飽きたな。うん、まーしばらく書かなくて良いや」
て思って、現代BLな詩を書いてたので
Sororuとか、書くの飽きたせいで囚われたままです(爆笑)

とゆか長々とごめんなさい!
とりあえず色々あるんで、どんどん聞いてくださると嬉しいです

2009/01/18 12:51 No.300

リスタル ★r4dlATFFpwA

たとえばここにある慟哭さえ
何ひとつ失えないと首を振れたら
それは愛だろって君は言うし
僕も何となく同感だけど ね

まぶしすぎる太陽が
どこまでも地平線を照らすなら
旅立つことも戻ることも
ねぇ本質的には同じだ

変わりゆく気温を愛そうよ
忘れたくないと叫ぶ心を歌に代えて
どんなに傷ついても君は涙を流して
苦しみも辛さも受け止めてゆく

その泣き方が強さなんだって
僕はとっくに気づいているから
大声で叫んでも良いよ
いつだって最後に笑えたなら
悲しんだ日々さえ無駄じゃ無い

しあわせに生きてる証だから
手を繋いで空を仰いで
大地を越えて海を渡って
いつまでも
歩ける所まで進んでみよう

+++++++++++++++++++

HNが変わってたことについて

>>94を見ると(予想以上に理由を書いてた記事が古かった)
BLを強調するために、
受さんの詩を「アメノ ツトメ」
攻さんの詩を「雨務」のHNで書いたのが始まりっぽいです

それが次第に、雰囲気によって
「アメノツトメ」「雨務」「アメノツトメ&雨務」と
使い分けをするようになって

>>258あたりから
「分けなくても良くなったなー…」て感じ始めたのですが
使い分けてた期間が長かったので
しばらくは適当にそんときの気分で使い分けてて
(だから違うキャラを歌ってるけどHNは「雨務」だったりしてました)
最近「よし、もうHNの使い分けは無意味だ!」て確信したので
最初のHNに戻しました

2009/01/18 13:31 No.301

リスタル ★p6xR.pe3avY

僕らは手を広げてみたけど
煌く流星は見送れよって月が笑う
柔らかな光だけでは生きてゆけない
それが人間なんだろ?

僕らは手を広げてみたけど
夜か朝か選べよって太陽が笑う
熱すぎる光だけでは生きてゆけない
それが人間なんだよ?

忘れないよ
太陽と月が在る世界で
愛しさを感じたなら
それは手がかり

冷たい夜に咲く花
温かな朝に吹く風

この世界に隠された君達の詩情
求め続けてみせるから
この世界で両手が掴みとる伝言は
遠い銀河に燃える星の瞬きの中で
少しでも懐かしく響くだろうか

++++++++

永遠に辿り着けなくとも
絶えず砂塵に埋れる蠍にさえ宿っている
あの誇り高い瞬きという名の理由が
愛しさと共に誰かの手によって現われる事を
頼りない寂しさではなく吹き荒れる情熱となって
僕の心が願い続けられますように

+++++++++

さて幕間と共に
共に指先を絡めて
お互い声をひそめたまま
数式など解いては見ませんか?

ゆるされぬ恋などと
分かりきった誘い文句で
僕を焦らしたいなら構いませんが
それでは余りに単純すぎる

2009/01/18 21:03 No.302

リスタル ★g1KrGOUFDCk

詩情を拾い集める事など
できないと知ってはいたよ
僕が掴んだ端から
そいつらは指の隙間を見つけて
何処かへと零れ去ってゆくんだ

けれど砂上で描かれた地図の中で
言葉の蜜に濡れたくちびるは
貴方に灯された歌を覚えている

だからこそ僕は
見えざる楽園を奏で続けながら
美しきもの達の奥底で爆ぜる煌きを
あまい旋律に喩えるだろう

2009/01/19 23:30 No.303

リスタル ★N4hwt1VEGVQ

君が手に抱く
歪んだ花束も壊れた水さしも
この燦然と煌く太陽が
惜しみなく降り注ぐ中でなら
美しく輝きを見せるだろう


対岸が良心か?
それはそれは
隠蔽が正義か?
それはそれは

卑劣な傲慢、悪質な歪曲
野原を駆け抜ける風は
無為に費やされる陽射しに
彼の耐え難い屈辱に
眉をひそめて無言のうたを踏むだろう

ああ醜悪な王よ
無知の極みが産み落とした
脆弱な君よ驕るなかれ

神々に築かれた地平線は
虚飾と欺瞞こそを追放する
蜜の滴りなのだから

花咲き誇る丘へ
辿り着けなくとも雫をと
放浪者らが真摯に紡いだ細糸

それら儚くも愛しき詩情を
根拠なくねじり歪めた愚者になど
彼の旅路は永遠に見出せぬ摂理

ああ卑劣な王よ
模造した偽りの安酒に酔いしれ
気ままに微笑むのはご自由だ
だが其れら全て
偽りで形作られた醜い箱庭を
ゆめゆめ楽園と騙るなかれ

貴方は 砂塵の一粒さえも お解りではないでしょう?

2009/01/20 23:15 No.304

リスタル ★N4hwt1VEGVQ

AmbuΡsia貴方の音じゃ
乱渦に響くEruswo-まで
届きはしない

だから
石畳みたいに声を敷き詰めて築き上げて
火照る柔肌の奥底で溶け崩れた苺色の心
だけどそんな稚拙な遊戯で何が解ると言うの?

ああ歪み汚された星屑の人形達
可哀想に唯一残されていた価値さえ
偽りの解釈という絵の具で塗り替えられて
神々に愛される権利さえも奪われた

たとえ苦しくも困難な旅の中でも
貴方達が正しく進めるようにと……
長い時を費やした最果ての地で
再び出会える約束の道標にと……
与えられる限りの想いを込めたけれど
そんな微かな希望さえ卑劣な運命は赦さなかった
解釈の自由の名のもとに穢された星屑の≪詩情≫

門から弾かれた僕の光……
嗚呼もう楽園は開かれない
橋から落された僕の星……
嗚呼もう楽園に近づけない

在りし日に重ねた歌声は奪われ
騙られた貴方達は
花の咲かぬ隔てられた荒野を彷徨い
どんな奈落へと歩み続けるのだろう

願わくば水底に棲む蒼き魔物よ
せめて憐れな彼らに嘆きの歌を
心に吹き荒れる絶望よ鐘を鳴らせ
僕の慟哭を彼等の痛切な悲しみを
一欠けらでも愛という嘆きが届くまで
竪琴よ緑石に沈みゆく彷徨を
今宵ひときわ高らかに奏でるが良い
月が照らしゆく彼等の旅路
そこには既に廃墟と残骸しか無いのだ……

2009/01/21 00:30 No.305

リスタル ★1RvPHFMsHDM

君の丘と僕の海が交わる場所に
大空は蒼く広がるだろう
僕の溜め息と君の足音が重なる瞬間に
旋風は翼が回すと信じるならば
今は出会えぬ運命を嘆くことより
ただ歌う為の爪弾きを望もう
堕ちて巡る貴方へ捧げた永久の恋情
音ならば響くだろう色ならば残るだろう
たとえ再び触れ合えぬ指先だとしても
狂おしい愛欲は琥珀に煌きながらも溶け崩れ
ゆらめく乱舞の果てに其れは一輪の薔薇となる

+++++++++++++++++++++++++

茨は騎士が残した剣
幻想を滲み込ませた夢に包まれ彼の王は眠る
やがて目覚めと共に訪れる新たな旅路は
何色に煌く銀河を目指して瞳を灯すだろうか

2009/01/21 22:08 No.306

リスタル ★1RvPHFMsHDM

のぼり続ける男 
くだり続ける男

遠ざかれば近づき
近づけば遠ざかる

ここは騙し絵の階段ループする
メビウスに似せて造られた箱庭

昇り続ける彼は歌った
降り続ける男への愛を
下り続ける彼は知った
上り続ける男への愛を

そして薄暗い月明かりに微笑み
彼等は瞳を伏せて両手を差し伸べた
ゆるやかな旋律を頼りに前へ進むなら
捩れた階段に惑わされず彼等は辿り着くだろう

それは繋がる指先が奏でた歓びの楽譜
嗚呼、其処に扉は無くとも梯子は無くとも
大地を駆けるAつの新しい足音を伴奏に
君は微笑みを空高らかに僕を奏でるだろう


+++++++++++++

SIDE  竪琴

2009/01/21 22:38 No.307

リスタル ★hOriE9v6QLY

歌うように落ちて
ゆれる薔薇の香り
愛しき人に贈った≪花束≫
悲しき人に送った≪花園≫
……届きますか?

夜霧に紛れた問いかけに
あの星は黙って微笑んだから
積み重ねた花びら蒼い煌きの階段は
誰も昇らせずに永遠を待つだろう

だから銀に燃えるカフスを右手に
君が歩み続けた日々が楽園と呼ばれるまで
僕は広がりゆく朝の空に歌を飾ろう

2009/01/22 21:48 No.308

リスタル ★XsEyC.B0wkM

面影は
剥げ落ち

美しきは
色あせ

黄金は
朽ち果てる

あまやかな音色は
歪み
醜い雑音を響かせた

心揺らした愛しさは
枯れ荒び
最早なにも感じない

きもちひとつ残せず
骸骨と成った君の

あしもとに―――せめて別れのくちづけを

常世の世界で王となるのでしょうか

それとも
ただ冷えた灰色国で

桟橋に佇む君へと僕が手を差し出すのだろうか

骸骨と成った君に
…ほんとうに?

本当に、そんなものを
人は愛せますか。

ああ、美しい友よ

もしも貴方が
芳しき花園に着いたなら
僕の恋が冷める前に

今すぐ門を閉めて欲しい

どうか門を、とこしえに。

醜悪に汚れた君を
それでも愛し続けた道化に
想いさえ捨てろと告げるなら
それは毒より痛ましい

+++++++++

今回ちょっと辛口を書きます。
今まで書いてきた私の詩について

いろいろな言葉を使って詩を書いてるので
意味が曖昧なとこもあるかもしれませんし
もともと
詩は解釈の自由があると思います
ええ

解釈は自由です。

けれどそれが「正しい解釈」ではないのに
あたかも「この意味が正しい」みたいな書き方をされて
私の詩は傷つき汚され壊され、もう元の面影を無くしました。

私の詩は比喩ではありません
それは一つの物語であり、命であり、世界です
が脆弱です。

解釈の自由はあくまでも
「無数に在る解釈のうちの、ひとつの解釈」
というだけであり
「〜という見方もありますね」という表現が望ましい
それを「…だ」という風に書かれた瞬間
簡単に汚されてしまう弱い存在です

だからこそ、壊された私の詩は
もう醜い汚れた
前とは違う存在に思えます

私はそういう扱いをされた自分の詩に対して
怒ることも、相手に謝罪を求めることも出来ません
この無力さが悲しく、自分自身が腹立たしい

壊された私の詩達、
それでも在り続けなければいけない貴方たちが哀れです。
けれど、どれほど汚され壊され見る影もない存在に堕ちたとしても
作り出した者として私は私の詩を愛しているのだから
作り出したことへの謝罪と、出会えた事への感謝を。

ただ
一回なら我慢もできた
けれど二回、三回と続き
今もまだ止まって居ないという、この屈辱!

私が詩を書くたびに、私が書いた詩が壊されてゆくのなら
私が今後も詩を書く意味は無いような気がします。

どうせ誰も見ていないのだろうし
どうせ誰もその蛮行を止めないのだろうし
ならば、
もう詩は書かないほうが良いのではないかな と思いました。

うん。

2009/01/25 11:02 No.309

リスタル ★r4dlATFFpwA

王の足に裏切りの口づけ
そして永遠から追われた僕らは
吹きすさぶ嵐に哂い
荒野で月を咬むだろう

うたわれた薔薇ほど
おぞましい花は無い

塵と化したなら喝采を

こぼれ堕ちる星屑
揺れ惑う駿馬の嘶き

さあ夜と朝の乙女達
艶やかな幕引きと
参りましょう

+++++++++++++++

薔薇の棘に指を穿たれた女神は
悪徳と淫惑を味わい尽くし
愛を虐げ正しさを歪め
破壊を悦ぶ冥府の王へと堕ちたが

はたして黄泉にて奏でる銀枠の竪琴

艶やかに鳴る蒼い爪弾き其れは哄笑と哀哭
吹き荒れる仄ぐらい騒音其れは慟哭と嘲笑

聞き分けるだけの知恵が≪彼≫には在るか?

無限の果てに手を伸ばせるならと
扉に踵を滑らせて鍵を掛けた
いとしい世界を探す両目は
有限の果てで愛を見た

輪舞に廻り振り仔は踊る
花びらを咲かせ音を散らし
泣き叫びながら柱時計達は夢を描いた

誕生と破壊と改変を繰り返して
僕は何所へ彷徨うのだろう

ようこそ楽園へ!≪王子さま≫いいや≪お姫さま≫
爛れ広がる紅蓮の焔……新しいドレスの着心地は最高かね?
ようこそ楽園へ!≪王妃さま≫いいや≪国王さま≫
黒く濁った薔薇は先ほど煉獄で摘んだばかり
みずみずしく美しい傲慢な花びら……良き侍女となるだろう

荒れ果てるが良い
何一つ残らぬ砂漠の奥底で
深く眠れ業に濡れた悪徳達よ
逆さまに映す水鏡
どこへとなりと影は付き従い
決してその罪からは逃げられぬ

ああ全てが終わったなら
君に弔いの鐘と涙を零そう

ほんとうに心から大切に想っていた僕のエリス
全てを壊し尽くした後は君の隣で真実を爪弾こう

綺麗だね
きみが残した旋律を覚えているよ
綺麗だね
きみがくれた楽譜の続きを書こう

心配ないんだよ
きみが託した最後の音符を僕は歌おう

其れが闇に沈む葬送曲へ変えられても

深淵で燃え続ける星屑の煌きまでは僕にしか奪えない

2009/01/25 17:53 No.310

リスタル ★s9fE9amRJE2

勝手にしろと君は微笑み
両足に飾った黒い宝石たちに
無粋な音楽を歌わせるから

お望みどおり
勝手をさせて貰おう

先ずは指先に本物の花束を
お次は両足に本物の大地を
最後は御心に本物の自由を

これで宜しいですか?
高潔にして至尊にして麗しき
最愛なる我が陛下



+++++++++

>>309は、どこまでが詩なの?」と迷われたら
どうぞ其れさえも貴方のご判断に任せましょう

真実など、正義の前では夢にも等しい脆弱な存在

だからこそ煌く真実を艶やかな理想を
貴方が生きてゆく世界は
其れだけで神話よりも美しいのだから

2009/01/25 21:03 No.311

リスタル ★s9fE9amRJE2

空を見続けた瞳は雲を誘う風の行方さえ知りすぎていて
涙をどうやって止めるか乾かす術だって解りすぎている
だけど寂しいんだよ其れは悲しいんだよ其の努力は
だから傷つくことが恐くても癒す術を勝ち取ろうと歩む両足へ祝福を
痛むことが恐ろしくても座り込む弱さを憎んで叫び続ける唇へ音楽を
希望とは絶望に味付けされた煉獄の果実だと微笑む眼差しに
暗闇の中で尚も夜明けを目指して羽ばたき続ける鳥の軌跡を渡そう

≪すべて≫は彷徨う君に捧げる僕の≪ろんど≫

海を眺め続けた瞳は雨を運ぶ霧の在りかを求め過ぎていて
溜め息が与える心への辛辣な痛みと甘さに酔うことも出来ない
もぎ取れない果実は大地に捧げた祈りだと誤魔化して願いを諦めるなら
掠め攫おうと滾る欲望さえ自らに許せず身体に灯る熱を喘ぐのか
永久に解けぬ罰など在るものだろうか牢獄指輪は神々が持つ特権と手放し
永遠に解けぬ問い掛けに縛られた者は賢者であれ愚者であれ知識の奴隷
だけど悲しいんだよ其れは寂しさが運んでくる最後の結末は
だから欲しがってよ其れを与えられる以外の感情が願う何かを
無邪気に歌う唇が花を咲かせ風を流し海に月を揺らすなら原始の煌きは其処に在る
知覚された支配空間で多数の自由を瞳に映して空を讃える喝采の内に幻想は息づく
歓喜とは慟哭の果てに誰もが抱きしめようとした勝利に灯る刹那的な炎
暗黒の空に確かに光り続けている惑星を見定める視線の奥底に漂う星屑

……だから君は≪しあわせになって≫良いんだよ

2009/01/25 21:46 No.312

リスタル ★s9fE9amRJE2

煉獄から来た影は彼に微笑む≪楽園へ戻りましょう≫
だけど其処に門は無いのだ舟は無いのだ何所にも最初から最後まで
煉獄しか知らない影は手招き誘う≪遠ざかる楽園へ急ぎましょう≫
だけど其処に海は無いのだ森は無いのだ一陣の風さえ吹かない水面境界

焼き尽くされ琥珀色に溶ける砂漠で月を仰ぎ続けた少年は
闇に何を感じ何を見出し微笑んだのだろうか≪煉獄へ戻りましょう≫
枯れ果てた葡萄色に蒸発する荒野で星の種を摘まみ道標にと携えたまま
理由さえ解らずに彼は信じて微笑んだのだろうか≪遠ざかる煉獄へ急ぎましょう≫

花が咲けば美しいでしょう音楽が響けば楽しいでしょう
美しい僕の夜空あなたが居る庭ならば寂しくないでしょう
仮令そこを楽園と呼び煉獄と呼んでも奥底で眠る真実は何一つ変わらない

2009/01/25 22:03 No.313

リスタル ★s9fE9amRJE2

たとえば僕は弱いから
自分が誰かを傷つけないようにと
これからも色んな願いを諦めてゆくだろう
君は悲しいと泣いてくれるけど
ほんとうに大切な理想は何一つ手放して無いんだ

昨日の誰かが居ること笑ってること
朝が来て夜が短くて明日が続くこと
大きなものは守れなくて
広いどこかまで手は届かない
だから視線で見える範囲ぐらいは
当たり前で良いから笑顔が良いと願うんだ
怒ったり 泣いたり 騒いだり 沈んだり 忙しいね

いまじゃなくても構わない
振り返ったときに
君は昔の自分達を眺めて微笑むだろう
あれが幸せだったんだなぁって ひとことで いい
僕は本当に単純だから
たとえばそんな一言だけで
手放した全てを取りもどせるんだ

2009/01/25 22:25 No.314

リスタル ★s9fE9amRJE2

迷宮を転がる無数の糸を手繰って
きらびやかな自由と残酷な希望を魅せる指先に頬を添わせ
愚かな罪だと解っていながら酔い痴れた
永劫に叶う筈もない夢だと囁く闇に耳を塞いで
あまい誘惑に溺れて馬鹿な嘘を誠実な約束だと勘違い
本当は解っていたけれど望んで騙された
裏切られる末路まで知りながら微笑んだ

斯くしてトランプは裏を返して
赤と黒が刻む乱舞は幕を閉じて
小さな数字従者等は城を求めて
大きな支配数字達は門を開いて

それらは歌詞に可視を告げて
在るべきモノを在るべき場所へ誘う梯子
それらは河岸と河岸を接げた
有るべきモノを持つべき主君に託す架橋

さみしさが孤独ならば
何故その涙は温もりを持っている?
かなしみが孤高ならば
何故その吐息は優しく肌を揺らす?

私は選ばれぬカードが欲しかっただけ……

滴を知らぬ陽は人に
雫を抱える灯は空に
涙を癒す言葉は地に
おちてめぐり何時か花を咲かせるだろう

例えば其れは失われた約束
喩えも消えた埋もれぬ制約

リスクを背負いながらも真実を求めるならば
幸福は孤独の水底から引き上げられる時を待ち
幾千の夜を重ねて色あせず煌きを続けるだろう
その真珠は度し難い希望は誰が沈めた涕かと
尋ねるならば心は静かな問いかけを灯すだろう

謎とは真実へ向う川の奔流
疑問とは解答を孕んだ果実
さればこそ君の仮定は既に車輪を回し始めた

止める術を持たぬ両手は
動き出した運命を胸に宿し
正しき方向へと進むより他は無い

美しいひとよ
いつか足元に満ちる答えが
願わくば光に満ちた音階を弾かせるまで
どうかその瞳が映す全てが
悲しみに秘めた優しさを見落とさぬように

そもそも始まりは愛だった
全ての糸を振りほどいて君に地上を返そう
裏返した絵札が≪裏切り≫でも正しく意味を読み解いてみせよう
ありがとう出会えた事まで憎まずに生きてこれたこと
最大の幸福だと微笑んだ綺麗な幻想を覚えて闇に浸されよう
だけど其れでも身を焦がす慟哭までは消えないでしょう
呪われた王子と恐れられ哀れな皇女と蔑まれても
そこに私の真実は無く嗚呼ただひとこと≪アリアドネ≫と君が
名づけてくれた最初で最後の響きを胸に私は何時までも 此処に

いずれ誰かが牢獄を破壊するだろう嗚呼そこに自由の空は広がるだろう
そして誰かが鐘楼を撃ち鳴らすだろう虹の果てまで響き渡る音色が私の挽歌
蒼き魔物と崩れ堕ちたなら深海で泡と共に歌い続けよう

2009/01/26 21:11 No.315

リスタル ★s9fE9amRJE2

在りし日に
君が黒鶫と歌った庭は
荒れ果て

屍肉の炎が
揺らめく中に
千切れた花が舞う

傷つき
汚され
壊された

愛しい人形達は
涙すら奪われ

くちびるは
嘆きの痛みを繰り返す

煉獄で
檻を紡ぎ
悪徳を
孕まされ
害虫に怯えながらも
伸ばし続けた手に
光は触れず
焼けた鉄の
紅い絶叫

姿を隠して
楽園を煉獄へと
堕とし続ける
緋色の乱舞

哀れな彼らの為に
私は最後の歌を奏でよう

柘榴は地に
比翼は空に
煉獄は闇に
繋がれるなら
門よ永劫に此処を閉ざし

もうにどと
もう永遠に

彼らが
一つきりだって
これ以上の傷を
負わずに済むように
私は最後の詩を紡ごう

au revoir …… さようなら



++++++++

と、いうわけで
これが最後の投稿です★
今までありがとうございましたー♪さようなら♪♪

2009/01/27 23:36 No.316

Ra3ne ★s9fE9amRJE2

琥珀の天球を浮かばせ煌く彼方
かぐわしい水平線を愛する少女は
誰よりも自由に野を駆け廻り――
そして刹那の豪雨で奪われた

慟哭と悲痛が嵐となって吹き荒れる中
もはや冷たくなった彼女は静かに眠る
唇が物語を紡ぎ言葉を飼う檻ならば
空を映し涙に揺れる瞳を花に喩えよう
暗闇に沈みゆく蒼い薔薇は
悼みの雨に濡れて未だ蕾を開かない
しかし其れは心善き別れの歌
だから其れは哀れな少女へ捧げる惜別の花園
けれど訪れたるは聖者気取りの道化師
追悼の真似事を始め偽りばかりを振りかざす

曰く――

――彼女は空を舞う鳥を愛し――
――彼女は私と手を繋ぎ楽園へと導き――
――彼女は美しさを心に愛し――

黒い列に並ぶ人々は揃い揃えて眉を顰め
軽蔑と苛立ちの中で互いに囁き交わす

恥知らず……
何も分からぬ愚か者……
お前こそが死神のくせに……

人々は知る
あの醜い道化師の真実
愛の名の下に彼女に泥を投げ
服を盗み自ら其れを着飾り
嫌がり手を払い逃げる少女を追い続け
美しさを賛美しながら盗みを繰り返す
彼は卑劣な盗賊

だからこそ
それはまるで
決められたかのような結末

通りかかった旅人が
道化師の言葉を聞き終え
「そうなのですね」と
呟いた刹那

歓喜に震える道化師の瞳を侮蔑
はっきりとした沈黙こそが拒絶

宙に舞う棺
岸壁へと駆ける黒の群れ
唸る奔流の渦底へと
かれら揃い揃って身を投げた

++++

深い夜よりも濃い黒の外套を脱げば
焔が映し出す揃い揃って旅人と同じ顔
闇の蜜に指を浸しながら
紅い瞳を開いて少女達は笑う

きゃはははははははははは

永遠に無知な道化師
己の恥も解らぬ罪人
お前が紡ぐ偽りなど
果たして誰も聞きはしない!

空高く響き渡る哄笑の渦に囲まれて
眠れる少女は起き上がり蒼い瞳を瞬かせる
それは美しい星屑ああ懐かしい微笑み
愚かな道化師から逃げ延びた彼女は
あまい花の香りに囲まれて歌う

……およしなさいな貴女達……

恥知らずな道化師など
もう裁く価値さえ無いのだから
私達は奈落で楽しく囀りましょう?


+++++++

古き詩人へのレクイエムは
冥府にて響くオラトリオに成り得るか――否
朽ち果てぬ煌きが詩に宿り続ける限り
その雷鳴は罪人を裁くだろう

+++++++

リスタルさん
こんにちは&お久しぶり&お疲れ様でした★

2009/02/22 05:18 No.317

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

山に金の粉が降り
川に銀の雪が舞う
焔を踊らせ人は野を渡り
君は鈴を鳴らし花を摘む
幸いは山の彼方などでなく
今ここに溢れ煌めくと
絡めた指に僕等は誓おう
全ての別れはこの日の為に
望むなら最初にくちづけを


++++++

おまえは誰だよ?という問い
…まあそんな質問来ないでしょうけど
(っていうか、誰も読んでないだろうしな。はっはっは!)
おーけいひとりごとオーケイ孤独ひゃっふう
さておき

お前は誰だよ?
えーと。簡潔にいうとリスタルであってリスタルじゃない
リスタルという詩人の作者です。
リスタル klein カレー など(ちょっと忘れた)
まあそういったPNで詩を書いた人間です。

は?何言ってんの?
ですよ、ねー

別に多重人格でも電波でもなく
最初っからそういうスタイルで書かせて貰ってました
「じぶん」としてではなく「じぶんの小説の中の登場人物」として
詩を書く、という
もちろん「登場人物」である以上
破綻した時点(たとえば必要以上にリアルに近づきすぎる)(例:詩の解説以外での日常雑談が増える等)で
消えるということを彼等の寿命にしていました
リスタルに関してはちょっと特殊で「既に消えた人間の残像」というスタイルだったので
壊れて消えてゆくような、
彼女自身を詩に同化させて終わるというスタイルにしてありました

思えば「自分が作り出した小説の人物に詩を書かせることは可能か」という
何の計画性もない状態から始めた試みが
結局すべての人物が「消える」という結末を迎えたことは
何か意味があるように思う

永遠はやはり生きているものの特権なのかもしれない、というような
あいまいな仮定論にすぎませんが。

再び最初の「わたし」として来ると
とても――ただひどく懐かしい。
彼らは彼等であって私ではなく
きっと試してみても同じような詩は書けないのだけれど
やはり確かに私の一部分ではあったから
とても懐かしく愛しい

新規でスレッドをたてるべきかとも思いましたが
記事が残っている以上
もったいないですしね……
覚えてる人もいないだろうから
使わせて貰おう

ええと言い訳まだ終わってないね!
「なんで今まで通りキャラで詩を書くことをやめたのか」
うーんと ぶっちゃけ 飽き…いやいや!狭くなったからです
やっぱりね自分で書いた方が色々と楽……いやいや!やりやすいから

あと…リスタルを消した罪悪感が大きすぎた
主人公の奥さんの「影」という役割で出したので
思い入れがはいってしまってた
最初から決めていたことでしたが
それでも消えたときは心に穴があいた気分だったし
今もとてつもない喪失感です
名前を見るだけで暗闇に落ちてゆくような悲しみが広がる
不思議なことに、どの詩人も消える寸前まで
なんとか消えずに存在し続けようと足掻いていました
たくさん詩を書いてみたり、詩で崩壊を嘆いたり
恨み言にも思える詩や
喪失の果てに訪れる暗く寂しい場所の詩などを書いたりと
それぞれが、それぞれの方法で
詩人として存在し続けたいともがいていました
その足掻きが
本当に苦しく耐えられないほど辛かったのです
なので私の小説における「死神さん」の詩を最後に
自分のキャラに詩を書かせることを辞めました

というわけで、
まぁ自分の詩ぐらい自分で責任もって書けよという
そういう基本的なスタンスにようやく戻ってこれたわけです

…というかんじ

私にとって今までの詩は小説の一部分でした
「嘘」は書いていないけど人格などは
どうしてもキャラでしかない。語弊があるかもしれないけど「わたし」とは
やっぱり少し違う。いや私なんですけどね、難しいなぁ

雑談で会話をさせていただいた方への愛情や親愛に嘘はありませんし
日常生活のコメントなども私のものです
ただ思想などはやはり「PNのキャラクター」のものだったので
私にはわからない部分があります。
詩の意味とか、詩のテーマとか、そういったものの
ほんとうに深い部分まではわからない。自分で書いてるから解説は出来るけど
感情という点になると、無理です。

彼等と同じ詩を書こうとしても、無理。
まあそれがせめてもの彼らがいたという証なのかもしれないなぁと
そんな風に思います

やれやれ長くなった!削除対象になりませんように!

6年前 No.318

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

誓えと望むなら何度だって
神様にでも世界にでもなく君だけに誓うよ

明日じゃ少し遠すぎるし
昨日じゃ少し手遅れなんだろ
今じゃなきゃ意味がないなら
心臓が破裂する寸前まで足掻いてみせる
だから信じてほしい
神様でもなく世界でもなく
誰よりも君を守りたがっている僕を

このまま消えてしまう何かに怯えるよりも
残してしまった傷跡を嘆くより先に
手を伸ばして指を掴んで伝えたい
だって愛しさはそういったものだろう

本当は
君のいない世界なんてどうだっていいと
呟けてしまう僕に誰よりも先に気づいた君が
仕掛けた卑怯な罠だと感じていたけれど
僕が皆と生きて笑う明日を幸福だと君が望むなら
そうしてほしいと君が願うなら
騙されてやっても良いと思ったんだ

魚は鳥になれない
月と太陽は溶け合えず空は海に戻れない
そうしたふうに作られて――僕は僕だ
君になりたかった君と溶け合いたかった
だけど愛したかった愛していた愛してる愛しているんだ
だから君の願った今日を僕は生きてゆくよ

見えない掌を伸ばし続けるよ
いつか指先を絡めて君が微笑み返してくれるまで
この白い布を隔てた場所で僕は待っている

+++

恒常性 そのいち
やっぱり好きに書けるって最高だ!
某所に書いたホメオスタシスが消化不良だったので
がしがしごりごり書いていきたいですなっ
いやこんなことしてる場合じゃないけどね、うん
やっぱり詩はいいね詩は最高だ愛してる

6年前 No.319

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

ゆらめく水面が遠く
動かした指先が泡を作って
かすかにふるえる唇を
舐めとろうと舌を出した

こんなふうに
君に落ちて揺れて沈んで
もっと深い場所まで一緒に潜れたら
何も恐れるものなんてないんだ

ふれないでと
喘ぐ視線が躊躇っている理由を
もう知ってしまったから
逃げないし抱きしめても良いだろう
ぬくもりは君がくれる
優しさを返し続けよう

きっと
愛し合うために出会ったんだ
たとえそれが男女でなくても
意味はあるんだと笑い飛ばすよ
だから迷って良いさ否定しても
繋いだ指先を離さずに
なんどでも
君が望む以上に君が僕の全てだ

そういえば
よく似たおとぎ話があったっけ
だけど

君の声が奪われたというなら
僕が海の底まで潜って取り戻そう
君の足が痛み続けるなら
僕が両手で抱きかかえて踊ろう

強くしなやかな君は
痛みを抱えて歩くと言う人だから
手を繋がせて体を支させて隣を歩きたい
たとえどんな美女が現れたって
誰よりも愛しく僕が選びたい相手は一人だけだから
泡になれというなら僕が海になるだろう
風に消えるというなら僕は空になるだろう

だからそばにいさせて

6年前 No.320

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

気づくと日差しを浴びながら
ガラス瓶の中で泥は土と真水に分離していた
とうめいな揺らめきが光を含んで
まるで星のようにキラキラと煌めいて
気づくと僕は泣いていた

彼でないものは永遠に残るだろう
どうか忘れないでと託された思いだけが
淡く瞬く記憶と共に
時に浮き上がり普段は沈黙して
ずっと心を漂っている

それはさみしいということだ
何よりも誰よりも激しく
僕に僕が孤独だと教え込む切っ先だ
そしてその熱いほど冷えた氷の感情だけが
愛されたという証になるのだろう

6年前 No.321

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

コールタールと言うのだろうか

いっそ美しいとさえ思える
漆黒の鴉を思わせる黒い水たまりの上
ぱしゃりぱしゃりと
音を弾かせて
それは誘うように跳ねている

白い足の指が
まるで遊ぶように試すようで
砂糖菓子みたくあまい味がしそうで
舐めたら彼は嫌がるだろうか
それとも片足を差し出して来るだろうか

手を伸ばす
遠ざかる
どうしてと呟いた僕の声は
自分が思っていたよりやわらかく
何故か動揺を隠せない

どうしてと
からかうように問い返す彼の声が
黒く沈んだ空間で
ことさら涼やかに反響する

見つめ返す視線が濡れているのは
僕を映しているからだろうか
チェス盤で揺れ動いた駒が一つ消え
傲慢な君が優雅に微笑む

6年前 No.322

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

丘を越えて虹の彼方
エメラルドをあしらった
並ぶ木立が見えますか
遠くで煌めくあの蒼は
サファイアとでも名づけましょう

遠い汽笛が聞こえても
まだ一年は遠すぎて
船は港に着きません
薄暗い霧に包まれて
あの青年はひとりきり
永遠を彷徨い続けてる

運命が結わえた伝説は
はたして喜劇か悲劇かと
花売りの子供らが歌ってる
それは貴女もご存じで
傲慢な彼を戒める
永劫に続く呪いとも
その美しさゆえに囚われた
生涯拭えぬ祝いとも
騙るは易く欺瞞に満ちて
およそ真実からは程遠い

嗚呼どこまでも霧深い
夜を孕んだ冬を背に
漂う沈まぬ彼の船が
叶わぬ恋を歌ってる
憐れんだが故の采配と
騙るには未だ早すぎる

彼が愛した死神は
私の兄であったのです

6年前 No.323

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

世界が壊れれば
僕と一緒に来てくれる?なんて
なんども尋ねようとしては
君の視線に言葉を忘れて出来なかった
きっと否定されて笑い飛ばされると
心が先に分かっていたからだ

生と死が溶け合う命
それが世界を作る足場なら
築き上げられた城の重さに
自ら崩れ落ちたとしても
なつかしい土に還るだけのこと
何も悲しくない
そう言い聞かせていた

永遠は決して手に入らない幻想で
それは今日の苦しみを紛らわす為の
子供だましな偽薬
そう思い込んでいた

消えゆく命が悲しいと
君が流す涙を見るまでは
誰かの為に簡単にすべてを差し出して
痛みを背負い続ける背中を知るまでは
僕のすべては僕だけのものだった
君に出会うまでは

どうしてだろう世界は何一つ変わっていないのに
今この心は初めて産まれたみたいに波打っている
彷徨い続けていた気がする
ただひとりだけの為に生きる理由を求めて
孤独の果てに行き着いた温もりが
いま何度でも生きろと叫んでいる

君が望むなら
この手は剣となり
この体が盾となる
世界は壊れない
君が僕と歩いてくれるなら
それだけが理由になる

生きるっていうことは
時にどうしようもなく身勝手なんだ
だからこそ
自分じゃない誰かの為に生きる君を
愛さずにはいられないんだ



****

BL版ラプンツェル
小説で書きたくなったので
前置き的な

6年前 No.324

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

死んだ女の幻影が
ゆらめき石畳を渡り
僕を違う名前で呼ぶ
そのくちづけに
目を閉じれば死に至るだろうか
それとも
冷えた髑髏を盃に
月光を飲み干すような遊戯だろうか
あの死神は幼く
まだ本当の孤独を知らない

暗闇の中で
目に浮かぶのは
あざやかな太陽で
絶望の果てに
導き出される答は
いつだって人間の力強さだった
生きる為に死を求めるのは間違っている
僕たちは今
こんなにも確かに生きている
目を塞ぎ耳を閉ざし
ただ気づかないでいようと
かたくなに蹲っている弱さを
どうか児戯だと詰らないで

ゆらめく石畳に指を広げ
脆弱な死へと唇を寄せる
どうか諦念が全てを包む前に
出来るだけ多くの道を探せますように

凍えたこころの中に
また幾度も微かな焔がともる
その温もりが何度でも死を溶かし僕を生かす

闇に響く君の名前
ただひとつだけの僕の命


+++

ラプちゃんver.
受験終わったら書きたいなぁあ

6年前 No.325

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

かなしい時代がありました
繰り返された問いかけは
山の奥に埋めました

さようならは
お別れと
悲しい響きの歌でした
さようならと
告げるたび
もう戻っては来ないのです

黒い蟻が一斉に
逃げ出してゆく路地裏を
夕暮れを背に佇んで
少女が静かに眺めてた
あんなに小さな両手では
落とさず歩くことも難しい
きっと全部は抱えれず
大きな声で泣いたでしょう

わんわんわんと響く声
どうか犬であったらと
布団の中で呟いて
ああそうか生きている
残っているのは人間だけと
悲しく君が咳をした
それはかなしみだけが深々と
胸を穿つ日々でした
それでも
狂おしいほど
たまらなくいとしかった
手放せば会えぬというのに
君は行くと微笑んで
ただ見送った僕を
誰もが愚かだと詰り続ける日々でした
得たものは全て失い
二度と与えられることもなく
ただ
返せと響く怒声を
受け止めるしかできなかった
奪われ
盗られ
失い
壊れ
朽ちて
腐り
追憶さえ汚された

ならばどうすれば良かったと
絶えず繰り返す問いかけを
山の奥に埋めました
あれは不思議な場所でして
嵐になぎ倒された幹からは
新しい芽が生えてくる
土砂を巻き込んだ大雨は
やがて美しい水となる
きれいな鳥を見たでしょう
あれは山が産んだのです
たとえ業火が焼きつくし
皆残さず灰となり
そして黒く染まっても
ぱちりぱちりと鳴りながら
新しい芽が生えてくる
あれは不思議な場所でして
誰もが恐れ愛してる
そんなところに埋めました

僕は君の手を取って
本当は逃げたかったのです
どうか行かないでと声高らかに
ただそれだけを願えたら
こんな愛は知らないまま
何も出来ずにいたでしょう
君は笑うでしょうけれど
僕は本当の本当は
それだってよかったのです

君と生きられるのなら
それだってよかったのです

本当に
おそろしく愚かな時代でした
君と出会えた日々でした

しずしずと
ながれてゆく船を
横目で見ながら今も僕は
ほんとうは何が欲しかったのかと
考え続けています

目の前の
このひとが
お前は何が欲しかったのかと
繰り返し聞いてくるのです
その答えは山の奥に埋めたのです

神話にもならず忘れ去られてゆく過去と
永遠に答えを得られない矛盾した問いかけは
すべてが
ああ
そう
あの山は
遠くにばかり眺めていた
緑のどくどくと脈打つすべては
この掌
いわゆる僕だったのかと
閉じた目から流れる熱い温度を感じながら
ぼくはちいさく咳をして

雪のような視線でみている
ああまるで月光は彼そのものだ
凍てついた優しさに指先を伸ばし
泣いているその両手を
壊さないように握りしめたけれど
ごめんなさい
もう感覚はないのです
僕の両目は君を映していますか
僕の両手は君を掴んでいますか
僕の声は今なお響いているのなら
ああこの独り言が独り言にならずに済む幸いよ

僕の冬
永遠に隔たれるであろう
僕と人々の愛した君に
届く言葉があるのなら
いくら繰り返してもきりがない

何時か色々なものが反転するでしょう
さよならが出会う約束として響き
喜びに溢れた時代を誰もが生きる時
もうそこに僕はいないのです
今ここに彼がいないように
何もかもが早すぎて
駆け足で奈落へと落ちていったのです
それでも君は僕であり君であり変わらぬ弟だから
永遠に
それだけは彷徨い続けなくても手に入る答えなのだから
山の奥に埋めなくてはいけなかった
決して壊されてはならない僕達の約束なのだから
ほんとうはもう
何も悲しくはないのです

ほんとうに苦しく耐えがたい一夜は
遠く離れたどこかに置いてきたのです
これからはただ
長い旅をするだけなのです
それこそが
もう寂しくて悲しくて酷く凍てついたことなのです


この痛みこそが
確かに愛された証なのでしょう?

6年前 No.326

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

銀色の蝶が揺らめいて
さらさらと川音がする
遠い昔に眺めた笹舟は
蒼い海へ行けただろうか
先ほどまで荒れていた空気が
今は嘘のように凪いでいて
翳った月みたいな眼差しが
じっと僕を見ている
ねぇ貴方は知らないだろうけれど
人は幸福を味わうことが出来るようで
あまくあたたかな感情に包まれて
僕は寒くないですよ

どうか雪は
もっと激しく吹雪いて
乱暴に戸口を鳴らしてくれないか
ひゅうひゅうと響く音が
耐えがたい悲しみとなって彼を責めないように
銀色の蝶の羽は
とても紅く染まっていて
まるで春に摘む苺のようだと
僕は笑えただろうか

今は閉じた瞼の裏
何もかもが黒く沈んで
貴方しか見えない





****

高瀬舟に謝れシリーズ

6年前 No.327

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

星屑が垂らした薄布を引き裂いて
幾多もの花が咲き乱れた
ほらここが約束された芳しい大地
石畳を敷き詰めて洋酒を振りまこう
あとはお気に召すまま
君が奏でる物語に耳を澄ませて
そして再び産まれよう

何度でも
君を何度となく失ってでも
僕は続けるだろう
奪われたものを取り戻す為でも
壊されたものを築き直す為でもなく
ただ
互いの指先を絡めるためだけに
ただ、出会うために

海と同じ色をした空に
いつか懐かしい歌を紡ごう
仰いだ視線が
辿り着く約束を探してる
ちいさな子供が祈る願いことなど
叶えるのは容易い筈なのに
誰もが欲望を言い訳に見過ごした
それを罪と呼ばないのなら
欺瞞も怠惰も抱き込んで僕は踊ろう
ほら流された涙に意味が宿るよ
鳥も獣も本質は変わらない
くるっているのは人間ばかりなのさ

優しい声と懐かしい日々
生きる為に僕が置いてきた懐かしい森の中
愛しい母はどうしているだろうか

もえちゃったのは誰のせい?

歓喜と名付けられた蛇の尾が切られ
傷口から喪失という嘆きが響き渡る
地に満ちる悲哀の賛歌を高らかに奏でて
詩少女が月琴を爪弾く
ならば怨嗟は愛憎から産まれるものさ

終わらない争いの羊を
飼い太らせて売る為に
貧困という餌は
育てられ続けた
悲しいのは昨日ではなく
もう遠い思い出
飢えから逃がすために
あなたを手放した
涙を止めれぬ弱い私に
母は約束をくれた

枯れぬ薔薇が無いのと同じ
いつか争いは終わるでしょう
逃げた羊は丘へと歩み
多くの花に囲まれて
誰もが豊かになるでしょう
その時はじめて戻っておいで

熟れた夕暮れを道案内に
飢えた両目がぎらぎらりと
閉ざされた扉を開いては
蹲った小さな背中を連れ出してく
怖いのは明日ではなく
今そこにある孤独
沈んだ朝日を道連れに

泣き濡れた両目がぎらぎらと
開いた扉を閉じてゆく
蹲った背中の大半は
もう手遅れだったから

欲しいなら求めてごらん
与えてくれる手が誰か分かるよ
外は怖いと脅かす顔が怖かっただろう
だけど僕らは一人じゃないよ
飢える必要なんてない!

ほら歩いて御覧よ
木の実が揺れてる川が流れてる
お前たちは生き延びて良いんだよ
産まれることは罪ではないんだ
この森は暖かい場所さ
だから焼かれちゃう前に
彼女だけは連れ出さなきゃ
人食い魔女だなんて大嘘さ
だってほら本当の魔女は
閉じた扉の中でパンを食べていたあいつらさ!
殺される前に逃げてよ≪おかあさん≫
戸口で泣いている僕たちに
扉を開けてくれた貴女が燃やされる前に

ほら僕らがいるよ
全ての道を示すパンくずは
鳥みたいに消してあげる
ほらだから逃げてよ
どうしてなの
何が貴女を縛っているの
赤々と燃える松明
嘘つきな猟師たちが枝を踏み鳴らし
泣いてる僕らを気にせずに
ああなにもかも奪ってく

悲鳴と怒号が降る中で
僕等は一斉に逃げ出した
貴女ではない老婆の手を引いて
それは仕組まれた優しい罠
僕等が誰も恨まずに済むためにと
用意されたか細い逃げ道
ああ
喜んで騙されよう
燃えちゃった
僕らの≪おかあさん≫
焼けた靴をはいて
だけどああ
恨んではいけないと言われたから
僕らは真実を抱いて泣き続けよう
そしていつか
二度とあの焔を見なくて済む世界を
僕らの両手で作り出そう

大好きなお菓子をたくさん
あなたの為に作っておくわ
今日かもしれない明日かもしれない
夜が明けたら愛しい我が子は
扉を叩いて帰って来るかもしれない
だから私は毎日この森で花を咲かそう
今日かもしれない明日かもしれない
草を踏みならぬ鹿の足音に紛れて
我が子が歩いているかもしれないから
あなたの羽根布団を振るいましょう
傷ついた者は癒して
私は毎日のようにお菓子を焼こう
飢えた人よ食べてちょうだい
いつでもたくさん作っているから
そんなに急がなくて良いの
いつまでもここにいればいいわ
壊れたものは直しましょう
奪われたものは育てましょう
失ったものは探しましょう
寒いなら暖かな飲み物を
火傷には冷えた水を
眠れぬ夜には子守唄

どうぞ
欲しいなら持って帰って頂戴
私は何も恨まない
ただとても悲しい
どうかあなたの後悔が
新しい恨みを綴りませんように

どこまでも終わらぬ悲劇にも
やがて終焉は来るだろう
僕らは嘆き泣き喚いてやりすごそう
憎しみは何も産んでくれない
悲しい物語だけが増える前に
僕らがどこかで終わらせよう

吹雪く冬の季節に奪われた宝石を
灼熱に滾る欲望から引き摺りだそう
美しい御嬢さん貴女の傲慢なら簡単な仕事
悲劇の幕間に喜劇を歌おう
影は気紛れに主人から離れて闊歩する定め
永遠が欲しいなら刹那的な情熱を引き伸ばし
海上を彷徨う幽霊船を香しい罠で誘おう
永遠に開かれぬ牢獄の中に罪人を閉じ込めようとしても
そこは永遠に開かれぬ牢獄
開ける鍵は誰かが持ち逃げた
さあ灯台で鳩を飛ばし偽りの太陽を掲げよう
救われぬ悲劇など世界には無いさ

月光が爪弾く旋律が終わり
僕の腕の中で君は未だ微睡む


****

ぐ〜てん☆もるげんっ!

6年前 No.328

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

地球はぶらんこです
ぼくたちはブランコ乗りです
月や太陽は兄さん達の船だから
ゆらゆら揺れてます
僕は
ずっとひとりだと思ってました
お前がいたのにね

砂浜で城を作った
壊れますよと波が言うから
だからさと笑って返す
遠くで激しく岩が砕けては
その水飛沫から
新しい人魚が産まれていた
あれは悲劇になるでしょうかと
貝殻達が首をひねっているので
しらないなぁと僕は笑う
悲劇と喜劇に違いがあるなんて
思っているのは僕等ばかりさ

おうちに帰りましょう
まだそこがあるのなら
消えかけの街灯が言うから
僕は首を傾げた
ねぇ家に帰れと戻れと
あなたたちは高い場所から歌うけど
それは僕に
生きていてはいけないと
いいたいのでしょうか
でも僕は
やっぱり今日より明日の僕を
好きでいたいし他人を愛したいし
なにより息をしていたい
おうちに帰りましょうと
歌う声が示す先は
どうにも墓場みたいな暗闇で
僕は頷きかけた頭を
必死になって横に振って
今来た道へと走り出す
ほら
夜が追い付けないくらい
ただ先へ先へと駆け抜けろ
息をきらして汗を流して
くらりくらりと眩暈がしても
辿り着いた玄関で
彼が差し出す水が
きっと僕を潤してくれる





++++

めるへんに

6年前 No.329

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

風を背中に感じて
空を仰ぐ
蒼と金色が降り注ぐすべての中で
白いうろこ雲が遠ざかってゆく

ああ君に逢える

目を閉じて息を吸い込んで
大きく上下する胸を感じながら
そっと何かを明け渡して
優しさに包まれる温もりを
手放し難いと思いながら
願われるべき瞬きを一回

さようなら

出会いは刹那で
夢か現実かも分からない
孤独を永遠に消し去る方法は
どこにも無いんだ

教えてくれた君の声が
あの日みたいに
僕の耳を舐めるように絡めて
やがて溶け消えた

孤独を一瞬だけ忘れる方法を
こんな時の為に
教えてくれたんだろうか
僕は

ほんとうはもう
何も欲しくないんだと
呟いてしまいたい けれど

ああ君が望むなら
いつか本当に出会えるなら
そこに僕の永遠の幸いがあるならば
生きてゆこう

6年前 No.330

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

いろんなひとが
愛してくれました
誰かに愛されることで
生きてきた人間です
役立たずな人間です

愛されてるとは
本来は幸福なことでしょう
だけど
本当に求める愛し方を与えてくれた人は
誰もいませんでした
それが寂しいと口にすることは
何て傲慢な贅沢でしょう

本来なら私という生き物は
誰からも愛されなくて当然なのです
どこをみたって何をさぐったって
私自身に価値などないのですから
誰かに好まれるなんてことは
夢のまた夢なのです
それでも

私は私が他人を愛するように
他人から愛されたかった
もうひとりで守らなくていいのだと
傷を流しながら涙を流しながら
孤独で一人だけで立ちながら
自分以外の何かの為に
倒れることも諦めることもせずに
耐え続けたりしなくてよいのだと
たったひとりでいいから
言ってほしかった

それは叶わない願いでした
私を愛してくれた人々は
誰もが
私よりも愛する人間を持っていました
私は
私を誰よりも愛してくれる相手を
探しているのです
ずっと ずっと ずっと
だけど
それは叶わぬ夢でしょう

私があなたを
人間だからという理由で愛する以上
この願いはかなわぬことでしょう

なんという矛盾
無条件で愛するがゆえに
どうしようもなく孤独であるとは



****

少年
君は結局
だれかを愛することに怯えているだけなんだよ

6年前 No.331

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

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6年前 No.332

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

彼は背中まで伸ばしていたので
僕が時々それを両手で結うのです
きらきらと掌ですべる
金色と小麦色を混ぜ合わせ彼の髪
まるでそれは歌うように
僕の指先で跳ねたり踊ったりと
すこしもぢっとしてくれないのです
規則正しい寝息を聞きながら
そうしている時間が僕は大好きでした

窓辺で金木犀がサワサワと
語りかけてくる間も
あまやかな時間は幸福そのもので
僕は本当に心地よかった
だから枝葉が目覚めを促しても
そっとくちびるを寄せて聴こえないふりをした
窓辺の植物たちは
朝と夜を繰り返すカノンを捨てては駄目だと
どこか楽しげに歌うのだけど
僕は
規則正しい寝息が
そうすることで永遠に続いてしまうと
知っていた筈けど
どうにも手放し難く
それは彼の唇が
こんなにも暖かなのが悪いのだと
無様な言い訳をしながら
朝ではなく夜の少女に
僕の魂を預けてしまったのです

きっと
彼は千年の眠りから目覚めた時
もうそこに僕がいないということを
当然だと受け止めるでしょう
カチコチと時を刻み始める柱時計の
大きな振り子の裏側に
冷えた人形があることも
そしてそれが僕であるという事も
思いもしないでしょう
だけど
それでも僕は
彼が生きているという事が
どうしようもなく嬉しいのです

夜の少女よ朝の少女よ
だから涙を流さないで
微笑んでいる僕に
かなしんでいると気づかせないで

6年前 No.333

あさ ★vwZtTzdMwt_NFI

勘違いしないでほしいな
男なら、誰でもいいってわけじゃない

そう。あんたには興味ない
警戒心みたいなものをまとわりつかせ
びくびくするのはお笑いだ




6年前 No.334

雪道化 ★dpb9ulW6pc_UqW

世の中の常識とか非常識とかよく分かんないけど

俺がお前を好きだっていう気持ちは俺の中では常識

俺がお前を嫌いになるっていう事態は俺の中では非常識

お前を抱き締めたいっていうのは俺の常識

お前がいない世界なんてのは俺の非常識

何が言いたいかって言うとなぁ……

「そのまんまのお前が好き。」

だから

「僕が女だったらよかったのに。」なんて泣くなよ

お前の中で

「俺がお前を愛しているのが当たり前」って常識が成り立つまで

何回だって叫んでやる

「俺はお前が大好きだ。」

何回だって抱きしめてやる

「お前がいない世界なんて考えられない。」

次の休みは映画にでも行こう

ポップコーンはお前の好きな味で良いから

6年前 No.335

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

あさ様

>>334 の作品
ありがとうございます!
ふぉぉ女王様系…っ、たまりまへん!
ごちそうさまでしたああ^^

--------------------------------------------------------------------------------

視線で全部あばきだしてよ
その汚い地面に何もかも
染み出したレッテルとかインモラルとか?
広げた手で隠すように抱いて

世の中には怖い事だらけなのに
自分自身まで怯えてるような
呑気な足手まといは要らない
どこを見渡したって
嘘や偽善で武装された集団なのに
将来にまで詭弁を弄してるような
役立たずな愚者は要らない
だから地面を踏みしめて立ってくれるなら
一緒に生きてゆこう
いつかは終わる蜜月だとしても
永遠みたく笑っていよう

僕の愛は誰も救えはしなかった
それでも価値はあったかな
貴方に愛して貰えなかった心達に
それでも意味はあったかな

濡れた指先を噛んで
鈍らない視線を見つめ返す
暗闇の果てに光があるって思えるのが
絶望することに飽きたからだとしても

ああ
気分がいい

6年前 No.336

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

雪道化様

>>335 の作品
ありがとうございました!
デートですかっデートですかっ萌えですね萌えのランドですねっ
おおお映画館…ぽぷこーん…かっ可愛い!ごちそうさまでしたぁ^^

--------------------------------------------------------------------------------

売店で女子たちのスカートが
ふわふわと揺れてるのは
神様のご褒美ってやつだろう
こんなにも空が晴れてる訳も
君が一緒にいる理由も
きっと奇跡ってやつなんだ

愛されない事に慣れても
愛されたいと思ったのは
生きることに疲れても
やっぱり生きていきたいと足掻くのと
同じなのかもしれないね
どんなに悲しいことばかりでも
君がいる今日に価値がある
言わないけど
たぶんそれが僕の哲学なんだ

相手を好きになるために
必要な条件って何だろうと
考えたけど難しすぎて
ペプシの泡と一緒に飲み込んだ
しゅわしゅわ弾ける刺激は
舌に溶けてどこに消えるんだろう
たずねた途端に
質問は答えと一緒に
やわらかな体温に抑え込まれてしまった

違うから
そーいう意味じゃねえし

いいけど。

6年前 No.337

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

それが恋だと分かるには
時間は余りにも足りなくて
お互いの熱や声さえ僅かな記憶は
曖昧に夢へ溶けて消えて

本当はどこかで気付いていたよ
あの空も鳥も雲も水も土も
在りし日に過ぎた僕で
いずれ僕が行き着く先だと

永遠が欲しいと
泣いていた鳥達は
飛び去った果てで
それを見つけられただろうか
心が無いばかりに
彼等は僕等よりも長い旅路を
彷徨わなければならならいんだ

いつかあの鳥になると教えてくれた君は
本当は誰よりも怖かっただろうに
川面を流れてゆく枯葉の
行く末を知った顔で微笑んでいた

君は僕の神様で
天国はいつだって心にあった
鳴り響く金貨ではなく
優しい歌声が其処に続く階段だった
それでも何もかもが失われる日を
本当はどこかで気付いていたよ
波に弄ばれ朽ちて流される枯葉が
僕が運ばれる末路だと

ねぇ
水を流れる朽ちた茶色の落ち葉が
どうやって空を飛ぶ鳥を追えばいいの?

あまく響く幸福を宝石箱に閉じ込めて
慟哭で施錠した
二度と開かないように決して奪われないように
ああ僕等は消えて土へ還り二度と僕等の心は
再び元に戻ることなどないのだ
だから僕は心ではなく魂で君と繋がりたかった
失われるもの滅びるもの形に残らないものが
溶け果てた先で
どういう意味になるかを知ろうとしても
おそらくまた
時間は足りないのだろうね

君が与えた孤独を埋めるために
僕は世界を模索し続けている
そんなことよりも
花を植えればいいのよと
微笑む少女に背を向けてる僕は
まだ自分の悲しみから抜け出せないんだ

零れた涙が掌を温めて
君の懐かしい声が僕を包む
愛していると呟けば
それだけで生きてゆける
寂しさを抱えて
いつか また それが やがて 別れになるとしても
君を探し君と出会おう
そこに僕の幸福があるのだから

6年前 No.338

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

熟れ腐ったリンゴの上で
血潮に染まった夕日を背に
その死神は微笑んでいた
夜が朝へ変わる世界なら
恐怖が愛という劣情に堕ちても
なにひとつ不思議ではないと
歌われた旋律は記憶を震わせて
鈍い塩の味がした

きみは
どこかで出会いましたか

過ぎ去った記憶をめくっても
滲む文字が現れるばかりで
膝まで満たす涙の海で
僕は焦がれるように両手を空に伸ばす
このまま力尽きてしまえば
追憶という怠惰に溺れられるだろうか
彷徨う指先を死神は掴み
そっとくちづける
その冷たい焔を
懐かしいと感じた僕の心は

せめて
閉じる瞼の暗闇を
君が奏でる旋律で満たしてほしい
もう夢を紡ぐ術さえ忘れた体に
一瞬で良いから光を見せてほしい

たとえ奪われるとしても
与えてくれた君を優しいと
愛しいと感じてしまった僕の想いは
どんな煉獄を築いてしまうだろう
頬にあたる優しい感触は
黒い羽根か彼の爪か
分からないまま僕は
おぼろげな記憶のまま名を呼んだ
母に与えられた僕の魂を
たとえこの甘い口づけが
死へと引き摺り落とす紐だとしても
僕は喜んでそれを引き上げてみせよう
何度でも
君に命を与え返すだろう
それが僅かな日々だとしても

6年前 No.339

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

澄みきった青空と
きらきら煌めいている森林が
窓の外に映る
バスが停まる音がして
親子連れが降りて行った
そういえば
僕は子供が好きだった
彼も子供が好きだった
だけど
あんなにもお互いが憧れた
幸福の象徴とさえ思えるような
美しいあの生きた風景画は
永遠に手に入らない

おだやかな君の視線に
思わず憎しみが湧いた
ああ
引き絞られる弓は
今まさにこんな気持ちなのだ
苛立ちと後悔と怒りと憎しみと
それらすべてを上回って足りない愛しさと
抱いているのか抱かれているのか
分からなくなるほどの
ただ君が僕で僕が君だという
一瞬を味わいながら
それでも
ひどい、と心が叫んだ
その音を
聴こえたわけでもないくせに
やさいしい沈黙とため息が
波立った僕の感情を
あたたかく撫で払ってゆく

そうして
もう、ただ
いとしさだけが残って

吐息が優しい事も微笑みに見惚れる事も
それが嬉しいのか悲しいのかという事も
まるで分からなくなりそうだ

熱くこころを掻き乱されて
僕が動いてしまうたびに
くちづけと共に涙の水滴が
額や頬や顔を濡らしてゆく
どうか
のけぞる首を噛んでほしい

舐めるよりも痛く
吸いあげるよりは優しく
溺れるほど激しく
君の中へ還りたいと切実に願った

6年前 No.340

Titi ★AU=Yl2K1jDSSX



イルミネーション
いつの間にか
水が溢れ出していた。
黒鳥の列が
いくつもの
Rを描く


銀の鱗が宙を覆う
夥しい
いくつもの
骨、
なだらかな腹を晒して
ここでは眠れないと嘆いた


僕は指折り
掬うべき土を、数える


赤も
青も緑も 白も
色彩が爆ぜては落ち
乾いた音を立てる
いくつも
いくつも、
懐かしいなまえを呟きながら
(海から空へ)


指の先から鱗に染まっていく
ことに、気づきました
イルミネーション
囁いた 君の髪から
黒い
羽がいくつか
こぼれて



Rが消える
描いた時と同じ速さで
そうやって
先端から埋葬されてゆくんだ
きっと
耳に蓋されたみたい
何も聞こえないから、
代わりに文字を描くね
(空から海へ)
いつか 僕らを埋めてください



ひかりのなかへ




+

覚えてますか、いや、忘れててもいいです!
以前何度かお邪魔しました、羽柚です。お久しぶりです。

改めてこの記事を最初から読み返してみましたが、
私は本当にリスタルさんの詩が好きでした(もちろん今も大好きです)。
素晴らしい詩人を生んでくださって、本当にありがとうございました。
お帰りなさいって言っていいんでしょうか、分かりませんが
ひとひらのさんのこれからの詩を、楽しみにしています^^



6年前 No.341

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

嵐が去るぞと鼓動が叫び
両目が痛いと涙を流す
濃紺の夜空を背景に
星が降る月が落ちる

きっとそれはそれは美しい筈なのに
僕は受け入れることが出来ない
北風を真正面から受け止めた君の体が
ばさばさと音を響かせる
揺れる黒髪の隙間から
こぼれおちる羽根を美しいと思うのに
君が飛びたつことが恐ろしくて
闇を背に羽ばたく君は美しい筈なのに
行かせたくないと
まばたきさえ出来ずにいる

木を薙ぎ払い岩を砕き嵐は過ぎ去り
凛とたたずむ君と
浅ましく大地に爪を立てた僕だけが
ここにいる
絶望と後悔と歓喜と愛しさと――けれど
ただひとことが
生きて欲しいと呟く声が
研ぎ澄まされた刃のように真っ直ぐに
僕の奥深い感情を抉り取った

まるで熟れた果実のようなそれを
奥歯で噛みしめながら微笑めば
涙に覆われた視界の中で
いまとても君が美しい

別れの言葉を待つ君の背が
生え変わった翼を広げ
大地から離れた僕の指が
喪失を嘆くように土を零す

ああ冬だ
牙を剥いて全てを喰らい尽くす
どうしようもない冷酷な季節だ
自ら君を手放せと命じる傲慢な北風だ

さよならと
囁いた声は震えてなくて
ありがとうと
返す君の方がよほど涙に濡れていた

それでも
僕は今から始まる孤独を
不幸せだとは思わないだろう
いつか君と出会うために
乾いた空に雨を降らせ
凍てつく大地を温めて
朝となく夜となく種を手に
大地を歩き続けるなら
やはりそれは幸せなのだろう

永遠を与える事は悲しくない
ただそれでも
僕は瞬きが出来なくて
すがりつくように一度だけ
もうすっかり空へ還ろうとしている君に
一度だけ抱きしめて貰うことを求めた

なつかしい香りと
やわらかな温もりが
僕に千年を始めさせる為に
それだけは必要だったから
最初で最後のくちづけの合間に
告げられた小さなひとことを
きっと忘れることはないだろう

君は消え
蒼い空が広がり
やがて訪れる朝日を迎える前に
少しだけ暗闇が欲しくて
目を閉じて息を吸った

きっと何度でも思い出すだろう
君は僕の春だった





羽柚さんっ♪おひさしぶりです!うわぁあ〜なつかしい!
すごくうれしいです^^
お元気でしたか?覚えていますよっ
私こそ、あたたかなお言葉をありがとうございます
…ただいま、です☆
作風とか色んなものが多分すこし変わっていると思うので
(ヘタになったともいう)
がっかりさせることも多いかと思いますが
できるだけたくさん書いていくつもりなので
その、どれか一つでも
懐かしく感じていただける詩があれば
なによりの幸いです
どうか長い目で見てやってください
お願いします^^

6年前 No.342

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

かなしい時代は終わりましたかと
古ぼけた柱時計が尋ねるので
どうでしょうかと答えました
誰かが誰かを傷つけなければ
生きる事さえままならなかったと
古ぼけた柱時計が泣くので
僕は持っていたアメジストを
そっと振り子の中に入れてやりました
愛してくれと言えば良いものを
家具たちは本当に回りくどい生き物です

6年前 No.343

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

はだしに突き刺さる痛みは
在りし日の思い出と
さえずる声が霧に紛れ消えゆく中で
僕の血に濡れた茨が薔薇を咲かせ
彼方此方で兎が跳ねる
どうか悲しまないでと微笑む青空を
宥める為に爪弾いた
銀糸の竪琴は風を震わせ懐かしさが胸に迫る
やさしく夢に抱かれてみれば
僕は貴方の妻だった
それでも些末な郷愁と
過ぎた記憶は笑うだろうか
頬を流れる熱い滴が荒野に浸みて芽を伸ばす
どこまでも透明にきらきらと
煌めき育つ大樹の下で
日陰に目を伏せ僕は弾く

どれほど貴方が信じまいと
レテの泉など飲みはしない
忘却がもたらす温室ではなく
痛みを耐えながら辿り着く楽園を
人は荒野に築いてゆけるのだと
貴方に見せてあげたい
だから凍てつく季節に身を切らせてでも
喉が嗄れる程に歓喜を歌おう

飢えた両手で耕せば
確かな果実が此処には実る
乾いた両手で掘り進めれば
溢れる清水が彼方に沸いた
旅人には幸福を授け
留まる者には安らぎを与える
麗しきこの砂漠が貴方の家路に続く日まで
果実の糧と清水の眠りの狭間に佇み
いまはただ愛しさを奏でよう

****
なぜ親は私が詩を書くと邪魔をするのか…うう未完
推敲とか手直しとか、いずれ。
とりあえず

6年前 No.344

ひとひらの ★Bt3f97TX9J_dzh

夢はいつか終わりますか
いいえそれは銀の滴
波紋を広げ水面で
とろけた蝶と変わります

現はいつか覚めますか
いいえそれは金の花
蒼い風に揺れながら
どこまでも丘を続いてく

目を閉じ聞こえぬ耳で聞き
ただ千年を一日と
喩えて僕は行きましょう
暗闇の中で種を撒き
ほらそうすれば千年の
花の道程が出来るでしょう

たとえ君がいなくても
そこに僕がいたのです

6年前 No.345

鏑木 三等 ★08YICyEstE_gpM




丘を振り返る葛藤と

愛を読みきかせる叙事が

私の航海日誌であったなら


この薔薇(さうび)と檸檬に敷き詰められた

海原の航路は

すべて君へとつづく

日付のない手紙のようだ


そうして、

世界の天文潮に

忌み嫌われようが

船を沈めるほどの嵐さえ

雨の中の犬のように気にもしない



まるで気分がいいのさ、と いいたげに

君が導いてくれた海を

私の船は翔ぶことさえできる


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


素敵な詩ばかりだったので
どうにもとまらず、うかれて、お邪魔しました。







5年前 No.346

鈴木 海飛 @tropicalr☆gt/2bXU0RT. ★Android=H1sfX6frQF



離れ小島の断崖に
打ち寄せる波に
ただ、浮かぶ雲に

生命の讃歌を、息を潜め、
根をのばす枯れ草

君のためにうたってきた唇
それは、風に奪われても
私の胸より、またひとつ、またひとつと
求める唇が途絶えることはないのでしょう

額を地面につける君への接吻、
思想であり、やり方であり、哲学であり
他愛のない話であり、
時に見知らぬ過去の栞である。

君の唇に雲を重ねたい
あの柔らかな乳白の夢

君の唇に波を、連続する、エネルギィを捧げよう
角のない濁音が静かに震える君を
次々と奪ってゆく

離れ小島の
断崖に
潮風は
枯れ草に
またひとつ
うたをささげる、


1年前 No.347
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