Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(123) >>

雨の詩 U

 ( テーマ詩投稿城 )
- アクセス(1249) - いいね!(8)

心結★u2Tus9yylzc

前のが100いったんでU立てますw

雨に関する詩ならなんでもドウゾw

2006/07/20 23:30 No.0
ページ: 1 2


 
 
↑前のページ (73件) | 最新ページ

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【ねがい】


雨の夜には太陽を願い
渇いた朝には雫を乞う
僕らは足りないもの探しの天才だ

 だだだ、と傘を打つ雨の下
 信号待ちの交差点は川になる
 赤いサンダルの内の踵まで濡らし。

雨の夜には雨音を疎み
渇いた朝には空を睨む
僕らは嫌いなもの探しの天才だ

 ざざざ、と水を跳ねるトラック
 飛沫と雨に包まれて何も見えなくなる
 私からも、世界からも。


ねがいはいくつ
 ねがいはいつも
  ねがいは ねがいは


気付けばとうに青く光る信号
ひとつだけ息を吐いて

やっぱり、歩き始める。

3年前 No.74

莉佳 @mulu921 ★Nh9TVir9nF_m9i



雨がやんだ

晴れの空の下に水たまり

そこにぽつぽつと

目から溢れる雨がふった

3年前 No.75

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

3年前 No.76

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【雨】


錆と機械油と泥のにおい
やわらかな臓物を晒すように
切り抜かれたアスファルト

脈打つような雨足

乱雑に敷かれた鉄板の仮歩道
滑らないように足首を強張らせながら
深く抉られた土に見入る

また雨が強くなる
傘を世界を叩く、叩く

半ば埋もれて水浸しなシャベルの
てらてらと光る切っ先
その一点に

ただ
欲しい、と

その切っ先が欲しい、と願った。

3年前 No.77

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

3年前 No.78

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【雨粒】


あまつぶが
かおをうった。

バスを待つ十五分
肩を竦めて震えながら
ぼんやり、と
目の奥で言葉を繰って居る時

あまつぶが
かおをうった。

鋭く、みじかく
そっと、冷たく
閉じた私を
ノックする様に

あまつぶが
かおを、

叩いた。

3年前 No.79

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

3年前 No.80

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om

【中途半端】


ぼつ、ぼつと
雨粒が

アスファルトの砂埃を弾き
手に提げたコンビニ袋を鳴らし

薄手のカーディガンを浸透し
サンダルの先の親指を叩き

なのに
角砂糖のようには
私を溶かさない。


ぼつ、ぼつと
雨粒に

叶いもしない
望みを、呟く。

3年前 No.81

莉佳 @mulu921 ★Nh9TVir9nF_m9i

傘にぽつぽつ雨があたり

その音に合わせて自分もどこか壊れてく

でも空が晴れると

何事もなかったかのように

私はまた空を見上げる

3年前 No.82

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【営み】


壁ひとつを隔て
真夜中に、雨は降る。

朝顔の蔓を潤し
老いた烏を眠らせ

壁ひとつの彼方
真夜中に、雨は営む。

3年前 No.83

莉佳 @mulu920 ★LSBHBchGE7_Qs2

溶けそうな度に重ねていく

その度により深くなっていく

最初が分からなくなっていく

ぐちゃぐちゃで

どこが目かなんて分からないけど

雨の中

笑いならがまた重ねていく

3年前 No.84

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【Noli me tangere】


土砂降りの下に在って
海は、変わらず海の儘だ。

傘の下に在って
私は私だ、と吐き捨てた。

雨は海面を叩き続け
やがて乳白色の空と入り交じる
その靭やかな曖昧さが
今日は許せなくて

霞み立つ彼方を
ひたすら、睨んで居た。

3年前 No.85

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【雨に】


雨が本降りな夜には
道路に面した壁に耳を当てて
眠るように、眼を閉じる。

立ち塞がる有象無象を薙ぎ払い
歩みを進める熱量は、私には無い。
羨むでは無く、ただ見送る。

雨音が
続く
鼓動も
熱を失い
雫に紛れて
ひたすら
雨音に
溶け


眼を開けば
未だ動きを止めない、この肉。
ひとつだけ吐く溜息は
生温く、重い。

3年前 No.86

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【ざぁざぁ。】


夕暮れ過ぎから
雨粒はその大きさと勢いを増して、
料理や音楽の合間にさえ
地面を叩く音が響いて来る。

ざぁざぁ、
ざぁざぁざぁ。

何故だろうね
ほんの少し心が浮き立つよ、

いちばん安物の
透明なビニール傘を選んで
何処かへ
訳も無く出掛けたい。

ざぁざぁ、
ざぁざぁざぁ。

夜の帳はとっくに落ちて
声も姿も雨音にみんな紛れてしまうから
もう憂いは要らない
傘を殴り付ける雨粒の響きばかりに
身体を解こう。

ざぁざぁ、
ざぁざぁざぁ。

ざぁざぁ、
ざぁざぁざぁ。

3年前 No.87

莉佳 @mulu920 ★LSBHBchGE7_Qs2

静かな教室
先生がチョークで黒板に字を書く
リズムに乗るように手を躍らせながら

その音に反抗するように

雨の音が重なって
教室が音で包まれる


ああ 今日は賑やかだな

3年前 No.88

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【Rain】


防波堤の裏に立ち
寄せては砕ける漣の、
その飛沫が昇る先を思う。

微かな塩が
ひとつ吐く息の微熱と交じり、
天の気流に送られた先で
雨となれば良い、

雨と降れば良い。

3年前 No.89

@migraine ★iPhone=ioS36K14w6

強みに埋もれていたのか
照らし合わせた事もない
其れでも力を抜かせてはいた、
打ち付け合う様にしながら傘と
傘の合間の雨より強く、
行き当たる風を掴み損ねたまま。

3年前 No.90

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【喝采】


一掬いの雨が
アスファルトに臥した
蝉の羽を濡らす

じ、じじじ、じ

一掬いの雨は
力尽きた蝉を潤し
ほんの僅か、震わせる

じ、じじ

ひとつの生命を
讃える拍手のように
雨は強さを増し

やがて喝采に包まれ
蝉は眠る

静かに、眠る。

3年前 No.91

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【時雨】


ずざぁ、と雨
夜の中を満たし

ごう、と風
夜の中を疾り

ぽつぽつと点く街灯
まるく雨を映し

雨宿りの軒から落ちる
幾重の滝

時雨、

時雨。

2年前 No.92

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=EGRcmTx5Om


【俄雨】


夏の終わりに
走り抜ける俄雨

ほんの一呼吸で
ブラウスから滴る雫
飛沫に洗われてゆく歩道

掻き上げた前髪の向こう側
重い雷雲の狭間には青空
突風にはためく袖口

ほんの一呼吸の後
狂騒の刻は過ぎ、

呆気なく
青空。

2年前 No.93

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【雨、十月】


永く緩い欠伸の様に
ゆるゆると雨

重い瞼が閉じてゆく様に
しっとりと雨

夏の名残りの熱
ほんの微かな火照りを冷まし
世界を眠らせ始める

紡がれる子守り唄の響き
やわらかに、

雨。

2年前 No.94

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【田】


稲が緑の幼い葉だった頃
水田に雨はぴしゃぴしゃと降った。

稲が黄金色の穂を垂らした頃
水田に雨はさわさわと降った。

稲を刈り終えてがらんどうな今日
泥田に雨はだぢだぢと降る。

2年前 No.95

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2年前 No.96

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2年前 No.97

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【花】


傘を忘れて
前髪に伝う雨の滴は
とうめいな蕾

ぱ、と指で弾けば
一息に咲き誇り
一息に散る

傘を忘れて
見上げた鼠色の空から
とうめいな花吹雪

花の色に染まる体へ
花の熱が滲みてゆく

傘を忘れて
今日、


2年前 No.98

@migraine ★iPhone=ioS36K14w6

そんなにも悪いことをしたわけではないとおもう朝
ぼくはただなにか助けになるならとおもっただけなのに
妻にしかられました、評価が下がるでしょうって
その評価をあげたくてしたことでさえないのに
とはいえ評価があがってしまうのを嫌がるならまだしもと
それくらいに思うくらいなだけのことなのに
僕を一晩これだけ悩ませて何とも思わず逆切れしたまんま
僕にとっちゃあ君こそ悪だよ、そんな悪い君が好きだなんて
口が裂けても言わないなぁ。

2年前 No.99

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【早春】


冷たい雨が
なのに温かな季節を引き寄せ

色の無い雨が
なのに木々を若葉を染める

鋭さを持たぬ雨が
なのに硬く凝った土を穿ち

まろやかな雨が
やがて生まれ来る総てを濡らす

きりきり、と
おおきな不思議の歯車が
世界を春へと裏返してゆく
その狂騒を

うっすらと白い霧雨の此方
傘の下から、覗き見る。


2年前 No.100

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【春】


明け方迄に
雨は止むだろうか

水溜まりを踏む煩わしさと
薄明かりに垂れる銀の糸

明け方迄に
雨は止むだろうか

傘越しに何時も濡れる左の肩
柔らかに溶けた土を割る彼岸花

明け方を待って
今日は少し遠くへ歩こう

雨が止めば良い
雨が降れば良い

春の中を。


2年前 No.101

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【あめ】


雨は
雨だ

憂鬱も豊穣も
かなしみも安らぎも
雨の内には無い

雨は
ただ、雨だ


2年前 No.102

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【梅雨】


煉瓦色の歩道は
水溜まりに沈んで
その色を深め

煉瓦色の水溜まりは
大粒の雨に波立ち
その紋様を揺らし続ける

花柄の傘の下
梅雨が塗り替える世界に
只、見惚れて

花柄の傘の下
しっとりと濡れてゆく躯を
只、味わう。


2年前 No.103

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【雨を】


雨を想う、

雨を想うとき
何時も私は傘の下
濡れたサンダルを履いて

窓枠から覗く
乾いた箱庭を横目に
歩いて居る

只、歩いて居る。


1年前 No.104

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【空梅雨】


夕食の皿を沈めた
洗い桶の油滴に浮かぶ虹
空梅雨の午後に
雨はまだ遠く、


1年前 No.105

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【紅】


高さを揃えて
一列に咲く彼岸花を
天鵞絨の雨が覆う

するり、と
一列の紅を掃くように
仄暗い天幕が引かれ

帰らぬ人々の
帰らぬ影だけが
花を、揺らす。


10ヶ月前 No.106

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【秋】


秋の雨が降る

涼風も
過ぎれば凍て尽くし
穣雨も
過ぎれば流し尽くす

半端でしか
半端にしか在れない
私たちの頭上に

半端な季節の
雨が降る。


10ヶ月前 No.107

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【雨果】


叢に
降る秋雨が
鈴虫を溺れさせ

街角に
降る秋雨が
酒臭い老人の頸に溜まり

右手に
降る秋雨が
指輪を赫に錆びさせる、


10ヶ月前 No.108

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【傘】


赤の
黒の
黄色の
花柄の
透明の

交差点に溜まり泳いでゆく
花を掲げた魚の群れ。


9ヶ月前 No.109

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【川】


川は
何処からが川なのか
何処までか川なのか

ひとつぶの雨が
肘から指先に流れ
川ではない
これは
私と相似形の
これは、


9ヶ月前 No.110

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【西行】


紅の梅花に
ほつり
雨粒が纏う

願わくは

満ちた月など要らない、
やわらかな雨と霧
それで良い

此処で、今で良い。


5ヶ月前 No.111

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【さかな】


大粒の雨に叩かれ
霞み立つ碧の海

大粒の雨に叩かれ
鳴り震える傘

かつて魚で在った身の
足鰭はとうに溺れ

やがて魚に戻る身の
水を乞うまなざし、


5ヶ月前 No.112

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【雨煙】


雨煙る
駅前ロータリーで
バスを待つ

薄暗い午後は
遠浅の海底に似て
泳ぎ来る
泳ぎ去る
異形の魚が連なり

ひかる眼の巨きな鯨
ごう、と流れ着き

私は
傘を閉じる。


4ヶ月前 No.113

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【花束を】


雨の日にも
傘を差して
散歩に出る

アルジャーノンを
喪った後も
歩き続けるチャーリイの様に

雨の日にも
傘を差して
散歩に出る


3ヶ月前 No.114

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【水槽脳】


予報外れの
降り続く雨に
浮遊する脳髄

軋む躯は
クッションに預けて
水の夢を見る

ああ
湿度100%の潮風は
流れ込む海だ

降り続く雨の
漣の底まで

沈む脳髄、


3ヶ月前 No.115

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【槽】


一夜の雨では
拭い切れなかった渇きを
西向きの窓から棄てる

傾いた陽の橙色に
僅かな埃を纏いながら
ふわり、と舞い上がる渇き
寒水魚の長い尾鰭を
真似るように

一夜の雨では
拭い切れなかった渇きを
西向きの窓から
天の槽に、還す。


3ヶ月前 No.116

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【雨魚】


窓硝子で構築され
天と水が駆動する
透明なカルノーサイクル
その歯車の間を
ぬるり、と抜ける肺魚は
正弦曲線を辿りながら
天の熱源へと、


2ヶ月前 No.117

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【旅】


旅人に
雨は寂しい

斜めに差した傘
しっとり重い左肩
抱えた鞄さえ
たぷん、と波立つ

旅人に
雨は哀しい

まつろわぬ魂の
眠りは何時も泥の上
水槽じみた家々の
窓は開かない

旅人は
雨を笑う
これも旅だと

笑う。


2ヶ月前 No.118

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【反転】


霧雨が
曖昧にする
水と空の界面

ひとつ
突風が吹き
轟、と音を立て
裏返る世界

雨雲に満ちた空へ
次々と墜ちてゆく銀の魚
舞い上がり溺れる鴉

まわる
まわる
目眩の先の世界は
白昼夢、


2ヶ月前 No.119

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【雷雨】


雷鳴と
放電

天窓から覗く
豪雨の滝
水槽に浮かぶ部屋

ドアの外
起き上がる
フランケンシュタイン

縫い目だらけの顔で
そっとドアを叩く
ずぶ濡れの手土産を持ち

雷鳴と
放電の先へ
帰ってゆく、


2ヶ月前 No.120

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【Noah's Ark】


真夜中に水没する
私たちの
箱庭

ゆらり、と
漂流を始める
水槽めいた部屋

窓から
翔ばす小鳥は
居ないので

降り続く雨の限り
開かぬ窓
揺られて眠る
私たち、


1ヶ月前 No.121

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【魚】


水槽で囲めば
汗ばかりが溜まってゆく
梅雨の終わり前
七月
ゆらりと陽炎
開いた窓ガラスの内側に
長い尾鰭の熱風魚
薄曇りを抜ける陽光を手繰り
天へと向かう、


1ヶ月前 No.122

雨降り☆AbEaVPaDAL0x ★SOFTBANK=s7vvki1cQh

【洪水】


洪水の夜
なんでもなく
眠った

信号の向こうが
水没した夜
偶然に
生き延びた

ドアの外
水が迫る夜
なんでもなく
眠った

おやすみ
今夜溺れるとしても
それで良い

おやすみ、


1ヶ月前 No.123
ページ: 1 2

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる